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【昨日とは違う】キャプテンEDIT23【風景】
[427]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/10(木) 01:01:57 ID:??? 大前「これって……人形じゃないですか。まさか、紫さんがこれを操って試合しようって言うんじゃないでしょうね?」 紫『まさか。どこぞの人形遣いじゃあるまいし、そんな器用で面倒なことはしないわ』 大前「はあ……(それにしてもよく出来た人形だな)」 紫の説明に生返事を返しながら、大前は『対戦相手』の人形を検める。 大前(11人全員が女の子って、どういうことなんだ? ……変な格好の子ばかりだし。 何か羽みたいなものが生えてるけど、これって妖精がモデルなのかな?) などと考えつつ、水色の髪の少女を模した人形を指先でつついてみた。 ……よく出来て入るが、やはり人形だ。 紫『私の場合は操る、なんてしち面倒くさいことはしないわ。こうやって偽物と本物の境界を操れば――』 大前「? ……うわっ! いきなり冷たくなったァ!?」 突然、指先に感じた冷気に、大前は飛び上がった。まるでドライアイスに指を突っこんだような気分である。 息を吹きかけてかじかむ指を温めていると、紫とも違う第三者の声がした。 羽根の生えた水色の髪の少女「なに、人のほっぺたにさわってるのよ! アンタったら、ヘンタイね!」 大前「へっ?」 紫『――まあ、こんなふうにして、限りなく本物に近い挙動を自分でしてくれるのよ。 どう? 楽ちんでいいでしょう?』 大前「え? え? えええええっ!?(な、何が起こっているんだかさっぱり分からないぞ!?)」
[428]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/10(木) 01:03:22 ID:??? 紫『その子たちは、私が暮らしている幻想郷の娘たち――の、コピーね。 流石に全ての能力をコピーすると骨が折れるけど、サッカーをさせるための力だけなら、簡単に再現できる。 うふふ、便利でしょう?』 大前「……正直、ここまで無茶苦茶が出来るとは思いませんでしたよ」 紫『クスっ。私のことが怖くなったかしら?』 大前(すみません、最初っから怖いと思っています……) 要するに、紫の知っている人間……いや、妖怪たちの、精巧なコピーが練習試合の相手をしてくれるらしかった。 大前はそれだけを理解し、後は思考を放棄する。正直、これ以上は脳味噌が処理できるとは思えない。 そうこうしていると、他の元・人形たちも騒ぎだした。 緑色の髪の気弱そうな少女「な、なんですか? 私たち、なんでこんなところにいるんですか〜?」 爪の長い鳥っぽい少女「んー、人が一杯集まってるけど、私の歌を聴きに来たってわけじゃないみたいね〜♪」 猫っぽい耳が生えた少女「さっきから、紫様の声が聞こえる気がする……わ、私は何をすればいいんですかー!?」 紫『試合よ、橙。その子たちと一緒に、人間のチームをサッカーで倒しなさい』 猫っぽい耳が生えた少女「わっかりました! とにかくサッカーで勝てばいいんですね!」 大前「……俺、早まったかなあ? こんなぶっ飛んだ練習試合を組んだなんて、みんなに何て説明すれば良いんだろう?」 とてもではないがまともなサッカーの試合の出来るような相手には見えない、妖怪(のコピー人形)を前に、途方にくれてしまう。
[429]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/10(木) 01:04:39 ID:??? 紫『大丈夫。貴方の仲間たちには、夢と現実の境界を操って、この試合の事はリアルな夢ってくらいに認識させるわ。 試合が憶えているのは、積んだ経験くらいね』 大前「はあ、それはご親切にどうも」 紫『と、言う訳で、これから貴方のチームメイトをそちらに送るわよ?』 大前「ちょ、いきなりですか!?」 言うが早いか、後ろの方でどさどさと人が落ちてくる音がする。 比良山「ぬわーっ!?」 浅村「なんスか、これ!? なんなんスかコレ!?」 渡会「重い! 重たい! 上に末松乗ってる!」 大前「……とりあえず、みんなに現状を(多少ぼかして)説明しよう……」 重くなった胃を押さえて、仲間たちに向き直る大前だった。 … … … 本多「ほう、練習試合か。夢の中でも練習試合とは、我ながら自分の仕事熱心さに参ってしまうな」 大前「まあ、うん。そういうことなんだ(思ったよりスムーズに済んで良かった……)」
[430]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/10(木) 01:05:54 ID:JHm5OCkg >>429 誤字訂正です ×試合が憶えているのは、積んだ経験くらいね』 ○試合が終わった後に憶えているのは、積んだ経験くらいね』 ------------------------------------------------------------------------------------------------- 比良山「よし、そうと決まればさっさとアップを済ませて試合に行こう。 夢が覚めるまでに、出来るだけ経験を積んでおきたいからな」 雪村「え? なんで比良山くんが覚めるの? これ、僕の夢でしょう?」 末松「どうせなら、たらふく食える夢が良かったな〜」 大前「……あー、とにかくちゃっちゃと進めよう。それと試合前に何か決めることは――」 先に3票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 A.グロウエッグ(残り6回)を自分で装備する B.グロウエッグ(残り6回)を誰かに装備させる(>>421のメンバーから一人の名前を併記してください) C.特に無い。試合に進もう D.その他(自由選択です。大前に取らせたい行動を併記してください)
[431]森崎名無しさん:2011/02/10(木) 01:06:17 ID:cyOoiT6w A
[432]森崎名無しさん:2011/02/10(木) 01:06:38 ID:6t9Uxitk A
[433]森崎名無しさん:2011/02/10(木) 01:06:38 ID:vqz77ZeE A
[434]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/10(木) 01:31:35 ID:??? >>A.グロウエッグ(残り6回)を自分で装備する -------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 大前「とりあえず、買ったアイテムを装備しておこう……」 ※ グロウエッグを大前に装備させました。試合中、大前はQでもKと同等の覚醒が出来ます。使用回数は残り6回です ※ さて、軽いアップも済ませて試合の時間である。 実況「秋季地区大会が終わって訪れたのは、正に夢の舞台! 夢の中でも鳴紋中の試合が見れるとは、正しく実況者冥利に尽きます! 練習試合・鳴紋中VS2ボスチーム。選手全員が少女という異色の相手に、我らが県内王者はどう戦うのか!」 大前「何で実況まで呼んでいるんだ……」 紫「雰囲気よ、雰囲気」 大前「のわっ! ゆ、紫さん!?」 先程までと違い、すぐ近くで聞こえた声に、大前は思わず飛び上がる。 紫「またまた驚かせちゃったかしら? ……貴方達のチームは、マネージャーのお陰で他よりベンチワークが良いそうね? それを取り上げるのもなんだから、私が代理マネージャーをさせてもらうわ」 大前(菱野さんの代わりがこの人、かあ……) 紫「何か文句でも?」 大前「いえ、なんでも……」 何となくモチベーションが落ちるのを感じながら、なんとかそう返事をする。
[435]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/10(木) 01:32:47 ID:??? 紫「そうそう。この試合の相手はあくまで本物に近い人形。よって、生身のプレイヤーのように覚醒したりはしないわ。 まあ、知らなくても別に問題は無いでしょうけど、一応言っておくわ。 それと、選手交代をしたくなったら、プレイが途切れた時やハーフタイムに言ってちょうだい。 私が呼んできて上げるわ」 大前「それはどうも。……じゃあ、試合に行ってきます」 紫「いってらっしゃい。好ゲームを期待しているわよ?」 … … … チルノ「来たわね、人間のチームのキャプテン! アタイがこの2ボスチームのキャプテン・チルノよ!」 センターサークルでコイントスのために待ち受けていた、水色の髪の少女が、腕を組みながら居丈高に言った。 大前「どうも。鳴紋中の大前です。よろしくお願い――」 ミスティア「ちょっとチルノ! なんで妖精のアンタなんかがキャプテンになってるのよー!?」 橙「そうそう! 紫様が組んだ試合なんだから、紫様の式の式である私が――」 大妖精「け、喧嘩しないでくださいー!」 大前の言葉を遮って、喧嘩を始める2ボスチームの面々。 それを見て、鳴紋中の面々は頭を抱える。
[436]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/10(木) 01:33:58 ID:??? 墨田「なんて騒がしいチームなんだ……こんなにまとまりを欠いて、試合になるのか?」 本多「ピッチに入ったのだから、頭を仕事に切り替てくれないと困るな」 浅村「俺は別に構わないっス。夢とはいえ、スタメンで試合に出れるだけで感無量っス……」 審判「君たち、試合の方は始めないのかね? そろそろコイントスを済ませたいのだが」 大前「あ、はい! 今行きます!(……審判までいるんだ)」 いつの間にか現れた審判に促され、大前は即座に近寄った。 一方、2ボスチームは、 チルノ「キャプテンマーク、ゲットー! アタイったら、俊敏ね!」 ミスティア「うぬぬぬ……」 橙「すばしっこさで負けるとは……猫として恥ずかしい……」 大妖精(頑張って、チルノちゃん!) とりあえずは、チルノという少女がキャプテンに決まったらしい。 審判「では、コイントスでボールと陣地を決める。両チームキャプテン、コインの表と裏を指定したまえ」 大前「ええっと、試合を申し込んだのはこっちだから、そっちが先に決めていいよ?」 チルノ「アタイたちが先攻!」 大前「いや、決めるのは表と裏だってば!?」 そんなすったもんだを経て決まった、先攻は――
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0ch BBS 2007-01-24