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【ザ・ニュー】ファイアーモリブレム24【森崎!!!!】
[893]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 14:10:24 ID:??? 早田はダラダラと垂れる疲労の印を拭うと、これまで幾度の対決を繰り広げてきた その強靭なフィジカルで多くのDFたちを葬ってきた イングランド1のラフプレイヤーと称される『凶爪』リチャードを睨みつける。 カルツ「ソーダ、無茶はするな。あの男の『ジェットシュート』は脅威の一言だ」 早田「へっ…ここまで奴にはまったくいい動きはさせてねぇんだ。このまま押さえ込んでやるぜ! それよりカルツ、お前こそ奴のタックルをあんなに受けて平気なのか?」 カルツ「『さつじん』タックルとはよく言ったものだぜよ…だが、本気のわしにかかればどうということは無い」 カルツと早田は互いに励ましあいながら、残りの時間を精一杯戦おうと奮起する。 ロブソン「リチャードも手強いが、やはり一番の強敵はチェルシーユースのキャプテン 『獅子王』リネカーだ。奴のことだ。きっとまだ出していない隠しだまを持っているはずだ…!」 ロブソンがマークするリネカー。彼はリチャードの凶暴さを前面に押し出すプレイとは対照的の フェアプレイを信念に置く義理堅い男である。だが、そのテクニックは次代のイングランドを背負う男と言われているのだ。 ロリマー「くぅ〜。あの兄弟が居なければもうちょっと楽に戦えるはずなんだけどな〜」 ディーン「英国の黄金コンビとはよく言ったものだな。兄のデイビット、そして弟のロバート… 奴ら二人が上手く機能することで、エースのリチャードとリネカーが楽に動き回れるのだからな…」 ロリマーとディーンは苦虫を噛み潰したような顔をする。 ともにドライブシュートを得意とするこの兄弟のミドルシュート攻勢に、 さすがのシューマッハも疲労の色を隠せないでいたのである。 シューマッハ「ハァ…ハァ…ハァ……(……俺はこんな所で負けるわけには……)」 リッキー「くたばるにはまだ早いぜシューマッハの旦那。…あと10分だ。頼りにしてるぜホントに…」
[894]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 14:12:52 ID:??? シューマッハ「(ジャイッチ……ラシン、俺に…俺にあと少しだけ力を……力を貸してくれ)」 息を荒くし、長い金髪を振り乱しながらもシューマッハの目の闘志は消えていない。 それを確認したリッキーは強く息を吐き出し、珍しく気合を入れなおして前線に出る。 松山「(リネカー、リチャード、デイビット、ロバート… 彼らのアンバランスでありながらしっかりと統率された組織力は本当に手強い。 だが、チームワークならば俺たちマンチェスターも負けてはいない。 俺のイングランド遠征を最高の形で終えるためにも、この試合…絶対に勝つ!)」 リチャード「だあああぁぁっ!!あの反り込みジャポネーゼがああぁぁっ!! あいつのせいで俺の得点王の座があのチビに取られちまうだろうがあぁぁっ!!」 デイビット「落ち着けリチャード。確かに現状ではリードされてはいるが、 明らかに向こうの選手たちは疲労が溜まってきている」 ロバート「この調子で攻めつづければ、同点、逆転もすぐだね兄さん」 目を血走らせながら荒らぶるリチャードを、デイビットが冷静に宥める。 ロバートはそんな尊敬する兄を見つめながら、自分たちの勝利を信じてやまない発言をする。 リネカー「まだ油断はするな。チーム力やスタミナは確かにこちらの方が上だが 勝負は何が起こるか分からない。…リチャード。キックオフ後、いけるな?」 リチャード「へいへい。『指示王』様の言うことには逆らえませんってのー」 異名を捩った皮肉をぶつけながら、リチャードはリネカーの言葉に従って彼の隣に立つ。 リチャード「(だが、確かにこいつの指示は的確だ。まぁいい。俺はただ対戦相手を 徹底的にぶっ潰せればそれで満足さ。ひゃはっ!グチャグチャにしてやるぜ!)」
[895]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 14:14:11 ID:??? リネカー「北海の荒鷲(ワイルドイーグル)ことマツヤマヒカル…か。 日本のサッカーが後進国レベルというのは既に過去の話か。 だが…我々サッカーの母国が築き上げてきた歴史と技術は そう簡単に覆せるほど、浅いものではできていない。 ゆくぞ!プレミアを制するのは俺たちチェルシーユースだ!」 森崎「……そうか。あいつら、プレミアユースの優勝決定戦に出るほど腕を上げたのか…」 陽子「森崎君たちとの戦いが、かなり好影響を与えたみたいね。 松山君をはじめ、多くの選手たちがレベルアップしていたわ。 けれど、単純な技術の向上だけで勝ち抜けないのがプレミアリーグの怖いところ。 …下の結果を見なさい。この試合の結末を見て腰を抜かさないようにね?」 森崎「ごくっ…」 森崎は親友たちの勝利を願いつつ、恐る恐る下のスコアメモへと視線を移す。そこには… 激戦の行方→!card と→!cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数字やマークで分岐します ダイヤ→マンチェスターが3対1で見事リーグを制覇していた! ハート→マンチェスターが耐え切り、2体1で勝利していた! スペード→なんとチェルシーが2体3と逆転勝利を収めていた! クラブ→なにィ!チェルシーが怒涛のラッシュで2対4で勝利だとォ!? JOKER→なんと試合中に選手たちが消えるという怪現象が起こっていた!?
[896]森崎名無しさん:2010/12/30(木) 14:17:49 ID:??? 激戦の行方→ スペード4
[897]森崎名無しさん:2010/12/30(木) 14:31:51 ID:??? 欧州版とは渋いところを使ってくるな アメリカにはロビンとかいるんだろうか
[898]森崎名無しさん:2010/12/30(木) 14:37:26 ID:??? ニコニコのプレイ動画でしか知らんw
[899]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:13:26 ID:??? >>897-898 イングランドを大幅補強する際に、思い切って彼らの力を借りることにしましたw 同じくアメリカも『フィールドブラザーズ』という黄金コンビを中心に強化予定です! ================= 激戦の行方→ スペード4 スペード→なんとチェルシーが2体3と逆転勝利を収めていた! 森崎「ば…馬鹿な!あのマンチェスターユースが…… アリティアカップで圧倒的な強さを見せつけたマンチェスターユースが…」 森崎は試合結果を見て驚愕する。自分たちが手も足も出なかったあの強豪マンチェスターが なんと後半残り10分で同点に追いつかれ、逆転を許し負けてしまったのである。 陽子「さすがは次代のイングランドのリーダーリネカー君率いるチェルシーユースね。 加えてリチャード君という超強力FWを擁しているのだもの。 彼らの攻撃力を考えれば、10分で2点を取ることくらい訳ないことだわ」 森崎「ちょちょ、ちょっと待ってくれよ。この二人がどれだけ強いかは分からないが あのシューマッハが1試合に3点も取られるなんて……俺には想像ができない!」 アリティアカップで、あのヒューガーを相手にしてもPKでの1失点のみに抑えた デンマークのA代表キーパーシューマッハ。同時に彼は森崎の相談にも乗ってくれた 心優しい人物であり、森崎は彼の屈辱的な敗北に思わず拳を握り締める。 陽子「…確かに。彼らの圧倒的な攻撃力はあくまでも『フリー』になったときに発揮されるもの。 前半では早田君、カルツ君、ロブソン君の懸命なディフェンスもあって なんとか零封に押さえ込むことは出来ていたの。けれど……」 そう言って陽子は森崎に、この試合の試合傾向を纏めた資料を見せてくる。
[900]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:14:26 ID:??? リチャード「おらあああっ!!ボールを寄越しな!」 ドボォッ!! ロリマー「うああっ!」 それはデイビットのドライブシュートによってチェルシーが1点を返し、 マンチェスターからのキックオフ直後のことである。 リチャードは得点王を争うロリマーのことをライバル視しており、 ボールを受け取った彼に襲い掛かるようにタックルを仕掛けた。 ロリマー「うっ、くぅ……」 ロブソン「ロリマー!…おのれぇリチャード!」 相棒を派手に吹き飛ばされ、ロブソンがリネカーのマークを外してリチャードに向かって行く。 それを見計らったように、リチャードは素早くバックパスをしてロバートにボールを繋ぐ。 ロバート「相手の守備形態が崩れた!いまだよ兄さん!」 デイビット「ああ!いくぞロバート。ゴールデンコンボだ!」 バコッ!バシィーン!ズダダッ!バコッ! 兄弟ゆえのピッタリ息のあったワンツー攻勢に、マンチェスターの守りは翻弄されていく。 松山「しまった!みんなカバーに走れ!守るんだ!」 カルツ「ちいっ…しんどいのう。まるでニホンのツバサとミサキを相手にしているようだぜよ…」 ロブソン「くっ…俺が誘われて前に向かってしまったばっかりに!」
[901]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:16:05 ID:??? リネカー「(マンチェスターのチームワークが強固なことは知っている。 だが、硬いものほど…一度崩れると立て直すのは難しい)」 フリーになって前に駆け込むリネカーが、パスを受け取ろうと手を上げようとしたその時。 バッ! 松山「お前をこれ以上好きにはさせない!」 リネカー「来たか、マツヤマ!」 松山「俺たちは負けない!勝負だリネカー!」 リネカー「いいだろう。来い!」 バコォッ! デイビットのパスに体を合わせるために、リネカーと松山が激しく競り合う。 二人の力はほぼ互角。いや、松山のほうが若干上だったかもしれない。 だがボールは空中に跳ね上がり、二人は今度は空中で競り合おうと跳ぶ。 リネカー「君のその粘り強いディフェンスは本当に脅威だった。 俺が前半無得点で終わってしまったのも、君がこうして中盤を支配していたからだ。だが…」 バチィッ! 松山「なにィ!」 リネカー「空中ではその強靭な足腰もうまく扱えまい!」 リチャード「っしゃあ!さっさと俺にパスを出せや指示王!」
[902]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/12/30(木) 21:17:25 ID:??? リネカー「……大口を叩くのは点を取ってからにするんだな。はっ!」 バコォッ! 空中で松山に競り勝ったリチャードはポストプレイを成功させると、ストライカーのリチャードにパスを繋ぐ。 リチャード「あの兄弟のシュート連打でもうキーパーの体力は風前の灯だ。 感謝しろよ!この俺様が引導を渡してやるんだからなァ!」 早田「そうはさせるかぁっ!!」 リチャード「! またてめぇか!」 早田「カミソリタックルだ〜〜〜!!」 ズザザザーーッ! 早田「俺がいるサイドは絶対に抜かせねぇ…絶対にだ!」 リチャード「馬鹿め!タックルされる前に……シュートだ!」 早田「なっ!?」 リチャード「消し飛びなァ!ジェット……シューーーーーートォッ!!」 ドッゴオオォォォォォォォン!!!ボムッ!! 早田「ぎゃあああああああ〜〜〜!!」 松山「そ…早田ァ!」
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0ch BBS 2007-01-24