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【反町】幻想のポイズン46【世界へ殴り込み】
[36]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/23(木) 01:09:51 ID:??? 反町「う、うぅん……」 金髪の美女「………………」 しばらく球を蹴る事に集中しようとする反町だったが……。 試合中などならいざ知らず、見知らぬ人に思い切り見つめられていては練習に身が入らず。 思わず唸りながら、ちらちらと謎の金髪美少女に視線を送る。 反町「(幻想郷の皆もかなり容姿が端麗だけど……。 あの女の子もかなり可愛いよなぁ……年は俺と同じくらいかな?)」 肩のところまである、ウェーブがかった金髪はふわふわと柔らかそうであり。 そのどこか憂いを秘めた表情は男心をグッと掴む。 どぎまぎする反町が誰か早く来ないかと祈りながら、施設の出入り口付近へと視線を向けると……。 その祈りがようやく通じたのか、ちらほらと幻想郷メンバー達が施設の中から出てくる。 ホッとした反町が一同に呼びかけると、メンバー達はぞろぞろと反町の下へと集まり。 練習が開始されるまで、軽くボールを蹴ってウォーミングアップを開始する。 こうして、何事も無くいつもどおりに練習が開始されるかと思ったのだが……。 金髪の美女「良かった、ブスばかりだわ……。 これなら心配することも無かったわね」 魔理沙「あ?」 霊夢「ん?」 パルスィ「パル……!?」 反町「え……え!?」 その時、不意に言葉を発したのは……先ほどまでフェンスの向こう側から中を覗いていた、謎の美少女。 声色は繊細で可憐なものだったが、その内容はお世辞にもいい印象を持てるようなものでもなく。 突如として「ブス」などと言われた反町を除く幻想郷Jrユースメンバーは、血気盛んな者は怒気を含んだ表情を浮かべ。 そうでない者達も、静かに怒りを燃やしながら謎の美少女をにらみつける。
[37]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/23(木) 01:10:56 ID:??? 魔理沙「おう……今、何つった。 もういっぺん言ってみろ」 そんな中でも特に怒り心頭だったのか。 率先して謎の美少女に食って掛かったのは、血気盛ん――過ぎる少女、霧雨魔理沙であった。 口調こそ男っぽい彼女とて、1人の少女である事には違いなく。 当然ながら「ブス」と言われては黙っておられず、謎の美少女に詰め寄ろうとフェンスの前までずかずか歩み寄ろうとする。 一方、魔理沙が近づいてくるのを見た謎の美少女は心底安堵していた様子で一同を眺めていたのだが……。 謎の美少女「あっ……あぁぁぁぁぁぁぁあああああああ〜っ!!?」 魔理沙「うおおおっ!?」 反町「うわっ!? な、なんだ!?」 突如として目を丸くしながら魔理沙を信じられないものを見るかのような目で見やり。 その瞳を潤ませた後、やがて顔を両手で覆いながらすすり泣きを始める。 もしかして魔理沙のプレッシャーに恐れおののき、泣いてしまったのかと反町は思い……。 魔理沙としてもどことなく苦々しい表情を浮かべつつ、謎の美少女の様子を見守るのだが……。 謎の美少女「ひ、酷い……! 酷すぎるわ!!」 魔理沙「は、はァ!? お前、何言ってやがんだ! 先に喧嘩売ってきたのはそっちで……」 謎の美少女「そんなことはどうでもいいの!」 魔理沙「は……はァ!?」 謎の美少女「あ、ありさんが……! ありさんが……ぺしゃんこになっちゃった!!」 魔理沙「あ、アリぃ!?」 焦った様子を見せながら、それでも強気の姿勢を崩さない魔理沙に対し。 やがて泣き止んだ謎の美少女は、恨めしげに魔理沙に視線を向けながら魔理沙の足元を指差し口を開く。 そして、その美少女の言葉通り、魔理沙の足元に目を向けると……確かに、魔理沙に踏み潰されピクピクしている蟻の姿がある。
[38]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/23(木) 01:12:13 ID:??? リグル「ああああああああっ! 何やってんだよ、白黒!」 魔理沙「いやいやいやいや! そこまで気遣って歩けるかよ!? っていうか、蟻を踏み潰したくらいがなんだよ!? 何こんな事でいきなり叫んでんだお前?」 謎の美少女「こんなこと!? こんなことですって!? 蟻さんに申し訳ないと思う気持ち、罪の気持ちは無いの!? この鬼畜! 鬼! 悪魔! 蟻殺し!!」 魔理沙「ねぇよ! ある訳ねぇだろ! たかが蟻踏み潰したくらいで!!」 霊夢「(まぁ、無いわね)」 早苗「(無いですよねぇ……)」 反町「(ごめん、リグル。 俺も知らずに蟻を踏み潰したくらいでは罪の気持ちなんてわいてこない……)」 ヤマメ「(……まぁ、私は虫を操る程度の能力は持ってないし。 ただの一介の土蜘蛛ですし、おすし)」 リグル「うどんげ! 助けて!! この蟻を助けてぇ!」 うどんげ「いや無理だって!」 もはや殆ど言いがかりとしか思えない謎の美少女の言葉に、疲れた様子で返答する魔理沙。 その様子を見て、流石に反町も少しばかり同情を覚えつつ……大きくため息を吐く。 勿論、故意に蟻を踏み潰すというのは……あまり褒められた事ではないが。 少なくとも、先ほどの魔理沙の行動を見る限りは、蟻を踏み潰したのは不可抗力。 唯一、虫の女王たるリグルは魔理沙に対して憤慨し謎の美少女の肩を持つようだが……。 それ以外の面子は、謎の美少女の意味不明っぷり……電波っぷりに、完全に辟易していた。 反町「(博愛主義者もここまで行ったら大変だなぁ……)」 謎の美少女「あなたのような人がいるからこの世から戦争はなくならないし、犯罪もなくならないんだわ! ああ……可哀想。 本当に可哀想……。 罪を罪と認識できないなんて……。 あなたはいずれ、この罪の報いを受けるでしょうね……」 魔理沙「蟻を踏み潰したくらいで罰せられてたまるか! つーか、お前邪魔だからどっか行けよ! こっちはこれから練習するんだよ!」 謎の美少女「言われなくても……あなたがたが私のダーリンを誑かせる程の器量が無い事は判明したし、目的は達成したんだから」 魔理沙「ダ、ダーリン……?」 謎の美少年「おーい、カレン!」 カレン「あっ……」
[39]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/23(木) 01:13:29 ID:??? 不毛な言い争いを続ける魔理沙と謎の美少女の対決は、意外な形で幕を閉じる事となった。 魔理沙の言葉を受けて帰ろうとした謎の美少女――カレンに、どこからか現れた謎の美少年が走り寄ってきたのである。 その少年も美少女――カレンと同じく、金髪であり。 髪型はなんとなく鋭利な刃物かフカヒレを思い出させるような特徴的な曲線を描くもの。 またなんだかめんどくさそうなのが現れたと一同が思う中、美少年はカレンに近寄ると……。 ギュッ 謎の美少年「ああ、心配したよカレン。 起きたらどこにもいないんだから町中を探しちゃったじゃないか! 一体どうしてこんなところにやってきたんだい、マイエンジェル・カレン?」 カレン「ああ、ごめんなさい……。 どうしても、どうしてもあなたの対戦相手が知りたかったのよ。 だって、聞いた話だと女性メンバーばかりのチームと対戦をするらしかったから……。 あなたが私以外の女の人に目を奪われてしまうんじゃないかと心配だったのよ! だから、だから……こうして対戦相手を調べてしまったの!」 謎の美少年「そういう事だったのか……でも、それなら心配ないよマイ・ラヴァー・カレン。 僕の瞳には君しか見えない。 君以外の女の子なんて、馬糞みたいなもんさ。見るのも嫌だね。 ああ、可愛いよカレン可愛いよ。 ちゅっちゅっ」 カレン「あぁん、ちゅっちゅっ」 突如としてカレンを抱き寄せ、なんかもう聞いている方が胸焼けしそうな言葉を囁きあいつつ。 文字通り乳繰り合い、2人だけの世界に逃避していく。 そして、その光景を見た幻想郷一同は……。 魔理沙「ぽかーん……」 霊夢「ぽかーん……」 早苗「ぽかーん……」 反町「ぽかーん……」 パルスィ「パ……ル……パ……ルゥゥゥゥゥ……!!!」 妹紅「熱くなってきた……!」 当然ながら、(一部を除き)置いてけぼりを食らう。
[40]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/23(木) 01:14:45 ID:??? こうして、しばらく謎の美少年達がいちゃいちゃする姿を幻想郷勢が眺めていたのだが……。 やがて、いちゃいちゃするのをやめた美少年は唾液塗れになった顔面を幻想郷一同に向けると。 にこりと微笑んだ後、何を思ったか突如フェンスを乗り越えてコートの中に進入する。 まだショックから抜け出せていない一同はそれを止める事が出来ず。 綺麗に着地を決めた美少年は、前髪をファサリと撫でてからその口を開いた。 謎の美少年「やぁ、ご挨拶が遅れてしまって申し訳ない。 君たちが幻想郷Jrユース……代表のみんなだね?」 反町「う……あ、ああ。 えっと……お、お前は一体……」 レヴィン「僕かい? 僕の名は、ステファン=レヴィン。 今度君たちと練習試合をする……。 スウェーデンJrユースの、キャプテンさ」 反町「そ、そうか……今度俺達と練習試合をする……。 ……って、えええええええええええええええっ!?」 先ほどのいちゃいちゃ、でれでれした雰囲気からは一転。 真面目な、それでいてフランクな態度で挨拶をする少年――ステファン=レヴィン。 その少年の言葉を聞いて、反町は目を丸くし驚きながら絶叫し……。 周囲の全幻想郷Jrユースメンバーも、ざわざわとざわつき始める。 レヴィン「あれ? もしかしてまだ、対戦相手について聞いていなかったのかい?」 反町「え? あ、う、うん……(っていうか、それもあるけど……)」 穣子「(あんたみたいな変態と戦うってのがなんかこう、嫌なのよ! 気持ち悪いっ!!)」 今でこそ、キャプテンという肩書きに相応しい態度を取るレヴィンであるが……。 しかし、先ほどカレンといちゃいちゃしていた時の、情けなさ過ぎる顔。 そして、何より、今でも尚てかてかとしている唾液塗れの顔面は、近寄りがたいものであり。 反町や穣子を除く、殆どの者達が嫌悪感に溢れた視線をレヴィンへと送る。 だが、レヴィンはそれに気づいているのかいないのか……にこにこと笑みを浮かべながら、カレンに投げキッスしていた。
[41]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/23(木) 01:15:47 ID:??? レヴィン「どうだい、カレン!? 僕の名乗りは! キャプテンらしいだろう!? ちゅっちゅっ」 カレン「素敵よ、レヴィン! ちゅっちゅっ」 反町「(な、なんなんだよこいつら……)」 レティ「(熱い……溶けそうなほどに熱い……熱すぎる……)」 チルノ「うだる!」 隙あらばいちゃつこうとするその姿勢は、ある意味見事と言うべきなのだろうか? チルノとレティがその熱さにグロッキー状態になっている中。 反町はよりによってこんなチームが幻想郷代表、船出の試合の最初の相手なのかと頭を抱える。 そして、やはりレヴィンはそんなうんざりした様子の反町に気づく事無く再び反町達に向き直ると。 反町が持っていたボールを持ち、反町に1つの提案をしてきた。 レヴィン「……どうだい、1つ、勝負をしてみないかい?」 反町「……は? 勝負?」 レヴィン「ああ。 君たち幻想郷Jrユースは、僕達よりも数段上のレベルなんだろう? ここは1つ、君たちのレベルを実際に知ってみたいんだ。 カレンを探していてここに来たのは偶然だけど、手ぶらで帰るのも嫌だしね」 反町「………………」 カレン「無駄よ、レヴィン。 そんな10点満点中6点の顔ががレヴィンにかないっこないわ」 早苗「そ、反町君は確かに顔は6点っぽいですけどそれ以外にもいいところはありますよ!」 穣子「うん……確かに反町の顔はいまいちだけど、男はそれだけじゃないってね!」 リグル「そうだよ、6点でも反町はいい奴だ!」 妹紅「6点いいじゃないか! 四捨五入すれば10だよ!」 反町「(へこむなぁ……)」 勝負を挑んできたレヴィンに、それを無駄だと評するカレン。 早苗や穣子たちはそんなカレンの言葉に反論し、反町をフォローするのだが……。 顔が6点という点を否定されなかった反町は、なんとなく凹みつつもさてどうしようかと考える。 反町「(うぅ……こんな色ボケ野郎に馬鹿にされたままなのは確かに腹が立つ……けど、どうしよう? ここは勝負に乗るか、乗らないか……。 乗らないと逃げたと見られそうだし、乗って負ければ逃げたと見られるより酷い目に合いそうだ……うーん……)」
[42]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/12/23(木) 01:16:47 ID:??? A.「いいぜ、受けて立つ!」 レヴィンの提案に乗る B.「勝負は練習試合でつければいい」 レヴィンの提案を断る C.「そんなことよりも、皆を馬糞のようなものだと言ったことを訂正しろ」 ちゃんと訂正させておく D.「それよりも彼女自慢で勝負だ! 早苗さん、ちゅっちゅっ」 ちゅっちゅっ E.「っていうか何不法侵入してるんだよ、警察呼ぶぞ」 脅す F.「いいぞ……ただし、お前がブロックで俺がシュートだ」 サッカーボールは人を傷つける道具じゃないはずだ! G.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[43]森崎名無しさん:2010/12/23(木) 01:18:46 ID:/sxNt3iY C
[44]森崎名無しさん:2010/12/23(木) 01:18:52 ID:INtLBJtU D 6点ならいいじゃないかww
[45]森崎名無しさん:2010/12/23(木) 01:19:10 ID:k9XpolKA C
[46]森崎名無しさん:2010/12/23(木) 01:20:02 ID:OJGZWg3+ G「受けてもいいが、条件がある。ちゃんと皆にあやまれ」 Cだとまたニュアンスが違うと思うので。
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0ch BBS 2007-01-24