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【迫りくる】キャプテンEDIT25【恋愛パート】
[287]森崎名無しさん:2011/02/25(金) 00:38:42 ID:??? こええ・・・魔物さんは忘れた頃にやってくる・・・。
[288]森崎名無しさん:2011/02/25(金) 00:39:23 ID:??? 告白のときにカード判定があったらとんでもないことになってたかもしれないな
[289]森崎名無しさん:2011/02/25(金) 00:40:31 ID:??? ここでクラブA分岐があったら何だ……? プレゼントを落してきたとか、何故か髪が伸びる不思議な日本人形とかか?w
[290]森崎名無しさん:2011/02/25(金) 00:42:06 ID:??? 落田の乱入でダイナシ、リアルファイト突入
[291]森崎名無しさん:2011/02/25(金) 00:44:06 ID:??? 祈りイベントって去年の清栄戦のときのあれだよな。 苦戦というと点入れられたりしたら、それから先は1試合通して発動してるのかな。使う試合は決まってるな。
[292]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/25(金) 01:59:05 ID:??? 菱野「や、厄払いです、厄払いっ。次のボーナスイベントに備えて、厄払いですわ!」 やす子「菱野ちゃん、結構クラブ率高いよねー」 ★菱野のクリスマスプレゼント→ クラブA =★ ハート・スペード・クラブ → 手編みのミサンガだ! 全国大会で苦戦時に一度だけ発動、祈りイベントと同等の効果を起こす! --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 大前「? これは……えーと、アクセサリ、かな?」 刺繍糸を幾重にも編んだ見慣れない腕飾りに、大前は目を瞬く。 菱野「ミサンガ、というものらしいです。南米の選手が良く御守りとして着けているらしいですわ」 大前「へー……そう言われてみれば、トヨタカップの放送や雑誌の写真で、でブラジル人が着けてるのを見た気がするな。 売っているのは見たこと無いけど、もしかして菱野さんの手作りかな?」 しげしげと手にとって眺めてみる。 菱野「はい。今の日本では中々手に入らないものですので、恥ずかしながら自作しましたの。 ……あ、あんまり見つめないでください。何だか恥ずかしいですわ」 目の前で手作りの品物を見つめられるのは、恥ずかしいらしい。ますます赤くなって縮こまる菱野。 大前「ご、ごめんごめん。それじゃ、早速着けてみるね?」 菱野「は、はい。どうぞ」 手首に通して身につけると、まるでそこにあるのが当然のように感じられる。 菱野「ミサンガは、願い事が叶う時に自然と切れると言われているらしいです。 大前さんには大望がおありですから、ウンと頑丈に編ませていただきましたの」 大前「……確かにこれだけしっかりとしていたら、八月までには切れそうもないな」
[293]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/25(金) 02:00:13 ID:??? 目を眇めて、あの熱い戦場に想いを馳せる。 全国大会決勝戦。そこで繰り広げられる戦いを制し、優勝旗を勝ち取るのが、今の大前の夢だ。 切っても切れないくらい丈夫なくらいで、丁度いいだろう。 菱野「そ、その……大前さんから頂けた物に比べると、つ、つまらないものですけど――」 大前「――つまらなくなんかないさ」 はっきりと声に力を込めて言い切る。 大前「ありがとう。俺の……俺たちの夢を応援してくれる、こんなに素晴らしいプレゼントをくれて。 菱野さんはやっぱり最高のマネージャーで、そして俺の素敵な彼女だよ」 菱野「え、えへへ……そんなに過ぎたお言葉を言われると、照れてしまいますわ」 赤い顔で微笑む菱野を見ながら、大前は決意を新たにする。 大前(そうだ。菱野さんに喜んでもらうためにも、この贈り物に応えるためにも、来年は必ず勝つ。 その上、早瀬さんや小豆沢さんの意思に、森崎と大空への借り……勝たなきゃいけない理由が、また増えちゃったな) 今は二人、幸せな時間を過ごしている大前と菱野。 だが、後に黄金世代と呼ばれる選手たちの集う、長く苦しい戦いへの道からは、決して逃れることは出来ない。 大前「来年は……今度こそは勝つよ。このミサンガに誓って、ね」 菱野「はいっ! 大前さんなら、今度こそ絶対に日本一になれますよ!」 ※ アイテム・『手編みのミサンガ』を手に入れました ※ ※ 全国大会でビハインド時に一度だけ発動し、大前の全行動に+1補正、更にポストと枠外を防ぎます ※ ※ ……喫茶店のマスターにココア2杯の代金、しめて1000円を支払いました。現在の所持金:15000円 ※
[294]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/25(金) 02:01:30 ID:??? 〜翌日、12月25日〜 校長先生「え〜、以上を持ちまして、二学期を修了といたします。 明日からは冬休みですが、決して中学生らしい節度を忘れることなく行動してください。 また、落雪や凍った道路など冬ならではの事故にも気を付けて――」 大前「……これで今年の授業も終わり、明日からは冬休みか」 落田「とはいえ、監督は年末ギリギリまで練習を組む気らしいけどなあ。あーあ、冬休みくらいゆっくり休みたいぜ。なあ、輝林?」 輝林「…………(フルフル)」 落田「ほら、輝林も無言で俺に同意しているぜ!」 大前「首、横に振っているぞ……」 校長の挨拶も終わり、修了式も閉幕。大前たちはクラスごとに並んで退出しつつも、クラスメイトと無駄話に興じていた。 大前(休みでも練習、か。望むところだ! 一刻も早く、あの森崎に通じるシュート力を身に付けないといけないんだ! それに菱野さんが見ていてくれるんだし、どんなに辛い練習も耐えられ――あ) ふと、大前はあることに気づく。 落田「ま、今日くらいは休ませてくれるみたいだからいいけどさ。どうだ? 大前。 放課後は明日に備えて、俺たちみんなで鋭気を養うためにクリスマスパーティーだ! どうせお前もイブは一人身――」 大前「悪い、落田! 俺、ちょっと会いに行かなきゃならない人がいるんだ!」
[295]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/25(金) 02:02:38 ID:??? 落田「――なにィ!? だ、だ、だ、誰だよ!? も、も、も、もしかしてお前、菱野さんを誘う気か!?」 大前「(惜しい! それは昨日!)違うよ、会うのは男の人だよ」 落田「更になにィ!? ま、まさかお前……そういう趣味が!?」 大前「どーいう趣味だ……」 輝林「…………後ろの守備を、固めないと」 大前「お前も乗るなよ輝林……」 級友たちとの会話にげんなりしつつも、大前はこの後の予定を立てる。 大前(あの後、菱野さんとも話したけれど、しばらくはこの関係は秘密のままでってことにしたんだよな。 まあ、部の士気や規律にも関わることだから仕方の無い判断ではあるんだけど。 けど、俺たちを応援していた瀬川さんや、高校でも面倒をみるって言ってくれた長池さん。 それに早瀬さんにはちゃんと報告しておかないと――) … … … というわけで、放課後の柿原中華料理店。
[296]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/25(金) 02:03:41 ID:??? 早瀬「そうかそうか。いつになるかとは思ったが、とうとう決めたか! ははっ! 中学サッカー生活で、一番価値のあるゴールを決めやがったな!」 瀬川「いやいや、この程度はまだキックオフしたばっかりじゃん。ゴールってのはさ、ほら、もっと――」 長池「瀬川……それ以上いけない」 大前「は、ははは……瀬川さんだけじゃなくて早瀬さんや長池さんも、ずっと前から気付いてたんですね」 早瀬に背中をバシバシと叩かれつつも、苦笑してそう言う大前。 早瀬「馬っ鹿。そんなの当たり前だろ。むしろ、二年連中が誰も気づいてねェ風なのが不思議だぜ」 長池「相棒ぅ……硬派を気取るのも良いが、それも過ぎると地獄に落ちるぞ? ……前にもこんなことを言ったっけか」 瀬川「ま、傍から見ていたら丸分かりだったよ。マネージャーが君に歩の字だったのは。 こういうのを何ていうんだっけ? ひょっとこハチマキ?」 大前「それを言うならホの字、岡目八目ですよ」 瀬川「ま、細かいことは気にしない! いやー、それにしてもめでたいね!」 などと呵々大笑する瀬川。 やす子「私もいるわよっ!」 大前「うわっ!? 監督!?」 にゅっと、いつの間にか席に付いてホイコーローに箸を伸ばしながら言う飯地監督。
[297]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/02/25(金) 02:05:06 ID:??? やす子「ふーんだ! こちとらクリスマスに一人身で、こうして学生に交じって中華を頂いているって言うのに! 指導している部員とマネージャーはイブにヨロシクですかー? ぷんぷんっ」 大前・早瀬・長池((成人女性が『ぷんぷんっ』って……)) やす子「鳴紋の監督が私だったことに感謝しなさいよねー、まったく! 普通だったら、発覚した途端に退部よ退部。ま、これからも身の回りには気をつけなさいよ」 大前「は、はい……ありがとうございます、監督」 本来なら取り締まる立場である監督からのお目こぼしの言葉に、大前は素直に頭を下げる。 やす子「うんうん、謙虚でよろしい。それと、菱野ちゃんは私の妹分みたいな子なんだからね。 あんまり泣かすようなことをしていると、怖いわよ?」 大前「それは分かっています。俺だって……菱野さんには泣いて欲しくないですから」 瀬川「でも、いつかは泣かせる必要のある日が来るぜ? 具体的にはベッドの――」 大前「ぶっ!? な、何を言い出すんですかー!?」 瀬川の下世話な冗談に、思わず手を振って声を上げる。 それを見て瀬川は尚更愉快そうに笑った。
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0ch BBS 2007-01-24