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【侵食された】キャプテンEDIT24【現実パート】
[649]森崎名無しさん:2011/02/19(土) 03:18:59 ID:??? ★初めてのデートなので→ ハート5 =★
[650]森崎名無しさん:2011/02/19(土) 03:19:11 ID:??? ★効果が出る確率は低めに→ スペード9 =★
[651]森崎名無しさん:2011/02/19(土) 03:27:48 ID:??? いいなぁこの二人、見ていてなんかほっこりする。 人気投票の結果も納得ですね。 ところで人気投票で上位に食い込んだキャラにボーナスとかは考えたりしているのでしょうか? 大前だったら幻想ポイント上がったり、菱野だったら少し料理が上手になったりとか
[652]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/19(土) 04:32:19 ID:??? >>651 ありがとうございます。書いてる時は「これ臭すぎないかな」とか不安に思っていましたが、そう言って頂けると幸いです 人気投票結果のボーナスは、今のところ考えておりません ただでさえバランス取りに失敗してしょっちゅうルール改訂のあるスレなので、あまりゲームに関わる不確定な要素は入れられないのです 駄目なGMですみませんorz ★初めてのデートなので→ ハート5 =★ ★効果が出る確率は低めに→ スペード9 =★ それ以外 → もやっとした気持ちを抱えつつ、今日はお別れ --------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 大前「(無理に引き止めるのも悪いかな……)じゃ、じゃあ今日はこの辺で! その……色々恥ずかしい話もしちゃったけど、楽しかったよ」 菱野「は、はい……っ。わ、私こそ、その、ご迷惑を掛けちゃいましたけど、楽しかったです!」 名残惜しさと心中で互いを思い合う渇望を押し隠して、二人は別々の方向へ。 大前「それじゃあ――」 菱野「――はい。また学校で」 挨拶を交わし合ってふりむき、一歩、また一歩と遠ざかっていく。 いつの日か、今日とは真逆にこの距離を詰めていけるのだろうか。 それはまだ、二人には分からないことである。 ※ 菱野との初デートを終えました。デートの経験を積んだことで、次回の関係変化イベント発生率が上がりました ※
[653]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/19(土) 04:33:56 ID:??? 一方その頃。遠く距離を隔てたある場所にも、同じ空間を共有する少年少女があった。 しかしこちらの方は、親密とはあまり言い難い雰囲気だったが。 三杉「うぅん、分からないな。全国大会からこっち、暇を見ては調べているけど……あの大前という男の事が今ひとつ分からないな」 デスクに向かい合い、雑誌、新聞etc.を繰りながらそう独語するのは、件の男・三杉淳。 ここしばらく心臓の治療に専念しピッチに立つことが出来ないままであるが、サッカーへの情熱は衰えを知らない。 家の窮状で前ほど広範にとは行かないが、サッカーに関する知識・情報を集めることに余念は無かった。 だが、その彼をしても、大前の過去は突き止められない。 三杉「彼は来年も間違いなく全国に上がってくる選手だ。入念にチェックしておかなければならない。 それなのに、どうしてこうも過去のデータを得られないんだ?」 弥生「キャプ――じゃなかった、三杉くん。こっちにも目立った情報は無いです」 そう言って、三杉よりは遅い速度で調べ物をしていた手を止めて言うのは、武蔵中サッカー部マネージャーの青葉弥生。 休日も甲斐甲斐しくその手伝いを申し出て三杉の部屋に来ている弥生だが、それに対する三杉の態度はすげないにも程があった。 三杉「……確かに、僕は夏に『昔の癖でキャプテンと呼ぶな』と言った。 けどね、こうして正式にキャプテンになった後も名前で呼ぶのはどういう心境かな? もしかして、僕は武蔵中のキャプテンに相応しくない、と思っているんじゃなかろうね?」 弥生「そ、そんなことは無いですよー!?(うう、一度付いた癖って、そうそう消えるものじゃないわよぅ……)」 辛辣にして粗略な態度にも、強く反抗できない弥生。 三杉「まったく……本当にどうしようもないな、この調査も君も」 弥生(き、君も!?)
[654]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/19(土) 04:35:20 ID:??? ショックを受けた様子の弥生に、三杉は頓着しない。この程度は、武蔵ではよくあることなのだ。 三杉「あれだけの成績を残す選手だ。小学校時代もどこかでレギュラーにはなってたはず。 それがどうしてこうも過去の痕跡を見つけられないんだろうね?」 弥生「か、辛うじて分かったことは、昨年の秋の大会で初めて公式戦に出たことと、どうやら長野出身じゃないってくらいですよね」 三杉「そういうわけで、二年前の小学校の大会のデータを、全国くまなく探ってみたが、どこにも出てこない。 ……聞けば、先月の長野県の大会では全試合ハットトリックだったそうだ。 それだけの話題性を持った選手なら、どこかが過去の成績を記事にしていてもよさそうなんだけどね」 弥生「え、えーっと……昔はそんな大した選手でも無かったとか! な、なーんて有るわけないですよね、アハハ……」 とりあえず思いつきで言ってみて、自分で乾いた笑いを出す弥生。 だが、三杉はそれが引っかかった。 三杉「昔はそれほどでもない、か。僕らは成長期だからね、あり得なくは無い。 現にスタメンに定着したのは秋の大会からだ。一年生の夏から急成長したと考えれば、その論理にも辻褄は合う」 弥生「そうですか!? やった、私ったら大当たり――」 三杉「でもそれだと、当たらねばならない資料が更に膨大になるけどね……。 ふう……これは過去のデータは諦めて、先月の大会のプレイを分析した方が有意義かもね」 弥生「――ええっ!? それじゃあ今日、何時間もここで資料と睨めっこしてたのが無駄になりますよ!?」 三杉「かもね。……頃合いだし、そろそろ切り上げようか。君もお茶の一杯でも飲んで行くといい。 呼びもしないのに押し掛けてきたとはいえ、お客さんだからね。 何のもてなしもせず返した、なんて話しが広まっては僕の沽券に関わる」 弥生「は、はい……ありがたく頂いていきます」
[655]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/19(土) 04:36:22 ID:??? 三杉「では、少し待っていたまえ。ああ、それと僕の私物は荒らさないように」 弥生「はーい……」 弥生の返事を聞かない内に、三杉は部屋を後にする。 好意や温情ではなく、あくまで自分が自分らしくあるために定めた行動の中での、中での最低限の対応。 そのためのもてなしだと言うことが、脳裏に残る冷たい視線から嫌という程伝わってくる。 それに立腹して立ち去る、という選択を取れないのが弥生の弥生たる所以であり、その将来を決める大きな要素だった。 ……だが、そんな彼女にも反抗心というものはある。 弥生「と、言われて引き下がる私じゃないわよ! 三す――じゃなくてキャプテン! わ、私だってこれだけ苛められたら仕返しの一つくらいしちゃうんだから! て、手始めに――恥ずかしい過去とか載ってそうなアルバムを漁っちゃったりして!」 日頃寄せている好意をすげなく扱われ続けた復讐――にしてはささやかに過ぎる悪戯である。 が、彼女はあの全国大会で弱みを握られて以来初めて、三杉に反旗を翻した。 弥生「ふっふっふっ。こんな本棚の目立つ所にこれ見よがしに置いておくのが悪いのよ! それじゃあ、早速私と会う前の頃から拝見っ! ……きゃー! やっぱり子供の頃も可愛いー♪ や、やっぱり美形は違うわ……!」 ……反旗を翻したのである。別に三杉の昔の写真を純粋に見たかったわけではなく。本当に。 弥生「って、あら? この写真――」 ピタリ、と弥生のページを繰る手が止まる。 それは二年前の小学校時代の都大会の記念写真。その頃弥生は武蔵FCのマネージャーとなり、既に三杉と知己になっている。 故に、それは目的としているものではなかったはずなのだが、
[656]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/19(土) 04:37:49 ID:??? 弥生「なんか気になるわね、この写真。えーと、都大会三回戦? その試合ってキャプテンは出てなかった筈よね。 特に印象的な対戦相手でも無かったし。……でも、この写真の端っこ。通りすがりの他チーム選手の子、どっかで見たような……」 大勝を得て得意げな一之瀬や真田に交じって、無感動にだが最低限の微笑みを添えて撮影に加わっている三杉。 それを遠くから羨望するように見ている少年の姿に、どこか見覚えがあった。 小学生にしては長身で、だからといって特別目立つほど屈強には見えない。 だが、しかしその顔は確かに記憶していた。この少年は、誰だ――? 弥生「きゃ、キャプ――じゃなくて、三杉く――じゃなくて、やっぱりキャプテンっ!」 ――その解答を頭脳がはじき出した途端、弥生は声を張り上げて三杉を呼んでいた。 三杉「何だい、大きな声を出して。……って、私物に手を出すなと言ったはずなのに、君は何をしているんだ?」 入口からでも見えるアルバムを漁っていた弥生の姿に、三杉は秀麗な顔をしかめた。 だが、弥生はそれに構わず見つけた写真を指で示す。 弥生「見つけました! 小学生時代の大前くん! 2年前の都大会で、私たちと戦ってたんですよ!」 三杉「……なんだって!?」 弥生の手元からアルバムを引っ手繰り、その写真を食い入るように見る三杉。 三杉「何てことだ……僕は馬鹿か!? どうして過去に試合をしたはずの相手を、すぐに思い出せなかったんだ!」 弥生「た、多分、その試合はキャプテンは出場していませんでしたし――」 三杉「いや、微かにだが憶えはある。小学校レベルでは珍しく、ポストプレイを基幹にした攻撃を使っていたチームだ。 それでディフェンス陣にはロングボール対策やラインコントロールのタイミングを入念に教え込んだことがあった。 実際に戦った時は思ったほどでも無くて、余り苦戦せずに勝てたけど―― 一度は真剣に対策を考えた相手じゃないか!」 弥生(いや、普通は忘れてますって、そんな大した苦戦も無く倒した一度きりの対戦相手なんて)
[657]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/19(土) 04:38:58 ID:??? 心中、呆れを感じ始める弥生だが、三杉の方は更にエスカレートしていく。 三杉「……ポストプレイ以外に、見るべきところは無いはずの選手だった。いや、そのポストプレイも実際には脅威では無かった。 そんな男が……そんな男が、翼くんや森崎と同じ舞台にまで上り詰めたって言うのか! 興味深いぞ、これは! その成長の源、あるいは小学校時代は開花しなかった才能! 面白いじゃあないか!」 弥生「わあっ!? 興奮し過ぎですキャプテン! 心臓が、心臓がー!」 弥生の諌止にも鼓動を早める繊細な心臓にも構わず、愉悦の笑みを浮かべる三杉。 この日、彼の脳裏に大前良の名前は以前よりも深い印象を持って刻まれるのだった。 三杉(知りたい……君の躍進の原因は何だ? 今まで無名の一選手でしかなかった君を、全国の頂点を争う場まで引き上げた力。 是非とも知りたい! 面白くなってきた……彼のこの成長力。もしかすると、来年の全国は今年以上に波乱が見られるかもしれない! そんな楽しそうな大会を、観客席から見るだけで我慢できるものか。そうだろう? 僕の心臓……) 来年には戦うかもしれない一人の敵エースから、より興味深くより愉快な研究対象へと。 ※ 大前の出身地が『東京』になったことで、三杉との因縁が生じました ※ ※ 三杉の大前への感情が『興味深い』になりました ※
[658]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/19(土) 04:45:28 ID:??? 大前と菱野がやっとこさ初デート終了! と思いきや何やらフラグが立ったところで、今回はここまでです キャプテンEDITは初期のキャプテンが小豆沢だったり輝林が加わるところからお察し頂けると思いますが、 根底にはテクモ版キャプつばIVがあります そのキャプつばIVの作中で主人公(オリキャラ)を高く評価するのが三杉だったりします なので、三杉とは比較的シナリオ信仰に関わるフラグが立ちやすかったりします まあ、IVでチームメイトになるはずだった森崎からは低く評価されたり、翼に論外扱いされてますけどもw ……というのが、この超展開への言い訳です、すみません オカシイナァ、ドウシテミスギガコンナニマッドナキャラニナッタンダロウ…… 次回は11月3週の自由行動からになります 今回は朝方までの投下にお付き合い下さり、ありがとうございました!
[659]森崎名無しさん:2011/02/19(土) 04:50:20 ID:??? お疲れ様でした。 それと人気投票の件についての質問はすみませんでした。 考えてみれば、ボーナス云々があれば、投票に公平性がなくなる可能性を失念していました。誠に申し訳ないです。 そして、原作キャラからようやく?高評価をもらえるキャラがでて先が楽しみです。 翼、森崎に関しては来年に見返すことを誓ってがんばりましょう
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0ch BBS 2007-01-24