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【再び】キャプテン森崎41【世界へ……!】
[149]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/11(金) 00:14:46.59 ID:XmSjRWUk 新田「ん?どうした、葵?」 赤井「今まではスタメン確定だったけど、今日はあんまり良くなかったからな。 これからはどうなるか分からないから不安なんだろ」 葵「えっ?あ、うん…」 山森「…翼さんと森崎さんの事か?」 葵「!…やっぱり、分かっちゃう?」 山森「むしろ分からない訳ないだろ」 赤井「だよなー、こいつ隠し事苦手そうだし」 新田「せめて裏表が無いって言ってやれよ」
[150]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/11(金) 00:15:02.85 ID:XmSjRWUk 葵「…これで、良かったのかな?」 赤井「ん?どういう意味だ?」 葵「翼さん、凄く落ち込んでたよ。これでスランプになっちゃったりしたら…」 山森「確かにダメージはあるだろうな。お前の心配する通りスランプになる可能性もゼロじゃない。だが…」 葵「…だけど、山森くんの言い分だとそれは自己責任なんだよね」 山森「そうだ。コンディション管理は自己責任だ。精神面もな」 葵「それは、分かるよ。でも…それは敵とぶつかった時の事だろう? 本来支えあう筈の味方同士で激突してこんな事になっちゃうなんて…」 赤井「かーっ、ナイーブな奴だなー!」 葵「赤井?」
[151]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/11(金) 00:15:21.43 ID:XmSjRWUk 赤井「じゃあ聞くがよ、お前こないだ俺と試合したじゃんか。インテル対サンプドリアで。 あの時のお前は躊躇していたってのか?とてもそうは見えなかったがな」 葵「まさか!でも、それはお互いを認め合った上での真剣勝負だろ!」 赤井「まーな。でも毎回そう言うスポーツマンシップ溢れる試合ばっかりにはならないだろ」 新田「そうだな。インテルとミランのダービーマッチなんか凄く熱狂しているんだろ? 国によってはガチに憎しみをぶつけ合ってサッカーをやる事もある」 葵「新田くんまで…日本の学生サッカーでまでそんな事があったのかい?」 新田「どうもお前のそういう所は日本では弱小チームにしかいなかった事が原因みたいだな。 俺は中学時代はガチで南葛を倒すべき敵だと思っていたぜ。憎んでいたと言っても良い位な」 山森「南葛と東邦の試合のビデオも見てみるか?東邦の嫌われぶりは半端じゃなかったぞ」
[152]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/11(金) 00:15:50.06 ID:XmSjRWUk 赤井「要は外国とやり合う時は国内の争いより更に過激になる事が避けられないんだ。 その為にはなあなあで仲良くやっているだけじゃ耐性はつけられないだろ?」 葵「…その為にはこの全日本ユースがチームとして纏まっていなくても良いのか?ここに居る奴だけでも、 新田くんは森崎さんを凄く嫌っているのに、赤井は文句無く付き従っているじゃないか」 新田「それは…」 赤井「ま、まあ、そういうリスクもあるにはあるけどよ…」 山森「キャプテン達も監督も、そんなリスクは承知でやっていると思うぞ。それに値する見返りがあると判断してな」 葵「そうだとしたら、俺は不安で堪らないよ。遅かれ早かれチームがバラバラに自壊しちゃうんじゃないかって…」 山森「じゃあ、お前が考える理想のチーム像とそれを叶える手段は何だ?」 葵「それは…皆の力が一つになって、1×11が20にも30にもなるチームさ!」 山森「うん、理想だろうな。で、どうやったらそれを確実に実現出来ると思う?」 葵「それは………」
[153]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/11(金) 00:16:25.07 ID:XmSjRWUk 山森「ほら、分からないだろう?俺にも分からない。そんな凄い方法は知らない」 葵「………」 新田「ストップ!ストップ!山森、お前また険しい顔になってるぞ!」 山森「む…」 赤井「なんか葵に対してだけメチャ厳しいよな。普段は温厚なのに」 葵「…俺、どうしたらいいんだろう?」 赤井「お前はお前で悩みすぎだ。お前はお前らしくしてりゃいいんだよ」 葵「俺らしく?」 赤井「プレイスタイルの話じゃないぞ。お前がしたい通りに森崎さんと翼さん両方を尊敬していりゃいいんだよ」 新田「俺は今のクソキャプテンは大嫌いだが、その事でお前らとケンカしたりはしないだろ?」
[154]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/11(金) 00:16:57.79 ID:XmSjRWUk 葵「…変な状況だなあ。皆好き勝手にやっている様で、チームとしては機能しているなんて…」 山森「…例えるなら」 葵「?」 山森「例えるなら翼さんは英雄。森崎さんは…狂王だ」 葵「きょっ…!?」 赤井「流石にそりゃ酷くないか…」 山森「あの人の奇行を間近で見てきたんだ。そう言う人だと分かった上で、キャプテンシーを認めているのさ」 新田「…それで?」 山森「ワールドユースと言う戦国時代で生き残る為に、全日本ユースと言う一つの国を誰が率いるか。 その為に権力抗争が起きていたんだ。その中でもっとも力を持っていた英雄と狂王はお互い同じ 勢力の出身だったにも関わらず、互いを悪と見なし、敵視し、衝突し続けたんだよ」 赤井「そして今日、それに一定の決着がついたって事か」
[155]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/11(金) 00:17:20.20 ID:XmSjRWUk 山森「そう。今日の紅白戦は監督にとって、俺たちに更なる成長を促すだけじゃなく、 チーム内の覇権争いを終わらせる意図もあったんだと思う。そして、勝者は狂王だった」 新田「俺としちゃ全く面白くない結末だが、少なくともワールドユースの間は もうキャプテンが変わる事は無いだろうな…くそっ」 山森「そして…俺は翼さんを信じているさ。森崎の下について戦うなんて勝っても意味がない、 自分がキャプテンになれないんなら負けた方がマシ…そんな愚かな事を考える人じゃないってな」 葵「………」 山森「だから…きっと大丈夫だ。このチームは、やれる」 葵「…うん。分かった!」 赤井「まあ、チームがやれても…俺たちがそのチームのスタメンとは限らないんだけどな…」 山森「うっ…」 新田「…嫌な事思い出させんなよ」 葵「(…あれ?ひょっとして、翼さんが入ったから、俺スタメン落ち?)」
[156]2 ◆vD5srW.8hU :2011/03/11(金) 00:18:28.56 ID:XmSjRWUk いったんここまで。
[157]創る名無しに見る名無し:2011/03/11(金) 01:08:33.53 ID:43gOBVrb 山森よ…狂王が英雄に勝利と書くと未来が暗黒にしか見えないぜw
[158]創る名無しに見る名無し:2011/03/11(金) 02:11:43.16 ID:0aw3YTWm シニョーリとか出る?
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0ch BBS 2007-01-24