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【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】
[154]森崎名無しさん:2011/02/25(金) 21:51:50 ID:??? >>153 この先もかなりの長期間守りようが無いというのが 今回のあわやモニカ下克上に影響したような気もする 後発でも積極的ヒロインて強いよね
[155]森崎名無しさん:2011/02/25(金) 21:52:44 ID:??? 最後で消極的になったのが敗因かw
[156]森崎名無しさん:2011/02/25(金) 22:02:42 ID:??? >>151 弥生ちゃんてあねごとか松山の彼女と友達なんじゃないの?
[157]森崎名無しさん:2011/02/26(土) 20:09:12 ID:??? >>156 すぐ相談できるほど近くにはいないだろう。 地元から動いてなければ、 弥生は東京 早苗は静岡 藤沢は北海道だ 時代を考えるとまだ携帯電話は一般的とは言えないだろうし。
[158]森崎名無しさん:2011/02/26(土) 20:19:08 ID:??? あーそっか …地元で友達はいないのか? 引っ越してからずっと東京だろうに
[159]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 13:35:01 ID:??? >>147 最初はサッカーだけで人間ドラマをと思ったんですけどね。 でも、色恋ごとも物語に必然性を与えてくれるので良い物です。 >>152 バロスwwww >>156-158 すぐ近くで、しかも自分の為に動いてくれる親友なんてなかなかねぇ… あとなんだかんだで三杉というアイドル的存在の傍に唯一居られた少女ですからねえ 他の女子からはいい顔されていなかった気はしますよね まあモニカは積極的アプローチで健闘しましたよね。 スレ主的には贔屓目でも褒めてやりたいと思います。
[160]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 13:36:06 ID:??? > B 正直言うと彼女の内面は子供過ぎる、これ以上仲を深めるつもりはない。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 弥生かモニカか…1人の男としてけじめを付けなければならない場面に来ていた。 当然簡単に決められる話ではない。 弥生はあれだけ厳しい仕打ち(と、今は思える)をされながら、それでも自分の傍に居てくれた女性だ。 三杉自身も彼女を利用し、打算的な経緯はあったが彼女の気持ちに応えていた。 イタリアへの出発の朝など“次に会った時は本当の御主人様になる”と、暗に将来の事も言及している。 「そんな彼女を裏切るのが貴公子のやる事か?」と、理性の自分が叱りつけてくる。 モニカという女は三杉が接した事がないタイプの人間だった。 最初は興味本位で、何年かりに女性と食事でも楽しみたいからと、その程度の気持ちで近付いた。 だが会う度に違う表情を見せる彼女と…大胆で臆病で純粋な彼女と接している時間は楽しかった。 女性と2人で居てこんなに穏やかで優しい気持ちになった事は人生の中で一度たりと無かった。 別れた後…モニカが傷ついているかも知れないと思うと胸が痛み、苛々が止まらなかった。 しかもその原因が自分にあるというのが堪らなく苦痛だった。 三杉(だから…すぐにでも誤解が解けるなら、と……情けないと思う選択も敢えて選んだんだ。 それなのに、話し始めればそんな自尊心すら消え失せてしまった…。) モニカの為という口実があれば、我慢が我慢ですらなくなるということ… これは即ち(程度は違うが)弥生が自分に対して持っていた物と同じではないのか? そう考えが至った三杉は……自分がモニカに対して『恋』をしたのだと、今明確に意識した。 恐らくこれが三杉にとって、初めての恋であっただろう。 (この間0.5秒)
[161]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 13:38:47 ID:??? 1秒半の思考を終え、三杉は自分の言うべき答えを手に入れた。 彼の中にはもう迷いはない…… 汗ばんだ右手から、左手へと受話器を持ち直し……そして吐息を当てた。 三杉「 」 ナディアが息を呑んだ音が聞こえた。 まさかそんな答えが返ってくるなんて、考えてもみなかったのだろう。 親友として、心配だから一応釘を刺しておこう…とか、そんなつもりだったに違いなかった。 ナディア『そ…そうですか、分かりました…。 ハハ…弱っちゃったなぁ………。 モニカになんて言ったら良いのか……判んないや。』 三杉「言い辛いようならば僕が直接言うつもりだが。」 ナディア『そ、それは…! ダメです、直接なんて…。 そんなの…あの子、多分立ち直れない……。』 三杉「そんな事ない、モニカは強い。 きっとこれをバネに…」 確信に近い……だが自分の願望でもある事を言おうとして、途中で三杉は口ごもった。 モニカがこの先どんどん魅力的になっていくのは当然の事だが、 これから傷つけようという自分が言って良いような言葉などではなく… そして当然ながらこれはナディアを激昂させてしまう。
[162]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 13:39:59 ID:??? ナディア『知ったような事を言わないで下さい!!!』 三杉(バカ野郎…! なにを言っているんだ! シャンとしろ、三杉淳!) 三杉は自らを叱咤する。 平静な演技をしてはいても、こんな失言をするほど今の自分は悲しいのだ。 だが今の三杉はこれを通すしかない。 三杉「無責任な事を言って済まない……そうであれば、やはりキミか他の誰かに託すしかない。」 ナディア『言われなくったって私が伝えます! 彼女が泣いたら一緒に泣いてあげるんからっ!! 今からモニカを振ろうって人が、中途半端に彼女の事を考えないで下さい!!!』 本来は他人から疎まれる事も恨まれる事も意に介さない三杉だが、今は違っていた。 刺さるような言葉を受けながら、必死に三杉は平静を装い続けた。 口から出す言葉が震えないよう、精神を最後まで奮い立たせた。 そして… 受話器の向こう側からツーーー、ツーーーと機械音が鳴り始めたのが判った。 ようやく訪れた安堵…とは決して言えないこの時、三杉の涙腺は崩壊を迎えた。 三杉「(……クゥっ…)」 声を押し殺して三杉は泣いた。 初めて知った恋、そして初めて知った失恋。 そこに居たのは貴公子でもガラスのエースでもない、不器用な1人の少年だった。
[163]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 13:41:19 ID:??? 生まれついたハンデと、努力と才能によって得た力は三杉に打算と傲慢を与えてきた。 だがイタリアでの挑戦の日々は、そんな三杉の内面を緩やかに変えてゆき… そして最後に彼は献身を手に入れ…その意味を知った。 それはピエタと呼ぶべき物だったかも知れない。 今だからこそ、三杉は弥生の献身を真実に理解できた。 そんな献身を捧げてくれていた弥生を三杉は裏切る事は出来なかった。 感情と理性…そして感情と、その正反対の感情が未だ頭の中を駆け廻るまま… 三杉はタキシードを脱ぎすて、シャワー室に飛び込み、そして頭からシャワーを被った。 垢も涙も感情も、その全てを洗い流したかった。 三杉(明日も朝から練習がある……切り替えて寝なくちゃいけない。) シャワーを止め、わざと丁寧に身体から水を切り…そしてローブに身を包んだ。 時計を見ると、その針は23時30分を示している。 三杉「・・・・・・」 その視線を、先程まで自分が握っていた受話器に向け… そして頭を振って、三杉はベッドに潜り込んだ。 長い一日がようやく終わったのだ……今この瞬間だけは彼は何もかもから自由になれたのだった。
[164]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/02/27(日) 13:43:09 ID:??? 一旦ここまでです。 花粉つれぇーーっすね。
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0ch BBS 2007-01-24