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銀河シュナイダー伝説3 〜小星篇〜
[534]森崎名無しさん:2011/02/17(木) 18:50:14 ID:dpSc7RJc F
[535]森崎名無しさん:2011/02/17(木) 18:52:20 ID:Td7orrds F 運営も金で買える分は買っとく?
[536]銀河シュナイダー伝説:2011/02/17(木) 19:58:03 ID:0A+viITY F.シェスターの手紙に書かれていた妖しい地図の場所(交通費10帝国マルク) シュナイダー(…行ってみるか…) そう思いながら自走式の車に乗り込む。10数分後、移動したのは… がやがやがや… 雑多な路地。右を見ても左を見ても悪い意味で年代物のビルが視界を遮り、僅かな空間を少しでも 有用に利用しようと高くそびえ、奇妙な圧迫感がシュナイダーに襲い掛かる。 シュナイダー(しまったな。こういったところでこの身なりは少し目立つ) 彼の服装はどこに向うにしても不足の無いようなもの。つまり身だしなみの整った格好であるのだが 今回はそれがより彼の異質さを浮き彫りにしており、回りの浮浪者一歩手前な老人やルンペン未満の 少年少女から奇異で不信な目で見られる。 シュナイダー(…色々と寄り道をすれば面白いだろうが、今回は目的地まで一直線だな) そう思ったシュナイダーは足早に地図の先へと向う。 〜〜〜
[537]銀河シュナイダー伝説:2011/02/17(木) 19:59:08 ID:0A+viITY 崩れ落ちそうなビル群の一角。そのビルの地下へと向う道にシュナイダーは立っていた。 シュナイダー(ここか。……以前シェスターに紹介された酒場とは比較にならないな) 以前シェスターの不思議な行動に興味をもったシュナイダーは、彼についていったことがあるのだが、 その時につれられたところは酒場と見せかけた裏の世界の一部であり、そこでシュナイダーは 世界には表立って出来ないこと、裏側に広がる世界のほんのさわりを聞いた。 だが、今回はそういったレベルではなく… ビルの地下。薄い間接照明で足元もおぼつかないままに扉に立つ。 ???「子供か?今ならまだ引き返せるぞ?」 どこからとも無く聞こえる声。それはシュナイダーの知る質ではない、まさに異質なものだった。 シュナイダー「……シェスターからの紹介だ。問題ないだろう?」 声の主が見当たらないため扉に対しそう話しかけると… カチッ… 静かにロックがはずれ扉が僅かに開放される。
[538]銀河シュナイダー伝説:2011/02/17(木) 20:00:23 ID:0A+viITY シュナイダー(さて、鬼が出るか蛇が出るか…) 意を決してその場所に入ると…そこはカウンターバーのような空間だった。 ???「へえ。あのボウヤほどじゃないが、肝の据わった男じゃないか」 そう声をかけるのは長いキセルを片手に長いスリットが入った煽情的な真っ赤な衣装を羽織る美女だった。 シュナイダー「……ここは?」 ???「はっ。何も知らずにこんなところまで…よほどあのボウヤは信頼されてるんだね。まあいいさ。 ここは所謂情報屋。まあ、他にも合法ではないものをそろえたり、そういったものを育てたり… 正確には情報屋というよりも何でも屋だね」 アンニュイな言葉遣い。漆黒の黒髪が彼女の表情を巧く消しながらシュナイダーの問いに回答する。 シュナイダー「……なんとなくわかった。だが、育てる…とは?」 ???「そのままの意味さね。本来ならばこんな最初にあった相手にここまで話すわけは無いんだけど あのボウヤからの頼みだからね。坊ちゃんは貴族としての道を歩むのだろう? 貴族として日のあたる場所を生きるのならば…ここの事を忘れ、表の通りを歩くがいいさ。 だけどね。貴族の道は毒蛇の道。もし、坊ちゃんが象牙細工の収拾や、皇帝様より与えられる 特権だけでは満たされないのならば…物事の本質…その裏の意味を知りたいのならば 私たちを頼るのも一つの道。逆の考え方を教えてあげるよ。…もちろん、タダではないけどね。」
[539]銀河シュナイダー伝説:2011/02/17(木) 20:01:25 ID:0A+viITY ふうっ…っと煙を口から吐き出す蠱惑的な女性。それはまるで粘性を持っているかのようにシュナイダーに 纏わりつき、やがて消えていく。 シュナイダー(シェスターめ。こういうことか…。毒をもって毒を制す。私に毒になれと… それが私の生きる道だと…そういうのか…) どうしますか? A.俺の道に暗い毒はいらない。この場所から立ち去る。 B.蛇の道は蛇。今後のためにもこの場所は必要だ。 C.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。
[540]森崎名無しさん:2011/02/17(木) 20:10:43 ID:0jHqPMBk B
[541]森崎名無しさん:2011/02/17(木) 20:19:55 ID:dpSc7RJc B
[542]銀河シュナイダー伝説:2011/02/17(木) 21:40:41 ID:0A+viITY B.蛇の道は蛇。今後のためにもこの場所は必要だ。 シュナイダー「道に光も闇もない。あるのは勝者への道と敗者への道だ。俺は敗者になるつもりは無い」 紫煙が換気されること無く循環する狭く暗い部屋。キセル煙草特有の匂いとアルコールがむせ返るような ブレンド臭をかもしだし空間。それは宣誓というにはあまりにも暗く、そして濁ったものだった。 ???「なるほどね。期待した言葉とは少し違うが…まあ、あの坊やのたっての頼みならそれもまたよし。 酔狂に付き合うのも悪くは無い。」 シュナイダー「それで、ここは一体…どういう場所なんだ?」 ???「さっきもいっただろう?ここは何でも屋。ただし、決して表舞台には立てない…ね。 坊やが望むのならば女をあてがう事も出来るし、数年かけてじっくりと体に染み込んでいく毒もある。 体ではなく心を殺すものもあれば、直接手を下す暴漢を演じる人足も…まあ坊やにとって今は 必要無いだろうケドね。今は、その使い方、防衛の仕方を覚えるだけでいいだろう」
[543]銀河シュナイダー伝説:2011/02/17(木) 21:41:58 ID:0A+viITY シュナイダー「つまり、ここではそういったものの効果的な使い方や、逆にそれから守る方法を 教えてくれると?」 ???「そうなるね。他にもこんなものもあるけど…坊やはご入用かい?」 そういいながらカウンターに転がすのはいくつかの種類の錠剤。その中の一つはシュナイダーも 良く知るものであり… シュナイダー「精神強化タブレット!?しかもこんなに…」 ???「ああ、表ではそう呼ばれているようだね。そろそろ、製薬会社の袖の下の期間も終わるから 後1年もすれば発禁になるだろうが」 シュナイダー「…な、なんといった?」 ???「発禁。表舞台からこの代物がなくなるといった」 シュナイダー「………だが、スポーツ屋のオヤジは…なんの常習性や禁断症もないと…いっていた…。」 ???「はっはっは。確かにね。脳にも体にも何の影響も無いさ。だがね、危険性はある。 時間が延びたように感じるアップ系だけど、本当に時間が延びたわけじゃない。これを一口含んで その辺をドライブしてごらん。自分から危険な方向へ向っていく自分に気付くさ。 その口調じゃ経験者だろ?そんな経験は無いかい?」
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0ch BBS 2007-01-24