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【´・ω・`】幻想のポイズン47【´・ω・`】
[800]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/25(火) 01:35:48 ID:??? >★一対一は本当に凄いヤマメ→ ハート4 ★ >★足元の技術はフランス以下なキスメ→ ハート6 ★ >両者共に効果なし…… ======================================================================== ヤマメとキスメの特訓は、結論から言えばなんら効果を生まなかった。 それも当然と言えば当然。 ドリブルと一対一、パスとパスカットなど、お互いがお互いを高めあう特訓ならばともかく。 折角2人もいるというのに、それぞれがばらばらな練習をしては効果は生まれない。 結局、まるで成果を上げられなかった2人は明日の試合の事も考えて早々に練習を切り上げ。 自室へと引き上げてゆくのだった。 キスメ「…………」←しょんぼりしてる ヤマメ「(うーん、パルスィを誘えばよかったかなぁ……。 あいつが相手なら、一対一も鍛えられた筈だし……。 はぁ、言っても仕方ない……とにかく、試合で起用されるチャンスがある事を願うしかないね)」 全幻想郷Jrユース 合宿28日目 終了
[801]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/25(火) 01:36:52 ID:??? 全幻想郷Jrユース 合宿29日目 明くる日、反町達幻想郷Jrユースの面々は。 朝食が終わると同時、すぐさま監督である輝夜に集められ、一台のバスに乗り込まされた。 無論、今日行われる練習試合――サンパウロFCとの練習試合に向かう為である。 反町「……って、バスでブラジルまでどうやって行くんですかー!? ここフランスですよ!?」 にとり「(ぶ、分解したいなぁ、分解したいなぁ……!!)」 輝夜「それは大丈夫! 今日の運転手、八雲紫がちゃーんとスキマ運送でブラジルまで運んでくれるわ!」 紫「ご紹介に預かりました、八雲紫ですわ。 現地に到着するまで、約1分。 皆様、シートベルトはちゃんとしめておいてくださいね。 あと、むやみやたらに分解しないように」 にとり「ひゅい!?」 反町「(ゆ、紫さんが運んでくれるならバスに乗る意味は!?)」 一部がバスに乗っただけで涎を出しながら興奮しているが、それはさておき。 反町の常識的な突っ込みを監督である輝夜と、いつの間に現れたのか……運転手(?)である紫が応えると。 バスはそのまま出発し、あっという間に巨大なスキマに飲み込まれ……。 そして、現地――ブラジル、サンパウロ市へと到着をする。 紫「はい、とうちゃーく♪ 皆様、お降りの際は手荷物などをお忘れにならないようにご注意下さい」 反町「あ、ありのまま今起こった事を話すぜ? 今さっきまでフランスにいたと思ったら、ブラジルについていた。 な、何を言ってるかわからないと思うが俺も何をされたかわからなかった……」 穣子「何を今更八雲のスキマ能力見てビビってんのよ、こんなん見慣れたもんでしょうが」 反町「(……慣れたら色々とやばい気がするんだよ)」 紫の能力を改めて目の当たりにし、一人、狼狽をする反町であったが……。 もはやこの能力にも慣れている幻想郷Jrユースの面々は慌てず、騒がず、ぞろぞろとバスを降り。 慌てて反町もそれに続き、外へと出る。
[802]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/25(火) 01:37:57 ID:??? 輝夜「さ、これが今日私達が戦うサンパウロFCのホームスタジアムよ! プロチームが使っているものだから、当然設備は抜群にいいわ!」 魔理沙「ま、確かに幻想郷にあるどのスタジアムよりも立派な外観だな」 反町「(プロ、か……サッカーの本場、ブラジルの、名門チームのホームスタジアム。 まさか、こんなところで戦えるなんてな……)」 エスタジオ・ド・モルンビー。 ブラジルの名門、サンパウロFCのホームスタジアムであり。 この外観を見て、幻想郷の殆どの面々は特に感慨を覚えないのだが……。 しがないサッカー後進国である日本出身の、一中学サッカー選手であった反町は。 まさかこのような場所でサッカーが出来るとは、と胸を高鳴らせる。 その後、反町達は輝夜の先導を受けてスタジアム内部へと入り、まずはミーティングルームへと向かおうとしたのだが……。 がやがやがや 大柄な男性「ワオ! 本当に今日の練習試合の相手は女の子タチばかりなんだネ!」 反町「!?」 その道中、不意に向かい側から現れてきたのは……サンパウロFCのメンバーだと思われる選手陣であった。 先頭を歩いていた帽子を被った大柄な黒人男性は、反町――の背後にいる少女達の姿を見つけるや否や。 若干おどけたような様子で驚きを見せ、背後にいるチームメイト達を振り返る。 その大柄な黒人に同調するように、多くの選手たちは本当に女子とサッカーをするとはと苦笑いをするのだが……。 そんな中、壮年の白人男性は、一同の気を引き締めさせるかのようにたった一言ぽつりと呟く。 壮年の男性「とはいえ、事前に見たビデオでは下手なクラブチームよりも余程レベルの高いサッカーをしていたな。 決して侮れる相手ではない、それは確かだ」 精悍な男性「ネルソンさんの言う通りだ。 ……あなたが監督の輝夜さんですね。 サンパウロFCのキャプテン、パウロ・ルイス・デ・オリベイラです。 今日はよろしくお願いします」 輝夜「ええ、よろしく。 みんな、挨拶しなさい! こちらが今日私達と練習試合をしてくれるサンパウロの方々よ!」 反町「(サンパウロの、トップチームの選手たち……!)」
[803]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/25(火) 01:39:07 ID:??? 壮年の白人男性が呟いた瞬間、その後ろにいたサンパウロFCキャプテン――オリベイラはずずいと前に出ると。 その右手を前に差し出し、にこやかに監督である輝夜と握手。 これを受けて輝夜も握手を交わしつつ、一同に挨拶をするようにと言い……。 一方で反町は、間近で見るプロの選手たちを見て思わず全身を強張らせてしまう。 反町「(ど、どうしよう? 俺は何か言っておいた方がいいんだろうか!? こ、ここは……)」 A.「幻想郷代表キャプテンの反町一樹です、今日はよろしくお願いします!」 優等生的に挨拶をしておく B.「幻想郷代表キャプテンの反町一樹です、今日は胸を借りるつもりで戦わせていただきます!」 下手に出つつ挨拶する C.「そこのやけに手がでっかいの! 消えろ、ぶっとばされん内にな!」 多分キーパーっぽい人を挑発しておく D.「ファンなんです! サイン下さい!」 サインを貰う E.「(いや、ここはあえて何も言わずいよう!)」 何も言わない F.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[804]森崎名無しさん:2011/01/25(火) 01:39:47 ID:YHUoJwbg A
[805]森崎名無しさん:2011/01/25(火) 01:40:12 ID:bFcmd9O2 A
[806]森崎名無しさん:2011/01/25(火) 01:53:25 ID:nrse00Ys A
[807]森崎名無しさん:2011/01/25(火) 01:54:02 ID:GaqDfsoI A 今日の魔王の犠牲者はビッグハンドキャッチさんか…w いや、いまの能力だと厳しいかもだけど。
[808]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/25(火) 02:29:21 ID:??? >A.「幻想郷代表キャプテンの反町一樹です、今日はよろしくお願いします!」 優等生的に挨拶をしておく ============================================================================================ オリベイラ「君がキャプテンか……ああ、よろしく。 お互いにとって、有益になるような試合にしよう」 反町「(あ、握手してる! 俺、プロの選手と握手してるよ……!!)」 反町の模範的な挨拶は、規律などにも厳しそうな厳格なタイプのオリベイラにもすんなりと受け入れられ。 オリベイラはにこりと微笑みながら、反町と握手を交わす。 その後、オリベイラは後方にいた壮年の白人――ネルソン・ベベット。 最初に声を発した大柄な黒人男性――バウデニール・モンテイロ・ラモス。通称、バモラを紹介すると。 そのまま反町達に別れを告げて、自分達もまたミーティングルームへと向かい。 その背中を見送った後、反町達もまた、自分達にあてがわれたミーティングルームへと向かうのだった。 〜 ミーティングルーム 〜 霊夢「……しっかし、やけにデカい連中だったわね」 美鈴「仕方ありませんよ。 相手は人間の大人……しかも、男性ですもん。 私やお空ちゃん、レティさんならともかく、他の皆さんじゃ体格的に敵いませんって」 魔理沙「デカかろうがなんだろうが、全部ぶっとばしゃいいだけの話だぜ」 反町「(とはいえ、プロだからフィジカルは凄く強そうだよな……からだが俺達と違って出来上がってるんだし)」 ミーティングルームへと入った直後、堰を切ったようにあふれ出す一同の声。 幾らプロサッカーチームという存在を知らなかった者達と言えど。 先ほど出会った時に見せたオリベイラらの自分達とはまた違った、纏う雰囲気を感じ取ってか。 はたまた、そのあまりの体格差を見てか少しだけ今日の試合を危惧し始め……。 それらを見ながら、輝夜はミーティングルームに備え付けられていたビデオデッキにビデオを入れると。 一同の注目を集めながら、今日の対戦相手について改めて解説を始める。
[809]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/01/25(火) 02:30:23 ID:??? 輝夜「よし、みんなきけ。 今日の試合、サンパウロFCはクラブチームといえどプロ! ナショナルチームだけどJrユースレベルだったスウェーデンとは、格が違うわ! その違いっぷりは、まず選手達に殆ど穴が無いという点が上げられるの!」 うどんげ「ど、どういう事ですか姫様……?」 輝夜「以前戦ったスウェーデンは、実質レヴィン君、フェデリックス君、ラーソン君、ブローリン君の4人に頼りきったチーム。 でも、今日戦うサンパウロの選手は、主柱こそいれど決して全員が侮れるレベルの選手ではないの。 足手まといといえる選手も……まあ、2人程度よ」 反町「(あ、いるんだ、足手まとい)」 言いながら、リモコンを操作して輝夜が映したのは……サンパウロのFW陣。 どうやらサンパウロFCはFWは3人体制らしく。 CFW1人、両サイドにウイングをそれぞれ1人ずつ配置している。 輝夜「サンパウロのFWは中央にストライカー役のリベリーノ。 左には……ちょっと浮き球に強いファルコン、右にはドリブルに定評のあるテスタを置いた形よ。 中央のリベリーノ君は、確かに強いシューターだけど……油断をしなければ、十分取れる範囲。 スウェーデンのレヴィン君に比べれば、全然怖くはないわ。 右サイドのテスタ君はちょっと怖いけど、それでも油断をしなければせき止められるでしょう。 左のファルコン君は穴だから、ほうっておいていいわ。 撃ってきたらラッキーね」 妖夢「ラ、ラッキーって……そんなに弱いんですか?」 輝夜「うん……シュート以外はそこそこ悪くないんだけどね」 反町「(なんでそんな人がFWやってるんだよ……っていうか、このファルコンって人、どこかで見たような……?)」 頬をかきながら、あははと虚しい笑い声を上げつつ、一人の選手を「穴」だと断言する輝夜。 反町はその穴と呼ばれた選手――ファルコンが映る画面をじっと見つめ……。 その八重歯が特徴的な顔を見て、誰かの面影があると直感的に感じ取る。 反町「(ファルコン、ファルコン……隼……? なんだっけ、誰かに似てるんだよなぁ……)」
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0ch BBS 2007-01-24