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【再び】キャプテン森崎41【世界へ……!】
[676]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:14:23.21 ID:alqBLjWJ 次藤「やはりのう…サイドば空けていたのはわざとばい」 政夫「センタリングを上げたら、ミューラーにああされるって訳か…」 和夫「相変わらずバケモノだぜ!やる事が半端じゃねえ」 山森「推定2m100kgの物体が高速でぶつかってくる…」 新田「言葉で言うだけでも恐ろしいな、それ」 中山「あんなショッキングな防ぎ方をされたら、エクアドルの士気はもう…」 エクアドルメンバー「(く、くそっ…)」「(センタリングを上げたらああなっちまうのかよ)」 シュナイダー「(よし、トドメを刺すチャンスだ)」 ダダダダッ!
[677]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:15:40.60 ID:alqBLjWJ 放送「ここでシュナイダーくんがドリブル突破を仕掛けた!不意をつかれたかエクアドルの動きは鈍い!」 エクアドルメンバー「ファイヤーショットが来るぞ!」「ブロックに向かえーっ!」 シュナイダー「(かかったな)」 クルッ! ポンッ。 ダダダッ! 放送「そのままシュート…ではない!クライフターンで更に抜いた!これでGKと一対一だ!」 エクアドルGK「なにィ!くっそぉおおおおお!!」 必死でみつけたサイドアタックと言う突破口は実際は返り討ちにされる為の門だった。 これにエクアドルがショックを受けている事を察知したシュナイダーはすかさず 自らのドリブルで切り込み、シュートフェイントを混ぜてから敵GKと一対一になった。
[678]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:16:00.05 ID:alqBLjWJ 森崎「!!」 シュナイダー「FIRE!」 ブンッ… ブワオゴォオッ!! そしてシュナイダーはごく小さく足を振り…ボールを蹴りだした。 だがそのシュートが立てた音は到底軽い物ではなかった。 ドゴォンッ! エクアドルGK「ふおおおばっ!!」 ヒューン… バサッ。 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! 哀れなエクアドルGKは爆風を浴びたかの様にボールを腹に受けたまま ゴールに叩き込まれ、ゴールネットに抑えられるまで止まる事が出来なかった。
[679]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:16:27.20 ID:alqBLjWJ 放送「ゴオオオオオオオオオル!!これで3−0です!前半27分、早くも3点差! 決めたのはシュナイダーくん!シュートと見せかけて一対一の勝負に持ち込み、 自慢のキック力でGKごとゴールネットを揺らしました!その姿は正に敵軍を蹴散らす皇帝そのもの! カイザーの名に恥じぬプレイを見せ付けるカール・ハインツ・シュナイダーです!」 森崎「(あれは…至近距離から撃つファイヤーショットか!?ドリブルとほとんど変わらない 小さな振り足で、あそこまでのパワーを生み出すとは…恐ろしい事をしてきやがる…)」 翼「若林くん、今のは…!?」 若林「これは…見た事がない!ワールドユース用に新開発したのかも知れん…」 日向「チッ。器用なマネをしやがる」 シュナイダー「(モリサキ、見たか?これはPBレンジファイヤー。ゼロ距離から撃つファイヤーショットだ。 Jrユース大会ではお前との一対一で不覚を取ったが、今度はそうはいかんぞ。 だが俺が用意した物はこれだけではない。次に見せるシュートでお前への挑戦状としよう)」
[680]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/10(火) 11:17:35.94 ID:alqBLjWJ いったんここまで。
[681]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/11(水) 00:27:44.95 ID:56Gge9Y3 力の差を証明されると同時に点差を積み上げられたエクアドルの士気は急速にしぼんでいった。 攻撃でも守備でも何をしてもダメ、と言うこの状況でそうなってしまう彼らを責めるのは酷だろう。 それでもドイツは試合前に決めていた通り、まるで手を緩める様子は無かった。 日本がメキシコを大差で下したのに負けじと彼らのモチベーションは最高潮に達していたのだ。 その最もたる者がシュナイダーであり、彼の闘志は次のゴールでより激しく燃え上がった。 それは前半終了間際の事だった。 放送「エクアドル、必死にパスを回す!なんとかこれ以上の失点は防ごうとしています!」 観客「もう完全に勝利は諦めたな。元々強がっていただけにも見えたけど」 「でもこんな弱気な守りじゃ崩されるのは時間の問題なんだよな…ほら!」 シュナイダー「そこだ!」 バシッ! エクアドルメンバー「ああっ!?」「シュ、シュナイダーだ!」「またかよ…」 放送「シュナイダーくんカットォ!すかさず位置を調整して…シュートだァ!!」 パスカットに成功したシュナイダーがPA外からミドルシュートを撃つべく足を振り上げる。 ただそれだけの出来事だったが、敏感な者は瞬時にそのシュートの脅威を理解した。
[682]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/11(水) 00:28:25.90 ID:56Gge9Y3 シュナイダー「(モリサキ!俺はお前と出会ったあの夏を忘れた事はない! あの衝撃を!あの激闘を!そして…あの敗北を!)」 グワァアアアアアアアアアアアアアアッ!! ビリビリッ! 森崎「!!!?」 翼「な…!」 日向「なんだと!?」 若林「これは…!」 シュナイダー「(それら全てが!それからの日々が!今俺の中で熱く燃えている! お前を倒せと、お前に勝てと力をくれるのだ!今、俺はこの力を解き放つ!!)」 カルツ「ついに出るか…!」 フライハイト「出し惜しみをする気は無い様だ」 ミューラー「腹立たしい程の迫力だ…」 シュナイダー「 N E O F I R E ! ! ! 」 ズワッグォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンン!!!!
[683]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/11(水) 00:28:48.60 ID:56Gge9Y3 そのシュートの軌道を目で追えた者は果たして何人居ただろうか? ブワギュゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!! ドゴドガアッ! バジュウウウッ!! ドゴン! ギュルギュルギュル… ポトッ。 殆どの者はシュナイダーがボールを蹴ったと思ったらエクアドルの選手たちが倒れており、 ゴールネットが突き破られており、その裏の広告ボードにめり込んだボールが 名残惜しそうに回転してから地面に落ちる所しか見えなかっただろう。 動体視力がある程度優れた者でも、ボールが閃光と化して飛んでいったのが見えただけだった。 シュナイダーのネオファイヤーショットとはそういうシュートだった。 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ! 放送「…おおおっ!?こ、これは…ど、どうやらシュナイダーくんのシュートが決まった様です! 前半44分、シュナイダーくんハットトリック達成!こ、これが彼の噂のファイヤーショットなのでしょうか? しかしこれは火の玉などと言う生易しい物ではありません!むしろ燃え盛る隕石の如しです! 彼は本当にユースの選手なのかと疑いたくなる様な超威力のシュートが飛び出しました〜〜〜!!」
[684]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/11(水) 00:29:10.65 ID:56Gge9Y3 ウワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 観客「なんだよ、あれ…!」「ファイヤーだなんて大げさな奴だって試合前は思ってたけど…」 「あんなシュート、ワールドカップでもそうそう見れる物じゃないぞ!」 「ひょっとして、ツバサのサイクロンよりもあれの方が凄いんじゃ…」 若林「(シュナイダー…これが、お前のポテンシャルなのか…! あの威力はライトニングタイガーよりも、サイクロンよりも上だ!)」 日向「(バカな…バカな!また奴は俺の一段上を行っていると言うのか!? 認めねえ、そんなのは認めねえ!世界最高のストライカーはこの俺がなるんだ!)」 翼「(ただの弾丸性のシュートでここまでの領域に達するなんて… もしあれがサイクロンより上のシュートだとしたら、俺は、どうしたら…!)」 森崎「(何があっても驚くまいと覚悟していた筈なのに、結局驚かされちまった… くそっ、怯えている場合じゃねえ!俺が強いか奴が強いか、問題はそれだけなんだ!)」 ネオファイヤーショットのインパクトは文字通り炎の様に場内を駆け巡った。 観客はもとより、どんな屈強なライバル達も戦慄せずにはいられない。 それこそがシュナイダーの望んだ効果だった。 シュナイダー「(次はお前だ、モリサキ。次の試合でお前がこのシュートを受ける)」
[685]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/11(水) 00:41:03.76 ID:56Gge9Y3 今夜はここまで。ちなみにPBとは Point Blank の事で、Point Blank Rangeとは至近距離の射程の事です。 由来は昔の射撃用ターゲットの中心が白く塗られていた事(フランス語では白はBlancと書きます)から、 重力の影響を考慮せず水平に射撃出来る距離、いわゆるゼロ距離 (厳密には距離ではなく射撃の角度がゼロと言う意味)は 目標(Point)を的の中心である白(Blank)に向けて撃てる射程(Range)だと言う事です。
[686]2 ◆vD5srW.8hU :2011/05/12(木) 22:53:49.10 ID:9NJENfo/ 後半になってからのエクアドルはもう無気力と言って良かった。 こういう時全く手心をかけないのは融通の利かないドイツ人らしい、と揶揄される程 それでもドイツユースは淡々と得点を積み重ねていった。 後半12分、シェスターのロングフィードからマーガスのブラストヘッドで5点目。 後半26分、カペロマンのサイドワインダーで6点目。 後半32分、ポブルセンのマーダーショットで7点目。 最終的には7−0。エクアドルユースのサポーターは既に諦め顔になっていたと言う。 ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ! 放送「試合終了!結果は7−0。奇しくもつい先日日本がメキシコを下した大勝スコアです! 大会前から優勝候補の一角と評されていたのは伊達ではないと十二分に証明しました! 最早残り少ない放送時間で長々と説明する必要はないでしょう。強い!この一言で全てが済んでしまうのですから」 観客「こいつはすげえや…」「ウチでも油断したら負けるレベルだぞ」「日本との対決が楽しみになってきたぜ!」 森崎「(ハナからそんな期待はしていなかったが…やっぱり、楽に勝てる訳無いよなァ)」
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0ch BBS 2007-01-24