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銀河シュナイダー伝説3 〜小星篇〜
[389]森崎名無しさん:2011/02/14(月) 12:33:43 ID:??? でも義眼がいないとヴェスターラントが起こらなくて赤毛が死なないかも、とか考えると リヒテンラーデに付いていくのも一つの手か、なんて想像してみたり…IFはワクワクするねw
[390]銀河シュナイダー伝説:2011/02/14(月) 23:25:04 ID:VzO7b3KA >>377 あっと、すみません、失礼しました。 因みに、そういう意味では先日とは矛盾しますが能力さえ常に提示できればラインハルトとの共闘も 可能かもしれません。中の人もチェックはしましたが、偶然爵位もちのなかにラインハルトの眼鏡に 適う人物がいなかった、というのも事実だと思いますし。 ただ、やはりシュナイダーが持つ(であろう)圧倒的な権力に対する責任というのは他の部下とは 一線を画し、彼に力を見せ続けることが必須で…「100戦して100勝とはいくまい」 という言葉は当てはまらない上に、優先的に死地に赴かせられる事になると思います。 本当に巧くいったところで、ぶっちゃけ、「戦って死ね」という扱われ方になると思います。 >>380 金髪さんはまだ10歳です。本当の意味で「金髪の孺子」なので、彼が本伝1巻の20歳になるまでは 実はまだ10年もあります。 >>381 ありがとうございます。 はい。外交や友好条約のためのサッカーは重要ですが、これだけに感けると詰む可能性もあります。 まあ、いざとなったら同盟に亡…げふんげふん。 >>382 そうですね。男爵の一件では完璧になりあがりものと見られるでしょう。それでも兄妹揃って 爵位もちというのは非常に強力な武器…しかも、妹は皇帝の寵愛を受ける立場ですから 面と向って難癖つけるのはブラウンシュヴァイクレベルだけでしょうが。
[391]銀河シュナイダー伝説:2011/02/14(月) 23:26:09 ID:VzO7b3KA >>383 ああ、それは必須だと思います。方向性のブレも多少であれば許容範囲だったり、挽回可能 だったりしますが、いきなり方向性が180度変わると結構困る事になると思います。 >>384 えっと…士官学校上がりの孺子がいきなり双璧級…いや、それは無理ですw 現在の上がった分の数値では同期のミュラーとどっこい…つまり、上昇率では双璧とほぼ同じですよ。 因みに士官篇から能力の上昇はレベル制との併用にしようかと思っています。 >>385 純粋な戦力では門閥貴族連盟の方が上。あほなドラ息子達の暴走であっさりと決着がつきましたが もしメルカッツの篭城案が可決されていれば実はまだわからなかった可能性も… 拠点がほぼイゼルローン級のガイエですから。 >>386 はい。そこまで極端に強化はしてませんが、嘗めてかかるとあっという間に敗北する程度には 強敵になってます。それでも、歴史どおりに動けば兵力の差が洒落にならないので 負けようがないのですが。 >>387 はい。双璧はそうとう運が良くないと引き入れられませんが、金髪さんよりも速く元帥府を 立ち上げる事が出来ればかなり有利に動く事が出来ます。年齢にして7歳差、実働期間にして2年差、 爵位無しと男爵、この時間と権力の有利をどれだけ巧く使えるかがポイントだと思います。 >>388 ドライアイスの人がいなくなったらその後釜にMONSTERが… >>389 IFものはワクテカです。 ヴェスターラントに関してはどんな形であれ多分一枚噛む事が出来ると思います。
[392]銀河シュナイダー伝説:2011/02/14(月) 23:27:41 ID:VzO7b3KA A.式典に出席する。 シュナイダー(…マリーの晴れ舞台だ。どんな気持ちであれ出席しないわけにはいかない) それがまだ早いとはいえ相手が皇帝陛下でなければ、こんな感情ではなく純粋に祝福できたのかも しれない。しかし、相手は皇帝陛下。純粋な意味では婚礼ですらなく、伯爵位の授与式という 体裁を纏った臣下にたいする表明である。 それでも。男爵という非凡な権力を得ることを決めたシュナイダーにとってそれに出席しないのは 不敬に当たる。行きたくないという子供じみた感傷を無理やり引き剥がすとシュナイダーは 実の父親よりも年上…50過ぎの皇帝の(形はともかく)義兄となるべく最上級の礼装を纏い 士官学校の門を潜る。 〜〜〜
[393]銀河シュナイダー伝説:2011/02/14(月) 23:28:47 ID:VzO7b3KA 〜〜〜 新無憂宮殿(ノイエ・サンスーシ)。ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムの時代より一貫して 政の中心地となる場所。皇帝一家の住まいである南苑、広大な森と草原に囲まれた狩猟園である 北苑、過去において寵姫修行、そしてこれからは多数の美女と共に一輪の花としてマリーが過ごす事になる 西苑、そして、今回の舞台となる様々な謁見や会議、式典の行われる東苑。その他、様々な施設に よって彩られており、敷地の総面積六六平方キロ、大理石の総延長四〇〇キロという超巨大な宮殿。 しかしながら、宮殿内では一切の自走式の移動手段はあらず、全ては2本の足で移動しなければ ならないため、老体の貴族にはあまり芳しくなく、そういった彼らは、宴席を宮殿内ではなく、 華麗で豪奢な邸宅で皇帝を招待するという形をとっていた。 それは皇帝を招待する。つまり、皇帝を自身の意志で動かす事が出来るという権力の証明であり、 ことに現在において最も権力を持つとされるブラウンシュヴァイク公などは年に数度は そういった宴席を行うほどだ。
[394]銀河シュナイダー伝説:2011/02/14(月) 23:30:05 ID:VzO7b3KA 閑話休題 本来、爵位も官位も階級も持たないカールハインツ・フォン・シュナイダーは式典の行われる 「黒真珠の間」に立ち入る事は出来ない。しかし、あと3年後には確実にシュナイダー家の 当主として男爵位を持つことができること。そしてなにより、今回の主役の1人である数時間後には 他の名を得ることになるマリー・フォン・シュナイダーの懇願により、ここ数年の間破れれる事の なかった例外を得ることになる。それは、今年最大級の式典である、2人の寵姫への伯爵号の授与、 そしてその片方の父親への…実質、引退の決まったルディ・フォン・シュナイダーへの伯爵号の授与 であり、これによりシュナイダー家は門閥の一員になると、そう思われた。 式部官「シュナイダー男爵ルディ殿!」 まだ若い式部官の浪々とした声とともに一人の男…シュナイダーの父親が下座から現れる。 おまけの主役とはいえ、彼もまたこの次の瞬間から伯爵であり、事実上の皇帝の義父である。 普段は尊大な公爵家の一門、傲慢な侯爵家の一族ですら敬礼をせずにはいられなかった。
[395]銀河シュナイダー伝説:2011/02/14(月) 23:31:08 ID:VzO7b3KA フリードリヒ四世「シュナイダー男爵。良き娘、息子を持ったな」 抑揚のない声で片膝をつくカールハインツの父親に声をかける皇帝。なんとも覇気のない声であり、 カールハインツはこのようなものでも皇帝になれるのか?っと別の意味で驚く。 ルディ「恐れいります。子供は真に宝でございます」 シュナイダー(な!父上…まさか…) 末席でじっとしていたシュナイダーは実の父の言葉に驚く。その子供とは明らかに自分のことではなく、 皇帝の子供…つまり、マリーの子供のことを示唆していたからだ。 しかし、現在の皇帝、フリードリヒ四世はその言葉に特に感じ入るものはなかったようで特に返事もせず、 式部官の言葉が続く。
[396]銀河シュナイダー伝説:2011/02/14(月) 23:32:32 ID:VzO7b3KA 式部官「汝、シュナイダー男爵。汝の日ごろからの弛まぬ貢献、その功績により、伯爵位を与える。 汝は今後、帝国伯爵、シューマッハ伯爵に任ず。また、それに伴い宮内省直下書陵部長官へ任ず。 帝国暦477年4月1日、銀河帝国皇帝フリードリヒ四世」 シュナイダー(ちぃ。誰の差し金だ?仕立て屋の次は靴屋なんて…手の込んだ嫌がらせだ) 顔には出さずそんな事を思うシュナイダー。しかし、実際はそんなことはなく、過去において存在した 数百の貴族の名、その中の絶えた家系から引き出しただけであるため、今回は完全に偶然である。 当然父親であるルディはそのことを事前に知らされており顔には何も出すものはなかったが、 現在最も権力の中枢に近いブラウンシュヴァイク公爵などは明らかに顔を面白そうにゆがめている。 ここでようやくルディは立ち上がり、その階を上り詔を受け取ると再び一礼し、つい最近帝国政府国務尚書 に任命されたリヒテンラーデ候の前を通り過ぎ、今まで男爵位であった場所ではなく、 文官の中の一角に…前もって用意されてあった空白の場所に収まる。
[397]銀河シュナイダー伝説:2011/02/14(月) 23:33:46 ID:VzO7b3KA 式部官「続きましてアンネローゼ・フォン・ミューゼル殿、マリー・フォン・シュナイダー殿」 そして今回の式典の本当の主人公の名が呼ばれる。無位無官であるため、つい数分前までの 授与式には参席が出来ず、扉の外で待っていた華燭の中心たる2人の姫。 その片割れは濃いサファイアのような青い瞳に、春の日差しを思わせる清楚な表情の少女。 もう1人は同じく碧眼ではあるが兄に似て色はやや薄く、夏の太陽のような幼さの残る少女。 両者ともタイプはやや異なるとはいえ、太陽のような暖かさを持つ少女であり、更にいえば、 まだ妃殿下と呼ばれるには若すぎる2人であった。 同時に呼ばれた2人。本来ならばありえないことなのだが、両者に対し差別を行う事が出来ない 臣下たちの苦肉の策であり、美しく彩られた二輪の花は静やかに6メートルもの幅を持つ赤い絨毯を 同じ歩調、同じ歩幅で同じ歩数をもって階の前へとたどり着くと恭しく傅く。 シュナイダー(………マリー…) それは後悔?慙愧?それとも…嫉妬?シュナイダーは自身の平静を保つのに必至であった。 ほぼ2年半ぶりに再開した妹は活発で明るく、蒲公英の綿毛のような柔らかい笑みをもつ 可憐な少女から、礼法と作法、それに表情から消えた幾つかの激しい感情によってまるで別人… 硝子の中の薔薇のようであり、人が手折った花の行く末のようにも思えた。
[398]銀河シュナイダー伝説:2011/02/14(月) 23:34:58 ID:VzO7b3KA …っとそんな時、僅かに話し声が聞こえてくる。 ???「ま〜、あれが市井の少女の…」 ???「そう、アンネロ…。どこの馬の骨ともわからない…」 ???「帝国の…も地に…」 ???「しっ、声が大き…」 ???「それにくらべればまだ、男爵の…」 ???「でも、ブラウン…」 ???「どうせベーネミュン…」 ???「考えてみれば可愛そう…」 様々な声が重なるため全ての言葉を把握できたわけではないが、どうやら、マリーと共に寵姫となる アンネローゼという少女は何の後ろ盾もないこと。また、現在寵愛を独り占めしていた ベーネミュンデ侯爵夫人なる人物の行動、同時にもっと恐ろしいであろうブラウンシュヴァイク公の行動、 それらによってマリーの安全は確保されない事。ただし、皇帝の寵愛という最大限の武器はやはり 健在で、いま、誰に付くかで将来の貴族たちの勢力図は大きく変わるのであろうと、そういう話であった。
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0ch BBS 2007-01-24