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【ザ・ニュー】ファイアーモリブレム24【森崎!!!!】
[413]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/22(水) 20:07:14 ID:??? パオラ「(このメリクルソードは氷竜の力が加えられた聖なる剣。 相手が大盾で防ぐことができないような攻撃がきっとできるはず!)」 ビュンッ! ジェネラルB「ぬっ…速い…!」 素早く背後を奪うと、パオラはジェネラルの死角から突くような形で攻撃を繰り出す。 すると青白く光る刀身は姿を変え、レイピアのような細い刀身に変わる。 パオラ「はああっ!!」 ドスッ!! 鎧の隙間を縫って絶対零度の剣が深々と突き刺さる。 一瞬で体中の体温を奪われたジェネラルBは、石像のように冷たくなって動かなくなった。 パオラ「…今の形態は、メリクルレイピアといったところかしら。こんな使い方もできるのね…」 改めてメリクルソードの力に感心するパオラに、森崎たちが駆け寄る。 森崎「よくやってくれたみんな。これでマケドニア城を制圧できるぞ」 労いの言葉をかける森崎だったが、やはりマケドニア国出身の者からすれば何か思うことがあるのだろう。 ミネルバもマリアもパオラも、どこか浮かない顔をしている。 ミネルバ「(……これでマケドニアはまた以前のように一つになることはできるのだろうか。 兄上の野望…いや、理想に賛同するものはまだ数多くいるだろう。 今の私に彼らを束ねて導いていくことはできるのだろうか? 裏切り者の汚名を被り、アカネイア軍の戦士として戦ってきた私に……)」
[414]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/22(水) 20:08:49 ID:??? パオラ「ミネルバ様、御安心ください。私やカチュア、エスト…それになによりマリア様がお傍におるではないですか。 たとえどんなに辛い、過酷な状況になろうとも、私たちはいつまでもミネルバ様と共に戦いますわ」 マリア「……姉さま。わたしも、姉さまの助けになりたいの。 マケドニアの王女として……姉さまの力になりたい」 妹の、小さいながらも真剣さを秘めた赤い瞳。 マケドニアの山に傾きかけた夕日が、より彩りよく照らしている。 彼女の決意に応えなければ。姉として、そして兄から国を託された新たな統治者として。 ミネルバ「……マリア。パオラ……ありがとう。色々迷惑をかけることになると思うが…どうか、ついてきて欲しい。 このマケドニアが、またいつか紅葉の映える豊かな国へと蘇るまで……!」 こうして森崎たちアカネイア同盟軍の長いマケドニアとの戦いも幕を閉じることになった。 既に季節は夏を過ぎ、秋に差し掛からんとするところ。 マケドニアの山々は、今まさに国を象徴する赤い色に包まれていた。 森崎「……今ごろ中山達はどうしているだろうか。高校最後の冬の選手権目指して頑張っているんだろうか……」 ガトー司祭の話では、自分の止まった成長を何とか改善してくれるという。 早く以前のような力を取り戻し、力を失ったことに苦しんでいるであろうかつての仲間たちを救うため はやる気持ちを抑えつつ、森崎は制圧行動に移るのだった。 モロドフ「王子、敵の抵抗が止みましたぞ。マケドニアの制圧は完了です」 マルス「ありがとうモロドフ。森崎、向こうの離宮の征圧も完了したかい?」 森崎「ああ。ミディアさんの部隊が徹底的にやってくれてるよ。 あれだけ抵抗してたマケドニア軍も、ようやくおとなしくなってくれてなによりだ」
[415]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/22(水) 20:10:57 ID:??? ついにドルーア帝国と同盟を結んだ二大強国を無力化することができたのだ。 これで残るは総本山、ドルーアを牛耳るガーネフとメディウスを倒すのみ。 マルスはホッとすると同時に、何か訝しげな顔をして口をあける。 マルス「……グルニアのカミュ将軍、そしてマケドニアのミシェイル王子。 どちらも、こんな時代でなければ汚名を着ることもなく、輝かしい人生を歩めただろうに」 モロドフ「ミシェイル王子は英明で将来を期待されていたといいます。 ですが、若さゆえに血気にはやるところがあったのでしょう」 マルス「それをガーネフにつけこまれたというわけか。 奴をなんとかしなければ、この悲しみの連鎖は止まらないな」 マルスは既に星が輝きかけた時刻になるにもかかわらず、制圧活動のために空を飛び回るミネルバたちを見上げて溜息をつく。 森崎「ガーネフか。ミディアさんの話だと、しっかりマフーに対抗する魔法も手に入れられたみたいだし、なんとかなりそうだな」 マルス「そのことなんだけど…森崎。一つ相談があるんだ」 普段の柔らかな表情はなりを潜め、真剣な瞳でマルスは森崎に話し掛ける。 森崎「ん?なんだ?」 マルス「スターライトでなければ、ガーネフの魔法には対抗することが出来ない。 つまり、1人の魔道士しかガーネフと戦う資格が得られないということなんだ」 森崎「ああ、そうなるな。スターライトの魔道書を複製とかしない限り」 マルス「いま、アカネイア同盟軍には多くの魔道使いがいる。 だが、ガーネフに対抗できるほどの力を持った者は少数だろう。 できるだけ僕たちがスターライトの使い手をフォローするのは前提として… 森崎、君はこの軍の中で誰がスターライトの使い手に相応しいと思うんだい?」
[416]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/22(水) 20:12:12 ID:??? 森崎「…俺が決めていいことなのか?」 マルス「この軍のメンバーを一番理解しているのは君だと僕は思っている。 今回の戦だって、君が適切にオーブの所持者を決めてくれたからだと思っているんだ」 森崎「……分かった。そこまで信頼を置かれているのなら仕方がない。 スターライトを扱うに相応しい人物。それは――」 ☆誰にスターライトを持たせますか? Aマリク Bリンダ Cボア Dその他の人物(さらに分岐します) 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[417]森崎名無しさん:2010/12/22(水) 20:12:53 ID:HNkUj79g B
[418]森崎名無しさん:2010/12/22(水) 20:15:21 ID:T6VIcrlM B
[419]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/22(水) 20:49:04 ID:??? >Bリンダ 今の森崎にとって、マリクもリンダもどちらも信頼できる仲間であり、頼りになる魔道士である。 聞けば、マリクは囚われの身になっているマルスの姉、エリスを救い出すために スターライトに相応しい魔道士になるためにここ最近、めきめきと腕をあげているらしい。 対して、アカネイアやカダインでは共に行動することが多かったリンダ。 彼女のガーネフに対する憎悪と確執を一番傍で感じ取った森崎は、 リンダがこれまで戦ってきた理由はガーネフを倒すことだけなのだと理解している。 長い思考の下、森崎が揺れる天秤にかけた末、出した結論は以下のとおりであった。 森崎「俺はリンダがスターライトを扱うに相応しいと思う。 魔道士としての知識も経験もこの軍の中だとトップクラスだからな。 それになにより――」 マルス「ガーネフは彼女にとっての父親の仇だから、だね?」 森崎「……私情に走るのかといわれればそれまでかもしれないけどよ。 なんとかしてやりてぇんだよ。カダインでガーネフと対峙したときだってそうだ。 あいつは周りのことが分からなくなるくらいガーネフのことを憎み、 それと同時に失った父親のことを愛してるんだ。傍で戦ってきてその思いが痛いほど分かったんだよ。 マリクも決してリンダに劣っているとは思っていねぇ。現にサッカーに関しては リンダよりあいつのことを俺は信頼しているし信用している。 だけど……今回だけは、リンダの背中を押してやりたいんだよ……」 昔から森崎は人情を揺さぶられることに弱かった。 親の仇を討つために、あんなか弱い体でここまで戦い抜いてきた女魔道士リンダ。 彼女を奴隷市場で救い出した自分としては、なんとしてでも本懐を遂げさせてやりたかったのだ。 マルス「………分かった。実は、奥の部屋に二人を待たしているんだ。モロドフ、マリクとリンダを呼んできてくれないか?」 森崎「え!?」
[420]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/22(水) 20:50:50 ID:??? マルス「今回の件は、お互いに譲れない決心と決意があったみたいだからね。 僕や、君だけの意見だと納得してくれないかと思っていたんだ。 ……君と一緒に今話したことをマリクに伝えたいんだ。 彼の親友として、彼の気持ちを理解できる仲間の一人として」 森崎「……ああ、頼む。リンダにもマリクにも嫌われないためにはどうすればいいのか分からなかったからな…」 その後、モロドフに促されて現れたマリクとリンダに、森崎はマルスのフォローを介されながらスターライトの所有権について語った。 マリクも簡単に全てを納得するというわけにはいかなかったが、マルスの優しい言葉や アリティアカップでヒューガーに勝てたのはマリクの魔法のおかげだという森崎の言葉で、 ようやくスターライトの魔道書をリンダに託すという結論に首を縦に振った。 話が終わり、一旦森崎たちはマケドニアの離宮へと集合することになる。と、その時マリクが部屋を後にしようとするリンダを呼び止める。 マリク「……リンダ。僕の分まで……いや、マルス様やアカネイア同盟軍みんなの分まで 君はガーネフと戦うことになる。その覚悟はあるのかい?」 リンダ「……ええ。あるわ。私はアカネイアの大司教ミロアの娘。 オーラの後継者、光の魔道士リンダよ。見くびらないで欲しいものだわ」 マリク「肩」 リンダ「え?」 マリク「震えてるよ」 リンダ「……ば、ばかね。これはその……武者震いって奴よ」 マリク「無数に煌く星々を、その小さな体で背負いきれるとはとても思えないね。 …練習、付き合うよ。その魔法を完璧に使いこなせるようになるまで…ね!」 リンダ「マリク……うん!ありがとう…!」
[421]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/22(水) 20:52:39 ID:??? ※マリクの評価が少し下がりました ※リンダの評価が上がりました ※リンダのマリクに対する支援が1→2に上がりました! 森崎「うんうん。これにて一件落着だ。それでモロドフさん、次の俺達の行き先は?」 モロドフ「次はいよいよ幻の都テーベですな。ガトー様のお話によれば 場所はカダインのはるか北。砂漠の中にあるとのことです。 テーベは古代の都とも呼ばれ、そこに足を踏み入れたものは 生きて帰ったものはいないとまで言われている未開の地です。 また、古の魔道により作られた強力な機械やトラップが数多くあるとか…」 マルス「準備はしっかりしなければいけないね。武装や道具のチェックも忘れないようにしないと」 森崎「ああ。(それに俺にはガトー司祭に成長の抑制を改善してもらうっていう大事な約束もあるしな)」 マルス「ガーネフ!見ているがいい。お前などに、この美しい世界を決して自由にさせるものか!!」 マルスはマケドニアの夜空に美しく光る満月に、誓いの剣を掲げて叫ぶ。 そして、森崎もまた斧を掲げてマルスの剣に重ねると、誓いの言葉をたてる。 ☆どうしますか? A「ガーネフめ、カダインでの借りは必ず晴らしてみせる!」 B「ガーネフめ、俺のパワーアップした力を見て驚かせてやるぜ!」 C「ガーネフめ、俺達の積み上げてきた絆の力を見せてやるぞ!」 D「ガーネフめ、俺様の全ての力を尽くして陵辱してくれるわ!」 Eその他(この場に相応しそうな決め台詞をお書きください) 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[422]森崎名無しさん:2010/12/22(水) 21:02:47 ID:yOk41lq6 C
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0ch BBS 2007-01-24