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【読み合い競り合い】Another-C_3【騙しあい】
[323]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/03/07(月) 12:21:22 ID:??? ブンナーク(もっと力欲しい…テクニックも、当然ポストプレイもだ…。 だが今のオレのままじゃ…どうしたらいい…?) 結果から言えばブンナークはポストプレイの必要性をとうに理解していた。 アトミックショットの必要性を自分で見出した彼だ、それくらいは当然である。 だが彼はこれまでポストプレイを自力で身に付けられなかった。 どれだけ隠れて練習しても、光明を見出す事すら出来なかったのだ。 …ブンナークの苛立ちの本当の原因はこれに起因する。 そして彼はそのアドバイスを三杉に求める事は出来なかった。 それだけは決して出来なかったのである。 ※ブンナークの短気に起因する要素にブロックがかかりました。 精神的スランプや短気による暴走がこの大会中発生しません。 ******* 一旦ここまで
[324]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/03/07(月) 12:37:05 ID:??? マルコ「できたぁ…! うーん……ふわぁぁ…」 …パタリ 細かく書き込んだノートを閉じてマルコは大きく伸びをした。 明日のローマ戦に向けてやるべき事を、彼は彼なりに全てを終えた。 フィッツウォルタ個人と闘う為に必要な事も そしてフィオレンティーナがローマに勝つ為に必要な事も。 マルコ「あとは……鬼が出るか、蛇が出るか…。 まともに戦えば勝ち目はないけど、これがあればきっと…。」 マルコは閉じたノートを再び開けて内容を確認した。 何か思い違いがなかったか、書き損じはなかったか。 それを何度か繰り返し、マルコの夜は更けてゆく。
[325]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/03/07(月) 12:38:37 ID:??? …パタリ 読んでいた厚手のファイルを閉じ、ジョアンは相部屋の少年に目を向けた。 彼はずっとイヤーホンを耳につけ、天井の一点を見つめていた。 ジョアン「まだ起きているのか、アルシオン?」 心配と伴に、ジョアンは少年へ声をかけた アルシオン「ボゥっとしているだけです…電気は消して下さって構いません。」 ジョアン「そうか、私の夜更かしに付き合わせていたとしら、すまん。」 アルシオン「滅相もありません…」 その言葉にジョアンは無言で電気を消し、自分のベッドに潜り込んだ。 数日前からの少年の変化にはジョアンも気がついていた。 それがユーゴに対するクロアチアの宣戦布告の件に起因しているのではと疑ったが… 実際にその事を問い質してみたところ、アルシオンからは特に動揺や心配の様子は感じられなかった。 ジョアン(どうしたというのだ、アルシオン…?) 隣のベッドに身体を横たえた少年の方へ首を向けた。 暗闇に目が慣れ、薄っすらとアルシオンの姿が映る。 彼はまだイヤーホンを介してラジオに耳を傾けているようだった。
[326]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/03/07(月) 12:47:41 ID:??? <翌朝・フィオレンティーナ寄宿ホテル> パチリ 三杉は目を覚ました。 身体を起こすと少しばかりの肌寒さを感じる。 今日は霧の出る朝なのだろうかと薄っすら考えながら、三杉は時計に目をやった。 先着で ★時計の針が刻む時→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ、ハート》 6時…高揚のためか早起きしてしまった。 《スペード、クラブ》 7時半…グッスリ眠れたようだ。 《クラブA》 ゲゲッ、8時半!? 朝食の定刻がー! 《Joker》 6時半か…程良い時間だな。
[327]森崎名無しさん:2011/03/07(月) 12:53:50 ID:??? ★時計の針が刻む時→ クラブQ
[328]森崎名無しさん:2011/03/07(月) 15:29:53 ID:??? いよいよ試合が近づいているわけだが最終ラインはこれで大丈夫なんか FW二人を警戒していたミラン守備陣はランピオンに視線がいったその瞬間にビアンキに抜かれた。 抜かれたらラムカーネの出来次第だけど、1失点はしそうなんだよね。
[329]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/03/07(月) 16:36:22 ID:??? >>328 前回の試合から時間が空きすぎた私の責任でもありますが、今回は結構後手後手ですね。 もはやここは割り切って、ピンチを楽しんでみて下さいw ============================================= > 時計の針が刻む時→ クラブQ >《スペード、クラブ》 7時半…グッスリ眠れたようだ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 7時半…どうやらギリギリまでグッスリと眠れたようだった。 準決勝を前にしての意外な自分の図太さに、三杉少々気恥ずかしく笑う。 ともあれ、朝食の定刻までそう時間もなく、準備を速やかに済ませて彼は部屋を後にした。 **** 大会もついに準決勝、コッパ・イタリア・プリマヴェーラも遂に4強まで絞られた。 今日のカードはローマvsフィオレンティーナ、そしてパルマvsレッチェ。 奇しくもいずれのカードも共通点を持つチーム同士の戦いだった。 前者は復権を目論む古豪、後者は下克上を狙う新進気鋭。 当然ながらサポータの目も燃え盛る…我がチームこそがセリアAを新たに牽引するのだ、と。
[330]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/03/07(月) 16:37:24 ID:??? 実況「さあお待たせしました! ついに大会も準決勝、いよいよ負けられない戦いとなってきました! 本日はフィオレンティーナvsローマとレッチェvsパルマの2試合をお届けします! フィオレンティーナはユーヴェを、ローマはミランをそれぞれ破っての準決勝… すでにネームバリューは通用しません、実力で上がってきたこの2チーム! 後半からの爆発的な攻撃力を見せ付けてきたフィオレンティーナが勝つか、 それとも非常に安定した支配力、守備力を持つローマが勝つか! 注目の一戦間も無くです!」 <フィオレンティーナ控え室> アンザーニ「さて皆さん、いよいよ準決勝ですが…今日のフォーメーションは4−4−2で行きます。」 バンビーノ「普段通り…ですね?」 アンザーニ「いいえ、メンバーの配置を幾分か弄りました。」 そう言ってアンザーニは小型のホワイトボードを取り出し、フォーメーションを示した。 レッチェの時のフォーメーションに似通った形である。 違うのはOMFをセンターに寄せ、逆にDMFをサイドに開いた部分だ。 メンバーはそう戸惑う事なくこれを受け入れた。 −−−−−−− −−H−−−− Hブンナーク −−−−J−− J新田 −−G−I−− Gマルコ I三杉 −F−−−E− Fバンビーノ Eレントゥルス −−−−−−− −A−D−B− Aスペルマン Dミュラー Bダラピッコラ −−−C−−− C中山 −−−@−−− @ラムカーネ
[331]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/03/07(月) 16:39:57 ID:??? アンザーニ「FWの2人はいつも通りの攻め方で相手に圧力を与えて下さい。 試合で消える事ないよう、守備参加も積極的な参加を。」 ブンナーク「うっす…!」 新田「はいっ!」 アンザーニ「ブンナークくんには恐らくレビタンくんがマッチアップしてくると思います。 彼のパワーは異常です、おそらくキミよりも球際に強い。 ローマのGKはそこまで強くないが…キミが彼を敗らぬ限りウチの勝利は遠い。」 ブンナーク(……!) アンザーニ「そしてフィッツウォルタくんがやはり厄介な相手です。 どの分野でも高い能力を持ち、守備にもう一つ堅い錠前を掛けてくる。 攻撃が簡単に繋がるとは思わないように、焦りは禁物ですよ。」 マルコ(……)
[332]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/03/07(月) 16:41:01 ID:??? アンザーニ「続いて中盤、レントゥルスくんは後方、ヘルマーくんを好きにさせないで欲しい。 バンビーノくんは敵のチャンスを潰し、時にサイドアタックで道を作る役割を。 ミスギくんは攻撃専門、ポジションに囚われず多彩な攻めで敵を崩す事を期待します。」 三杉「了解です!」 バンビーノ「はいっ!」 レントゥルス「任せてー」 アンザーニ「それからマルコくん…」 マルコ「はいッ……!」 アンザーニ「キミはセンターのキープレイヤーとなり、攻撃と守備の要になってもらいます。 フィッツウォルタくんの攻め上がりはキミが押さえて欲しい。 …出来ますか?」 マルコ「…やります!」 アンザーニ「宜しい。」 力強いマルコの言葉にアンザーニは頷いた。
[333]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/03/07(月) 16:42:09 ID:??? アンザーニ「続いてDFはオーソドックスな形、普段通りのゾーンで守備を固める事。 SBがややゴール寄りですが、サイドアタックはきっちり潰して下さい。」 中山「はいっ!」 ミュラー「任せて下さい!」 ダラピッコラ「よしっ!」 スペルマン「は〜い!」 アンザーニ「ハッキリと敵の2枚のFWは、いずれもタイプが違う強敵です。 正直にDFにとって守り辛い状況が予想されます… ゆえにラムカーネくん、今日は前半 キミの力が必要になる。」 ラムカーネ「了解…」 中山(えっ…ブンナークと新田をあれだけ抑えたのに?) ミュラー(ボクもクリアのレベルを上げたつもりですが…どうやらあまり評価されていませんね。) 監督の意外な言葉にDF陣の目の色が変わる。 そして間接的ではあるが、FWの2人にとっても聞き逃し辛い話に違いなかった。 それくらいの相手のつもりで警戒しろと言う喚起なのだろうと皆 納得する事にするが…。 続くアンザーニの言葉はそれが油断を戒めるものではない事を告げていた。 いや、さらに厳しい警鐘を鳴らしていたのだった。
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0ch BBS 2007-01-24