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【ゆかりん】キャプテン松山26【参戦か】
[955]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:27:49 ID:??? 〜自宅・電話中〜 松山『あ、もしもし? よかった明日のテスト範囲で聞きたいことがあって……え、何だtt?』 委員長『最低って言ったの! もう学校で会っても話しかけないで!(ガチャン! ツー、ツー、ツー……)』 松山『……え、っ?』 〜ふらの中学校・お昼休み〜 松山『一体夕べのは何だったんだろうか……さてそろそろ昼飯食べておかないと午後の練習に……ん』 クラスメイト達『(ヒソヒソ)(うん、見かけによらないよね〜……)(あーあ、かっこいいと思ってたのに幻滅〜……)』 松山『……?』 〜ふらの中学校・午後〜 松山『あ、今日の掃除当番だったか。 おーい、そこのモップ取ってくれ〜』 クラスメイトA『……。ねー、今日さあ駅前にクレープ屋さんがオープンしたんだって〜』『ほんと?いこいこ!』 松山『お〜い? 聴こえなかったのかな? あれいつの間にか他の奴が使ってる……取りにいくか……』 〜ふらの中学校・サッカー部活練習〜 松山『受験も大事だがギリギリまで後輩の面倒見ないとな! そこチェックが甘い!そんなじゃすぐ抜かれるぞ!』 眼鏡マネージャー『みんなーお疲れードリンクあるから飲んで頑張ってね!』 松山『お、サンキュー! ……て、え? 俺のぶん忘れてきたの? しょうがない部室いってくるか』
[956]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:29:02 ID:??? 〜ふらの中学校・登校時〜 松山『昨日は何か変な一日だったな……!?』 下駄箱『JY活躍したからって調子のんなバーカ』机『爽やか顔してナチュラルに女の子傷つけてサイテー』 松山『な、何……だよ、これ……!?』 〜ふらの中学校・サッカー部室〜 監督『もう気にするな。やった奴にはガツンと言っておいた。松山、お前の誠実さならすぐに誤解も解ける』 顧問『けれど肝心の本人が遠いアメリカ在住というのが厄介ね。 デリケートな問題だし後は私達に任せて頂戴』 松山『(藤沢……)』 〜ふらの中学校・お昼休み〜 松山『……(街で会ったアイツ、声かけてもあからさまに無視したよな……ハァ、弁当食うか……)』 クラスメイト達『(チクチク)(ヒソヒソ)(ジロジロ〜)』 松山『(弁当の味がしない……明日から外で食おうかな……)』 〜ふらの中学校?・お昼休み〜 松山『うう寒い……痛ッ! あれ……何だこれ、洩矢……?』 ???『こうして厳冬の時を過ごした荒鷲を、私達は守矢神社に招いたのね』 ???『出ていく羽目になっちゃったけど……うぅん、私達がもっとちゃんと目を配ればよかったね……今更か』 松山『……!……?』
[957]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:30:19 ID:??? 流されるまま追体験を重ねるだけ。 夢と朧げにしか認識できないから夢な筈が、急速に形を得ていく。 気付くと、さとりに誘われた精神世界と酷似した空間に、松山は立っていた。 松山『俺は……そうだ、教室居辛くてパンを買う理由をつけて外へ、そして……い、いや!?』 クリアーになった思考は、今の記憶がとっくに通ってきた過去のものだと松山に気付かせる。 過去の思い出が再生される夢の世界。 本来松山だけの世界に、何者かの気配がすることにも気付く。 それが誰かと目を凝らして見ても細部はぼやけて見えないが、随分と……身長に差のあるちぐはぐな二人組だった 松山『な、何だあんた達……いや……知ってる? 俺はあんたら知ってるような……』 ???『無理に理解しようとしなくていいわ。私達は……お告げ……啓示しにきただけ』 ???『松山君さ。外の世界で辛い思いを味わってきた君に言うべきじゃないかもしれない。 でもね。 君は幻想郷の住人と――仲よくなりすぎちゃいけないと思うよ。 早苗とも……だしさ。 それにスキマ妖怪は……あいつは所詮松山君を巫女の……にしか考……頂……は』 声が遠くなる。 それが自分が夢から覚める為と判り……現実に引き戻される感覚がとめどなく、二人組と距離を隔ててしまう。 声を聞き取れないもどかしさから手を伸ばそうとしても、距離は開くばかりで、やがて浮遊感が松山を包む。 松山『早苗? 東風谷さんのことか……!? じゃああんた達は……いやそれよりスキマ妖怪と巫女って……』 ???『ごめんね。 ここで話したことは綺麗さっぱり君は忘れるの』 ???『私らが関与できるのはこれでおしまいよ。 後は君の決断が、君だけの絵を描いていくと心しておいて』 そこで二人組のいる地点から光が爆発し、殺到し、松山の視界も自分の姿までも瞬く間に覆い尽くしてしまう。 松山『待――』
[958]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:31:27 ID:??? 【幻想郷・七月二十七日・早朝】〜木曜日〜 シャンハイ「え〜とこの辺になら……あっ、あれは! シャンハーイ!」 木の枝の間をすいすいと抜けながら、シャンハイは群生するタモギ茸を見つけて顔を輝かせる。 以前話した通り、山菜の知識を活かしてみようと松山家の近くを飛び回って見つけた成果を早速刈り取っていく。 シャンハイ「本格的な準備してないから、ここを覚えるだけして、携行できるぶんだけ持って帰りましょう」 上海「シャンハーイ」 シャンハイ「光様を起こさないようそ〜っとですよ」 松山の家に戻ったシャンハイは、本家アリスには到底及ばないが巧みな人形操作で台所に茸を運ばせる。 そうして、そろそろ主人を起こそうと部屋へ向かい戸を開けると……。 松山「おはようシャンハイ。 どこか出かけてたのか?」 シャンハイ「あっ、起きてらしたんですか?」 既に目を覚ましていた松山がいて、松山は着替えから洗顔まで既に終えていた。 シャンハイがびっくりするほど毅然な態度を崩さぬまま、松山は今朝見た夢について考える。 松山「(ちょっと最後ら辺には、おかしな夢を見た気するが……。 ふらの中で過ごした時の事、色々と思い出せた……向き合えた。 弱ってた頃の自分の事も……うっ、そういやあの時)」
[959]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:32:27 ID:??? 幻想郷に来たばかりの頃、恥も外聞もなく泣き顔を晒してしまった自分を思い出し赤面する。 いかにトラウマが根深く、多感な少年の心を抉っていたかという事と、素直さと感受性の表れでもあったが。 松山「(振り返ると、本当に……らしくなかった気がする。弱い俺も俺には違いないが……。 だけど、これからはそうはいかない。 霊夢さんも萃香さんも。 ルーミアちゃん達も地底のみんなも、今の俺を信じて力を貸してくれるんだ。 過去の自分の境遇を嘆いたり、憂いたり、甘えてられる時はもう終わったんだ……!)」 今の松山は、幻想郷に来たばかりでも、守矢を後にしたばかりでもない。 一人ではなく、トラウム・アドラーズのチームメイト……仲間達がいて、孤独を失い代わりに責任を得た。 霊夢へのまだつかめない気持ちも、いつか解き明かさなければならず、萃香と交わした約束もある。 心にも体にも力が漲り、力強い芯を感じさせる動作で、松山は窓向こうの日差しを浴びて伸びをした。 松山「今日はいい朝だな。 やる気がどんどん湧いてくる感じだ。 ああ、もう何も怖くない!」 シャンハイ「(……シャンハーイ? 光様、どこか、これまでと違うみたいな……)」 首を傾げてどこが変わったか考えようとするシャンハイだが、人間の機微や変化を計るにはまだ未熟だった。 そんなシャンハイの頭をポンと優しく叩いてから、松山は部屋を出る。 シャンハイ「光様、昨日の売店で、今朝の朝食のぶんを買い込んでおきました。 居間に運んでありますっ」 松山「おっ、ありがとう。 じゃあそれ食べて……今日の行動を決めようか!」
[960]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/04/26(火) 05:33:34 ID:??? 先着で 今朝の朝食何かな → !food *よっぽどのブツでない限り行動に影響しません。 続きは夜になります。
[961]森崎名無しさん:2011/04/26(火) 06:16:36 ID:??? 今朝の朝食何かな → 北京ダック
[962]森崎名無しさん:2011/04/26(火) 18:25:54 ID:??? 正直松山の性格分かってて ハチマキって回りくどい告白した藤沢も悪いと思う
[963]森崎名無しさん:2011/04/26(火) 18:26:47 ID:??? 北京ダック…なんだろう、夢のようだ
[964]森崎名無しさん:2011/04/26(火) 18:34:27 ID:??? 誰が悪いかって言えば、藤沢3:松山2:周囲5というのが俺の私見。 藤沢は【松山の性格をきちんと把握できてなかったことを棚に上げた八つ当りだよね?】 松山は【空気読めなすぎ。チームの本音がわかってりゃああはならなかった】 周囲は【お前ら、実は長年特訓に突き合わされた仕返しの理由に藤沢使ったよね?】 って感じかな。もちろん異論は山ほど出てくるだろうし、あくまで私見ね
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0ch BBS 2007-01-24