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【ボクは】キャプテン平凡【翼太郎】
[350]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/21(月) 15:35:54 ID:??? アイオリア「くっ……!」 マントの脚が光り。マッチョ、アイオリアの後ろの石柱が砕ける。 アイオリア「何者かしらんが、あの少年を死なすわけにはいかん……ライトニングプラズマ!」 アイオリアはマントにではなく辺りの柱に向けて拳を放つ。 ピシィ!ピシィ!ピシィ!ガラガラガラ! マント「むっ……」 大量の瓦礫がマントとアイオリアの間に積み重なる。 アイオリア「勝負は後日!」 そのまま身を翻し、凡太の方に駈けよる。 シャカ「ふむ、せめて楽に死なせてあげましょう……」 そして、今にも凡太にとどめを刺そうとするシャカ。 アイオリア「シャカ!お前の相手は俺だ!ライトニングボルト!」 ピカッ! シャカ「むっ……!」 アイオリアの攻撃に、シャカは凡太に向けていた拳を引きこれを弾いた。 アイオリア「子供を殺しても仕方有るまい……!」 シャカ「……」 シャカは目を瞑ったまま答えない。 アイオリア「ここは引かせて貰うぞ!」 アイオリアは凡太の小脇に抱え、念を込める。 すると、アイオリアの身体がフッと消える。 シャカ「……ふっ」 マント「転移か……(ちっ、しとめ損なうとは)」
[351]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/21(月) 15:36:55 ID:??? 教皇の間から転移したアイオリアは、聖域内某所に凡太を伴い出現する。 アイオリア「……逃げ切れたか。もしかしてシャカの奴、わざと俺を……?」 聖域でも最強の一角を占めるシャカから、いかにアイオリアとは言えこうも簡単に逃げられたのは、 やはりそうとしか思えない。 アイオリア「今後、奴が敵に回らなければいいが……」 しかし、今は少年、凡太の治療が先決で有る。 アイオリア「うーん、手当の仕方なんかしらんしなぁ……アイツに頼むか」 凡太「うーん……いたた……はっ!」 シャカに吹っ飛ばされ気を失った凡太。気が付くと、そこは粗末な石造り小屋のような所だった。 凡太「……ここは?」 辺りを見回す凡太。だが側には誰もいない。 凡太「吹っ飛ばされたんだよね……なんか人間兵器みたいな奴に。よく生きてたなぁ……」 そう思い、強打した胸の辺りを触る。地肌の感触ではなく、布の感触。凡太の胸には包帯が丁寧に巻 かれていた。 凡太「治療……されてるなぁ。あの状況で助かったんだから、誰か助けてくれたんだよね、その人が 治療も……マッチョの人だろうか?」 だが彼の姿は見えない。既に時刻は夜のようだ、窓から見える夜空には、星が輝いている。 凡太「あれは……天馬座だったっけ?」 ???「そう、天馬座さ」 凡太「うわっ!だ、誰!?」 不意に掛けられた声に凡太は驚きそちらを振り返る。 ???「脅かしちまったかい?悪かったね」 そこには一人の女性が立っていた。いや、正確に言えば女性だと思われる人物が立っている。
[352]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/21(月) 15:38:18 ID:??? 凡太「あ、あなたは?」 凡太は多少警戒しながらそう聞く。その人物は顔を銀で作ったような大きな仮面で覆っている。胸の ふくらみは女性のようだが、凡太の常識から言えば不審この上ない。 ???「ふっ……人に名前を聞く時は自分から名乗るもんじゃないかい?」 凡太「あっ、済みません」 不審者に常識を諭された凡太は、素直に謝り自分から名乗る。 凡太「僕は平山凡太、南葛SCのFWで……」 ???「ほう、サッカーをやるのか……だけど、常人が聖闘士の戦いに横やりを加えちゃいけないね、 死ななかったのは奇跡だよ」 凡太「せ、聖闘士?何ですかそれ……」 ???「……見たところ東洋人だね。それなら知らなくても仕方ない。聖闘士ってのは、アテナに与 えられた聖衣とボールを使い、地上の平和を守る正義の戦士だよ!」 仮面の人物は若干興奮気味に語った。 凡太「えーっと……それってサッカーでって事ですか?」 ???「当たり前だろ。ボール使う競技なんてサッカーしかないんだから」 凡太「え〜……」 どうやら凡太が持つ常識は捨てた方が良さそうだった。 凡太(サッカーでどうやって平和を守のか疑問だけどきっとボールぶつけて殺すんだろうな、さっきみたいに。 あれだけの威力があれば戦車だってぶっ壊せるだろうし。てかそんなの受けてよく生きてたな、僕) ???「おっと、そういえばまだこっちが名乗ってなかったね」 凡太「あっ、はい。やはりお姉さんも聖闘士……」 ???「ああ、ヒカル。私はイーグルの聖闘士ヒカル」
[353]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/21(月) 15:40:22 ID:??? いったんここまでで。 しばらくアドベンチャーモードが続きます。
[354]森崎名無しさん:2011/03/21(月) 21:08:57 ID:??? 乙でした。 なんだかタイトルとかけ離れたお話になりそうですね。
[355]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/22(火) 05:37:11 ID:??? そうですねぇ、でも逆説的に合ってると言えるかも。 一応サブタイトルも有るんですよ「Golden Age」って。 タイトルが既にネタバレなんですけどねw
[356]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 18:58:25 ID:??? 凡太「ヒカル……さんが、僕を助けてくれたんですか?」 ヒカル「ん?いや、お前を助けたのは私じゃないよ」 凡太「じゃあ……」 と、凡太が口を開き掛けた時、小屋の入り口の木戸が開いた。 アイオリア「ヒカルー、買ってきたぞ〜」 ヒカル「お帰りアイオリア」 凡太「あなたはあの時の……」 アイオリア「おっ、坊主目が覚めたのか。どうだ具合は?」 見ると、凡太が気を失う前、謎の声から狙撃しろと言われた、鎧を着た二人の内一人だ。 今は鎧を着ていないが、精悍な顔つきと引き締まった筋肉は間違いようもない。 凡太「あっ、体中痛いですが、何とか……」 アイオリア「そりゃあよかっ。正直、死んだと思ったからなぁ……ははっ!」 凡太「死……」 あっけらかんと言うアイオリアに唖然とする凡太。 ヒカル「それよりアイオリア、頼んだものちゃんと買ってきたかい?」 アイオリア「ああ、えーっと……傷薬と包帯と……パンとチーズ……だっけ?」 ヒカル「……消毒薬とミネラルウォーターは?」 アイオリア「あっ……」 ヒカル「忘れたんだね……」 慌てるアイオリアを見て、溜息を吐くヒカル。 ヒカル「まあいいさ、この坊やの傷の具合ならもう治療も要らないだろう」 アイオリア「そ、そうか その様子を見てあからさまにほっとするアイオリア。 アイオリア「な、よかったな坊主」 凡太「はっ? え、ええ……おかげさまで」 急に話を振られ、慌てる凡太。
[357]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 18:59:46 ID:??? アイオリア「おお、そう言えばまだ名乗っていなかったな。 俺はアイオリア。聖域を守る12の黄金聖闘士の一人獅子座のアイオリアだ」 凡太「獅子座のアイオリアさん……えーっと、僕は平山凡太です、南葛の……まあその辺りは後で良いか…… あの、アイオリアさんが僕を助けてくれたんですか?」 アイオリア「ん、ヒカルから聞いてないのか?」 ヒカル「まだ坊やは起きたばかりだからね」 アイオリア「そうか。まあ、助けたというか、一緒に逃げてたようなもんだな。あの時、坊主がシャ カにシュートをぶち込んでくれなかったら、俺は教皇にやられていたかもしれん。まあおあいこだ」 凡太「教皇……また新単語……正直理解が追いつきません……」 耳慣れない単語の氾濫に頭を抱える凡太。 凡太(これがあの声の言っていた「世界」の違いか?翼君の所ではこんな違和感は無かったのに……) ヒカル「ところで……」 凡太「はい?」 頭の中の混乱を整理しようと必死になっている凡太に、ヒカルが問いかける。 ヒカル「さっきも話に出たけど、あんたあのシャカにシュートぶち込んだんだって?」 凡太「シャカ?」 アイオリア「お前がシュートをぶち込んだ奴だ。知らなかったのか?」 凡太「ああ、あの長髪の……あの人シャカって言うんだ」 アイオリア「おいおい……何も知らずに黄金聖闘士にシュートぶち込んだのかよ……」 ヒカル「しかもあのシャカに……お前何で生きてるの?」 凡太「そんな事言われても……生きててすいません……」 ヒカル「そう言う意味で言ったんじゃないが……聞けば急に教皇の間に現れたって言うし、その辺の 所、詳しく話してくれないかい? 凡太「……そうですね。話せば複雑怪奇な事情なんですが……」
[358]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 19:00:49 ID:??? 凡太アイオリアとヒカルに今までに起きたことを、南葛のグラウンドに現れてから現在まで、全ての ことを洗いざらい話した。 凡太「……と、言うわけで今に至る訳なんです」 アイオリア「……にわかには信じがたいな」 全ての話を聞き、難しい顔で考え込むアイオリア。 凡太「ええまあ……僕自身信じがたいんですが……」 ヒカル「嘘は言ってないだろうね?」 半信半疑のヒカル。 凡太「嘘だったらいいんですが……」 自信の状況に今更ながら困惑するヒカル。 アイオリア「……確かに信じがたいが、坊主のシュートが一瞬とは言えあのシャカの注意を引き、常 人なら即死するはずの天魔降伏を受けて軽傷で済んでいるのも事実だ」 ヒカル「……じゃあ?」 アイオリア「やはり、異常な何かがあるということだろうな……」 ヒカル「邪悪ななにか?」 アイオリア「いや、それは解らないが……」 アイオリアとヒカルも同じように困惑する。彼らの常識から言えば、凡太の存在の方が非常識なのだ。
[359]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 19:04:59 ID:0a7pY182 ヒカル「何か……その話の証拠になるような物はないかい?」 考えあぐねたヒカルが凡太に言う。 凡太「証拠といわれても……あっ、そうだ。スート・スロット・ボールは……」 いつも突然現れたり消えたりするボールだが、証拠といえばこれこそが唯一の証拠だろう。 アイオリア「お前がシャカにけりつけたボールか?」 凡太「はい、あれがあれば……」 周りを見渡す凡太。 ヒカル「そのボールかどうかは解らないけど、アイオリアがお前を運んできた後、いつの間にか側に 落ちてたボールなら……」 そう言ってヒカルは部屋の隅からボールを持ってくる。 凡太「あっ、それです」 ボールを受け取る凡太。シャカに蹴り返されたせいか、それとも他の要因か、カードは一枚も入っていない。 凡太「カードは……よかった、あった」 アイオリア「そのボールがさっきの話に出てきた……?」 凡太「そうです、このボールで……」 ★SSBで…… A:そうだ、若林を出してやらないと。 B:適当なカードを入れてみるか。 先に2票入った選択肢に決定します。
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0ch BBS 2007-01-24