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【甦れ】ファイアーモリブレム26【勇士たち】
[982]森崎名無しさん:2011/03/08(火) 01:35:09 ID:iwqwj2r+ G
[983]森崎名無しさん:2011/03/08(火) 01:52:28 ID:pSD/3Ib2 G
[984]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/08(火) 02:20:00 ID:??? >G日本(中山) BJから告げられた残酷な診断。もう自分はあの頃の栄光を取り戻せる肉体は持ち合わせていないのだ。 その現実から逃げるように、いや、たとえどこへ逃げようともこの現実からは逃れられない。 これまで自分が歩んできた道がまるで夢であるかのように。 翼や日向などサッカーの才能に愛された者たちと同じラインに立つことが出来たという夢は、もう終わるのだ。 これからは自分には現実が待っている。たとえ地味だとしても、端役となろうとも。 着実に、一歩ずつプロサッカー選手としての階段を昇る果てしないような階段を登っていくことになる現実が待っている。 中山「(俺は……俺は……どうしたらいいんだ)」 BJは言う。自分は専門外だが、この医者ならば肉体改造の知識に秀でているだろう。 リスクは大きいが…君が望むのならば、夢の続きを見たいのならば彼を尋ねなさいと。 しかし、それと同時に自分は君の専門医ではなくなる。私は治す事はできても造ることは出来ない。 君のこれまでの努力を買って、治療費はまけてやる。そのかわり、もう二度と私は君の前には現れない、と。 中山「(BJ先生……俺は……)」 来生「おーい中山!ボールそっちいったぞ!」 ビュンッ! 中山「!? お、おう!」 バムゥッ! 来生からの鋭いパスが、なんとか反応を返した中山の足の内側へと当たる。 危うくトラップミスになると思われたが、なんとか足を踏ん張ってキープし、折り返しのパスを送った。
[985]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/08(火) 02:22:54 ID:??? 井沢「もっとリターンを早くしてくれキャプテン!俺達もいつまでも甘やかしたくはないんだから」 滝「まぁまぁ。こうしてグラウンドに帰ってきてくれただけでもよしとしようぜ。 ……中山。まだ体調がわるいのなら無理はしないで木陰で休んでこいよ」 中山「……大丈夫だ。冬の選手権までもう時間がない。高校三連覇が掛かっているんだ。俺だけ休むわけにはいかないさ」 高杉「(気持ちは嬉しいんだけどな……残念だが、今のお前じゃ足を引っ張っているにすぎないんだ、中山……)」 高杉はその米粒のような小さな瞳で中山を寂しそうに眺めていた。 同じDFとして、自分より格上の存在であった『ライバル』の一人のあまりの醜態が悔しかった。 中山「(何が…何がキャプテンだ!しっかりしろ!俺は……俺はもっと動けるはずなんだ!)」 だが既に自分の能力は修哲トリオと比べ大きく劣るものとなっていた。 いや、本来の実力の差に戻ったのだ。これまでの自分の実力がおかしかったのだ。 ピッ!! 早苗「はい、一旦ここまで!10分の休憩の後試合形式の練習に移るわよ!」 一旦の休憩を知らせる笛が鳴らされる。中山はマネージャーたちからタオルを受け取ると顔を拭きながら木陰へと向かう。 山森「…キャプテン、大丈夫ですか?さっきからなんだか動きの調子が…」 中山に話しかけてきたのは同じく高校から伸び悩み続けている山森である。 岬、石崎、新田が海外へと研修に出たことで、彼も一応はスタメンを保ってはいた。 しかし今の彼からは中学校の頃のような何かやってくれるだろうという期待感が感じられない。 だが彼のこうした誠実な後輩らしい気遣いの良さだけはあの頃のままだった。
[986]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/08(火) 02:24:25 ID:??? 中山「……」 BJからの宣告。これからの自分の選択。自分だけ取り残されているのではという焦燥感。 そしてこのやり場のない苛立ちや怒りの感情。同じく伸び悩んでいるであろう 可愛い後輩にさえ、気がゆるめばこの邪悪な感情をぶつけてしまいかねない劣等感。 そんな様々な感情の渦に包まれ、中山は…… 本来の位置→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→山森に自分の悩みを打ち明けた スペード→山森に体調が悪いから少し練習を抜けると伝える クラブ→山森に思わず八つ当たりをしてしまう JOKER→なんだか不気味な視線を感じる…あのネットの裏からだろうか?
[987]森崎名無しさん:2011/03/08(火) 02:25:40 ID:??? 本来の位置→ クラブ7 おねいさんがシリアスなシナリオを叩き壊すと聞いて(略)
[988]森崎名無しさん:2011/03/08(火) 02:45:56 ID:??? 【暗黒竜と】ファイアーモリブレム27【光の剣】 【大陸】ファイアーモリブレム27【解放!】 【闇は倒れ】ファイアーモリブレム27【また蠢く】 中山さんもまた超…ラムカーネ軍に誘われてしまうのだろうか…
[989]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/08(火) 03:07:21 ID:??? >>987 琴音さんくらいですからね。この湿っぽい空気をなんとかしてくれそうなのはw >>988 スレタイ候補ありがとうございます!超…ラムカーネたちは 第2部のサッカーパートの肝になってくる存在ですからね。これからの活躍に期待してくださいね〜 ============ 本来の位置→ クラブ7 >クラブ→山森に思わず八つ当たりをしてしまう 中山「…人のことを心配している場合かよ」 山森「え…?」 中山自身も驚いていた。まさか自分の口からこんな嫌味な言葉が出てくるとは。 しかし一度あふれたその言葉たちは滝のように、決壊したダムのように流れ出る。 もはや止めようはないのだ。止める術を知らないのだ。止めるつもりがないのだから。 中山は山森の豆粒のような小さな瞳に指を突きつけて激昂した。 中山「新田の穴埋めのお前に心配されるほど俺は落ちぶれちゃいない! スタベンのお前が今何をしなければならないか教えてやるよ! 人の心配をするくらいなら死に物狂いで練習しろ!森崎ならきっとそうしているぞ!」 そこまで言い終えて中山はハッとした。山森の怯えた、同時に自分を嫌悪する視線に気づく。 山森「…すみませんでしたキャプテン。……でも、これだけは言わせてください。 あなたみたいな人に、森崎キャプテンのような指揮は取れませんよ。……絶対に!」 ダッ!!
[990]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/08(火) 03:09:02 ID:??? もしかすれば、山森は泣いていたのかもしれない。自分と同じように高校に入ってから まるで別人のように伸び悩み続ける先輩から言われた八つ当たりのような罵声にショックを受けてもおかしくはない。 だが、中山は自分が間違ったことを言ったとは到底思えなかった。 自分は間違ってはいない。ならば間違っているのは……なんなんだ? 全国小学生サッカー大会での自分の活躍か?静岡県予選大会での南葛との死闘だろうか? これまでの自分のサッカー人生を振り返りながら、うつろな目で中山はグラウンドの外へと飛び出していた。 向かう先はただ一つ。BJから紹介されている肉体改造専門の病院。 もう自分は戻ることができないかもしれない。いや、戻りたくはない。 トップクラスの選手でしか眺めることの出来なかったあの雄大な景色が脳裏から消えてくれないのだ。 もう一度。もう一度森崎や翼たちと。日向や三杉、世界との強豪たちと戦いたい。 味方でも敵でも構わない。自分も彼らのような一流の選手たちと同じ舞台でサッカーをしたい… 終わらない夢など無い。けれども夢を見続けたい衝動からは逃れられない。 中山は決意した。全てを捨ててでも…自分はあの頃のようになりたいと。 疾く、巧く、強く、逞しく。風林火山の如き強靭な肉体をどんな手段を使おうとも手に入れるのだ。 山森には絶対に無理だと言われた言葉。森崎のようにはなれないのだと。 だが、皮肉なことに確かに中山の瞳は『あの頃』の森崎のようになっていた。 自分の欲望に正直で、誰かの犠牲など厭わない。野心の塊にとり憑かれた覇王のように――。
[991]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/03/08(火) 03:10:39 ID:??? 陽子「(……残念だけれど今の彼の精神の不安定さではユース代表には選べないわね…… それと比べても秀哲トリオや高杉くんの伸びが素晴らしいんだから。 それでも各国に遠征に向かっている選手たちに比べれば彼らもまた劣っているのだけれどね…) っとと、とにかく今夜の更新はここでいったんおしまいよ。 新しいスレタイも募集しているわ。それじゃあまたお会いしましょうね〜」 ☆どこの様子を聞きますか? Aメキシコ(日向・若島津) Bドイツ(若林) Cイングランド(松山) Dオランダ(三杉) Eフランス(岬) Fブラジル(新田・石崎) G日本(早田) 1票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
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0ch BBS 2007-01-24