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【ゆかりん】キャプテン松山26【参戦か】
[948]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/25(月) 00:07:37 ID:??? 松山「鬱蒼としてるし暗くて見通し悪いが……確かここは妖怪の山の麓だって言ってたな……。 とすると、博麗神社はあっちの方角?」 松山が、これまでの生活の中で感覚的に掴んできた土地勘から示すと、霊夢が頷いて宙に舞う。 霊夢「色々あったけど……疲れた。 込み入った話は後でもできるわよね」 萃香「そうだね。 ひとまず解散しようか。 私達は途中まで一緒だけど、あんたらは?」 ルーミア「私達はお散歩してから帰るよ〜」 そう言い、ルーミアの体は夜闇と瞬く間に同化し、妖精達も我先にとその場を離れ飛んでいく。 うねり続ける旅の扉だけ残して、星空の中で解散、飛翔していくメンバー達。 シャンハイが、くいと松山の袖を掴んで寄せた。 シャンハイ「光様、私達も……お家へ帰りましょう。 大事を成したんですから、ゆっくり体を休めましょう」 その言葉を聞いて。 暗がりを歩いて彷徨っていた自分。 やっとの思いで鍵を拾い、合う鍵穴のドアを見つけ出し、先へと続く扉を開ける事ができた――気がした。 松山「ああ、……ああ! 帰ろうシャンハイ! 二週間ぶりの我が家に!!!」
[949]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/25(月) 00:08:38 ID:??? 7月26日終了。 *松山が地底から帰還しました! *地霊殿の協力を取り付けました。様々な援助が受けられます。 *旅の扉で自宅⇔地霊殿の移動が可能になりました。 *大会開催日は8月10日です。 *松山のガッツが回復しました。(580/900) → (900/900)
[950]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/25(月) 00:12:17 ID:??? 先着で 7月27日・来客イベント → !card と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。数値で分岐します。 カードの数値が…… K→ トラウム・アドラーズ全員がやってきた! Q→ トラウム・アドラーズ博麗神社組がやってきた! J→ トラウム・アドラーズ地霊殿組がやってきた! 10→トラウム・アドラーズ宵闇組がやってきた! 5〜9→ 新年を迎えたかのような、爽やかな目覚めを迎えられた! A〜4→ ス キ マ クラブA→ ???「やっと帰ってきた……」 JOKER→ ??? 7月27日・来客イベントは特別仕様になってます。 長かった地底編が終わりました……! 松山の本番はこれから。 出発点についたところですが、ここまでお付き合いくださり感謝の念に堪えません。 人気投票祭が始まってますね! 投票しまくらなければ……! そんなで今日はここまで。 お疲れ様でした。
[951]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:13:25 ID:??? 7月27日・来客イベント → スペード5
[952]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 00:18:17 ID:??? マフィンってあるのかな乙でした→ ブリトー
[953]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 02:08:35 ID:??? 構想が乱れたところを固め直してますので、勝手ながら本日はお休みします。 松山が森崎と練習した場面のクラブ成長が知りたくてたまらない……! >>952 乙感謝〜 チョコチップなら何でも美味しい説を発表したいです!
[954]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:26:24 ID:??? 【???・早朝】 地獄へ繋がる地の底から、再び幻想の地へ舞い戻った松山光。 風神の座す神社では、不和と不信と偶然による不幸を重ね、半ば放逐に近い形で放り出され……。 後ろ盾を失い、独り辛い目に遭い続けた彼は、地の底でやっと光明を見出した。 パトロンとなる地霊殿。 北国シュートの新たなる理想地点。 心を通わせて共に戦ってくれるチームメイト。 勇儀という戦力を得られなかったもの、萃香と確かな信頼関係を築いて、多くの物を掴み取り――彼は帰還した。 そして迎える新たな朝。 松山光は夢を見ていた。 松山『……』 幻想郷にやってくる前の……断片が浮かんでくる。 さとりに与えられたトラウマを真っ向から乗り越えたことが、直面する力を与えたのかは松山には判らない。 ジュニアユース大会を制した日本の中盤で、功績を残した松山光。 しかしながら彼の……ふらの中での生活は、ヒーローの凱旋とは余りに遠く、何万光年も離れていた。 全国一のチームワークを育んだ部員達とバラバラになったこと。そして様々なファクターが受難の時を形作った。
[955]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:27:49 ID:??? 〜自宅・電話中〜 松山『あ、もしもし? よかった明日のテスト範囲で聞きたいことがあって……え、何だtt?』 委員長『最低って言ったの! もう学校で会っても話しかけないで!(ガチャン! ツー、ツー、ツー……)』 松山『……え、っ?』 〜ふらの中学校・お昼休み〜 松山『一体夕べのは何だったんだろうか……さてそろそろ昼飯食べておかないと午後の練習に……ん』 クラスメイト達『(ヒソヒソ)(うん、見かけによらないよね〜……)(あーあ、かっこいいと思ってたのに幻滅〜……)』 松山『……?』 〜ふらの中学校・午後〜 松山『あ、今日の掃除当番だったか。 おーい、そこのモップ取ってくれ〜』 クラスメイトA『……。ねー、今日さあ駅前にクレープ屋さんがオープンしたんだって〜』『ほんと?いこいこ!』 松山『お〜い? 聴こえなかったのかな? あれいつの間にか他の奴が使ってる……取りにいくか……』 〜ふらの中学校・サッカー部活練習〜 松山『受験も大事だがギリギリまで後輩の面倒見ないとな! そこチェックが甘い!そんなじゃすぐ抜かれるぞ!』 眼鏡マネージャー『みんなーお疲れードリンクあるから飲んで頑張ってね!』 松山『お、サンキュー! ……て、え? 俺のぶん忘れてきたの? しょうがない部室いってくるか』
[956]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:29:02 ID:??? 〜ふらの中学校・登校時〜 松山『昨日は何か変な一日だったな……!?』 下駄箱『JY活躍したからって調子のんなバーカ』机『爽やか顔してナチュラルに女の子傷つけてサイテー』 松山『な、何……だよ、これ……!?』 〜ふらの中学校・サッカー部室〜 監督『もう気にするな。やった奴にはガツンと言っておいた。松山、お前の誠実さならすぐに誤解も解ける』 顧問『けれど肝心の本人が遠いアメリカ在住というのが厄介ね。 デリケートな問題だし後は私達に任せて頂戴』 松山『(藤沢……)』 〜ふらの中学校・お昼休み〜 松山『……(街で会ったアイツ、声かけてもあからさまに無視したよな……ハァ、弁当食うか……)』 クラスメイト達『(チクチク)(ヒソヒソ)(ジロジロ〜)』 松山『(弁当の味がしない……明日から外で食おうかな……)』 〜ふらの中学校?・お昼休み〜 松山『うう寒い……痛ッ! あれ……何だこれ、洩矢……?』 ???『こうして厳冬の時を過ごした荒鷲を、私達は守矢神社に招いたのね』 ???『出ていく羽目になっちゃったけど……うぅん、私達がもっとちゃんと目を配ればよかったね……今更か』 松山『……!……?』
[957]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:30:19 ID:??? 流されるまま追体験を重ねるだけ。 夢と朧げにしか認識できないから夢な筈が、急速に形を得ていく。 気付くと、さとりに誘われた精神世界と酷似した空間に、松山は立っていた。 松山『俺は……そうだ、教室居辛くてパンを買う理由をつけて外へ、そして……い、いや!?』 クリアーになった思考は、今の記憶がとっくに通ってきた過去のものだと松山に気付かせる。 過去の思い出が再生される夢の世界。 本来松山だけの世界に、何者かの気配がすることにも気付く。 それが誰かと目を凝らして見ても細部はぼやけて見えないが、随分と……身長に差のあるちぐはぐな二人組だった 松山『な、何だあんた達……いや……知ってる? 俺はあんたら知ってるような……』 ???『無理に理解しようとしなくていいわ。私達は……お告げ……啓示しにきただけ』 ???『松山君さ。外の世界で辛い思いを味わってきた君に言うべきじゃないかもしれない。 でもね。 君は幻想郷の住人と――仲よくなりすぎちゃいけないと思うよ。 早苗とも……だしさ。 それにスキマ妖怪は……あいつは所詮松山君を巫女の……にしか考……頂……は』 声が遠くなる。 それが自分が夢から覚める為と判り……現実に引き戻される感覚がとめどなく、二人組と距離を隔ててしまう。 声を聞き取れないもどかしさから手を伸ばそうとしても、距離は開くばかりで、やがて浮遊感が松山を包む。 松山『早苗? 東風谷さんのことか……!? じゃああんた達は……いやそれよりスキマ妖怪と巫女って……』 ???『ごめんね。 ここで話したことは綺麗さっぱり君は忘れるの』 ???『私らが関与できるのはこれでおしまいよ。 後は君の決断が、君だけの絵を描いていくと心しておいて』 そこで二人組のいる地点から光が爆発し、殺到し、松山の視界も自分の姿までも瞬く間に覆い尽くしてしまう。 松山『待――』
[958]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:31:27 ID:??? 【幻想郷・七月二十七日・早朝】〜木曜日〜 シャンハイ「え〜とこの辺になら……あっ、あれは! シャンハーイ!」 木の枝の間をすいすいと抜けながら、シャンハイは群生するタモギ茸を見つけて顔を輝かせる。 以前話した通り、山菜の知識を活かしてみようと松山家の近くを飛び回って見つけた成果を早速刈り取っていく。 シャンハイ「本格的な準備してないから、ここを覚えるだけして、携行できるぶんだけ持って帰りましょう」 上海「シャンハーイ」 シャンハイ「光様を起こさないようそ〜っとですよ」 松山の家に戻ったシャンハイは、本家アリスには到底及ばないが巧みな人形操作で台所に茸を運ばせる。 そうして、そろそろ主人を起こそうと部屋へ向かい戸を開けると……。 松山「おはようシャンハイ。 どこか出かけてたのか?」 シャンハイ「あっ、起きてらしたんですか?」 既に目を覚ましていた松山がいて、松山は着替えから洗顔まで既に終えていた。 シャンハイがびっくりするほど毅然な態度を崩さぬまま、松山は今朝見た夢について考える。 松山「(ちょっと最後ら辺には、おかしな夢を見た気するが……。 ふらの中で過ごした時の事、色々と思い出せた……向き合えた。 弱ってた頃の自分の事も……うっ、そういやあの時)」
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0ch BBS 2007-01-24