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【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】
[590]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 19:56:35 ID:??? ディッテンベルガ(守備を固めてフィニッシャー2人をマーク…そのスタイルは変えないか。 やはりそれが限界だ、もう1人のゲームメーカーをマークする余裕はない!) ポンッ…! …ポンッ! ナポリの守備に大きな変化が無い事を確認し、ディッテンベルガは覚悟を決めた。 マンチーニとのワンツーでボールを動かし、自らをアタッキングサードの位置に持っていったのだ。 流石にこの位置はイルーゾォが張っており、カバーを仕掛けてくる。 イルーゾォ「おいおい…いいのかそりゃあ? ボールを奪われたら終わりじゃないのか?」 ディッテンベルガ(その挑発…オレにリスクを意識させ、仕掛ける可能性を削りに来ているか。 だが、裏を返せばお前の意識はイスラスに向いてるのがバレバレだ!) クンッ! イルーゾォ(そうだろうなぁぁ! ………あ?) ディッテンベルガがイスラスの位置を視線で確認した…パスを出すスペースを見計らったんだ。 たった視線だけのフェイントだったが、今のイルーゾォには効果覿面だった。 リスクを考えれば、こんな位置でディッテンベルガが自身で仕掛ける事は考えていなかったのだ。 ディッテンベルガ(ここまでは計算通り…。 最後にこいつらの選択肢を狭めるために…!)
[591]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 19:57:52 ID:??? 先着で ★ディっテンさんが決めます?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ≪ダイヤ、ハート≫ 必殺シュートを見せます。 ≪スペード≫ 必殺シュートを放つが…その時、口の中にジャリッと砂のような物を噛む感触があった。 ≪クラブ≫ 同上+シュートがグラウンドのギャップか何かによって枠外です。 ≪JOKER≫ なんとここでバックパス!? それに走り込むのは…
[592]森崎名無しさん:2011/01/30(日) 20:02:56 ID:??? ★ディっテンさんが決めます?→ ダイヤ8
[593]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 22:49:26 ID:??? > ディっテンさんが決めます?→ > ≪ダイヤ、ハート≫ 必殺シュートを見せます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ザッ…! イルーゾォが視線と重心をイスラスの方に向けると同時に… それとは真逆の方向へディッテンベルガはサイドステップをかけていた。 イルーゾォ「なななななにぃっ!」 ディッテンベルガ「おいおい…こんな程度で驚くのか?」 先程のイルーゾォの言葉を皮肉るように言ったディッテンベルガ。 水平にステップしながら、さらに脚を振りかぶるという高水準の技術で周囲を驚かせ… ディッテンベルガ「飛び立て! テイクオフシュート!!」 バッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオン!! 放ったシュートの威力とボールが描く軌道は、もう一段上の驚愕を与えたのだった。 ドガアッ! クワトロ「うぬぅぅぅぅ!」 プロシュート「グラウンダーのシュートか・・! だがコースは見えているぜ!!」 地を這うようなシュートは轟音を伴ないナポリゴールに迫っていた。 プロシュートは軌道を読み、ゴール右隅を狙ったシュートへダイビングする…が!
[594]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 22:51:30 ID:??? ギュルギュルギュル! プロシュート(この音、この回転…! や、ヤベェ! このシュートは……!) ディッテンベルガ「飛び立つ!!!」 ザシュッ…!!! ギュイーーーーーン!!! ……シュンッ!! ピィイイイイイイイイイイイイイイイ! ピッピィイイイイイイイイイイイイイイ!!! レッチェ 2−2 ナポリ 同点を告げる笛が鳴り響き、それを追うように前半終了がピッチに告げられた。 レッチェはギリギリで同点に追い付き、後半へ弾みをつけられた形になったのである。
[595]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 22:55:12 ID:??? 実況「決まったぁぁぁぁ!!! ディッテンベルガくん、ここで思わぬ隠し玉! 芝を抉るように地を這うシュートが、バウンド時に信じられない急上昇!!! これを読めというのはGKには酷な話だぁぁ!!」 観客「うおおおおお!」「あんなシュートを持ってたのか!?」「流石は皇帝の再来!!」 新田「い、今のは…!」 中山「あの軌道…バックスピンを掛けていたのか!?」 三杉「おそらく…しかし推進力と侵入角度、バウンドさせるタイミング…凄い難度のシュートだ。 そして、それに見合った威力と守り辛さを兼ね備えている…。」 ディッテンベルガの必殺シュートにフィオレンティーナは唸るしかなかった。 こんなシュートを隠し持っていたとは、彼等は全く考えていなかった。 バンビーノ「驚いたな…オレ達の時には使わなかったのか、それともこの数日で編み出したのか…」 中山「今となっては分からないが…使われていたら危険だったな。」 三杉「確かに危険だった…あのシュートが強力、というだけの意味じゃなくてね。」 中山「…と、言うと?」
[596]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 22:58:27 ID:??? 三杉「マークの枚数が足らないのさ…。 レッチェはこれまで攻撃を組み立て、最後まで完遂出来る選手が一人しか居なかった。」 新田「イスラス…ですか?」 三杉「ああ…ディッテンベルガとは形は違うが、彼は起点となってフィニッシュも出来る。 だからこそ、攻撃のイニシアチブを取られない為に相手チームはマークするんだ。 だけど同じレベルで攻撃の集中になれる選手がもう一人存在してしまえば…話は変わってくる。 どちらが攻撃のイニシアチブを取るのか、警戒しきれないんだ。」 バンビーノ「マークをしてもまともに抑えきれない選手が存在し… しかもそのどちらかはマーカーが足りずにフリーとなるのか。」 ミュラー「まるでベッケンバウアーとネッツァーの“ランバ・サンバ”ですね…。」 この話にメンバー達は息を呑んだ。 予選でなんとか破ったレッチェが、さらに闘い辛い相手に成長していると言う事実。 得点差では圧倒していたが、スコアから読み取れない苦しみがあったのを思い出していた。 レントゥルス「うわああああ〜〜 再戦したくないよぉおおお〜〜〜」 レントゥルスの悲痛な叫びが皆の心を代弁した。 いつもならば皆でなだめる所だが、この時ばかりは誰にもなだめる余裕がなかった。
[597]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/01/30(日) 23:00:03 ID:??? レッチェ、ナポリ両チームの選手達が一旦控室に下がっていき、ハーフタイムとなった。 サッカーのレベルはレッチェの方が上だが、それを上回るような凄味をナポリは示していた。 踏んできた修羅場数が違うとでも言わんばかりのメンタルの強さは驚愕して良いレベルだった。 パルマvsサンプドリアとは比較にならない拮抗した試合展開に誰もが精神的疲労を感じていた。 三杉(ハーフタイムか…どうしよう。) A パルマ対策でも話し合ってみようか B レッチェ対策でも話し合ってみようか C ナポリ対策でも話し合ってみようか D ブンナークに説教してみようか E 弥生の事を考えてみようか F モニカの事を考えてみようか H そ の た 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[598]森崎名無しさん:2011/01/30(日) 23:10:06 ID:s3TbrN6A F
[599]森崎名無しさん:2011/01/30(日) 23:21:54 ID:V0kymIGg A
[600]森崎名無しさん:2011/01/30(日) 23:31:38 ID:lzaezYVw A
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0ch BBS 2007-01-24