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【´・ω・`】幻想のポイズン47【´・ω・`】
[248]森崎名無しさん:2011/01/12(水) 20:45:57 ID:??? ライトニングタイガーは、ミューラーにネオタイガーを軽くキャッチされたことにショックをうけ チームを抜けてまで修行してから生み出した技なのに、決勝のミューラーには普通に防がれるから困る
[249]森崎名無しさん:2011/01/12(水) 20:46:58 ID:??? 誤爆ゴメソ
[250]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/12(水) 22:38:01 ID:??? >>243-244 どうも、乙感謝です〜 >>247 この幻想郷選手たちを迎えての合宿が開始されてから……と脳内変換していただけると幸いです。 >>248-249 いえいえ、御気になさらず。
[251]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/13(木) 00:54:05 ID:??? ドガッ! バシュウッ! さとり「くぅっ……」 若林「どうした!? この程度のシュートも取れないのか!?」 攻守交替し、さとりがキーパー練習をするようになってから更に数刻。 若林はPA外から強烈なパワーシュートを何度も打ち放ち……それをさとりが防ぎに向かうという練習が続く。 しかし、やはり心が読む事だけでGKとしての地位を確立してきたさとりにとって。 下手なフィールダー以上のシュート力を要する若林のシュートを完全にシャットアウトする事はならず。 また、長期間のブランクの影響もあってか何本もシュートを許してしまう。 若林「GKのシュートが止められん程度ではまるで話にならんぞ、さとり!」 さとり「わかっています……! わかっているのです! (ですが……やはり反応が遅れてしまう! 集中しようとしても、どうしても……取れない!)」 PA外からのシュートに絶対の自信を持ち、そして、その研ぎ澄まされた集中力を駆使し。 何が何でもシュートを"とめる!"若林の技術。 その技術を何とかものにしようとするさとりだが……そう簡単に会得する事も出来ず。 ただただゴールネットを揺らされ続け、苦しい顔をしながらそれでもセービングに向かう。 横っ飛びをするたびに服は汚れ、全身には激痛が走り、その綺麗な愛らしい顔にも泥が付着をする。 しかし、さとりは練習を続けた。 今まで敵の心を読むという才能だけでシュートコースを予知し、簡単にボールを確保してきたさとり。 その慢心が、今のさとりの状況を作り出していたというのは、さとりもまた理解をしていた。 無論、オータムスカイズに初めて負けたときからさとりも努力はしてきた。 鬼である伊吹萃香や妖怪の賢者である八雲紫に比較をすれば、 その心を読むという才能すらも過小な自分が幻想郷最強GKを名乗るには未熟というのは理解していた為に。 自分自身に出来うる限り、最大限の努力はしてきた。しかし、それでもオータムスカイズには敵わなかった。 反町一樹の圧倒的なシュート力の前に、さとりは為す術も無くただただ吹き飛ばされ続けた。
[252]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/13(木) 00:55:31 ID:??? さとり「(私にあるのは圧倒的な一対一の強さと、PK戦における無類の強さ。 そして、PA内でのシュートに対するセービングのみ。 伊吹萃香のように驚異的な身体能力と豪腕も無ければ、八雲紫のような万能で完璧な力は無い。 ですが……! 私は、幻想郷の三大GK……! あの2人に並ぶ、キーパー!)」 バッ! グォオオオオオオッ!! さとり「(地霊殿の主、古明地さとりなのです……! 負けない……! 負けたくない……! 必ずや、大会では無失点を貫く!! その為にも、このボール……) と め ま す ッ ! ! 」 若林「!?」 バシィッ! ギュオッ!! 何度も辛酸を舐めさせられ続け、トラウマまでも植えつけられ、それでも立ち上がろうとしたさとり。 一度地獄を味わったからこそ得た彼女の精神力は、既にボロボロになった体を突き動かし……。 ここまでの練習で最大級の反応速度を見せ付けながら、若林の蹴ったボールに飛び向かう。 そのボールに向かう横顔……そして、そのセービングフォームは若林のそれに酷似をしており……。 さとりの小さな右手は若林の放ったボールを綺麗に捉え、見事にダイビングキャッチを成功させる。 さとり「けほっ……はぁっ……はぁっ……で、出来た……! ハッキリと、PA外からのシュートのコースが見えた……! これで、私も……!」 若林「ふんっ、だが、まだまだ俺に比べれば劣る。 その程度で喜んでいるようじゃ、まだまだだぜ」 さとり「ええ……わかっています。 この程度では、またも大量失点をしてしまうでしょう。 もっとです……もっと力をつけなければ……。 大会を無失点で貫くことなど、出来ない……。 ……続けましょう、源三君。 まだ、日が暮れるには時間があります!」 若林「当然だ!」
[253]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/13(木) 00:56:44 ID:??? その後もさとりと若林の2人は練習に励んだ。 練習量だけならば、幻想郷にいる者達はおろか、他のJrユースチームの誰よりも多かっただろう。 ――否、ただ一つ、彼女達の練習量に勝るとも劣らない練習を繰り返していたチームはあった。 こいし「お〜い、おねえちゃ〜ん!」 さとり「はぁっ……はぁっ……こ、こいし?」 既に日も暮れ、それでも練習をしていたさとり達に声をかけたのは――。 その勝るとも劣らない練習を繰り返していたチームの、派遣選手――さとりの実妹、古明地こいし。 薄暗がりの中、声をかけられたさとりは朦朧とした意識の中、こいしの方へと視線を向けるのだが……。 さとり「(こいし……あんなに練習嫌いだった子が……!)」 暗がりの中でもわかる程に、こいしの着ていたジャージは汚れていた。 それは即ち、こいしがそのジャージが汚れるのも気にしない程にフランスJrユースの面々と練習を繰り返していたという事であり……。 その姿を見たさとりは一瞬目頭が熱くなるのを感じながら、急いで目を擦り、こいしに何用かと問いかけると……。 なんとこいしは若林とさとりの練習を手伝いに来たのだという。 さとり「ですが、こいし……あなたもフランスの皆さんを鍛えて疲れている筈……。 無理はしないでいいのよ……明日も練習はあるのだから」 こいし「ううん、いいの! だっておねえちゃんが強くなってくれた方が、ボランチの私だって楽できるんだし〜。 それに、お姉ちゃんが強くなってくれないとやっぱり守備が不安で不安で仕方ないもん」 さとり「……こいし」 こいし「へへへ」 あからさまに疲れた様子ながらも、練習を手伝うと言って聞かないこいしを前にし。 さとりはむず痒い気持ちになりながら、そっと笑みを浮かべてこいしの両手を取り、ただ感謝を示すように頭を下げる。 これを見てこいしは照れ笑いをしながら、茶化すように練習練習と言いつつボールを持ち。 疲れを見せないように終始笑みを絶やさないまま、2人の練習を手伝い始めるのだった。
[254]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/13(木) 00:57:47 ID:??? 若林「(姉妹……か。 ふぅ……)」 一方で若林源三はといえば、この2人のやり取りをどこか羨むような視線で見ていた。 若林財閥の末っ子として生まれた彼にとって、仲の良い兄弟というのはドラマの世界の話でしかなく。 目の前で美しい姉妹愛を披露する古明地姉妹を見て、甘ちゃんだと思う反面……。 それでも、心の奥底では、そんな関係にあこがれてしまうのだった。 そして……。 さとり「……ふふ、なら、私の弟になりますか、源三君?」 若林「ぬ……な!? おっ、お前! また俺の心を……!?」 さとり「言ったじゃないですか、私が人の心を読むのは呼吸をするようなものだって。 ……ふふふ、『まんざら悪くも無いな……』ですか。 いいでしょう、私の弟になりなさい源三君」 若林「く、くそっ! 言うな! 言うな言うな!!」 こいし「えー、こんなデブが弟〜?」 若林「誰がデブだ!」 さとり「そうよこいし、源三君はデブではないわ。 ただ、ちょっとふくよかなだけよ」 若林「それは遠まわしにデブと言っているのと同じだ! っていうかどうして俺が弟なのが前提なんだ!? どちらかといえばお前達が俺の妹というべきだろう!」 さとり「私達はこう見えて、源三君の何倍もの年月を生きているんですよ……? なら、源三君が弟ですよ」 こいし「だからこんなのが弟はヤだって〜。 なんだか生意気そうだしさ〜」 若林「おっ、お前に言われたくは無い!!」 人の心を覗いてしまう、忌み嫌われた妖怪――古明地さとりにその心を読まれ、からかわれ、いいように遊ばれてしまうのだった。 しかし、この時、こうして騒いでいたこの時――。 古明地さとりの顔には、ようやくあの大敗をした時以来の笑顔が零れ……。 若林源三の顔には……もしかしたら、物心がついてから初めてかもしれない、心の底からの笑みが浮かぶのだった。 ※さとりの若林に対する感情が さとり→(かわいい弟)→若林 になりました。 ※若林のさとりに対する感情が 若林→(小憎たらしい妹)→さとり になりました。 ※こいしの若林に対する感情が こいし→(動けるデブ)→若林 になりました。
[255]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/13(木) 00:59:24 ID:??? こうして反町のあずかり知らぬところで大会参加国のチームが練習に励んでいた頃。 一方で反町はといえば、未だにスベスベマンジュウガニというネーミングに強い抵抗を覚えながら。 自室でのんびりと寛いでいた。 反町「うぅ……なんでスベスベマンジュウガニなんだ……なんでだ……」 穣子「いいじゃない、特徴的で格好いいわよ? 世界で多分一つしかない名前だわ!」 反町「そりゃそうだけどこりゃ酷いぞ! そもそも何だか呼びにくいし……」 妹紅「なら、略してスベマンカットとか……」 反町「そ、それはそれで何か色々と危険な気がする……!」 穣子「決まった事を今更言っても仕方ないでしょ? うじうじ言って、情けない!」 反町「(元はといえばお前が勝手に決めたのが……! ……いや、でも、こいつはこういう奴だしな、仕方ないか……)」 穣子の性格というものを知っている反町は、もはやこれ以上は言うだけ無駄だと判断し。 小さくため息を吐いてから、ベッドから起き上がり時計を見る。 反町「(さて、と……試合の疲れは残っているが……寝るにはまだ早い時間だな) ……あれ、そういえばリグルは?」 妹紅「パチュリーに呼び出されてたよ?」 反町「ふーん……(何かあったのかな? さて、それはそれとしてこれからどうしよう?)」 A.同室のメンバーに話を振ってみる B.部屋でじっとしている C.施設の中を歩き回ってみる D.他の部屋に遊びに行く E.個人練習をする F.ビデオで勉強する 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[256]森崎名無しさん:2011/01/13(木) 01:00:23 ID:WoM8EoBU A 動けるデブwww
[257]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/13(木) 01:01:01 ID:??? NPCシーンからようやく反町視点に帰って来たところで本日はひとまずここまで。 続きは明日以降書かせていただきます。 それでは、お疲れ様でしたー。
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0ch BBS 2007-01-24