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【再び】キャプテン森崎41【世界へ……!】
[673]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:12:44.82 ID:alqBLjWJ エクアドルメンバー「に、2点差だからって諦めるな!」「1点入れれば流れが変わるぞ!」 シュナイダー「(良い根性だ。だが既にヒビが入っているな)」 元々格下扱いされて開き直っていたのか、あるいは1−0も2−0も同じだと言う心理か 2−0になってもエクアドルの士気は落ちなかった。しかしドイツも2点程度で 手を緩めるつもりは毛頭無く、エクアドルを何度でも絶望の淵に叩き落すべく全力を出し続けた。 放送「前半24分、エクアドルが不屈の闘志で攻めます!サイドバックのオーバーラップが功を為し 右サイドの侵入に成功しました!これはチャンスが作れそうです!」 赤井「あれー?フラット3な事を考慮してもなんかサイドが空きすぎなんじゃ…」 次藤「…ひょっとしたら、わざとかもしれんばい」 フライハイト「(餌に食いついてきたな。ミューラー、任せた)」 ミューラー「(分かっている)」 エクアドルSB「よおしっ、撃てぇ!」 バッコォオオオオン!
[674]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:13:13.60 ID:alqBLjWJ エクアドルはドイツのサイドが手薄な事に気付き、右サイドの奥深くからセンタリングを上げた。 しかしそれがドイツの掌の上の出来事だったと直後に思い知らされる事になる。 エクアドルFW「これで1点差に…!」 バッ! ミューラー「ハアアアッ!!」 バッ! ビシィイイイイイイイイイイイイイイイッ!! それはミューラーの飛び出しによって発生したにわかには信じ難い光景による物だった。 ヘディングに行ったエクアドルのFWの頭がボールに接触するのとほぼ同時に ミューラーの右手がボールを抑えた。ここまでなら良くある光景である。 エクアドルFW「うぐおわあああああっ!?」 ドグォワッ!! ヒューン…ドサッ! ゴロゴロゴロ… 信じ難いのはその後、エクアドルのFWがまるで車に撥ね飛ばされた様に 数m後ろに吹っ飛ばされ、地面で何度も転がってからようやく止まった事である。
[675]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:13:34.58 ID:alqBLjWJ 放送「しかしセンタリングは実らず!しかもミューラーくんに押し返される形で撃ちに行った フォワードが跳ね返されてしまいました!こんな吹っ飛び方をして彼は大丈夫なのでしょうか?」 観客「うわっ、派手に吹っ飛んだぞアレ…」「ザガロのシュートを食らってもああはならないんじゃないか?」 エクアドルメンバー「な、なにィ!」「そ、そんなァ!」「審判!ファウルじゃないのかあれは!?」 審判「(シ、シミュレーション?それともファウル?…いや、信じ難いがどっちでもない様だ…ホントかよ)」 ミューラー「フン、脆い選手たちだ…」 あまりにも派手な飛び方に審判は最初シミュレーションを疑い、次いでミューラーの反則を疑ったが 彼がボール以外には指一本触れていない事を目撃していたので笛の吹き様が無かった。 それも当然である。ミューラーは自分の巨体を猛スピードで前に飛び込ませる推力を ボール越しに相手に叩きつけただけだったのだから。
[676]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:14:23.21 ID:alqBLjWJ 次藤「やはりのう…サイドば空けていたのはわざとばい」 政夫「センタリングを上げたら、ミューラーにああされるって訳か…」 和夫「相変わらずバケモノだぜ!やる事が半端じゃねえ」 山森「推定2m100kgの物体が高速でぶつかってくる…」 新田「言葉で言うだけでも恐ろしいな、それ」 中山「あんなショッキングな防ぎ方をされたら、エクアドルの士気はもう…」 エクアドルメンバー「(く、くそっ…)」「(センタリングを上げたらああなっちまうのかよ)」 シュナイダー「(よし、トドメを刺すチャンスだ)」 ダダダダッ!
[677]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:15:40.60 ID:alqBLjWJ 放送「ここでシュナイダーくんがドリブル突破を仕掛けた!不意をつかれたかエクアドルの動きは鈍い!」 エクアドルメンバー「ファイヤーショットが来るぞ!」「ブロックに向かえーっ!」 シュナイダー「(かかったな)」 クルッ! ポンッ。 ダダダッ! 放送「そのままシュート…ではない!クライフターンで更に抜いた!これでGKと一対一だ!」 エクアドルGK「なにィ!くっそぉおおおおお!!」 必死でみつけたサイドアタックと言う突破口は実際は返り討ちにされる為の門だった。 これにエクアドルがショックを受けている事を察知したシュナイダーはすかさず 自らのドリブルで切り込み、シュートフェイントを混ぜてから敵GKと一対一になった。
[678]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:16:00.05 ID:alqBLjWJ 森崎「!!」 シュナイダー「FIRE!」 ブンッ… ブワオゴォオッ!! そしてシュナイダーはごく小さく足を振り…ボールを蹴りだした。 だがそのシュートが立てた音は到底軽い物ではなかった。 ドゴォンッ! エクアドルGK「ふおおおばっ!!」 ヒューン… バサッ。 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! 哀れなエクアドルGKは爆風を浴びたかの様にボールを腹に受けたまま ゴールに叩き込まれ、ゴールネットに抑えられるまで止まる事が出来なかった。
[679]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:16:27.20 ID:alqBLjWJ 放送「ゴオオオオオオオオオル!!これで3−0です!前半27分、早くも3点差! 決めたのはシュナイダーくん!シュートと見せかけて一対一の勝負に持ち込み、 自慢のキック力でGKごとゴールネットを揺らしました!その姿は正に敵軍を蹴散らす皇帝そのもの! カイザーの名に恥じぬプレイを見せ付けるカール・ハインツ・シュナイダーです!」 森崎「(あれは…至近距離から撃つファイヤーショットか!?ドリブルとほとんど変わらない 小さな振り足で、あそこまでのパワーを生み出すとは…恐ろしい事をしてきやがる…)」 翼「若林くん、今のは…!?」 若林「これは…見た事がない!ワールドユース用に新開発したのかも知れん…」 日向「チッ。器用なマネをしやがる」 シュナイダー「(モリサキ、見たか?これはPBレンジファイヤー。ゼロ距離から撃つファイヤーショットだ。 Jrユース大会ではお前との一対一で不覚を取ったが、今度はそうはいかんぞ。 だが俺が用意した物はこれだけではない。次に見せるシュートでお前への挑戦状としよう)」
[680]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:17:35.94 ID:alqBLjWJ いったんここまで。
[681]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/11(水) 00:27:44.95 ID:56Gge9Y3 力の差を証明されると同時に点差を積み上げられたエクアドルの士気は急速にしぼんでいった。 攻撃でも守備でも何をしてもダメ、と言うこの状況でそうなってしまう彼らを責めるのは酷だろう。 それでもドイツは試合前に決めていた通り、まるで手を緩める様子は無かった。 日本がメキシコを大差で下したのに負けじと彼らのモチベーションは最高潮に達していたのだ。 その最もたる者がシュナイダーであり、彼の闘志は次のゴールでより激しく燃え上がった。 それは前半終了間際の事だった。 放送「エクアドル、必死にパスを回す!なんとかこれ以上の失点は防ごうとしています!」 観客「もう完全に勝利は諦めたな。元々強がっていただけにも見えたけど」 「でもこんな弱気な守りじゃ崩されるのは時間の問題なんだよな…ほら!」 シュナイダー「そこだ!」 バシッ! エクアドルメンバー「ああっ!?」「シュ、シュナイダーだ!」「またかよ…」 放送「シュナイダーくんカットォ!すかさず位置を調整して…シュートだァ!!」 パスカットに成功したシュナイダーがPA外からミドルシュートを撃つべく足を振り上げる。 ただそれだけの出来事だったが、敏感な者は瞬時にそのシュートの脅威を理解した。
[682]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/11(水) 00:28:25.90 ID:56Gge9Y3 シュナイダー「(モリサキ!俺はお前と出会ったあの夏を忘れた事はない! あの衝撃を!あの激闘を!そして…あの敗北を!)」 グワァアアアアアアアアアアアアアアッ!! ビリビリッ! 森崎「!!!?」 翼「な…!」 日向「なんだと!?」 若林「これは…!」 シュナイダー「(それら全てが!それからの日々が!今俺の中で熱く燃えている! お前を倒せと、お前に勝てと力をくれるのだ!今、俺はこの力を解き放つ!!)」 カルツ「ついに出るか…!」 フライハイト「出し惜しみをする気は無い様だ」 ミューラー「腹立たしい程の迫力だ…」 シュナイダー「 N E O F I R E ! ! ! 」 ズワッグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンン!!!!
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0ch BBS 2007-01-24