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【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】
[129]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/08(土) 12:19:28 ID:??? どうしても過剰になってしまうマルコの言葉に、気持ちは解るながらも三杉はこれを制止する。 マルコもハッとして謝罪の言葉を口に出すが、納得は出来ていないのが明白だ。 だがアンザーニはマルコの声のトーンが落ちた事で、ようやく自身も口を開いた。 アンザーニ「ほっほっほ、確かにキミは最近の試合で相手に出し抜かれる事が多い。 大会を勝ち上がり、徐々に相手は手強くなってきています。」 マルコ「やっぱり…!」 アンザーニ「ですが、だからと言って私はキミの実力やセンスが不足しているとは思っていません。 ただ、練習でも私の課したスケジュールをキッチリと守っている割に、 思うような成果が上がっていないのは事実だと思います。」 マルコ「……」 三杉(練習での伸び悩み…? 確かにマルコは何か新しい発想を掴みかけても、 それを自分の物にするまでに至らない。 練習には誰よりも熱心な筈なのに…。) 三杉はおぼろげに何か見えてきそうな気がしたが、まだ靄がかかっていた。 顔を上げてアンザーニの方を見ると、彼もこちらに顔を向けていた。 そしてマルコに気付かれないよう一瞬だけ人さし指を口に当て、内緒だよというジェスチャーをした。 意図を解っても、それをマルコに伝えてはいけないとの意味であろう。 三杉が軽く頷くと、アンザーニは口端を少しだけ上げてニコリと見せた。 そして…
[130]アナカン ◆w2ifIqEU72 :2011/01/08(土) 12:22:39 ID:??? アンザーニ「指示に変更はありません、明日は一日『自分のやりたい事』をやりなさい。 『やるべき事』ではなく『やりたい事』です、勘違いしないように。 頭が考えた必要な事ではなく、身体の求める欲求を何より優先しなさい。 食事も皆と一緒にする必要はありません。 時間が来たから食べるのではなく、 食べたくなった時に食べたい物を食べなさい。 寝る事についても同じようにね。」 マルコ「え………。 わ…解りました…。」 アンザーニ「うむ、宜しい。」 意図は掴めない物の、アンザーニの指示はかなり細かい部分に言及していた。 ただ休ませたり練習の足手まといだから参加させない、という事とはどうやら違う… その事だけはマルコも漠然と感じ取ったのか、躊躇いながらもこれに同意した。 先着で ★話の終わった監督→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ダイヤ、ハート→ああ、そうだ…やっぱり…。 スペード、クラブ→話は以上です、明後日の朝はいつも通りにね。 Joker→おっと、言い忘れてました。
[131]森崎名無しさん:2011/01/08(土) 12:28:31 ID:??? ★話の終わった監督→ スペードA
[132]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 13:19:00 ID:??? >スペード→話は以上です、明後日の朝はいつも通りにね。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ジッ… 三杉(うん? 僕に言っているのか) 話が終わった後、今度は監督が自分の事を見ている気がした。 自分にも何か指示があるのかと一瞬三杉は身構えたが…。 アンザーニ「話は以上です、明後日の朝はいつも通りにね。」 それだけ言ってアンザーニは自分の部屋へ戻っていった。 三杉としては何となく肩すかしを食った気分である。 そしてマルコは同意したもののやはり落胆は隠せていない。 マルコ「はぁー……何なんだろ……」 三杉(マルコ…落ち込んでいるな) A どんなつもりなんだろうね、監督は? B 監督の考えている事、僕には少し解るな。 C ま…折角だから明日はナディアとデートしてきたらどうだい? D ま…折角だから明日はナディアとデートしてきたらどうだい? ボクもモニカとディナーを共にする予定になってるし。 E (まあボクから言う事は特にないか) 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[133]森崎名無しさん:2011/01/08(土) 13:27:04 ID:BY5cUQtw C
[134]森崎名無しさん:2011/01/08(土) 13:37:32 ID:Cs2LSWGg C
[135]キャプテン正美:2011/01/08(土) 13:48:33 ID:??? いつも乙です。 モニカの奇妙な買物はどうなることかと思いましたが、なんとか形はついたようで何より。 それにしても女のコが可愛らしくてうらやましいことです。 そしてどうするつもりなんだ三杉。今後の展開が楽しみです。
[136]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 14:55:34 ID:??? >>135 正美さん乙感謝&あけおめっすー! 何とか正月特番的外伝を終わらせられましたw いやー、しかし女子を書く想定は本気で最初なかったんで、そう言って下さると安心します。 三杉がどうするつもりかですって? どうなるんでしょう…サッパリ予想がつきません。 =============================================== >C ま…折角だから明日はナディアとデートしてきたらどうだい? ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 練習も観戦も許可されない、やりたい事をやるようにとの監督の指示。 そういう事ならばいっそ…と三杉は思いついた事をマルコに提案してみる事にする。 三杉「ま…折角だから明日はナディアとデートしてきたらどうだい?」 マルコ「はぃ…? 何を言ってるんだい、ミスギ? 他人事だからって、そんな無茶苦茶な事を言わないでよ。」 冗談はやめて、という感じでマルコは三杉の提案を聞こうとしなかった。 しかし三杉はさらに続けてみる。 三杉「ふむ…無茶苦茶ねえ。 マルコはナディアの事は好きではないのかい?」 マルコ「えっ、ばっ、ちょっ…な…に言い出すのさ!?」
[137]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 14:56:38 ID:??? 三杉「好きならば、ナディアとのデートはマルコにとって当然“やりたい事”と思ったのだが?」 マルコ「そっ、それとこれとは…」 三杉「違わないよ? って、まあ…あくまでマルコがやりたい事をやればイイんだ。 僕が同じ立場だったら、そういうのも有りだと思った…それだけの事さ。 まぁ深く考えないで明日はユックリ楽しむといいさ、それじゃお休み。」 マルコ「お、お休み……。」 まだ釈然としない感じではあったが、一応はマルコには勧めておいた。 実際にどうするかは三杉の知れる所ではなく、どうしたってこの話はここで打ち止めである。 そのまま三杉はマルコと別れて自分の部屋へと戻っていった。 そしてベッドに入って、長かった一日を終了させたのである。
[138]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 14:58:05 ID:??? 〜翌朝・練習グラウンド〜 朝食を終えたフィオレンティーナメンバーは、休憩の後にグラウンドに集まっていた。 当然ながらマルコの姿はここになく、彼一人だけ別行動…その理由は既にメンバーに伝わっている。 ストレッチ、軽い走りこみなどは各自で済ませ、入念に身体を解し終えた頃にアンザーニがやってきた。 アンザーニ「皆さん、準備はよさそうですね?」 フィオメンバー「「「 ハイ! 」」」 アンザーニ「宜しい、それではこれから攻撃と守備に別れてプレイして貰います。 中盤争いはほぼ終了した後の、最終ラインでの攻防と意識して下さい。 攻撃側はFWの2人、それからバンビーノくんとミスギくん。 守備側はGK、DFの4人、それからレントゥルスくんです。」 手順は以下の通りである。 バンビーノ、ミスギのいずれかがボールを持ち、ホルダーに対してレントゥルスが当たる所からスタート。 レントゥルスをドリブルやワンツーでかわす、またはもう一方のMFにパスを渡し、最終的に センタリングやスルーパスなどでFWへとボールを繋げる。 そして最終ラインの攻防はフリースタイル。 一応これが基本だが“絶対”と言う訳ではない。 …と、ここまで聞いて守備陣の一人から悲鳴のような声があがった。 レントゥルス「ええー! オレがミスギ達を止めるなんて無理だよー!」
[139]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/08(土) 15:02:07 ID:??? 当然それはレントゥルスである。 三杉とバンビーノといった、チーム結集時からの中心選手。 フィオレンティーナの攻撃を組み立てる要となっている2人を相手にするのは彼なのだ。 自信がないよと明け透けに宣言するのは(彼らしいし)仕方がないと言えた。 だがアンザーニはレントゥルスのこの言葉は想定内と言わんばかりにスムーズに話を続ける。 アンザーニ「ほっほ、ミスギくんとバンビーノくんはチームの柱とも言って良い二人、 確かに1人でどうにかするのは非常に難しい筈です。 ですから… ミスギくん達がレントゥルスくんにボールを取られたらペナルティを与えますよ。」 三杉&バンビーノ「ええっ!?」 テクニック等では負けているつもりはないが、レントゥルスが不思議と活躍する事を2人は知っている。 それゆえ元々油断するつもりは無かったが、ペナルティを与えられると聞いて更に手を抜けなくなった。 アンザーニ「逆にレントゥルスくんはこの2人からボールを奪ったら御褒美ですからね。」 レントゥルス「ホントにぃ!? よーっし、頑張るぞぉー。」 三杉&バンビーノ「いや…あまり頑張らないでくれ、マジで…。」 アンザーニ「ほっほっほ。」 三杉達と対照的に明るい顔をするレントゥルス、それを見てアンザーニは愉快そうに笑っていた。 また他の選手達も、それぞれ今回的となる相手に自分の意気込みを伝えて合っているようだった。
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0ch BBS 2007-01-24