※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
銀河シュナイダー伝説3 〜小星篇〜
[620]銀河シュナイダー伝説:2011/02/19(土) 03:03:14 ID:5JusnkZI 開演まではまだ時間が僅かに残っているようであたりは薄暗く、そして静かだ。ようやく目がそれに馴れ 辺りを見回すが思ったとおり人はあまり入っておらずシュナイダーは当日券の直前買いなのにもかかわらず 特等席といってもいい位置の席を購入する事が出来ていた。 シュナイダー(さて。パンフを見る限り、どうやらソロ・コンサート…リサイタルのようなものらしい) 貴族といえども家督が次げないと思われていた幼いころは、あまりこういった教養を養うための 会場へ出かけたことはないのだが、それでも無教養と程遠い金髪の若者は静かに待っていると ようやく会場に静かに音が響き始め、緞帳が巻き上げられる。 ???「…ふう」 小さく深呼吸する音が聞こえる。目の前でスポットライトを浴びているのはまだ若い少女。恐らく シュナイダーよりも更に若く、14.15といったところだろうか? ???「私の歌を聞いて!!」 ズン!! いきなり重低音が響き渡りアップテンポのリズムが会場を響かせる。
[621]銀河シュナイダー伝説:2011/02/19(土) 03:04:24 ID:5JusnkZI シュナイダー(な、なんだ…と!) 場所にはその場所の音楽というものがある。ここがもし繁華街のライブ会場であればこれは問題ない。 だがここは知識街の演芸場。お世辞にもこういった音楽との相性が良いとは言えず、 今更ながらなぜ人が少ないのかを理解する。 ???「ジュウリョークハンピレイ…」 歌そのものは美しく白銀に輝くよう…まるで飛行機の翼の様な煌きを感じる。だが、もし、お金を取るので あればその場におけるTPOを考えなくてはいけない。それが売り出し中であるというのならば尚更だ。 しかし。 シュナイダー(…美しい) 歌にかける情熱とでもいうべきだろうか?まだ荒削りではあるが時がたつにつれそれは…場所を忘れさせる ような高揚感をもたらし一体感を生む。それによって彼女の激しいダンスから零れ落ちる汗すら 美しく感じたとき…同時に、このような場所であってもやっていける彼女の力というものを感じる。 ???「イテザカラノゴクジナイ!!」 だからこそだろうか?新しい疑問が浮かぶ。これほどの歌唱力、ルックスはやや貧相だが、見栄えは 悪くない。そしてなによりこのパッション。それにふさわしい場所で歌わせることが出来れば 間違いなくスター街道を駆け上がることが出来るだろう。それなのにこんな場所で歌っているのは 明らかに不自然である。
[622]銀河シュナイダー伝説:2011/02/19(土) 03:08:20 ID:5JusnkZI シュナイダー「……これだけの才能…惜しいな」 全ての楽曲が終わり皆が帰路へつく。ほとんど若者だらけのその会場は次なる演目のために すっかり寂しいものとなり後はシュナイダーが帰るのを待つばかりだった。 シュナイダーは… A.楽屋裏まで行ってみる。 B.いい音楽だった。帰ろう。 先にID表示で2票入ったものを選択します。
[623]森崎名無しさん:2011/02/19(土) 03:09:21 ID:gNlUaeuM A まさかのシェリルオンステージw
[624]森崎名無しさん:2011/02/19(土) 03:10:18 ID:4x7XdyY2 A ワルキューレが見る見るうちに人型に……
[625]森崎名無しさん:2011/02/19(土) 03:10:34 ID:rWl3fFVQ A パトロンになれるチャンス…かな?
[626]銀河シュナイダー伝説:2011/02/19(土) 04:04:45 ID:5JusnkZI >>623 やっぱりこれだけでわかりますかw今の彼女はスラムあがりなのでまだ体つきは品素です。 >>624 意外とあの世界観であればそのまま銀英伝でも通用しそうなのが怖すぎですw >>625 YES!貴族ルートの特権ですね。 因みにはじめはファイヤーボンバーかミンメイかランカかシェリルの4択だったのですが、 名前的に一番しっくりな彼女にしました。 A.楽屋裏まで行ってみる。 シュナイダー(気になる。ちょっと行ってみるか) いい音楽にはそれなりのポジションが必要である。彼女の現在のポジションは本当にここでいいのか? それを聞くためにもシュナイダーは楽屋の方へと向う。 …驚いた事に楽屋にはほぼノーチェックで向うことが出来た。
[627]銀河シュナイダー伝説:2011/02/19(土) 04:05:45 ID:5JusnkZI シュナイダー「ジャマをする。先ほど歌を聴いたものだが…」 相変わらず女性と話すことのないシュナイダーの口調は固い。 ???「あ、ファンの方?単なるファンならその辺にプレゼントを置いておいて。握手やサインなら いくつでもするけど、夜の相談はダメよ」 振り返ることも無くステージ衣装を脱ぎ始める彼女。衣装といってもピアスや小物中心で 別段シュナイダーが困る事は無かったのだが。 シュナイダー「???夜?何のことだ?っと、すまない。名前がまだだったな。 私の名前はカールハインツ・フォン・シュナイダー。君は?」 ???「……フォン?という事は貴族様ね?私の名前はシェリル・ノーム。15歳。 ギャラクシー出身。スリーサイズは上から…っとこれはまだ早いわね」 フォンという言葉を聴いた瞬間、言葉を正す少女。どうやら彼の予想通りのようだ。
[628]銀河シュナイダー伝説:2011/02/19(土) 04:07:02 ID:5JusnkZI シュナイダー「つまり、出資者を探しているのだな?フロイライン」 シェリル「出資者?うん、まあそうね。私は、私が歌う場所を探しているの。だから貴族階級の人が 多いこの場所で歌っているのよ。」 なるほど、と思う。基本的に貴族御用達の劇場は超高級であり、たとえお金が工面できたとしても 格の違いによりとてもではないが一般の市民が借りることは出来ない。 しかしこの場所ではそうではなく、芸術に理解のある人物が多く、そういう状況を巧く利用すれば 安く公演を開くことが可能で、ある程度人数さえ入ってしまえば黒字にさせることだって出来る。 シュナイダー「考えたな。知識とはつまり貴族の道楽…。位の高い貴族もここでは品位を見せるために お忍びであえてランクの低い劇場に入ることもある。だが、そこまで考えているなら出資者を探さなくとも 地力で羽ばたけるのではないか?」 シェリル「そうね。確かにいつかは芽が出ると思う。でも、『いつかを待つ』のは私じゃない。 私はそのいつかをこの手で握り締めたいの」 ぐっと拳を握りながら勝気な瞳でそう力強く述べる。 現在の貴族社会では貴族でないものがなりあがる方法は商人になるか軍人になるかのほぼ二択。 しかし、彼女、シェリル・ノームはそのどちらでもなく、自身の歌声で世界に羽ばたこうというのである。
[629]銀河シュナイダー伝説:2011/02/19(土) 04:08:03 ID:5JusnkZI シュナイダー(……面白い。こんなに面白い女性が世の中にはいるのか!) 久しぶりに心の奥に熱いものを感じたシュナイダーは… どうしますか? A.自身の身分を晒し後ろ盾となる提案をする。 B.誰か身近な人物を紹介する。 C.がんばるようにという。 D.とりあえずお金を置いておく。 E.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24