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【雪村美和の】キャプテンEDIT21【憂鬱】
[231]森崎名無しさん:2010/12/23(木) 00:16:43 ID:??? ★大前のアドバイス→ スペードJ =★
[232]森崎名無しさん:2010/12/23(木) 00:16:55 ID:??? ★雪村の必殺シュート適性→ クラブK =★
[233]森崎名無しさん:2010/12/23(木) 00:18:24 ID:??? やったね!後はまともな引きさえできればwww
[234]森崎名無しさん:2010/12/23(木) 00:19:28 ID:??? こういう引きはいいんだよねえ
[235]森崎名無しさん:2010/12/23(木) 00:21:01 ID:??? 正直失敗するかと思ってたよ
[236]森崎名無しさん:2010/12/23(木) 00:21:52 ID:??? これで雪村も普通に得点できるはず………だよね?
[237]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/12/23(木) 01:04:42 ID:??? ★大前のアドバイス→ スペードJ =★ ★雪村の必殺シュート適性→ クラブK =★ 11+13=24 → 21〜25→一発で覚えた! ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------- まずは消去法、ということで雪村が習得を諦めたものから順に考えていく。 大前「そうだな……この前、ドライブシュートは習得が難しい、って言ってたけど試すくらいはしたんだよな?」 雪村「そりゃあ、ね。ただ強いドライブ回転を掛けて蹴るにはまだ身体が出来あがっていないみたいで、落ち方が小さくてさ。 やっぱりこの年代で使いこなすには、大前くんみたいに体格がいいか、南葛の大空みたいにスピンを掛ける技術がずば抜けてないと、 難しいんじゃないかと思うよ」 大前「ふーん……落ち方が小さい、か」 雪村「バナナシュート系列は、トップ下の位置だと比良山くんみたいに他の選択肢と織り交ぜて狙うのも難しいし。 何より生理的にヤだ! 浮き球シュートも考えてみたけど、宇津木が安定してクロスを放れる選手になるまでは使いどころが――」 大前(待てよ。今、相当に重要な発言があった気がする。落ち方が、小さい。ってことはもしかするとまさか!) 雪村「――ねえ、大前くん。話聞いてる?」 大前「あ、ああ。あんまりバナナシュートを悪く言うなよ。比良山が傷つくぞ? ……それよりも、だ。 雪村、お前さっき言ったよな? ドライブシュートを試してみたけど、落ち方が小さかったって」
[238]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/12/23(木) 01:05:43 ID:??? 雪村「言ったよ。参っちゃうよね、落ちないからろくすっぽに枠に入らなくてさ。 もっとぎゅいーんって落ちてくれないと、使い物にはならな――」 大前「……いや、逆だ」 雪村「――え?」 大前「なあ、雪村。逆には考えられないか? 縦回転が足りなくて落ち幅が小さいなら……逆にスピードと精度優先で蹴ればいいんだ。 落ち幅が小さくても、速度と精度で補えばいい。 ピンポイントパス見たいに高い精度でボールを蹴れるお前が、僅かでも落ちるシュートが撃てればどうなる? キーパーにとっては、かなり嫌なシュートになるとは思わないか?」 雪村「縦回転は掛けるけど、ドライブシュートより速度と精度を優先する――」 雪村はまず目を瞬き、次いで視線を落として黙考する。口元では「あーでもない、こーでもない……」と独り言が呟かれた。 一、二分ほどが経って、雪村は顔を上げた。 雪村「――出来る。それ、今すぐにでも出来るよ! なんでこんな簡単なことに気が付かなかったんだろう!」 大前「え? で、出来るのか!?」 予想だにしない答えに、大前は面食らった。せめて、これからの方針の一助とでもなればと思っていたのだが。 雪村「よーし、こうなったら早速試合で試してみなくちゃ! 監督ーっ! すいません、ちょっとお願いしたいんですけど――」 雪村「あっ、おい雪村!? ……行っちゃったよ。 まあ、さっき流すって決めた以上、監督の許可を取らないとそうそう機会は回って来ないと思うから仕方ないか」 肩を竦めて苦笑する大前。 必殺シュートの完成には、得も言われぬ喜びがある。これまで得点力不足に苦心してきた雪村には、尚更格別のものなのだろう。 それを思えば、礼を言われるのは後でもいいやという気持ちになれるのだった。
[239]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/12/23(木) 01:06:45 ID:??? 〜後半戦〜 実況「さて、後半戦の開始です! 現状、4−0で鳴紋中が圧倒的なリードを保っております。 堅守を誇ると評判の高かった浪野中相手に、この展開は意外でありましょう。 後半は鳴紋のキックオフから始まりますが、まさかここから更に点差が広がることもあるのでしょうか!?」 安宅「させて堪るか……県内ナンバーワンの名に賭けても、それだけはさせない!」 最早ズタボロとなったプライドを引き摺りながら、安宅はゴールマウスに着く。 この試合のハーフタイムは、彼の今までの人生でも最悪のものだった。 大差を嘆く監督の不甲斐ない表情。チームメイトから突き刺さる、失望の視線。 中には明確に声に出して、安宅の実力とキャプテンシーを疑問視する者もいた。 ことここに至っては、この試合中に傷つけられた名誉を回復する手立てはない。 だが、だからこそ―― 安宅「これ以上……やらせて堪るか! 大前にも、比良山にもだ!」 だからこそ、これ以上の不名誉は御免こうむる。 不退転の決意を抱き、フィールドを見据える安宅。今、安宅の精神は極限までに集中していた。 ピィイイイイイイイイイイ! 実況「審判の笛が鳴り、キックオフです! 鳴紋中、まずはゆったりとボールを回していく構え。 大差を保つ以上、無闇に焦る必要はないとのことでしょうか?」 雪村「それっ!」 宇津木「hai!」 中盤でボールを回しながら、じりじりと時間を潰していく鳴紋中。 5バックのシステム上、中盤に人数差がある浪野中には、これを追うのは至難の業だった。
[240]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2010/12/23(木) 01:08:20 ID:??? 浪野の11番「ちくしょう……自分のチームの引き一辺倒が恨めしいぜ」 浪野の9番「……未だにシュートが0本だしな。安宅の野郎、大口を叩くならリトリート無しでゴールを守れってんだ」 愚痴を吐きつつ、一向に回って来ないボールに恨めしげな視線を送る浪野FW陣。 だが、鳴紋にも不満を露わにした表情のものがいた。 国岡(雪村にボールを集めろ? 隙あらばシュートを撃たせるだァ? ふざけやがって。 流すと決めたらもっとパスで散らしていった方がいいだろうが。 なにを思いついたか知らねェが、土壇場で決まったことをひっくり返しやがって) 後半開始直前、唐突に雪村にシュートを撃たせると決めた飯地と大前。 その二人に対する憤懣を抱えながら、国岡は飛んできたパスを中央に折り返す。 そこではちょうど、雪村が相手センターハーフのマークを外していたところだった。 雪村「よっと! 来た来た来たっ! 早速チャンスが来たよーっ!」 トラップするやいなや、シュートレンジまで切り込んでいく雪村。 その挙動に、またFW陣が撃ってくるかと浪野中がざわめいた。 浪野の6番「げっ!? また攻めてきた!」 浪野の4番「どういうことだ? ……もう流す気でいたんじゃないのか?」 浪野の2番「そんなことより、壁だ壁っ! 大前と比良山から目を離すな!」 慌ててゴール前に壁を築きだす浪野中守備陣。その様を見て、雪村はほくそ笑む。 雪村「……うんうん、いい感じだ。折角だから邪魔されずに伸び伸びと撃ちたいところだからね。それじゃあ――」 雪村の脚が、高く掲げられる。パスを上げるにしてはキックが強くなりそうな、大振りのフォーム。 シュートに行くつもりなのは、目に明らかだった。
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0ch BBS 2007-01-24