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【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】
[691]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/08(火) 16:49:38 ID:??? > ラストバトル→ スペード10 > ≪スペード10以上≫ イスラスの勝利、奪ったボールはディッテンベルガに渡り… ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ダダダダダダダ!! 先に仕掛けたのはイスラスだった。 相手の挙動など意に介さず、ボールに向かって突っ込んだ。 ディッテンベルガ(イスラス…!) リゾット(勝ったな…。) マンチーニ(クッ…! 見切ってくれ、イスラス!!) プロシュート(……) ドシュゥゥゥゥゥ!!! 様々な思いが交差する中、その中心に在った二人がぶつかり合った。 直後、後方へ吹き飛ばされたのはイスラスである。
[692]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/08(火) 16:53:02 ID:??? その瞬間 ナポリ選手には歓喜が、レッチェ選手には絶望がそれぞれ刻まれた…。 ただし、ペッシとイスラス、そしてプロシュートとディッテンベルガを除いて。 イスラス「“ぶっ潰してやる”ってセリフは……終わってから言うもんだぜ………。」 飛ばされたイスラスの足元にボールが在った。 接触の瞬間、クリップのように足でボールを挟み 掠め取っていたのだ。 そしてイスラスは倒れこみながら再びボールをディッテンベルガに渡した。 ディッテンベルガ「ダンケ…」 ボールを託されたディッテンベルガは息をつかず、そのままゴールに向けて一直線に進んだ。 ホルマジオ、イルーゾォ、ギアッチョが行く手に立ちはだかったが、ディッテンベルガは止まらない。 ジョアン直伝の芸術的ドリブルで3人を振り払い…そして残るはプロシュートただ一人。 ディッテンベルガ(貴様がイスラスにした行為、それもサッカーの一面ではある…。 そしてオレはその目にダイヤモンドのように固い決意を見た。 …だが!) プロシュート「クソがッ……」 ディッテンベルガ(それは決してサッカー選手が抱く気高い決意じゃあない、 目的の為には手段を選ばない、荒くれ者の下種な決意だ!!)
[693]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/08(火) 16:54:15 ID:??? グワァ… 実況「ディッテンベルガくん、足を振り被った!! これはまさしく、前半終了間際にナポリゴールをこじ開けた…!」 ディッテンベルガ「テイクオフシュートだっ!!!!」 プロシュート「止める!!」 ズバシュァァァァァァァァァ!!! ………… ドゴォッ!!!! ディッテンベルガ「アウフ ヴィダーゼーエン(さよならだ)」 ディッテンベルガの放ったシュートはプロシュートの身体を吹き飛ばし、天井のネットへ突き刺さった。 試合を決定付ける3点目を奪ったのはレッチェであった。 そしてゴールの後を追うように試合終了を告げる笛が鳴り響いたのだった。 ピィィィィィィィィィィ!!!!! ピッピッピィィィィィィィィィィ!!!!! レッチェ 3−2 ナポリ
[694]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/08(火) 16:59:18 ID:??? 一旦ここまでです。 また夜に更新できるかも? 取り敢えずレッチェの闘いはひとまず終了です。 この後は暫くgdgd戦後処理があり、その後はスレタイ通りのあれですね。 そしてこのスレもきっと850くらいの運命…。 なので、800レスを越えたらスレタイ募集を始めようと思います。 その時はどうぞ宜しくお願いします。
[695]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/10(木) 21:21:41 ID:??? 実況「決ッ着ーーーー!!! 激闘に終止符が打たれました! 先制点そして2点目と、ゲームをリードをしていたのはナポリですが… しかし離されては追いつき、攻められては守り抜き、 最後の最後で勝ち越しゴールを決めたのはレッチェです!! イタリア南部の情熱がぶつかりあった好ゲーム、勝者はレッチェに決まりました!!」 シャアァァァァァァァンナローーーーー!!! 観客「レッチェ!レッチェ!」「流石は皇帝の再来じゃん!?」「加速装置は伊達じゃないーー!」 両チーム共が、互いのゴールまで迫ったラストシーン。 最後の最後まで勝者を予想できなかった熱い試合展開に、観客は惜しみない拍手を送った。 ペッシ「あ、兄貴ィーーーー!」 ディッテンベルガのラストシュートで激しく吹き飛ばされた兄貴分の元へペッシは走り寄る。 プロシュートはゴールポストに身体を打ちつけたようで、まだ立ち上がれていなかった。
[696]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/10(木) 21:24:12 ID:??? プロシュート「ぐぅ……ペッシか…。」 ペッシ「あ、兄貴ィーー…!」 プロシュート「………大丈夫だ、それより肩貸せ…」 ペッシ「あ、あぁ…」 ペッシの力を借りて立ち上がったプロシュートは、そのまま敵の方へと歩き出した。 その足の先は、同様にディッテンベルガの肩を借りているイスラスへと向いていた。 やがてナポリの二人はレッチェの二人の前に立つ。 ペッシ(兄貴…?) プロシュート「よう…。」 イスラス「………」 (ガルルルル… 声をかけたものの猟犬のように警戒を顕わにするイスラスに、プロシュートは苦笑した。
[697]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/10(木) 21:27:14 ID:??? プロシュート「フン、ムチャしやがって…テメェーのせいで予定が狂いっぱなしだったぜ。」 イスラス「(ムカ) …ムチャをしたつもりは一切ない……全て予定通り…」 ディッテンベルガ(嘘つけ)ボソリ イスラス「ゴホン…普段どおり戦う、切り札を取っておく……両方やるのはわけない事だったな……」 プロシュート「ヘッ……さっき“迂闊”だなんて言ったが撤回するぜ、無礼な事を言ったな。 レッチェには守る方法も攻める方法も、オレの想定以上に懐が深かった… そこの男(ディッテンベルガ)のせいでな。」 ディッテンベルガ「……。」 プロシュート「あの時点で同点に追いついたのは正しい選択だった。そこでオレ達に “あいつ(イスラス)を潰せば勝ち”と思わせ、ギリギリまでそう信じさせたのだからな… …いやマジに恐れ入ったよ。」 ペッシ(ま、マジで!? そ、そうか…こいつ(イスラス)そこまで考えて…)←違う プロシュート「だからと言って、よくそこまで自分を酷使したもんだな? 洒落にならない負傷を負ったその身体でよぉ…。」 イスラス「……」
[698]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/10(木) 21:28:23 ID:??? 先着で ★なんて答える?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ≪ダイヤ、ハート≫ イスラス「……勝つ為なら相手を潰す事も厭わぬやり方に…腹が立ったからな…」 ≪スペード、クラブ≫ イスラス「………勝つためならば…この程度は安いものだ…」 エヘン ≪JOKER≫ イスラス「オレには“超イスラ水”があるからな…治癒力も加速するのだ……」
[699]森崎名無しさん:2011/02/10(木) 21:30:44 ID:??? ★なんて答える?→ スペード4 JOKERを引く・・・・これを行うのはむずかしい・・・・
[700]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/10(木) 23:11:28 ID:??? > なんて答える?→ スペード4 > ≪スペード≫ イスラス「………勝つためならば…この程度は安いものだ…」 エヘン ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 因縁をつけられると思っていたイスラスは、予想外に賞賛のような言葉をかけられ戸惑った。 その結果、彼は本心を隠して つい格好をつけた事を言ってしまう。 イスラス「………勝つためならば…この程度は安いものだ…。」 エヘン …しかもちょっと胸を張り、ディッテンベルガを内心呆れさせたのだ。 だがこれを聞いたペッシは衝撃を受けたような顔をした。 そしてそのペッシを見たプロシュートも我が意を得たりとニヤリとする。 ペッシ(こいつ…プロシュート兄貴と同じ言葉を…!? 『一度食らいついたら腕や脚の1本や2本失おうとも決してスタンド能力は解除しない』 …こいつはその言葉通り戦って…勝ち取りやがったのか!!!) プロシュート(……理解したようだな、ペッシ。 負けちまったが、これだけで十分価値があったな。 イスラスか…こいつはきっといいスタンド使いになるだろうぜ。 カルチョなんてやらせてるのが惜しいくらいだが…まあ仕方ねぇか…。)
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0ch BBS 2007-01-24