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【もう】キャプテン霧雨64【勘弁してください】
[886]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/01/03(月) 22:12:07 ID:??? あまりにはっきりと断言したことに、魔理沙は首を捻る。 博麗神社裏手という立地条件から人こそあまり来ないが、妖怪はそこそこにいるはず。 夜からが妖怪の本領発揮というのに、いないということがあるだろうか。 魔理沙「人払いでもしてるのか?」 霊夢「誰が温泉って言った。風呂よ、風呂」 魔理沙「いや、だから……。………ひょっとして、お前んちの風呂?」 霊夢「そ」 頷き、風呂の準備をしようとこたつから体を出そうとし、こたつの誘惑と戦う霊夢。 魔理沙はそんな霊夢の状況を無視し、疑問をぶつける。 魔理沙「なんだって温泉があるのにわざわざ風呂なんだよ。ここは普通温泉だろ」 霊夢「河童に温泉引かせたから、どっちにしても湯は変わらないわ。 それにあんた、金ないんでしょ?だからタダで入れるうちの風呂にしてあげてるんじゃない」 魔理沙「引かせたのかよ!……お前、本当に人使いというか妖怪使いが荒いな。 神社建て直させた次は温泉まで引かせるか。善人な魔理沙さんには信じられんぜ。 まぁ、私の懐事情を慮ってくれたことは評価しよう。ところで、私の寝間着とか下着だが…」 霊夢「用意してあるわ。白レースがたくさんついたのが」 魔理沙「お前本当に好きだな」 霊夢「当たり前でしょ」
[887]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/01/03(月) 22:16:02 ID:??? 呆れた表情、口調で呟くも、霊夢はへこたれない。 以前にランジェリーショップで垣間見せた霊夢の白レースへのこだわり。 魔理沙とて黒レースの魅惑に負けた以上、霊夢に強く言えないが…。 やはり自分が着させられるものとなると、微妙な気持ちにならざるを得ない。 霊夢「で、そろそろ入りに行かない?」 魔理沙「お前こそ、早くこたつから出て行ったらどうだ?」 そう言って未だこたつ内の2人。 この寒い中、風呂に移動するのも億劫だった。 文明に毒された2人は、数分後にようやくヒーターがあればいいのにと思いつつ、こたつから出た。 霊夢「うああ、寒っ…」 魔理沙「おおうぅ………よくもまぁ家から出ようと思ったぜ私…。 っていうか霊夢、そっちは風呂場じゃないし、何で私の手を掴んでる?」 霊夢「着替えと手拭を取りに行くのよ……。 手を掴んでるのはあんたに先に湯に入らせないためよ」 魔理沙「は、離せっ!私寒いの嫌なんだよ!」 霊夢「私だって嫌よ!だからさっさとついて来い!精々数分でしょうが!」 魔理沙「精々って言うぐらいなら私を道連れにするなああああああああッ!!」 ……………………
[888]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/01/03(月) 22:17:37 ID:??? 魔理沙「あー、さむさむ……そういえば、お前と一緒に風呂入るのも久しぶりな気がするな」 霊夢「そういやそうね。フランスじゃ、一度も見かけなかったような気がするわ。 ……あんたちゃんとお風呂に入ってたの?」 襦袢を名残惜しげに脱ぎながら、じとっとした視線を投げてくる霊夢。 謂れのない悪名を避けようと、疑念を晴らすべく、エプロンを脱ぎつつ魔理沙が反論。 魔理沙「入ってたよ!部屋に備え付けのちっさいのがあったろ!」 霊夢「あー、そういやそんなのあったわね。 寒っ…脱ぎながら話すもんじゃないわね、寒いったらないわ…」 魔理沙「同感だ……。さっさと風呂に入りたいぜ。誰かさんのせいで寄り道させられたし」 霊夢「うっさいわね。着替えがなかったらあんただって困るでしょ」 そこからは互いに無言となり、そそくさと服を脱ぎ捨てる。 温泉の時や銭湯の時にはタオルを巻いていたが、今日はどちらもタオルなしのすっぽんぽんだ。 寒そうに体を両手で抱きつつ、浴室へ。 かぽーん 魔理沙「おお、本当に温泉みたいだな。こう…なんというか、温泉の匂いがするぜ」 霊夢「馬鹿言ってないで、さっさと体洗って入るわよ」 魔理沙「別に浴室はそこまで寒くないし、いいじゃん。おー、相変わらず無駄に広いよな。 酒なんて置いてある。萃香のか?」 霊夢「私も飲むけど、持ち込むのは大体あいつね」
[889]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/01/03(月) 22:18:38 ID:??? 言いながら霊夢は、好奇心たっぷりに広い浴室内を見回す魔理沙を無視して風呂椅子に腰掛け。 風呂桶に湯を汲み、ざぱぱと体に温かな温泉の湯を浴びせる。 霊夢「ふいー、生き返るわ」 魔理沙「あっ!?勝手に何やってんだよ!」 霊夢「あんたがいつまでもぐずぐずしてるからでしょ? 私には見飽きた浴室を眺める趣味はないの」 魔理沙「あーあー、面白くない巫女なことだ」 口を尖がらせながら、魔理沙も風呂椅子に腰掛けて湯を浴びる。 湯が体を温かく湿らせる感覚に、ほうと長く息を吐く。生き返るような心地とはよく言ったものである。 癒されている魔理沙に向けて、霊夢は首を傾げつつニコッと笑顔を浮かべる。 霊夢「ねぇ魔理沙、私の背中を流してあげたくない?」 魔理沙「別に。……いや、訂正するぜ。全く思わない。自分で洗え」 霊夢「背中って手が届きにくいでしょ。 …よし、こうしましょう。私があんたの背中を流すから、あんたは私の背中をよろしく」 魔理沙「私は一人で…ってうわ、押しかけてくんな!」 霊夢「まぁまぁ、遠慮しない…の!!」 ごりっ…! 垢すり片手に強引に魔理沙の後ろを取る霊夢。 彼女は力いっぱいに魔理沙の背を擦る。 擦るというよりむしろ削られているような気がしなくもない。
[890]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/01/03(月) 22:19:38 ID:??? 魔理沙「痛い!痛いからやめれっ!」 霊夢「ねぇ魔理沙、私の背中を流してあげたくない?」 魔理沙「やる!洗うから力を加減してくれ!皮膚が削げる!」 その言葉に霊夢は満足したのか、背を擦る力が柔らかなものになる。 背後から感じる気配は、どうやら嬉しそうな様子。 そんなに背中を洗って欲しかったのだろうか。 魔理沙「(なんというお子様霊夢…まぁ、仕方ない。やると言った以上、やるか…)」 霊夢「……ねぇ」 魔理沙「ん?なんだよ、言いたい事は色々あるが…きちんと背中を流してやるぞ」 霊夢「………あんた、本当にまっ平らね。 さっきふざけて馬鹿にしたのが悪く思えてきたわ。ごめん」 魔理沙「か、肩から何覗き込んでるんだよこの馬鹿霊夢!! というかお前だって一般的に見て小さい部類だろうが! あと平らって言うな!ちゃんと膨らんでる!」 霊夢「何と比較しての話?悪いけど、輝夜とか天子とかその類に勝っても何の意味もないわよ」 魔理沙「(お、お前だって私と比較して調子に乗ってるだろうが!確かに私より大きいけど、それがなんだってんだ!)」 魔理沙の背を垢すりで擦りつつ、機嫌よさ気な声を出す霊夢。 胸が大きいのがそれほど誇らしいか、と魔理沙は内心でうぎぎと唸る。
[891]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/01/03(月) 22:20:39 ID:??? 霊夢「……はい、お終い。お湯掛けるわよ」 ざぱっ… 魔理沙「あちっ…いててててて!!強く擦られたところがいてえええ!!」 霊夢「ふーん、ご愁傷様」 魔理沙「こ、こんにゃろう…!ええい、垢すりよこせっ! お前にもこの苦しみを味あわせてやる!!」 霊夢「え……い、嫌ねぇ魔理沙。私たちの仲じゃない」 魔理沙「ああ。 私たちの仲だからこそ……苦しみを分かち合わせてやるよーーーっ!!」 風呂場でこうやって暴れるのは大変危険なので真似しないように。 プールサイドで走ってはいけないのと同じで、滑りやすく大変危ないのだ。 閑話休題。 きゃーきゃー喚きながら背中を流し合った両人は、今は湯船に浸かっていた。 慣れてしまったためか、もうほとんどひりついたような痛みはない。 霊夢「まったく、あちこち容赦なく擦ってきて…何の恨みがあるってのよ」 魔理沙「お前、今の流れで恨みがないとでも思うのか?」 霊夢「背中流してあげたんじゃない。感謝しなさいよ」 魔理沙「背中削られて誰が感謝するんだ。お前こそ私に感謝しろ」
[892]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/01/03(月) 22:21:45 ID:??? どちらも本気で怒った様子はなく、ふざけた調子で言い合う2人。 ふと思い出したように魔理沙は霊夢へ顔を振り向き、その話題を変える。 魔理沙「………そういや、新年なんだよな」 霊夢「何よ、今更」 魔理沙「いや、こうしてると新年になった気があまりしないんだよな。 霊夢の家に泊まるってそう珍しくもないし、正月なのに参拝客も見かけないし」 霊夢「まぁ……その気持ちは少しは分かる気はするけど。 でも、私はそうは思わない。やっぱり、時間は経ってるし、魔理沙も変わってる」 魔理沙「そんなもんかねぇ」 霊夢「そんなもんよ」 魔理沙「そうか」 A 適当にお風呂を楽しむ B 霊夢のほっぺたをつつく C 今年もよろしくな、と小声で呟く D さっきの復讐を今こそ!霊夢に向かって飛びかかる! E 食料をあげる話について、リクエストを聞く *先に【2】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
[893]森崎名無しさん:2011/01/03(月) 22:23:46 ID:VAL7FPh6 C
[894]森崎名無しさん:2011/01/03(月) 22:25:00 ID:bAbLkC+A C
[895]森崎名無しさん:2011/01/03(月) 22:25:06 ID:aHzYSzyc A
[896]キャフテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/01/03(月) 22:39:22 ID:??? >>C 今年もよろしくな、と小声で呟く 霊夢とは敵同士になったこともあるが、外の世界でも比較的仲良く過ごしてきた。 審判排除にも協力してもらったりして、実際かなりお世話になっている。 魔理沙「(…そう、だよな)」 練習試合の折、霊夢のその才能に嫉妬し、心情的にやや離れていた感のあった魔理沙。 しかし、そう改めて考えれば、霊夢は魔理沙の親友として支えてくれていたのではないだろうか。 少なくとも、かつてとの違いを認識してくれるほどにはしっかりと見ていてくれていたはずだ。 魔理沙「(………サッカーも大事だけど…やっぱり、霊夢はそれを離れたって大事な親友だ。 …………変に溝が出来る前に気付けてよかった)」 面と向かって言うには照れが入り、気持ちを込めた言葉は、小さく呟くだけに留まってしまう。 魔理沙「…今年も、よろしくな」 先着1名様で ツンデレ(もどき)魔理沙さん→!card と書き込んでください。カードで分岐します ダイヤ→霊夢「………」 霊夢さんほっぺ赤いですよ ハート→霊夢「何て言ったのかしら?聞こえなかったなー」 スペード→霊夢「…え、何か言った?」 クラブ→霊夢「………」 まるで聞こえてなかった JOKER→??? ※魔理沙→(軽い劣等感)→霊夢 が消滅し 魔理沙→(親友)←(霊夢)となりました
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0ch BBS 2007-01-24