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【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】
[753]森崎名無しさん:2011/02/22(火) 17:29:30 ID:??? ついに最初期からの悲願がかなう日が来たか…胸熱
[754]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/22(火) 20:37:28 ID:??? ☆マルス ・森崎 ・シーダ ☆ミネルバ ・パオラ ・バーツ ・マリア ☆ミディア ・オグマ ・ジュリアン ・レナ ☆アベル ・カシム ・カチュア ・マリク 以上の15人でドルーア城の最終決戦へと乗り込みます。 ============ フレイ「よし!城門の崩落を確認!早く王子たちの部隊を送り込め!」 アラン「マルス王子、ご武運を。コーネリウス様とリーザ様の無念を、その手でおはらしください!」 ノルン「外にいるはぐれ竜たちは私たち同盟軍が食い止めます!後ろは気にせずどうか前に!」 マルス「みんな、ありがとう!よし、アカネイア同盟軍の者たちよ! 我こそはというものは僕と一緒に前へ出ろ!今ここで、この長き暗黒戦争を終わらせるんだ!」
[755]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/22(火) 20:39:35 ID:??? アランの部隊と入れ違いになるように、本隊の精鋭たちがこぞってドルーア城へと突撃していく。 神剣ファルシオンを掲げるマルスを先頭に、これまで多くの戦いを乗り越えてきた選ばれし者たちが名乗りを上げていく。 森崎「長かった戦いもこれで最後か……へへ、毎度のことながら決勝戦ってのは胸が踊りやがるな!」 アベル「この風槍グラディウスがある限り、我らに敗北の二文字はない!暗黒地竜メディウス、覚悟!」 マリク「エリス様、見ていてください。カダインで、そしてこの戦いで成長した僕の超魔法の真髄を!」 シーダ「オグマ、バーツ、カシム…どうかマルス様に、そして私に力を貸して!」 オグマ「姫のご命令とあらば。私はこの剣が折れるまで戦い続けましょう」 バーツ「タリス傭兵団の底力の前にはマムクートだろうと無力さ!いくぜぇ!」 カシム「故郷で待っている母さんやリーンのためにも、ここで負けるわけにはいかないぞ…!」 ミネルバ「マケドニアの栄光を取り戻すのだ!パオラ、カチュア、最後まで気を抜くな! ……マリアよ。後もう少しの辛抱だ。私の側を離れるなよ」 パオラ「白騎士団が長パオラ!この氷剣メリクルの前に立ち塞がる者は容赦なく伐り捨てます!」 カチュア「白騎士団がカチュア!このドラゴンキラーでミネルバ様たちの勝利の道を切り開いてみせます!」 マリア「(兄様……どうか姉さまや皆をお守りください……!)」 ジュリアン「レナさん…もう絶対に俺の側から離れちゃ駄目だからな!」 レナ「え、ええ…でも、ジュリアン、無理だけはしないでね…」
[756]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/22(火) 20:40:42 ID:??? ミディア「ドルーアの侵攻で一度はアカネイアの旗は地に伏した。 しかし、栄光の旗は折れはしなかった! アカネイア聖騎士ミディア、メディウス打倒をアカネイア再興の礎とします!」 ズドドドドドドド…!! 勝って来るぞと勇ましく、ドルーア城へと侵攻するアカネイア同盟軍の精鋭たち。 しかし城の中へと突入し、いざ玉座へと向かおうとしたその瞬間、いきなり目の前の空間が歪み始める。 森崎「な…なんだ!?」 マルス「くっ……罠が仕掛けられていたのか!?」 ジュリアン「いくら俺でも今からじゃ解除のしようがないぜ!レナさん…俺から離れないで!」 脳が揺れるほどの乱れる視界に、森崎たちは足元をふらつかせながらなんとか耐えようとする。 肉体だけではなく、精神も鍛え抜かれた彼らだからこそ、この幻惑の罠でも正気を保っていられたのだろう。 メディウス「くくく…よくぞここまでたどり着いたものだな。愚かなる反乱軍どもよ」 突如耳に入り込んでくるくぐもった聞き取りにくい老人の声。辺りをくまなく見渡すが、人の影は見えない。 マルス「メディウス!どこにいるんだ!姿を現せ!」 森崎「ちいっ…この感覚、前にガトー司祭が魔法で俺達に語りかけた感じと似ている…?」 直接頭の中に語りかけてくるメディウスの声に腹を立てながら、森崎たちは警戒を怠らず武器を構え次の言葉を待つ。
[757]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/22(火) 20:41:48 ID:??? メディウス「脆弱な人間という種族が、崇高なる我ら竜族とここまで渡り合えるのは 力無き物同士、惨めに体を寄せ合い足りない力を補い合っているから…… 私は100年前の戦いにおいてそのことを学ばされたのだよ…… 聖騎士オードウィン、竜騎士アイオテ、王者カルタス。そして…英雄アンリ。 奴らも一人の力は驚くほど小さく儚きものだった。だが…… ふふ…同じ轍は二度と踏まぬ。貴様達の信頼という強固な鎖は今ここで打ち砕かれるのだ!」 カッ!! 森崎「ぐっ!?」 体全体を包む恐ろしい虚脱感。腕や足を引きちぎられそうな痛みが全身を包み込む。 だが、そんな中マルスだけは精悍な顔を暗黒漂う虚空に向けている。 マルス「(ファルシオンの加護のおかげか僕だけは正気を保っていられるみたいだ… メディウスの思惑になんて絶対に負けたりはしない!) 森崎!シーダ!僕の手を取るんだ!」 シーダ「マルス…さ、ま…?は、はい…」 森崎「な、なんだよいきなり…?」 マルス「絶対に離してはいけない。どんなことがあっても……いいね?」 次第に遠のいていくマルスの声を聞きながら、森崎の視界はいよいよ黒く染まっていった。
[758]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/22(火) 20:43:18 ID:??? 森崎「……!?」 次の瞬間森崎が見たものは、自分の腕に群がる大量の羽虫だった。 その気持ち悪さにすぐに手を振り払おうとするが… 森崎「(待てよ…確かメディウスは俺達が力をあわせることを恐れているようだった。 どれだけ小さな力でも、山のように積み上げれば大物を飲み込むほどの力になる。 つまり、これはまやかしって奴だ。俺たちを分断させようって言う魂胆だな…?)」 もぞもぞと這いずり回り、服の中に入り込み脇の下までまさぐってくる虫たちの侵攻を 森崎は歯を食いしばって耐える。おそらくここで手を離してしまってはメディウスの思惑に嵌ってしまうだろう。 森崎「(何があろうと手は離さない……何があろうと……!?)」 次に森崎が目にしたのは、彼に取って最も忌み嫌う存在。 自分の前を常に歩き、才能を思うがままに発揮し栄光の道をひた走る少年の影。 森崎「つ……翼!」 翼「………(ニコッ)」 森崎は翼と手を繋いでいた。本来ならば絶対にありえない光景。 腸が煮え返りそうなほど憎たらしい清々した笑顔を惜しげもなくこちらに向けてくる。 中学時代、強敵東邦学園を倒すために一時は協力体制を築いたものの、 己の野望の成就のために、二人の同盟関係はあっさりと崩壊する。 森崎「(俺が……あの翼と手を繋いでいる……だと……?)」 全身の毛穴が一瞬で開くほどの悍ましい間隔が森崎の体を駆け巡る。 一刻も早くこの嫌悪感から逃れたかった森崎は、大空翼の手を…
[759]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/22(火) 20:44:36 ID:??? ☆どうしますか? A当然振りほどいた B当然逆の手で打ち据えた C当然蹴りではじき飛ばした D当然全力で噛み付いた Eマルスの言葉を思い出しそのまま手を繋ぎ続けた Fその他(好きな行動をお書きください) 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[760]森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:44:55 ID:1APzYtuM E
[761]森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:45:52 ID:k1n1iyDs E 騙されても今の生き方に殉じるべき
[762]森崎名無しさん:2011/02/22(火) 20:46:24 ID:CRhl4mnI E ドキドキ
[763]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/02/23(水) 01:57:00 ID:??? >Eマルスの言葉を思い出しそのまま手を繋ぎ続けた 森崎の中では翼という存在は絶対に相いれることのない『敵』と言ってよいだろう。 もちろん南葛中や全日本という同じチームというカテゴリでは否応なしに チームメイトとして戦っていかなければならないわけなのだが。 森崎「(くそっ…見ているだけで胃が溶けそうなほどむかつく面をしやがって… そうやって無邪気な笑顔を向けながら、お前はいつだって他人を見下してきやがった。 サッカーの申し子だかなんだか知らないが、自分の才能をひけらかして 自分が一番目立つことしか考えない、最低最悪の屑野郎の分際で…!)」 森崎が裏工作や妨害行動をする中、数回は道徳的には到底ありえないこともやってきたのだが それでも後腐れなく自分の野望に集中できたのはこの大空翼という存在が 自分や周りの連中の中では『悪』という対象として決めつけていたからである。 あいつは他人を見下す悪い奴だ。だからそんな奴を汚い手段で蹴落としたとしても何の問題もない。 森崎の心を占めていた『超モリサキ』の過激な性格もあってか、 森崎は容赦なく翼に対抗することができたいたのである。 森崎「(そんな俺が……翼と……手をつなぐ……?ああ〜〜〜胸糞悪い〜〜〜!!)」 相変わらず周囲の風景は闇に閉ざされたままだ。きっとこれはドルーア軍が仕掛けた罠。 力を結集しているアカネイア同盟軍達に幻を見せて、出鼻を挫こうとしているのだろう。 森崎「(いや…落ち着け自分。この翼は幻。カダイン砂漠でガーネフが俺に新田の幻を見せたことがあっただろう。 なんで新田が選ばれたのかは結局理解できなかったが… こいつが幻だと分かっているなら話は早い。姿は翼だろうが、この手はマルスのもののはずだ)」 一度目をつむり深呼吸をし、怒りの感情を腹の底へとゆっくりと押しこんでいく。そして再び目を開いた瞬間のことである。 森崎「な…!?」
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0ch BBS 2007-01-24