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【再び】キャプテン森崎41【世界へ……!】
[100]創る名無しに見る名無し:2011/03/08(火) 13:20:56.23 ID:rMKeQN4E "../test/read.cgi/morosaki/1299155886/99" >>99 Jrユース決勝やジャパンカップ決勝でどちらもいい働きしてるよ。
[101]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/08(火) 22:50:42.08 ID:RYiWxJzL 試合終了時の両チームのガッツ 残り/最大 320/850 J山森 410/700 I三杉 60/900 H日向 700/700 G井沢 650/650 F滝 750/850 E松山 680/750 D中山 790/800 C若島津 685/700 B赤井 635/750 A中里 70/835 @森崎
[102]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/08(火) 22:51:08.87 ID:RYiWxJzL 残り/最大 500/800 J政夫 40/900 I翼 610/750 H新田 790/850 G岬 510/800 F和夫 635/900 E葵 560/800 D次藤 615/800 C早田 300/700 B石崎 610/650 A高杉 750/900 @若林
[103]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/08(火) 22:51:24.97 ID:RYiWxJzL 観客も実況もいない、ただの紅白戦…では済まされない死闘が終わった時、反応は正に千差万別だった。 若林「(終わった…)」 若林は防止を深くかぶり直し俯いていた。目元と頬が濡れていない事が今の彼の唯一の慰めだった。 高杉「(そ、そんな…これじゃあ若林さんの正GK復帰はもう…)」 石崎「(俺は翼の為に何も出来なかったのか…)」 高杉と石崎は絶望していた。ワールドユース前のチーム改革の最後のチャンスがフイになってしまったからだ。 早田「ちっきしょう!マークした相手を封じても肝心の所でミスしてちゃ意味がねェよ!」 次藤「お互いもうちょい活躍しちょったら、試合結果ば変えられてたばい。悔しかのう」 早田と次藤は己の出来を悔やんでいた。ある程度活躍出来ていたからこそ足りなかった部分が悔しかった。
[104]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/08(火) 22:51:42.15 ID:RYiWxJzL 政夫「あーあ、もう1点決めてりゃな〜…」 和夫「最後にもう1発撃ててたら…」 立花兄弟も同様、後少し活躍出来なかった物かと悔やんでいた。 ただし彼らはいままでより遥かに結果を出す事が出来ていた為比較的余裕があった。 新田「(くそっ…くそっ…まだだ、まだ俺には力が足りない…!)」 新田はそんな余裕はなかった。周りの評価を覆す事は出来たが、ゴールと言う一番大事な結果は出せなかったからだ。 葵「(翼さん…若林さん…あんなにカラッポな表情になって…)」 葵は一人困惑していた。以前から匂わされていた全日本の内部抗争の実態を いよいよ明るみにされた彼はどうしていいか分からなかった。 岬「(今日の出来はイマイチだったな。ワールドユースに向けてもう少し努力しないと)」 岬は最も冷静だった。彼は白チーム内で唯一精神的ダメージを受けていなかったと言って良い。 翼「ハァ…ハァ…」 そして、翼はただただ息を整えるのに必死だった。彼の体も心も魂も、全てが休みを欲していた。
[105]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/08(火) 22:52:08.63 ID:RYiWxJzL 日向「(…多少問題はあったが、結果は順調だ。この調子で俺の力を示し続けていく!)」 日向は手応えを感じていた。世界で大暴れすると言う彼の目的の第一歩は順調だった。 松山「はぁ〜…息が詰まるかと思った」 中里「最後まで気を抜けなかったナリ」 赤井「こんなにキツい紅白戦は初めてッスよ…」 松山、中里、赤井の3人は単純に勝利に安堵していた。勢力争いに比較的関心が薄く、 目立った失態も無かったこの3人は今後に対する不安も周りより少なくて済んだ。 井沢「(若林さん…)」 滝「(これでよかったのか…?)」 井沢と滝はそうは行かなかった。黙して何も語らない若林の姿は彼らの胸を締め付けて止まなかった。
[106]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/08(火) 22:52:29.08 ID:RYiWxJzL 三杉「(勝った。だが、試合に勝って勝負に負けるとはこういう事かも知れない)」 三杉は満足していなかった。この試合白チームの中盤の要として機能していた自信はあったが、 対抗するつもりだった翼の存在感にはどう贔屓目に見ても及ばなかったのも自覚していた。 山森「(くっ、グライダースマッシュは超一流のGKには効かないのか…!)」 若島津「(なんてザマだ。猛省しろ、若島津健!)」 中山「(今日の俺はまるで活躍出来なかった。驕りがあったんだろうか…?)」 山森、若島津、中山は今日の己の出来に最も憤慨していた3人だった。 慣れぬFWだった山森はまだしも、自分の役目を果たせなかった若島津と 実力からは考えられない程試合から消えていた中山は勝利を殆ど喜べなかった。
[107]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/08(火) 22:52:46.80 ID:RYiWxJzL そして、森崎は。 A 「これで俺がキャプテンで文句ないな、翼!」翼に近づいた。 B 「これで俺が正GKですよね、監督?」見上に近づいた。 C 「良くやった皆!良い紅白戦だった!」両チームの選手たちを労う。 D 「どいつもこいつもまだまだ甘い!精進しろ!」両チームの選手たちに激を飛ばす。 E 「ふー…疲れた疲れた。今夜は何食おうかな」リラックスした姿勢を見せる。 F 沈黙は金を貫く。 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1299481162/l50にて ☆2011/3/8 23:15:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[108]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/09(水) 00:00:33.04 ID:RYiWxJzL >E 「ふー…疲れた疲れた。今夜は何食おうかな」リラックスした姿勢を見せる。 全日本メンバー「えっ…」「ハァ!?」「お前、何を言っているんだ…」 重苦しい雰囲気を粉々にする様な間の抜けた声を森崎が出した時、誰もがギョッとし視線を集めた。 中には非難の意味を込めた視線も少なくなかったが、森崎は平気で居直った。 森崎「なんだよ、良いじゃねえか。腹減ったんだからよ」 中山「し、しかし、いくら何でもな…」 森崎「勝ったんだから祝杯を挙げたって良いだろ。負けた向こうは反省会かも知れんがな!」 翼「ぐっ…!」 無神経にも近い、あまりの豪胆さに赤チームの面々も呆れ、白チームの選手たちは怒りを見せる。 それでも声高に糾弾してくる者はいないのは、皆心の何処かでもうとにかく休みたかったからかも知れない。
[109]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/09(水) 00:00:54.47 ID:WnrjF/Ja 見上「ゴホン!集合!」 見上も「また森崎か」と言わんばかりに顔を顰めていたが叱責はせず、代わりに咳払いをしてから号令をかけた。 見上「皆もう分かっているだろう。何故こんな紅白戦をこの時期に組んだか」 全日本メンバー『………』 見上「それを踏まえて一言だけ言っておこう。”世界に通用する”のと”世界で勝てる”のは似ている様で大きく違う」 全日本メンバー『………』 見上「課題はそれぞれみつけた筈だ。後はお前たち次第…ワールドユースまで 残り少ない時間を悔いの無い様に使え。以上だ。解散!」 こうして紅白戦は終わった。選手たちは三々五々に散らばっていく。 ある者は休む為に。ある者は己を戒める為に。またある者は心の整理をつける為に。
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0ch BBS 2007-01-24