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【砕け散れ】ファイアーモリブレム25【ガーネフ!】
[457]森崎名無しさん:2011/01/13(木) 02:37:05 ID:??? 乙っしたぁ! しかしなんて極悪なスキル構成だ…ジュリアンがいないか 判定があってそれに失敗してたらと思うと寒気がするぜ
[458]森崎名無しさん:2011/01/13(木) 07:36:24 ID:??? 4枚中3枚以上ダイヤの確率は13/256か? 大盾の約五分の一の発動率で、効果は実質大盾と同じじゃあ割に合わんなw
[459]森崎名無しさん:2011/01/13(木) 08:44:34 ID:??? 動きを封じるだから必的の効果もかかるんじゃないか 下手すると防御判定にまで影響するかもしれん
[460]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:00:22 ID:??? >>456 カダインでもマフーからリンダを庇いに走りこみましたからねw >>457 スキル発動か、数値アップかの二択構成。基礎ステータスはそれほど高くはないものの、 彼のいやらしい性格通りの能力に設定しましたw >>458 第2部開始に合わせて、スキルについてもひと通り再構築する予定ですね。 >>459 相手の攻撃行動をキャンセルさせるだけで、そこまでの効果はありません。 ……でしたが、第2部では少しパワーアップするかもしれません。 ============ リンダ「天なる星よ、母なる光よ。我が手に集いて闇を切り裂く剣となりて輝かん……」 ガーネフ「永久に続く深遠なる闇の呪縛よ。愚かなるものを包み性の束縛から解き放て……」 二人同時に呪文の詠唱を始め、魔力の場が祭壇の部屋中に一気に広がっていく。 そのあまりの力強さに、森崎たちはその場に縛り付けられてしまったかのように身動きがとれない。 森崎「ぐはっ…なんて圧力だ。こいつもあのガーネフのマフーの力って奴なのか…」 マリク「奴の魔法を掻き消し、そして払うことができるのはもうリンダしかいない…」 ジュリアン「俺たちゃもうこうして見守ってることしかできねぇってのかよ…!」 ミネルバ「だが、リンダの顔を見てみろ。あの自信に満ち溢れた眼差し……必ずやガーネフを打ち倒してくれるはず」 ミディア「信じましょう。私たちにできることは……彼女を応援することだけなのだから!」 マリア「リンダさん…がんばってぇ〜〜〜〜〜〜っっっ!!」
[461]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:02:08 ID:??? カッ!! リンダ「(私はみんなの期待と思いを背負っているんだ……絶対に……負けない!)」 マリアの叫びに呼応するかのように、一段とリンダの周囲の光が輝きを増す。 暴れるようにはためくスリットなどお構いなしに、リンダはその両腕に光の渦をまとっていく。 しかし、その膨大な魔力を目の前にしてもガーネフはすでに落ち着きを取り戻し不敵な笑みを浮かべていた。 ガーネフ「(確かに…確かに星のオーブと光のオーブの力でマフーの呪縛効果は防がれる。 じゃが…肝心の使い手の技量があまりにも未熟。あの程度の底の知れた器では 星々の発する熱と衝撃に耐えられず、自滅するのが関の山じゃて)」 リンダは魔道士としてはすでに限界を覚えるほどに成長をしていた。 しかし上級職の司祭であるガーネフと比べてはさすがに見劣りするところが多々ある。 なによりリンダはその感情的なところを含めてメンタル面が脆弱である。 ガーネフはまずそこに目をつけ、あえて初激の攻撃をあっさりと受け入れる。 バッシュウウウウウウウッ!!! 流れる星が次々とガーネフに命中し、激しい爆発音を放つ。 ガーネフを守る闇の衣が次々と剥がれ、苦痛を表す悲鳴が漏れてくるのがわかる。 リンダ「やったわ!お父様……私、ついにガーネフを…お父様の仇を……」 マリク「まだだリンダ!気を抜いちゃダメだぁ!」 リンダ「え?……きゃあああぁぁぁっっ!?」 バキィ……ギリギリ……ブチィッ!!
[462]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:03:34 ID:??? リンダの放ったスターライトを徐々に侵食していく紫色の禍々しき瘴気。 そのまま闇の塊はリンダの腕へと食らいつき、彼女の細い腕に激しく食い込んでいく。 痛みに耐え切れないリンダはストンと腰を落とし、くすんだ色に染まっていく腕を押さえてしゃがみ込む。 ガーネフ「ふぉふぉふぉ……甘かったのう。その程度の腕でよくぞこの魔王ガーネフに牙をむこうとしたものだ」 リンダ「なんっ……です……って」 ガーネフ「大きな力を手にしたとき、人はそれに溺れてしまうもの。 お主の父ミロアがオーラの継承者として選ばれた時もそうであったようにのう… スターライトという対抗策を手に入れただけで舞い上がり、 勝てもしない戦いに勇んで突っ込んでくるとは…愚か以外のなんと呼べばいいのか」 リンダ「っ……ぁ……」 リンダの腕を侵食していた塊は、触手のように伸びていき徐々に彼女の体を蝕んでいく。 必死にスターライトの光の力で振り払おうとするものの、ガーネフの圧倒的魔力の前にその隙すら与えられない。 森崎「リ…リンダーッ!!」 ミディア「まずいわ…あのままでは彼女は…」 ミネルバ「くっ……しっかりするのだリンダ!お前の意思はここで倒れるようなちっぽけな意思だったのか!」 リンダ「(だっ……め……もう……力が……入らない……眠い……すごく……体が……おも…い… ごめんなさい…ニーナ様…お父様…私……もう……これ以上……)」 仲間たちの必死の叫びも虚しく、リンダの目の中の光が陰りを見せたその時。 『リンダ』
[463]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:05:11 ID:??? それは空耳だったかもしれない。だが、確かに聞こえたのだ。 彼女がこの世で最も愛し、最も大切だった存在の声が。 リンダ「お…父様…?」 『リンダよ…諦めるな。お前の力はガーネフには負けてはおらぬ』 すでにリンダの視界は光を失っている。ガーネフの形作る闇に完全に飲まれてしまっているのだ。 自分は負けたのだ。スターライトを扱うには自分は未熟すぎたのだ。 大好きな父の声を聞き、彼女は悟る。父はきっと自分を迎えに来てくれたのだと。 リンダ「もう……もういいのよ…お父様……私は……ガーネフには勝てない…とても魔力が及ばない……」 悔しそうに諦めの言葉を吐くリンダ。現にガーネフの魔力の前に自分は屈してしまったのだから。 ミロア「…確かに、お前の魔力はまだ未熟。かのガトー様の直属の弟子の一人だったガーネフ相手では荷が重いだろうな」 リンダ「ガトー様の一番弟子だったお父様が勝てなかったのだもの…私なんて……無理よ」 ミロア「そうだ。お前一人の力ではガーネフには勝てない」 リンダ「だから……それはもう分かってるって」 ミロア「分かっておらんよ。リンダ。私はお前一人の力ではガーネフには勝てぬと言ったまで。 だが……後ろを見てみよ」 リンダ「え…?」 後ろを振り向くリンダの目に飛び込んできたのは、マフーの力により身動きがとれないものの リンダの勝利を固く信じて祈る仲間たちの姿だった。
[464]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:06:54 ID:??? ミディア「(あなたの気高き思いと強さは同じアカネイア人としての誇りよ。リンダ…立ち上がって!)」 ミネルバ「(父親の仇討…私は結局自分の手で果たすことはできなかった。リンダよ、お前には期待しているのだ!)」 ミディアとミネルバ。同じ女性として、二人はリンダに期待と希望を願っていた。 ジュリアン「(お前の力はそんなものじゃねぇだろ…萎縮してんじゃねぇぞリンダ!)」 森崎「(グラで俺たちをふっ飛ばしてた頃の気質を思い出せよ……負けるな!)」 ジュリアンと森崎は応援をやめなかった。なぜなら二人はリンダの怖さ、そして強さをその身で知っていたからだ。 マリア「(リンダさん……傷ついたのなら私がすぐに治しますから……だから、あきらめないで!)」 マリク「(どうしたんだリンダ。君は僕の分まで戦うと誓ったはずだろ?僕の思いを…皆の思いを…無駄にするな!)」 マリアとマリク。二人は絶望的な状況でもリンダの勝利を信じた。 ガーネフとは一人ではなく皆で戦っているのだと、心をひとつにして祈り続ける。 リンダ「(ミディアさん…ミネルバ王女…ジュリアン…森崎君…マリア姫…マリク……!)」 確かに森崎たちはマフーの力で身動きがとれない。だが彼らのリンダを思う強い気持ちまでは ガーネフの魔力といえども抑えきることはかなわなかった。 後にリンダはこう語る。彼らの祈りと思いが、自分を父に会わせてくれたのだと。 リンダ「(そうだ…私一人の力ではガーネフには勝てなくとも……きっと、大丈夫)」 ググッ……ビシィッ! ガーネフ「ぬおっ…!?」
[465]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:08:21 ID:??? リンダ「私には……仲間がいるわ!!」 ドグワアアァァッ!!ギュバアアアアン!! ガーネフ「ば、馬鹿な…魔力が上昇している!?こやつのどこにそんな底力が…!」 リンダは闇の波動に侵食されていた腕を振り払い、再び光をその手に宿らす。 ガーネフの両腕と長い一本のロープで繋がったような魔力の塊を引きちぎる。 リンダ「これで終わりよガーネフ!」 ガーネフ「ぐ…そんなバカな…ありえぬ…この小娘の能力ではどうあがいてもわしにはかなわぬはず… !? ま、まさか……このようなことが……そ、そんな……!」 その時ガーネフが見たものは、リンダの後ろにて掌をこちらに向けている兄弟子ミロアである。 自分が心を闇に落とし、マフーの力に頼らなければ絶対に超えることができなかった憎むべき存在。 どれだけ自分が努力を重ねても、それをあざ笑うかのように常に自分の一歩前に立っていた光の司祭ミロア。 彼が娘のリンダの後ろに立ち、彼女を支えているように見えたのだ。なんとも誇らしげな…ガーネフの最も嫌う表情で。 ガーネフ「(わしは……わしはまだ貴様の呪縛から逃れられぬというのか……ミロア!!)」 リンダ「砕け散れぇぇぇっ!!スターライト・エクスプロージョオオオオオオン!!!」 ズッドオオオオオオオオオオゴオオオオオオオオオオオン!!!! ガーネフ「ぎゃああああああ……か、体が……消える……崩れていく……わ、わしの体が……」 仲間の思いを背負い、ミロアの幻影に支えられたリンダが放った極大の星の煌きは ガーネフの闇の波動を消し、彼の体の中心に伸びていき激しく輝いた後、大爆発を起こした。 ガーネフは青白い光の中、膝を付き血を吐き出して崩れ落ちる。
[466]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:10:01 ID:??? ガーネフ「う……ぐぐ……ぬかったわ……おのれ……ミロアめ…… だ…だが……覚えておくがよい…たとえ、このわしが死のうとも… この程度の力では暗黒地竜メディウスは倒せぬ。 ふふふ……地獄の底でお主らが来るのを…ゆっくりと…待つと……し、よ……う……」 バシュウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!! ガーネフの断末魔の叫びが、星が砕ける音にかき消される。 暗黒の魔王はついにその身を星と光の力によって浄化されたのだった。 ガーネフが身に纏っていた漆黒のローブの下に、過去にメディウスを打ち破った 神剣ファルシオンが、未だ輝きを残すスターライトの光に包まれながら佇む。 リンダ「(お父様……これで、やっと私は……)」 復讐だけを考えて、暗い道を歩んできた自分にけじめを付け、前を向いて歩いていける。 背中に感じた暖かな感触を思い出すように、リンダはスターライトの魔導書を抱いて、そっと涙をながすのだった。 森崎「やったなリンダ。これで残すはドルーアの親玉メディウスだけだぜ!」 森崎は床に落ちた神剣ファルシオンを抱える。すると突如剣の柄にはめられた宝石から一筋の光が放たれる。 そしてその光は神殿の最奥の壁に当たり、扉を封じていた鍵を瞬く間に開ける。 森崎「な…なんだァ?いきなり剣から光が飛び出て…扉が開いたぞ?」 ミネルバ「おそらくあの奥に囚われたエリス王女がいるはずだ」 マリク「エリス様!」 ダッ!
[467]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/16(日) 04:11:17 ID:??? いうが早いか、マリクは扉に向かって走りだした。慌てて森崎たちもマリクの後を追う。 ファルシオンが発した光により、開かれた扉の奥にあった部屋の中には 一目見た印象が『神秘的』と誰もが答えるであろう青髪の女性が横たわっていた。 その女性は自身の身長ほどの長く大きな杖を抱きながら、瞳を閉じている。 森崎「この人が…マルスの姉さんのエリス王女か」 ミディア「姉弟だからか、確かにどこか似ているわね」 マリク「エリス様!しっかり…しっかりしてください!」 リンダ「マリク落ち着いて。急に動かしてはダメよ」 死んだように眠るエリスをゆすり起こそうとするマリクをリンダがたしなめる。 長い間囚われの身になっていたのだ。相当衰弱していてもおかしくはない。 ここは一旦回復の杖で治療するのが適切と、ミネルバはマリアをエリスの前に連れてくる。 ミネルバ「マリア、頼めるか」 マリア「うん。癒しの杖よ……」 エリス「いいえ、その必要はありませんわ」 スッ… マリク「!」 エリスは治療をしようとしたマリアに笑顔を向けると、ゆっくりと上半身を起こす。 そして周囲の状況を確認すると、リンダの方を見て頭を下げた。
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0ch BBS 2007-01-24