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【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】
[122]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 11:28:08 ID:??? マルコ「良かった、やっぱりミスギは優しい人なんだね。 ちゃんとモニカが傷ついた事を解って心配してる、思った通りの人だ。 三杉「え…?」 マルコ「ふふ、モニカ程度を落とせなくて未熟とか言い出したら殴ろうかと思ってたんだ。 もうそこそこ長い付き合いだし、絶対にそんな事はないって信じていたけどね。 でもナディアは華麗で煌びやかなキミの事しか知らないから、少し疑ってたみたいだよ?」 三杉「マルコ…?」 マルコ「電話…借りるね。」 受話器を取ってピッポッパとダイヤルするマルコの背中を、呆気に取られながら見ていた。 どうやら一杯食わされたらしかった…この三杉淳が。 マルコ「ただの誤解なら、きっとナディアが解いてくれるよ。 こういう時、一人だけで解決するのはすごく難しいと思うし、頼ってあげて? あと…彼女も親友を心配しての事だから、あまり気を悪くしないでね。」 そう言ってマルコは受話器を手渡し、部屋を出て行った。 これは彼なりの気遣いと思うべきだろう。
[123]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 11:29:36 ID:??? 呆れというか自嘲というか…こういうフォローを受ける事には慣れていない為、 三杉の心の中には自尊心による反発も決して無くはない。 だがこれはモニカの傷をすぐにでも癒せる特効薬にもなり得る話だった。 三杉は受話器を耳に当て、回線の向こうの相手に思い切って『こんばんわ』と告げる。 すると相手からも同じように挨拶の言葉が返ってきた。 ナディア『こんばんは、疲れている時なのに本当ごめんなさい。 あの…先に言っておきたいんですけれど、モニカが何か言った訳じゃないですからね。 さっき電話した時 何だか様子がおかしかったから、私が勝手にやってる事です。 だから…もし不愉快に思ってても、それは私のせいだって理解して欲しいんです。』 三杉「………」 A 「分かった、そう思うよ。」 B 「分かった、心配しないで。」(正直少し不愉快…) C 「分かった、心配しないで。」(不愉快に思うわけがない) D 「ごめん、僕は自分の力で解決したいんだ。」 (要4票) E そ の 他 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[124]森崎名無しさん:2011/02/25(金) 11:33:27 ID:868oWI+g B 紳士、いや貴公子としてはCを選ぶべきなんだろうが正直な気持ちはこっちかな?
[125]森崎名無しさん:2011/02/25(金) 12:03:00 ID:m4uo9oIs C
[126]森崎名無しさん:2011/02/25(金) 12:15:31 ID:pziQjvy2 C
[127]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:00:54 ID:??? > C 「分かった、心配しないで。」(不愉快に思うわけがない) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉「分かった、心配しないで。」 実際にナディアの言葉を聞いてみて分かった事がある。 不愉快に感じることなど全くなかったのだ。 打算や自尊心は消え失せ、いま頭の中にあるのはモニカの為に…という思い。 …即ち献身、女性に対して三杉が一度として持つ事の無かったものだ。 三杉(………もう、後に戻れない所に来ているのかも知れない。) 献身を受ける側である筈だった自身の心境の変化に、三杉も薄々と気付いていた。 それは当然ながら彼を戸惑わせるが……しかし今はその事に思考を使う時ではない。 三杉はナディアの言葉にだけ意識を集中させる。 ナディア『良かったー…これ、本当に約束ですからね。 それで、えっと…正直なところ私は何があったかは知らないんです。 でもマーくんがミスギさんを信じていて、それが正しかったと言っていました。 だから私もミスギさんの言葉を信じる事にします。』 三杉「そっか…ありがとう。」 ナディア『い、いえ…彼女も2人きりでの食事は初体験ですし、至らない部分もあったと思います。 ともかく、先ずはミスギさんがモニカにしてしまった事を教えて下さい。』 三杉「分かった、それじゃあ…。」
[128]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:02:38 ID:??? デートで起こったトラブルを三杉はナディアに説明した。 一つはサッカーに関する話をしていた時、無意識に苛立ちを露わにしてしまったことだ。 これに対し、モニカが何か不味い事を口にしたのかとナディアは確認してきた。 事実としてモニカは別段悪い事は言っておらず、自身がナーバスになったのだと言うしかなかった。 (この時の話題は三杉自身もいまだ考える事を本能的に拒否しており、ここは端的に伝えた。) そしてもう一つ、帰り際に送ろうとして断られた時の話である。 これについては……まあ完ッッ全に誤解である。 話を聞いてナディアの方が大きな溜め息をつき、三杉が内心苦笑したくらいだ。 ナディア『それで………露出の多い格好って、あの子 具体的にどんなドレスを…?』 三杉「紺色のミニチャイナだよ。」 ナディア『げぇっ! 本当ですか!? あ、あのモニカが………俄かに信じられないですよ…。』 三杉「そ、そうなのかい?」 ナディア『あの子よっぽど………あ、いやコッチの話です。 大丈夫…ミスギさんは悪くないです、むしろよくぞ追いかけてくれました。 最初に目を離しちゃったのは減点ですけれど、でも私でも呆気に取られますよ。 だって、そんな、ミニチャイナで一人夜道とか…あああああああ自殺行為だあああ。』 三杉「本当に……襲われたりしなかったのが不幸中の幸いだったと思ってるよ。」
[129]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:04:13 ID:??? ナディア『全くもう……分かりました、その事は私の方から誤解を解いておきますね。 ホントに心配かけて…叱り付けてやるんだから…!』 三杉「フフ、済まないけれど今回は宜しくお願いする。」 ナディア「ついでに一つアドバイス…これは男性には解らないかも知れないので。 送るのを断ったのに、知らない間に付いて来られてたら、女性は恐怖を感じます。 だって正直なところ、やっている事だけ考えればストーカーですからね…』 三杉「ス…ストーカー!?」 ナディア『止むを得ない、後ろめたい気持ちが無いほどの理由があるなら、 考える暇を与えずに伝えなきゃダメですよ、今回なんか叱り付けて良いくらいです。 たとえ怒られても、それが心から自分を心配してくれての事なら、 仮にその場で一悶着あったとしても、後で必ず解ってくれます。 それで解らないようなのは只の高慢ちきです、関わらない方が無難でしょう。』 三杉「む……な、なるほど。」 ナディア『怒らなければいけないところでは、ちゃんと怒ってあげて下さいね。 それが出来ない男性は、イタリアではヘタリアと言って蔑まれるんですよ。(←嘘です)』 三杉「うん把握した、参考になったよ。」
[130]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:06:00 ID:??? あまりに熱弁が過ぎたのか、いつの間にかナディアは息を切らしていた。 なんだかんだ言っても、ここまで友人に親身なって動ける彼女は三杉を感心させるのに十分だった。 マルコは素敵な恋人を持った…と三杉は素直に思えた。 ナディア『それじゃ、こんなところですか?』 三杉「そうだね…僕の気付くところでは、これくらいだ。」 ナディア『じゃあ後は私に任せて、心配せず試合に備えて下さいね。』 三杉「うん、感謝するよ。 それじゃあ、お休み……。」 ナディア『ええ、お休みなさ…………あ、待って下さい!』 受話器を置こうとした三杉に、ナディアは何か思い出したかのように制止した。 まだ何かあったかと三杉は首を傾げたが…ナディアの次の言葉は三杉の身体を硬直させるものだった。
[131]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:07:31 ID:??? ナディア『モニカの事………本気ですよね? ミスギさんを信じて大丈夫って、伝えて良いんですよね?』 心臓病だった頃ならば、そのまま発作が出てもおかしくないくらい、三杉の心臓は音を立てた。 この問いに対してどう答えるべきなのか…何も言わないわけにはいかない。 三杉は突如として決断を迫られる事になったのであった。
[132]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/25(金) 19:09:52 ID:??? 【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】 【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】【☢INFORMATION!☢】 ※霧雨さんサーセン 今回の選択で重大な事を決めなければなりません。 弥生かモニカか、ヒロインとするべき女性を選んで下さい。 この決断によるゲーム的なペナルティは一切ありません。 最終的にどちらの女性も前向きに歩いていけるよう描写を頑張るつもりです。 しかし、ノーペナルティなのはこれがゲームだからです。 現実においては、今回のように火遊びのつもりで本気になってしまう事は大変な事です。 結局どちらも不幸になります、誰も幸せになれません。 大きなペナルティを支払う羽目になる事だって十分有り得ます。 言うまでも無いことですが、弥生への申し訳なさゆえ敢えて書いた事をお許し下さい。 三杉「僕の気持ちは……」 A もちろん…本気だとも。 B 正直言うと彼女の内面は子供過ぎる、これ以上仲を深めるつもりはない。 C 実は…自分の気持ちがまだハッキリしていない。 (※決断を先送りできますが、ぶっちゃけ非推奨です。) 『5』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
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0ch BBS 2007-01-24