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【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】
[465]森崎名無しさん:2011/01/22(土) 12:24:42 ID:??? ラッキー!
[466]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/22(土) 15:10:25 ID:??? >バンビーノさんは言いました→ >ダイヤ≫速攻は確かに凄かったが…うーん…。(絵札以上で言及) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― バンビーノ「速攻は確かに凄かったが…うーん…。」 ミュラー「どうしました、バンビーノ?」 バンビーノ「…今の攻撃の恐ろしい所は他にある。 …多分な。」 たった2、3本のパスでシュートまで持っていったカウンターアタック… そして3人のマーカーを振り切ってバイシクルシュートを放ったシニョーリ。 他のメンバー達が口々にその事について脅威を口にしていたが、バンビーノは違った。 目に見えた脅威以外にも、今回浮き彫りにならなかった部分を警戒していた。 三杉「…聞かせてくれ、話はそれからだろう。」 バンビーノ「そうだな…オレが脅威に思ったのは他の選手達の動きさ。 右サイドのガリバルディはサイドチェンジ後、そのままスルスルと上がって行った。 他の選手もどうやらそれに呼応してラインをザザっと上げたようだった。 例外はトリノ…それからクスタとカステッリーニもな。 トリノだけはフィードした後、全速で下がって行ったのを確認している。」 中山「DFの3人以外は…全員上がっていたと言う事か。」
[467]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/22(土) 15:11:35 ID:??? レントゥルス「あー、なんか分かったかも…。 前の方が息苦しい感じがしてたんだ。 サンプドリアが途中でボール弾いても、多分ダメな予感がしたような…。」 バンビーノ「そう、コンティとシニョーリが2人だけで決めたように見えていたがな… 途中で妨害されても他の選手のフォローや捻じ込みで押し切れる状態だったと思う。」 三杉「なるほど…パルマの攻撃は基本的に3枚(+α)だと思ったが、 あの瞬間に限っては攻撃の枚数が実に7枚にも及んでいた…と言う事か。」 ここまでの話で三杉の思考の中には一つのキーワードが浮かび上がっていた。 『ダニッシュ・ダイナマイト』 パルマのフォーメーションである3-5-2…それを世界で初めてやったチームがある。 84年 欧州選手権に出場したデンマーク・ナショナルチームである。 最終ラインの守備3人以外を全員攻撃手として、爆発的攻撃力を誇った編成。 人は彼らデンマーク代表を、その絶対的な攻撃編成をダニッシュ・ダイナマイトと呼んだのだ。 三杉(なるほど…伝説のデンマーク代表の攻撃力を再現したと言う事か…。 しかも1試合通じてではなく、必要な時に効果的に使うわけだな。 日本でも確か松山のチームが似たような作戦を持っていたが… 守備に残る選手の質と体勢を考えれば、より強(したた)かな戦術と言えるだろうな。)
[468]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/22(土) 15:12:59 ID:??? 三杉はパルマの隠し持つ実力に背筋が震えるようであった。 選手達の質は当然高い、無闇に攻めず焦らないメンタルも持っている。 そしてシニョーリは単独でも突出した火力を保有している事は明らかだ。 しかし最も恐ろしいのは、もしかしたら戦術構築にあるのかも知れなかった。 三杉(そしてそれを創り出しているのはあの監督か…。 トルシアと言ったかな…やはり食えない男だった。) ・・・・・ この日フィオレンティーナの選手達がパルマの実力を垣間見れたのはここまでだった。 後半もノラリクラリとサンプドリアの攻撃を防ぎ、攻撃についても派手には行なわなかった。 サンプドリアとしてもハーフタイム直前での失点がショックとなり、それを後半も引き摺っていた。 結局、後半15分にシニョーリが再びアクセルスピンシュートで得点する以外の見せ場はなく、 試合は3−0でパルマが貫録の勝利を見せる結果となったのである。 ミュラー「終わりましたね…。」 バンビーノ「もう少し実力を見たかったが…そう甘くはないと言う事か。」 三杉「……。」
[469]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/22(土) 15:15:29 ID:??? ピッピッピイィィィィィィィ!!! 実況「試合終〜〜〜了! サンプドリア、結局最後までペースを掴めませんでした! これでパルマも準決勝進出が決定、次の試合の勝者と決勝の座を賭けて闘う事になります。 しかしシニョーリくんはこの時点で14得点! 2位のランピオンくんに4点差をつけて、 当然ながら堂々の得点ランキング1位です!」 スタンドのざわめきが暫し収まらなかった。 誰もが、まざまざと見せつけられたパルマの強さに黙っていられなかったのである。 そしてこれを観ていたレッチェも例外なく口数が増えていた、勿論悪い意味で。 ジャシント「…っじかよ、あのシニョーリって奴……」 リベリ「鋭すぎるドリブルだったな、これはオレ達2人で対しても分が悪いかも知れん。」 ブルノ「うはっ、ダッサw ジャシントがしょぼくれてるとかマジ笑えるww 安心してくれよ、お前らが抜かれてもこのSGGKブルノ様が後ろに控えてるんだぜ?」 ジャシント「…何をどう考えりゃ そんな愉快な思考が出てくんだぁっ!?」 バキィ! ブルノ「へぶっ!!」 マンチーニ「やめろお前達、オレを頭痛で出場停止にするつもりか…!」 ブルノを遠慮なく引っ叩くジャシントと仰け反るブルノ。 そのアンポンタンな風景に、いつもながら頭を抱えるキャプテンのマンチーニ。
[470]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/22(土) 15:19:08 ID:??? 深刻そうでいてイマイチ深刻になりきれていなように映っているのは気のせいだろうか。 ともかくレッチェの面々からは戦意喪失までの深刻さは感じられなかった。 多少勢いを失いかけていたジャシントなどはブルノにツッコミを入れる事で空元気は出ている。 そんなチームの雰囲気を横で感じながら、この2人は何処か達観したように普段の調子を保っていた。 ディッテンベルガ「やはりパルマだったか…。 戦意を折られる事なく戦えるかが鍵だが…」 イスラス「クック……判り切っていた事だろう………」 ディッテンベルガ「フッ、そりゃな。 だがまぁ…それより先ずは目の前の一戦…油断せず行くぞ。」 イスラス「…誰が相手でも負けない……。」 ディッテンベルガの言葉に対してイスラスは口数少なく答えた。 いつもと全く変わらぬ友の様子に、ディッテンベルガは安心感を得ていた。 コッパ・イタリア・プリマヴェーラ 準々決勝第4試合 レッチェ vs ナポリ 試合開始の時間が間もなくやって来ようとしていた。
[471]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/22(土) 15:22:15 ID:??? <控室・ナポリ> ホルマジオ「さぁーてと…お前ら、今日はなかなか手強い相手だぜ、知ってるか?」 プロシュート「あぁん? おめ〜……イスラスの顔は知ってるよなぁぁっ? ディッテンベルガとカルネバーレ、キャプテンはマンチーニとか言うそうだが、 そいつも全部しってるよな オメー?」 ペッシ(兄貴、いくら兄貴でもそりゃあ失礼じゃあないですか? ターゲットの顔を覚えるのはオレ達にとって反射みたいなもんでさぁ。) ホルマジオ「おいおいおい、怖えって。 しょうがねぇなぁ〜、質問してるのはオレなのによぉ。 質問に質問で返すなよ……礼儀に反するってもんだぜ。」 ガラの悪い言葉が飛び交うこの控室はFCナポリユースの控室。 どうやらミーティングが行なわれようとしていた……。 いた…? ギアッチョ「カルチョって言葉はよぉ〜…『ボールを蹴る』って意味の言葉から生まれたんだよぉ〜。 でもイギリスじゃフットボール(球)、足の球って言うんだぜぇ〜? しかもフランスもスペインもドイツも中国もオランダでさえ足球足球足球… 何でカルチョみてぇぇに『ボールを蹴る』って意味の言葉にしねぇぇぇんだ〜〜〜? それって納得いくか〜〜〜〜〜〜おい?」 隅っこでロッカーを前に独り言を呟いている男もおり、ミーティングの雰囲気は全然ない。 ホルマジオは深々と溜息を吐いて、「ギアッチョ」と彼の名前を呼ぶが…。 そんなホルマジオの言葉に気づかず、ギアッチョはさらにヒートアップしていく。
[472]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/22(土) 15:23:17 ID:??? ギアッチョ「オレはぜーんぜん納得いかねえ………。 なめてんのかぁーーーー! このオレをっ!!!! 蹴れよ!! ボールを蹴りやがれ!!! 足球とか呼ぶんじゃねぇっ!!! チクショオーーーーー!!!! ムカつくんだよ! コケにしやがって!!!」 ホルマジオ「ギアッチョ!!!」 ギアッチョ「うるせえぇぇぇl!!!!!」 ホルマジオ「聞けよ、日本じゃカルチョの事は『蹴球』って呼ぶらしいぜ?」 ギアッチョ「なっなにぃぃぃぃぃぃ!!!! マジか!! いいじゃねーか日本! ヤベーーーよ、オレ日本の事 好きになって来ちまったぜえええええ!!」 バカバカしい会話にプロシュートは肩を竦めて溜息をついた。 そもそも何だって自分がカルチョなんかやらされてるのか、彼は全く持って理解できなかった。 ボスからチームに与えられた指令らしいが、(特殊メイクするとは言え)こんな大勢の衆目の前に 自分達の姿を晒すなんて事は、彼にとって考えられない事だった。 プロシュート(リゾットの話じゃあ精神の訓練っつー名目で指令があったらしいが…やってられるかよ。 しかも全部終わったらあのクソデブのポルポんとこに集合とかよぉぉ…。) 不満を頭の中で駆け廻らせながら、プロシュートはチームメンバーの顔を改めて確認した。 理知的ぶって話すホルマジオ、クレイジーに怒鳴り散らしていたギアッチョ。 そして自分の隣で佇んでいる弟分のペッシ。 あとは…
[473]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/22(土) 15:24:44 ID:??? 先着で ★残りのナポリの主力メンバー→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ダイヤ≫イルーゾォと…それからサーレーってのがいるらしい ハート≫そしてペッシはすでにマンモーニ(ママッ子)じゃねえ スペード≫それからリゾットも今日は出るらしい クラブ≫あと…リガトニって奴が序盤に出るとか言ってたなぁ クラブA≫そうそう、監督はチョコラータってヤツだ。 JOKER≫ドッピオってチビも居るが、何の役に立つのかわからねえ
[474]森崎名無しさん:2011/01/22(土) 15:29:45 ID:??? ★残りのナポリの主力メンバー→ スペード6 とぅるるるるるるるるるるるるるる
[475]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/22(土) 17:04:49 ID:??? >残りのナポリの主力メンバー→ >スペード≫それからリゾットも今日は出るらしい ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「PAに入るのを許可しない」口癖のイルーゾォと(GKのオレにとっては中々頼りになるストッパー。) それからポルポのとこから派遣されてきたサーレー(髪の毛のセットが蜘蛛の足みてぇで気持ち悪い。) あと、まだ到着していがオレ達のリーダーでもあるリゾットも今日は出場するらしい。 プロシュート(リゾットが出るって事は今日の相手はマジにかなり強力な奴らだ。 そして…(信じられねー事だが)組織も本気だって事も意味している。) そう考えるとプロシュートも徐々に面白い気持ちになってきた。 何があるのかは判らないが、とにかく相手は手練(てだれ)…。 そういう相手を徹底的に叩きのめす事はプロシュートは嫌いではなかった。 目的が見えない事は心の底から不満ではあったが、そこは目を瞑れない事もない。 プロシュート「よぉぉし…ペッシ、今日は『先っちょ』から『ケツ』までトコトンやると決めたぜ。 半端な気持ちっつーんだったら、オメー…今日はもう寝てろ。」 ペッシ「えっ…本気で行くんスか兄ぃ! そーゆー事ならオレもやってやりますぜ! よっしゃ、ヤロウぶっ殺してやる! ぜってーぶっ殺してやるぜ!!」 ピクッ… プロシュートは今の気分を弟分に話し、さらにテンショウンを盛り上げようとした。 その言葉に対し、ペッシは打てば叩くような気持いい反応をしたつもりだった。 しかしプロシュートはペッシの言葉の中に自分の嫌いな言葉が含まれているのを聞き逃さなかった。
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0ch BBS 2007-01-24