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【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】
[207]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/28(金) 01:31:52 ID:??? まもりの時間→ JOKER >JOKER→突然祭壇から巨大な火竜が現れたー!? ミディアが守備の陣形をどうするか頭を悩ませている頃。森崎隊の方でとある異変が起こっていた。 〜森崎隊〜 森崎たちは火竜の群れを退治し、一旦部隊を休ませていた。 50を超える竜たちとの戦闘は、多くの兵たちを消耗させていたのである。 森崎「(バヌトゥさん……ごめんよ。俺が至らないばかりに…)」 もう二度と仲間を失わないと誓ったはずなのに。 レナ、バヌトゥと続けざまに戦死者が出てしまった原因とはなんなのだろう。 部隊を振り分けた時か?誰を出撃させるか決める時か? 戦闘に入る前の行動か?実際に戦っているときの状況か? 後悔すればするだけ、自分の心に影が落ちる。きっとまだチキは天幕で涙を流しているのだろう。 森崎「ちくしょう……俺ってやっぱり指揮官失格なのか…?」 ???「そうじゃな。これしきの事で毎度毎度しょげていては失格じゃろうなぁ」 森崎「な…なにィ!誰だいきなり失礼なことを言う奴………は?」 突如聞こえてきた暴言に、森崎は一瞬怒りを顕にするが、次の瞬間瞳を大きく広げ驚愕する。 森崎「い、今の声……ま、まさか……そんな……?」
[208]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/28(金) 01:32:54 ID:??? バヌトゥが遺した火竜石が突然光りだし、森崎の頭上の高さまで勝手に浮き上がる。 そしてその火竜石から、まごう事無きバヌトゥの声が聞こえてきたのだ。 森崎「ば、バヌトゥさん!アンタ、生きてたのか!?」 火竜石「ふふ…わしを甘く見るでないわ。確かにあの体は爆発の中で失ってしまったが… ここがわしたちの故郷、ドルーアだということが幸いしたのう。 ミディアの嬢ちゃんたちが向かっている祭壇の魔力が この辺りに蔓延しておってのう。とりあえず意識だけでもこの石に移したのじゃ)」 森崎「そうか……よかった……」 自分の目の前で死なれたと思った仲間が、こうして無事?なのを確認できた森崎は安堵の溜息を吐く。 火竜石「そこで森崎殿に一つお願いがあるのじゃが…」 森崎「ん?何だ?」 火竜石「わしの新たな体を生成するためには、このドルーアの空気に多く触れなければいかんのじゃ。 そこでお主に…ミディア隊の方向に向かって火竜石を蹴ってもらいたいのじゃよ」 森崎「へ?そんなことして大丈夫なのか?確かにプレースキックにはそれなりの自信はあるけどよ」 火竜石「ある程度まで飛ばしてくれれば後は自分で神殿へと向かえる。 とにかくできるだけ勢い良く蹴り出しておくれ。そうすれば…… わしはより強力な新しい体を手に入れることができるのじゃよ。 もうチキを泣かせるようなことにならぬよう…… かつては『サラマンダー』を恐れられていたあの力をもう一度取り戻したいのじゃ。協力してくれ森崎殿」
[209]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/28(金) 01:35:16 ID:??? 森崎「……分かった。今後のバヌトゥさんの活躍度合いは俺のキックにかかってるってことだな。 よーし……見てろよ……うおおおおぉぉぉおおおおっ!いっけええええぇぇぇぇぇぇっ!!」 森崎は火竜石をなだらかな丘の上に置き、十分な助走をとって勢い良く蹴りこんだ。 おかえりお爺ちゃん→ !card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→南の祭壇まで完璧に届かせる!バヌトゥの全成長率が一段階アップして復活! ハート→祭壇近くの森まで届かせる!バヌトゥのH・力・技・速の成長率が一段階アップして復活! スペード→祭壇近くの山まで届かせる!バヌトゥの運・武・守・魔の成長率が一段階アップして復活! クラブ→森崎痛恨のミスキック!しかたなく火竜石は長い距離をごろごろ転がりながら祭壇へ… JOKER→森崎の蹴った火竜石は時空を超えて若林邸へと向かっていった!
[210]森崎名無しさん:2011/01/28(金) 01:35:28 ID:??? おかえりお爺ちゃん→ クラブJ
[211]森崎名無しさん:2011/01/28(金) 01:36:47 ID:??? てめえ森崎w
[212]森崎名無しさん:2011/01/28(金) 01:36:56 ID:??? ちょ、なんてことをw でも成長率が低いのもお爺ちゃんらしいか…
[213]森崎名無しさん:2011/01/28(金) 01:37:18 ID:??? 森崎隊になったとたん出目が戻ったでござるの巻
[214]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/28(金) 02:15:05 ID:??? >>211-212 ここでダイヤでも出ていれば、2部で大活躍できるフラグだったかもしれないですね…w >>213 ここの森崎はどうも幸運から見放されていますね… ============ おかえりお爺ちゃん→ クラブJ >クラブ→森崎痛恨のミスキック!しかたなく火竜石は長い距離をごろごろ転がりながら祭壇へ… この丘から神殿までは相当な距離がある。丘の高さである程度の距離は稼げるにしても 森崎の今のキック力では、よほど完璧にインパクトしない限り到達不可能な距離である。 森崎「(とにかく全力で足を振り抜くしか無い。コントロールはキックのギリギリまでつけないで…)」 グオワアアアッ…ガキィッ! 森崎「げっ…しまった!」 インステップで振り抜くはずの森崎のキックは火竜石の中心を捉えることが出来ず 大きく右へと弧を描きながら飛んでいってしまった。明らかなミスキックである。 紅葉眩しい森の中へと勢い良く突っ込んでいくその光景はあまりにも痛々しく どれだけ頑丈な火竜石とはいえ、あちこちにひびや割れができてしまうことだろう。 森崎「(し、しーらねっと…後はバヌトゥさんが自分でなんとかしてくれるでしょ…)」 自分の責任をあっさり放棄した森崎は、チキにバヌトゥの無事を知らせるために天幕へと向かったのだった。 ※バヌトゥの評価が下がりました ※バヌトゥの感情が(キズモノにされた)に変わりました ※バヌトゥがミディア隊で復活します
[215]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/28(金) 02:16:17 ID:??? 〜ミディア隊〜 ここで場面を元に戻してみよう。守りの陣形を固めようとしていたミディア隊の前には ドルーアの兵士がまだ5人も残っている。だが、その背後から突然巨大な炎が巻き起こる。 ずぼごおおおおおおぉぉぉぉっ!!! 炎に巻かれたドルーア兵たちは一瞬のうちに黒焦げになり、次々と階段を転げ落ちていく。 ミディア「な、何事!?」 エリス「さっきの炎は…マムクートの火のブレスで間違いないでしょう…」 マリク「えぇ?この神殿には火竜はいないはずじゃなかったんですか!?」 3人は偵察に出ていたパオラとバーツの方を振り向き確認を取る。 パオラ「そんな…確かに敵のマムクートの姿は1人も見当たらなかったはずなのに…」 バーツ「そうだそうだ!お前らパオラの言うことが信じられないって言うのかよ!」 ミディア「でも、現にこうして祭壇から火竜が現れたのは事実だわ。 とにかく急いで対策を考えないと……ん?ちょっと待って…」 そこでミディアは気がつく。あの火竜は自分たちではなくドルーア兵たちだけを狙って炎を吐いてきたことに。 このアカネイア同盟軍にもいるのだ。火竜が。熟練されたマムクートが… ミディア「もしかしてあなたは……バヌトゥ殿ですか?」
[216]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/01/28(金) 02:17:22 ID:??? ミディアの言葉を聞いた火竜は、光を放つとみるみる縮んでいき老人の姿へ変わっていく。 だがその姿はあまりにも痛々しかった。赤いローブのあちこちは避けており、 シワが刻み込まれた顔には無数の擦り傷や切り傷が見受けられる。 エリス「大変!すぐにリライブの杖を使わなければ…」 エリスは慌ててボロボロのバヌトゥに回復の杖を振りかざす。 ※エリスに20の経験値が入ります。 バーツ「ところでなんで爺さんがここに?確か爺さんは森崎隊にいたはずじゃなかったか?」 バーツは傷は癒えたものの、どこか機嫌の悪いバヌトゥに状況を尋ねた。 バヌトゥ「……ちょっと向こうの部隊で色々あってのう……」 パオラ「色々、とは?」 バヌトゥ「…まぁワシのことは折々話そう。まずはこの部隊の当初の目的… 失った仲間の蘇生からじゃて。祭壇はこっちじゃ。わしが案内しよう」 エリス「(どうしたのかしらバヌトゥさん…よほど何か頭に来たことがあったようだけれど…)」 バヌトゥ「(ぐぬぬ……リフ殿が森崎殿の事を全面的には信用できないと言っていた理由が少し分かった気がするのう…)」 震えるバヌトゥの背中を追いかけつつ、エリスは何か不穏な空気を感じ取っていた。
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0ch BBS 2007-01-24