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銀河シュナイダー伝説4 〜岐路篇〜
[868]森崎名無しさん:2011/03/05(土) 23:40:26 ID:??? 20にもならない若者の台詞とは思えないけど、重度のシスコンが言うと妙な説得力がw わーらーべーはーみーたーりー
[869]森崎名無しさん:2011/03/05(土) 23:42:54 ID:??? ギップリャなのはきっと貴族だからさ…(間違ったイメージ)
[870]銀河シュナイダー伝説:2011/03/06(日) 00:38:48 ID:anETuKH+ >>868 17歳といえばまさにやりたい盛り。 紳士レベルマックス…と見せかけて、やはりシスコンレベルマックスですねw >>869 まさかこっち方面でギップル妖精の出番になるとは思いもよりませんでしたw G.君はまだ蕾なのだ。今は手折られる事など考えず、美しい華を咲かせてくれ。 シュナイダー「君はまだ蕾なのだ。今は手折られる事など考えず、美しい華を咲かせてくれ。」 それはシュナイダーの言葉に出来る最大限の言葉だった。 シェリル「…はい。でも…私は…」 言いよどむ美しい少女。 ほぼ身一つで保護されたシェリルにとって唯一与えられるものは体しかない。そういう意味でずっと 覚悟をしており、どうせなら色気も何も無い状況で奉げるよりは少しでも相手を好きになって おこうと、それを人生の汚点にはしたくないと…それが彼女なりの信念であり覚悟であった。
[871]銀河シュナイダー伝説:2011/03/06(日) 00:39:59 ID:anETuKH+ だからこそあの招待状は一筋の光明だった。たとえそれが自分自身、そして相手も偽りの愛だとしても、 嘘で塗り固められた恋だとしても、絶望の中で過ごすよりもずっと良い。スラム育ちでその日の 食料にも事欠く彼女にとって、偽りでも愛とは最後の希望であり、そして何よりも餓えているものだった。 だからこそシュナイダーのその言葉に詰まらせてしまう。 要は彼女はまだ無償の愛という言葉すら知らない幼い雛鳥なのだ。 〜〜〜 えっく……。 小さな鳴き声が聞こえる。ほんの僅かな悔し涙と、自分でもよくわからない感情の涙。 シュナイダー(しまった…のか?) 基本裕福であり彼女の心情を知る良しも無いシュナイダーにとって彼女の涙の意味がわからない。 持たざる少女とは持つ事を当たり前とする、そして、貪欲に自分の掌以上の物を得ようと欲する 青年にとって不可解な生き物であり同時に、だからこそ、いとおしいものでもあった。
[872]銀河シュナイダー伝説:2011/03/06(日) 00:41:40 ID:anETuKH+ 無いものねだりという言葉どおり、相反する青年と少女は自意識とは別の場所でお互いに 惹かれていいく。まだそれは芽吹きかけた感情。ほんの少しの雨で流されてしまうほど 弱々しく、ほんの少し日に当てられただけで枯れてしまうほど弱い存在だが、それでも。 それは確かにこの時点で生まれた。 〜〜〜 シュナイダー「大丈夫か?」 自分の言葉でまたもや傷つけてしまったと後悔するシュナイダーに、シェリルは静かに微笑む。 シェリル「はい。私は…幸せなのですね。」 涙ながらに返事をする。そこに悲壮感は無く、逆に嬉し涙のようにも思えた。 シュナイダー「どうなのだろうな?私にはわからない。だが、もし、シェリルが幸せだというのならば、 私はその幸せを守っていくつもりだ」 どうやら自分の選択は間違いではなかったと安心しながら、半年の間に随分と肉付きよくなり、 美貌にも更に磨きが掛かった少女に答える。
[873]銀河シュナイダー伝説:2011/03/06(日) 00:42:42 ID:anETuKH+ シェリル「はい。頑張りますから、だから…幸せにしてください」 そっと口にする言葉。それは額面どおりであれば好きな歌を宇宙に広げるための言葉。 彼女の本当の夢をかなえるための言葉だった。だが、その言葉には彼女自身すら自覚していない もう一つの意味があるのだが… シュナイダー「ああ。シェリルが幸せである事を否定しない限りできるだけのことはしよう。 だが、最終的にそれを決めるのはシェリル・ノームだ。歌で世界に飛び立ちたい気持ちに 偽りが無いというのならば、どんなに厳しいレッスンでも、プロモーションでも、 弱音をはくんじゃないよ」 もちろんもう一つの意味など知るよしもないシュナイダーは改めて足長おじさんとして、彼女の パトロンとなる事を約束するのだった。 〜〜〜
[874]銀河シュナイダー伝説:2011/03/06(日) 00:44:33 ID:anETuKH+ シュナイダー「そろそろ…出かけないと時間がなくなるな。用意をしておいで」 上手く仲直りが出来たことを喜ばしく思いながら口では冷静に指示をする。 シェリル「はい。ですが…いいのですか?」 たった今まで冷戦に近い状態になってしまったのだ。流石にすぐに切り替えられるほど単純な 精神構造ではないため、僅かに気が引けてしまう。 シュナイダー「何を言っているんだい。誘ったのは私だ。もちろん嫌なら無理に、とは言わない。 でも、世間を知るにはいい機会だとおもう」 出来るだけ彼女の負担にならないように言葉に気をつけて語りかける。 シェリル「嫌だなんて……少しだけ待ってください。すぐに用意します!」 そういいながら涙で腫れぼったくなってしまった顔をどうしよう?と思いながらドレスルームへと 駆け込むシェリルだった。 と、その一部始終を見ていたメイド長が話しかけてくる。
[875]銀河シュナイダー伝説:2011/03/06(日) 00:45:34 ID:anETuKH+ メイド長「よろしかったのですか?」 シュナイダー「なにが?とは聞かないでおくよ。」 メイド長「ならばよろしいのですが…名誉あるシュナイダー家、その家紋は若旦那様だけでなく、 大旦那様も兄旦那様も背負っている事だけは忘れないでくださいまし」 シュナイダー「………」 あえて何も答えず話をごまかす。 っと、そうしているうちにシェリル・ノームが戻ってくる。一般的な女性の身支度にしては やや時間が短いのはきっと素の彼女自身…つまり素材が良いからであろう。 シュナイダー(………) そしてシュナイダーは思う、彼女は綺麗だと。確かに屋敷に戻って半ば事故的に見てしまった彼女の セミ・ヌードは美しかった。痩せぎすだった体には十分な栄養が行き渡り、少女特有の丸みを帯びた 体となったそれはもう別人の域と言ってもいいだろう。 だが、現在見る彼女の美しさは…まさに一幅の絵画。唇に注されたピンクのリップはみずみずしく、 薄くしかししっかりとなされた化粧は美しい部分をより美しく、そうでない部分などまるで無いかのように 化けさせた。衣装はやや貴族好みのよく言えばシック、悪く言えばレトロなものだったが、 彼女の身に纏われることで鮮やかに新しいファッションとして蘇らせてしまったようでもある。
[876]銀河シュナイダー伝説:2011/03/06(日) 00:46:37 ID:anETuKH+ シェリル「…どうですか?」 くるりと一回転。化粧用のフリルが色鮮やかに舞い、レース編みのリボンが彼女の美しい黄金の髪を 引き立たせていた。 シュナイダー(………) どうしますか? A.…美しい……思わず見惚れる。 B.凄いじゃないか!改めて彼女の素質に脱帽する。 C.綺麗だよ。旧友のように気障に決める。 D.うん。馬子にも衣装とはよくいったものだ。冗談で流す。 E.うん。十人並みだな。褒めているようで実は褒めない。 F.し、知らん。照れる。 G.特に何も言わない。 H.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。
[877]森崎名無しさん:2011/03/06(日) 00:54:28 ID:hrgkzd3U A Fも惹かれるんだけどねー。ここはちょっと愛情をあげておきたい
[878]森崎名無しさん:2011/03/06(日) 01:05:03 ID:vAkEpxIg A
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0ch BBS 2007-01-24