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【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】
[448]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/20(木) 19:04:10 ID:??? 敵FWのドリブル突破を見事防ぎ、ファビオは景気良く吠えた。 しかしすぐさま後方からクスタの注意喚起が飛んでくる。 この万事熱くならない沈着な頭脳は、ファビオにとって頭が上がらない要素だった。 クスタ「クリアが遅い!」 ファビオ「ヒィッ!」 ポーン! ファビア(相変わらずきついよなぁ・・・けど、後ろの安心感はやっぱりパネェ。 この人のフォローがあるからオレはガンガンいけるんだよな。) ファビオはこの歳で実力が認められていたが、精神的には相応で調子に乗りやすいと言えた。 そのファビオの精神的な隙をキッチリ締めるのがクスタの役割で、その指導も厳しくなりがちだった。 クスタの一挙手一投足にファビオはビビりっぱなしだが、信頼関係もそこにはあるようだった。 クリアボールは中盤のディモスからシル、コンティと連携され・・・ そしてサイドを上がってきたダリオからシニョーリへと渡ったのだった。
[449]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/20(木) 19:05:26 ID:??? 実況「さあ、上手く回ったパルマの連携、そしてボールはこの少年に渡りました! 現在得点ランキングで第1位、ジュゼッペ・シニョーリくん!」 シニョーリ「ヘヘッ、やっとボールが来た! こっからぶっちぎりだぜ!」 ザッ・・・! シニョーリ「ちょろいねっ!」 これまでのパス連携から打って変わり、シニョーリのドリブル突破が始まった。 当然ながら敵MFが囲んでくるが、シニョーリは意に介さず抜き去った。 赤井「クソっ、俺が止めてやるっ!!」 ズザアァァァァァァ!! サンプドリアのレッドストッパーこと赤井止也がシニョーリに立ち塞がった。 得意のクリムゾンタックルでシニョーリからボールを強奪しようとするが・・・
[450]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/20(木) 19:06:43 ID:??? スイッ・・・ 赤井「えっ!? ぬ、抜かれたのか!?」 岸田「バカな・・・! 赤井があんなに簡単に!?」 シニョーリ「ハハッ、遅い遅ーい!」 ボールを奪う技術がチーム内で抜きん出ている赤井。 その赤井がいとも容易く抜き去られる様に、サンプドリアは動揺した。 しかしシニョーリの次なるプレイは、その動揺に更なる追い討ちをかけた。 実況「さあシニョーリくん、バイタルエリアに入った! このままドリブル突破か・・・っとぉ!? シニョーリくん、ここでゴールに背を向けました! 一体何をする気だ!?」 岸田「な、何だ!?」 シニョーリ「へへ、サンシーロじゃ初のお目見えだ! 見て驚けぇぇぇっ!」 ボールに背を向けたシニョーリは、その状態でボールをほぼ垂直に蹴り上げ・・・ そしてそのボールに対してボレーシュートのように蹴り出そうとしたのである。 赤井「そんな滅茶苦茶な!」 当然ながらサンプドリアの選手は、あらぬ方向へボールが跳んでいくと思ったが・・・
[451]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/20(木) 19:08:19 ID:??? ググッ ギュイーーーーン!!! 岸田「なにぃッ!?」 シニョーリ「アクセルスピンシュートだぁっ!!」 ボールは跳んでいかず、シニョーリの足に吸い付いたように離れなかった。 そしてシニョーリは軸足を中心に、まるでコンパスのようにゴールに向けて反転したのだ。 この時ようやくボールはシニョーリの足を離れ・・・ 次の瞬間、驚くべき速度を伴なってゴールに突き刺さったのだった。 岸田「そ・・・そんな・・・。」 ピィィィィィィィィ!! パルマ 1ー0 サンプ
[452]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/20(木) 19:18:36 ID:??? 選択肢やカードまで届かず残念ですが、本日はここまでです。 自販機でお粥でも買って食ーべよ。
[453]森崎名無しさん:2011/01/20(木) 20:47:52 ID:??? 乙乙 パルマはある程度のデータを出してもらいたいところ
[454]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/21(金) 09:04:11 ID:??? >>453 乙感謝です、その為にいいカード引いて下さいねw =================================================== 実況「ゴーーーーールッ!!!! シニョーリくん、何ともアクロバティックに決めてきました!! えっと、シニョーリくんは…なんとこれで大会通算12ゴール!? 恐るべきハイペースで得点王街道を突き進んでいるぞおっ!!」 シニョーリ「へへっ、チョロいね!」 ゴールを決めたのも、その前にサンプドリアの強固な中盤を一人で抜き去ったのも… それがまるでさも当たり前の結果だったかのように、シニョーリは悠然と自陣に戻って行ったのだった。 サンプドリアの選手も、観客も、このシニョーリの様子に畏怖のような思いを抱かざるを得なかった。 <説明完了>
[455]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/21(金) 09:28:36 ID:??? バンビーノ「…と言うのがパルマの先取点の全容だ。」 三杉「なるほど…。」 三杉に説明をし終え、バンビーノは溜め息混じりにヤレヤレと笑った。 どうやらバンビーノ自身もシニョーリのプレイにお手上げだったようである。 三杉「岸田と赤井もなかなかどうしてタフなDFの筈だが…歯牙にもかけなかったか。 伊達に点取屋と言われている訳ではなさそうだね。(少なくとも来生よりは危険そうだ。) しかし…アクセルスピン…シュート…ねぇ。」 バンビーノ「ああ、それについては実際に見なければピンと来ないだろう、オレも無理だと思う。 とにかくボールの伸びは印象的だったが、それよりもシニョーリ自身のバランス感覚に驚いた。 あんな体勢でまともにシュートを撃てる時点でオレの常識からは外れている。」 どうにも釈然と出来ない三杉だが、それでもこれはバンビーノの説明なのだ。 信じられないデタラメであったり、過剰な表現だったりは考えられなかった。 出来ればこの目で見たいという欲求に駆られ、三杉は再びフィールドへと注目するのだった。 実況「さあパルマの先制点から15分が経過、前半もそろそろ折り返しに差し掛かっています。 サンプドリアは失点のショックのすせいか、未だかなり引き気味になっています。」
[456]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/21(金) 09:58:52 ID:??? バンビーノ「サンプドリアは5-4-1になったか…。 昔ながらのイタリアらしい戦術だ。 引きこもり気味だがよくボールキープしているものだ。」 三杉「それに対して、パルマは変わらず3-5-2…中央に人数を集めた近代的なフォーメーションか。 最終ラインの3人、それからGKのシューマッハは大分信頼されているようだね。 トリノ…フランス国際に出ていた彼も、あの時に比べて格段に存在感がある。」 バンビーノ「世代的に叩かれ続けてきた…しかもその当事者の一人だからな。 叩かれた分だけ強靭になるのは何ら不思議な事じゃない。」 三杉「うん…そしてそれはコンティとタルデリにも言える事と言うわけだね。」 まだ正確には見積もれないが、レッチェのマンチーニくらいには警戒の必要がありそうだった。 全く感じる所の無かったフランス国際の頃を考えれば大した成長である。 必死で守り、ボールキープするサンプドリアとは対照的にパルマの選手は皆 余裕を持ってプレイしていた。 それでもサンプドリアは、手薄になりがちなパルマのサイドスペースへ時々カウンターを仕掛けた。 当然、それはなかなか成功しないが…。 先着で ★前半の行方→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、ダイスやカードで分岐します。 ダイヤ≫サンプドリアの縦カウンターがサイドの裏に通った。 ハート≫シニョーリがもう一点取って終了。 スペード≫タルデリとコンティが目に見えて存在感出した。 クラブ≫パルマは流しているのか、1-0のまま前半終了。 JOKER≫?
[457]森崎名無しさん:2011/01/21(金) 10:43:38 ID:??? ★前半の行方→ ハート6
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0ch BBS 2007-01-24