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銀河シュナイダー伝説2 ~青雲篇~
[191]銀河シュナイダー伝説:2011/01/09(日) 22:18:52 ID:U5nKT9mM パシ!! 素早くそれを受け取り、投げられた方向を確認すると、そこにはシュナイダーもよく知る職人気質の青年、 メッツァが同じように体を拭いていた。 メッツァ「おごりだ。この前の礼」 どうやらシュナイダーが渡した『姿勢制御教本』を試すためにシュナイダーと同じ自主練をしていたのだろう。 そして同時に確かに効果があったことを確認したようで彼は短くその礼をしたつもりなのだ。 シュナイダー「そうか、役に立ってよかった」 礼であるのならば遠慮はいらないとばかりに保存も利くそのカップの淵を開けると、メッツァに 見せ付けるように口につける。 コクコクコク… 塩分補給のための塩っけと、糖分補給のための甘さ、更にアミノ酸の酸っぱさが合わさった… つまり人間に必要なほとんどの味が合わさったそれは、水分を欲するからだの味覚ともマッチし、 非常に体を癒す…つまり美味いものだった。
[192]銀河シュナイダー伝説:2011/01/09(日) 22:20:27 ID:U5nKT9mM メッツァ「それにしても、今でも走ってるのか。凄いな」 2年に入ると途端に運動をしなくなるものが、士官学生の中では圧倒的に多い。それは、シェスターの ように、士官に必要なものは戦術論であり、身を守るためには下士官に護衛につかせればいい。 という考えが一般的なものであるが故であり、逆に言うと今走っているものは陸戦隊への希望者や 艦隊戦とは別の…前線ではなく後方で治安維持などを主たる希望にするものばかりであった。 だからこそ、それではまずいと士官学校の1年の間は徹底的に体を鍛えるためのカリキュラムが 組まれているのだが… 閑話休題。 シュナイダー「俺の場合は、今度のサッカー大会のためだよ。ガッツ切れのシューターほど 醜いものはない。逆にガッツが余り余っているシューターほど情けないものもないが」 シュートチャンスにまともに動けないシューターほど見苦しいものなく、そのシュートチャンスを 得ることすら出来ないシューターほど情けないものはない。それはストライカーにとって、 一種の格言であり、シュナイダーにもそれは同様であった。
[193]銀河シュナイダー伝説:2011/01/09(日) 22:21:30 ID:U5nKT9mM メッツァ「なるほど…ね。シューターをやれといわれれば俺も出来ない事はないが、 流石に専門家には敵わない。期待している、キャプテン」 そういいながら口数の少ない青年はシュナイダーとわかれるのだった。 ☆☆☆ ●身体能力77 →82 となりました。 ~~~
[194]銀河シュナイダー伝説:2011/01/09(日) 22:22:43 ID:U5nKT9mM 帝国暦476年12月 イベント 士官学校内のサッカー大会。それは、当然ながら学園祭も体育祭も修学旅行もない士官学生において 唯一の娯楽的イベントであり、それだけ大盛り上がりをする一大イベントだった。 1学年平均1000名。5学年あわせ5000人弱の…それだけで一つの街を形作る中の士官候補生たちは その月は盛り上がるだけ盛り上がり、時には羽目を外しすぎて懲罰房へ入れられることもあるのだが、 それでも尚、その若い力を余す事無く昇華させ、時に試合参加を、時に試合応援を、思い思いに 楽しんでいた。 シュナイダー「凄いな…こんなに学生がいたのか…」 冬空晴れ渡る日。開催の演説をするのはこの学校の校長。とはいえ、モニターとスピーカーを 用いたものであり、皆は思い思いに行動しておりほとんどの人物はその顔にも声にも興味はなかった。
[195]銀河シュナイダー伝説:2011/01/09(日) 22:23:53 ID:U5nKT9mM シェスター「そりゃあね。分校もあるし学舎が異なる科もおおい。キミだって、射撃大会のとき、 いろんなところを走り回っただろ?」 そういえば…と思う。あの時も射撃会場は様々な場所に分れて行われており、キスリングの射撃の腕前 を知るために苦労して移動したものだ。 シェスター「というわけさ。一ヶ月使ってこれらの中からたった一つの優勝チームを決めるんだ。 これで盛り上がらなかったら嘘になる。ま、僕らはルーキーリーグだから4020人くらいとは戦う必要は ないんだけどね。それに5年は今頃最終検定の対策に急がしで実際に出てくるチームはごく稀だしね」 そんな事をいいながら、近くの簡易スタンドからフィッシュアンドチップスを食する友人。 人が集まればそれだけで商売になる。鼻の利く的屋の小商人には僅かながらの袖の下と引き換えに 入門票と限定効果を持つ飲食物販売許可書を手に入れ、早速子供達から金銭をむしりとっていた。
[196]銀河シュナイダー伝説:2011/01/09(日) 22:24:54 ID:U5nKT9mM シュナイダー「そうか。因みに…どこまでいけると思う?」 カールハインツも食べるか?という友人の誘いを丁重に断りながら、シュナイダーはフランツに尋ねる。 シェスター「この前もいったけど、予選リーグ敗退は100%ない。何かの間違いで強豪とあたったと しても2位通過は確実だしね。リーグ戦万歳!」 シュナイダー「となるとベスト16からか」 シェスター「いや、普通に考えてベスト16の相手は他のリーグの2位通過組。その辺にもまける事はない。 僕たちの本当の相手はベスト8からさ」 むしゃむしゃぱりぱりと脂っこいジャンクフードを食べ終えると、すぐ近くのゴミ箱に紙くずを ぽいっと捨て去り、敵チームを偵察だ!っと、1人先に行くシェスターだった。 ~~~
[197]銀河シュナイダー伝説:2011/01/09(日) 22:25:57 ID:U5nKT9mM ~~~ シェスター「ということでチーム参加は決まったが、実はまだチーム名が決まっていない」 神妙な面持ちでシュナイダーをはじめ、カルツ、メッツァ、その他を呼び出すシェスター。 コーラー(GK)「こら!俺達をその他扱いにするな!」 シュタイン(GK)「まあ仕方が無いですよ。実際」 ハルドビッヒ(DF)「ようやく声を出せたと思えばこんな扱い!?」 マイヤー(DF)「俺なんて一応メッツァと同じ部屋割りなんだぜ?」 リードレ(FW)「ああ、それなら俺も一応カルツと同じ部屋」 マガトゥ(DF)「とりあえず、DFは4人しかいないからレギュラー確定!!」 ハイン(DF)「甘いな。カルツがDFに来る。もしくは3-5-2の可能性が高いと見た!」
[198]銀河シュナイダー伝説:2011/01/09(日) 22:27:01 ID:U5nKT9mM ミレウス(MF)「やっぱり十把一絡げなんだね…」 マックス(FW)「あ、ぼくFW扱いだけど、本当はMFなんだよ?」 エッフェンベルク(FW)「貴族の私を馬鹿にするとは…ゆるざん!!」 ボルド(MF)「はいはい。あんまり気に過ぎるとはげるよ?」 シュナイダー(な、なんてまとまりのない…いや、画面に出れなかったからストレスが溜まっているのか) そんな事を思っているが、ようやく落ち着いたようでチーム参加の際の条件、キャプテンの選出と もう一つ、チーム名を決める会議が始まる。
[199]銀河シュナイダー伝説:2011/01/09(日) 22:28:28 ID:U5nKT9mM カルツ「キャプテンは既にシュナイダーが決まっとる。ほなら、残りはチーム名だけじゃ」 シェスター「ここは、余り捻らずキャプテン名をそのままチームシュナイダーでいいんじゃないかな?」 メッツァ「それだったら、一応共通点のある寮名…ハンブルク寮からハンブルクでどうだ?」 シュナイダー(………………ラブマリー………いや、止めておこう) チーム名はどうしますか? A.チームシュナイダー B.ハンブルク C.なんでもいい D.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。
[200]森崎名無しさん:2011/01/09(日) 22:31:00 ID:DO0jZrDA B ラブマリーはちょっと別スレのイメージが強すぎるかなw
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0ch BBS 2007-01-24