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【ゆかりん】キャプテン松山26【参戦か】
[945]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/25(月) 00:01:46 ID:??? A 幻想郷の自宅近くに!(*練習用コートのベンチ脇になります) 松山家と、地霊殿の距離を零にする、脅威の移動を可能とする旅の扉。 それを使うか、はい、か、いいえ、か二択で答えろというならそもそも迷う必要がない。 しっかと頷いた松山だったが……この扉が、そもそも地霊殿の私物というなら引け目や遠慮は湧いてきてしまう。 松山「こんな便利な物……地底から地上までを繋ぐ扉……本当に俺が使わせてもらっちゃっていいのか?」 そうぼやいた松山に、ひょっこりと、さとりの肩先から顔を出したこいしが、そのまま近づいてきた。 ぽむ、と、松山に薄い雑誌らしきものを押し付ける。 こいし「適当に読んでみたら? お姉ちゃんもそう考えなしじゃないってわかるよ」 松山「……?」 パラ、パラ…… 『人里へようこそ! 龍神の石像から人形師の紙芝居まで! 全部回った貴方には素敵な記念品が!』 『快速☆快適☆年配な妖怪から故障のある妖獣まで☆あなたの移動をサポートします! お燐りんタクシー!』 『地上でも流行といえばズバリ! サッカー観戦! 熱狂的なバックスタンドから落ち着いて楽しみたい方まで多種多様、自由に席を選べます!』 『ツアーの終わりに美味しい食事! 情緒溢れる里の景色を一望しながらの味は格別。 そして何と温泉が待ってます! 核融合炉のクリーンな温泉で日々の疲れを落としてみては?』
[946]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/25(月) 00:04:15 ID:??? 松山「(……何これ? えぇと、いやぁ……何これ?)」 さとり「サッカー観戦ツアーのパンフレットの叩き台ですよ。 地上進出にあたって、ツアー企画を検討中です。 松山さんが出場した試合で、幻想郷のサッカーに関心が向いた事もあって、人気はうなぎ上りですから」 心を読み、さとりが明かしたのは、どうも松山の知らぬ水面下で進めてた企画についてだった。 阿求「稗田家当主の私から見ても、地底の外貨を引き込めることから刺激になると期待を寄せてます。 成功を続ければ、ノウハウを活かして地底ツアー開催も視野に入れてるんですよ?」 実業家みたいな顔になった阿求が割り込んできて、さとりと何やら話しだす。 急に始まったビジネスの話に、松山が対応に困っていると、霊夢が強引に前後を結びつけた。 松山「……えっと」 霊夢「ようするに旅の扉なんてあったら逆に金儲けの邪魔になるってことじゃない? しかし地底の妖怪が人里を我が物顔で歩くわけ……? 里の安全ちゃんと考えてんでしょうね?」 阿求「目を通したばかりですが、その辺は抜かりないようです。 ツアー実施前には、寺子屋にも事前に話を通すみたいですし、根回しはかなり進んでるみたいですよ?」 さとり「まぁそんなところです。 松山さんは特に気を回さず大会までサッカーに専念してくださって結構です」 松山「ああ……そうさせてもらうよ」 疲れた風に溜息をついて、松山はとにかく会話を打ち切ることにした。
[947]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/25(月) 00:06:37 ID:??? 松山「よし、じゃ戻るとするか」 シャンハイ「久しぶりの我が家ですね……なんだか半年も帰ってなかった気がします」 旅の扉に足を踏み入れると、ずぶんと沈み、流動する得体の知れない感触に怖気が走ってしまう。 松山「う、うぐ……男は度胸だ! いくぞ!」 決意して、鼻を摘んで松山は勢いよく踏み込む。 グニャグニャと周りの景色が歪み、自分の体まで溶ける異常な感覚に包まれる。 粘着質なプールの中を漂うような感覚を味わって、堪えて許容して……途端、空気が変わる。 地底のとは違う、木々と濃い緑の匂いを含んだ大気。 懐かしい幻想郷の空気。 松山「ここは……幻想郷だよな? 俺達戻ってきたのか?」 萃香「みたいだね。 とんでもない代物がまぎれてきたもんだね」 呟きに返る声に後ろを振り向くと、霊夢と、萃香、それにルーミア達が旅の扉から出てくるところだった。 さとり達は地底に残ったらしく姿は見えない。 松山「……あれ? 射命丸さんと鍵山さん、阿求さんもいないが……」 萃香「ん? あぁ紫のやつが、あいつらはひとまず居残り組って言ってた。 光によろしくとさ。 旅の扉の移送は任せて、今日のところは寝ておけだってさ」 それを聞いて、あまり体が丈夫でない阿求のことが心配になったが…… 紫がついてて、返すと約束したなら大丈夫だろうと松山は思って、首を回して現在位置を確認した。
[948]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/25(月) 00:07:37 ID:??? 松山「鬱蒼としてるし暗くて見通し悪いが……確かここは妖怪の山の麓だって言ってたな……。 とすると、博麗神社はあっちの方角?」 松山が、これまでの生活の中で感覚的に掴んできた土地勘から示すと、霊夢が頷いて宙に舞う。 霊夢「色々あったけど……疲れた。 込み入った話は後でもできるわよね」 萃香「そうだね。 ひとまず解散しようか。 私達は途中まで一緒だけど、あんたらは?」 ルーミア「私達はお散歩してから帰るよ〜」 そう言い、ルーミアの体は夜闇と瞬く間に同化し、妖精達も我先にとその場を離れ飛んでいく。 うねり続ける旅の扉だけ残して、星空の中で解散、飛翔していくメンバー達。 シャンハイが、くいと松山の袖を掴んで寄せた。 シャンハイ「光様、私達も……お家へ帰りましょう。 大事を成したんですから、ゆっくり体を休めましょう」 その言葉を聞いて。 暗がりを歩いて彷徨っていた自分。 やっとの思いで鍵を拾い、合う鍵穴のドアを見つけ出し、先へと続く扉を開ける事ができた――気がした。 松山「ああ、……ああ! 帰ろうシャンハイ! 二週間ぶりの我が家に!!!」
[949]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/25(月) 00:08:38 ID:??? 7月26日終了。 *松山が地底から帰還しました! *地霊殿の協力を取り付けました。様々な援助が受けられます。 *旅の扉で自宅⇔地霊殿の移動が可能になりました。 *大会開催日は8月10日です。 *松山のガッツが回復しました。(580/900) → (900/900)
[950]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/25(月) 00:12:17 ID:??? 先着で 7月27日・来客イベント → !card と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。 カードの数値が…… K→ トラウム・アドラーズ全員がやってきた! Q→ トラウム・アドラーズ博麗神社組がやってきた! J→ トラウム・アドラーズ地霊殿組がやってきた! 10→トラウム・アドラーズ宵闇組がやってきた! 5〜9→ 新年を迎えたかのような、爽やかな目覚めを迎えられた! A〜4→ ス キ マ クラブA→ ???「やっと帰ってきた……」 JOKER→ ??? 7月27日・来客イベントは特別仕様になってます。 長かった地底編が終わりました……! 松山の本番はこれから。 出発点についたところですが、ここまでお付き合いくださり感謝の念に堪えません。 人気投票祭が始まってますね! 投票しまくらなければ……! そんなで今日はここまで。 お疲れ様でした。
[951]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:13:25 ID:??? 7月27日・来客イベント → スペード5
[952]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:18:17 ID:??? マフィンってあるのかな乙でした→ ブリトー
[953]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 02:08:35 ID:??? 構想が乱れたところを固め直してますので、勝手ながら本日はお休みします。 松山が森崎と練習した場面のクラブ成長が知りたくてたまらない……! >>952 乙感謝〜 チョコチップなら何でも美味しい説を発表したいです!
[954]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:26:24 ID:??? 【???・早朝】 地獄へ繋がる地の底から、再び幻想の地へ舞い戻った松山光。 風神の座す神社では、不和と不信と偶然による不幸を重ね、半ば放逐に近い形で放り出され……。 後ろ盾を失い、独り辛い目に遭い続けた彼は、地の底でやっと光明を見出した。 パトロンとなる地霊殿。 北国シュートの新たなる理想地点。 心を通わせて共に戦ってくれるチームメイト。 勇儀という戦力を得られなかったもの、萃香と確かな信頼関係を築いて、多くの物を掴み取り――彼は帰還した。 そして迎える新たな朝。 松山光は夢を見ていた。 松山『……』 幻想郷にやってくる前の……断片が浮かんでくる。 さとりに与えられたトラウマを真っ向から乗り越えたことが、直面する力を与えたのかは松山には判らない。 ジュニアユース大会を制した日本の中盤で、功績を残した松山光。 しかしながら彼の……ふらの中での生活は、ヒーローの凱旋とは余りに遠く、何万光年も離れていた。 全国一のチームワークを育んだ部員達とバラバラになったこと。そして様々なファクターが受難の時を形作った。
[955]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:27:49 ID:??? 〜自宅・電話中〜 松山『あ、もしもし? よかった明日のテスト範囲で聞きたいことがあって……え、何だtt?』 委員長『最低って言ったの! もう学校で会っても話しかけないで!(ガチャン! ツー、ツー、ツー……)』 松山『……え、っ?』 〜ふらの中学校・お昼休み〜 松山『一体夕べのは何だったんだろうか……さてそろそろ昼飯食べておかないと午後の練習に……ん』 クラスメイト達『(ヒソヒソ)(うん、見かけによらないよね〜……)(あーあ、かっこいいと思ってたのに幻滅〜……)』 松山『……?』 〜ふらの中学校・午後〜 松山『あ、今日の掃除当番だったか。 おーい、そこのモップ取ってくれ〜』 クラスメイトA『……。ねー、今日さあ駅前にクレープ屋さんがオープンしたんだって〜』『ほんと?いこいこ!』 松山『お〜い? 聴こえなかったのかな? あれいつの間にか他の奴が使ってる……取りにいくか……』 〜ふらの中学校・サッカー部活練習〜 松山『受験も大事だがギリギリまで後輩の面倒見ないとな! そこチェックが甘い!そんなじゃすぐ抜かれるぞ!』 眼鏡マネージャー『みんなーお疲れードリンクあるから飲んで頑張ってね!』 松山『お、サンキュー! ……て、え? 俺のぶん忘れてきたの? しょうがない部室いってくるか』
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0ch BBS 2007-01-24