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【まさかの】Another-C_2【色恋沙汰】
[754]森崎名無しさん:2011/02/15(火) 22:27:25 ID:8W5GC5R2 C
[755]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 12:21:18 ID:??? > C うん、タイミングもだけど。 何よりそのドレスはキミに似合っているよ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉は素直な感想をモニカに伝える事にした。 想像していた通り、チャイナドレスはモニカの魅力を引き立てていたのだから。 三杉「うん、タイミングもだけど…何よりそのドレスはキミに似合っているよ。」 モニカ「え………。 ほ、本当ですか?」 三杉「うん、これは“お世辞”ではなく素直な感想だよ。 そのドレスは間違いなく君の魅力を引き立てている。」 最後の一言に三杉は、先程の遣り取りのお返しとばかりにやや皮肉を込めて言った。 当然モニカ自身は皮肉を言ったつもりはなかったので、全く伝わっていないが。 とにかく、三杉の確認の言葉を聞いてモニカは明らかに嬉しそうな顔をしていた。
[756]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 12:23:18 ID:??? モニカ「ありがとうございます、嬉しいです…! じ…実はこのドレス、昨日あれから慌てて買ってきた物なんです…。」 三杉「おや…そうだったのか?」 モニカ「ええ…お恥ずかしい話ですが、私はドレスを持ってなかったんです…興味なくて。 でも一緒に食事をして恥ずかしくない姿で行きたいって思って… 何軒か回って、出会ったお店の方のアドバイスも貰って、悩んで… それで最後にこのドレスを選ぶ事が出来たんです。 だから…。」 三杉「……」 話しながら段々と顔を下に向けるモニカの話を三杉はジッと聞いていた。 モニカ「だから、このドレスが私に似合ってると言って貰えて本当に嬉しかったんです。 ドレスを探している間に悩んだ事も出会えた人も、全てが良かったんだって思えるから。」 三杉(なるほどね…。) 正直なところ、この話は三杉にとっても理解できる話だった。 努力や苦労が成果として現れ、それを他者に気付いて貰える事の喜びは。 天才と呼ばれるよりも更に以前、三杉はその事を既に知っていた筈だった。 いつしかそれを忘れ、諦めと共に人を見下ろした10代前半…だがその後、挑戦者として這い上がった このイタリアでの2年間は、再び三杉にそんな等身大の心を宿らせていた。 三杉(…今の僕なら、弥生にも別の接し方をするのだろうか?) ふと三杉はそんな事を思った。 だが仮にそうだとすると弥生との関係はまた違った絵を描くのかも知れない。 そう考えると人と人の関係は分からない物だと三杉は内心苦笑するのだった。 (…という感じの展開が三杉の脳内を約0.5秒で駆け巡った。)
[757]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 12:26:17 ID:??? 三杉「ドレスを探し回った話、ぜひ聞きたいものだね。 食べながら聞かせて貰えるかい?」 モニカ「ええ勿論。」 そう交わして三杉は店内へとモニカをエスコートした いつの間にかモニカの口から発せられる言葉は滑らかな物に変わってきているのだった。 予約の時間より多少早めの到着となったが、席にはすぐ案内をしてもらえた。 4人用のやや余裕のある円卓であり、空いている席にはモニカのバッグが置かれる。 店内を見回すとそこらに中華紋様や装飾が為されており、三杉の知る中華料理店と大差はなかった。 三杉「どうやらミラノでも日本でも、店内の様子は同じみたいだ。」 モニカ「そうなんですか…! それじゃあ本場と変わらないって事ですね!」 三杉「いや、本場は中国だからね?」 モニカ「え…あ、そっか。 でもでもラーメンは日本料理でしたよね?」 三杉「いや…ラーメンも中華料理だよ。」 モニカ「……・ カレーは…?」 三杉「インド料理だ。」 モニカ「…………… は、初めて知りました…。」 三杉(…モニカは日本をなんだと思っているのだろう?)
[758]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 12:27:57 ID:??? 他国の料理をアレンジし、独自の食文化を展開している日本の食社会。 学生くらいの年代であれば、このような誤解している海外の人間は意外なほど多い。 三杉とモニカの2人はこのカルチャーショックを前に、互いに苦笑を漏らし合うのだった。 …と、そこにウェイターがオーダーを受けにやってきた。 ウェイター「リア充爆発しろ。(お食事の前にドリンクのオーダーはございますでしょうか?)」 三杉「え!?」 モニカ「リ、リア充…って何ですか?」 ウェイター「コホン…大変失礼致しました。 お食事の前にドリンクのオーダーはございますでしょうか?」 三杉「あ、ああ…ドリンクね。」 モニカ「ミスギさん、中華料理には何が合うんですか?」 三杉「うん、まあ食前だからね…ここは。」 A 老酒(ラオチュウ) B シードル C カプチーノ D ジャスミン茶 E ミネラルウォーター F メローイエロー G チェリーコーク 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[759]森崎名無しさん:2011/02/16(水) 12:57:07 ID:ikf37bOI D これ…だよね? 全く自信ないけど
[760]森崎名無しさん:2011/02/16(水) 13:09:15 ID:MEJLR6aM D
[761]森崎名無しさん:2011/02/16(水) 18:06:25 ID:??? 中華大好きで大人だったら老酒でもいいけど なにしろ臭いので初心者のモニカには多分NG スマートなのはシードルかな?食前酒だし ジャスミン茶はカジュアルになりすぎるきらいがあるけど 不正解!って事にはならない…と思う
[762]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 18:22:59 ID:??? >>759 カプチーノと老酒以外は概ね問題ないかとー 食前ですからw >>761 シードルはスマートですよね。 ============================================= > D ジャスミン茶 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉「モニカ、ジャスミンティーは飲んだ事ある?」 モニカ(フルフル) 首を横に振って、未経験である事をモニカは告げていた。 三杉は思わずニヤリとしてしまう。 教えたがりの彼にとって、この流れは打って付けと言えた。 三杉「そうか…それじゃあジャスミンティーを2つ。」 ウェイター「パルパルパル………妬ましまりました。」 舌打ちをしつつウェイターは下がっていった。 そこは「畏(かしこ)まりました」だろうと三杉は内心思ったが、興味は既に説明へと移っていた。
[763]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/16(水) 18:26:05 ID:??? 三杉「ジャスミンティーは中国の花を使ったフレーバーティーなんだ。 言ってみればアールグレイと親戚筋に当たるかもね。」 モニカ「へぇー、そうなんですか。 花を使うと言うと…ローズティーみたいにですか?」 三杉「うーん…それと近いのもあるけれど、良質の物は少し違うかな。 ローズティーは淹れる直前でバラの花を加えるのが普通だけれど、 ジャスミンティーは茶葉の状態でマツリカの花を混ぜ合わせるんだ。 だから花の香りがローズティーに比べると鮮明だと言えるね。」 モニカ「カルチョの選手なのにお茶にも詳しいんですね…!」 三杉「ハハ、これくらいは普通だよ。 それよりも、香りが強いって事はクセがあるって事だから…」 先着で ★…だから?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 ≪ダイヤ≫ …そのまま三杉の説明は前菜が運ばれてくるまで延々と続いたが、モニカの興味も尽きなかった。 ≪ハート≫ モニカ「苦手な人は苦手とする…ですか?」 ≪スペード≫ 三杉「苦手な人は苦手かも知れないね。」 ≪クラブ≫ モニカ(羨望の眼差しがスルーされちゃった(´・ω・`)ショボーン) ≪クラブA≫ …そのまま三杉の説明は前菜が運ばれてくるまで延々と続き、モニカの肩を凝らせた。 ≪JOKER≫ 三杉&モニカ「「苦手な人は苦手、あっ…」」
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0ch BBS 2007-01-24