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【ボクは】キャプテン平凡【翼太郎】
[355]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/22(火) 05:37:11 ID:??? そうですねぇ、でも逆説的に合ってると言えるかも。 一応サブタイトルも有るんですよ「Golden Age」って。 タイトルが既にネタバレなんですけどねw
[356]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 18:58:25 ID:??? 凡太「ヒカル……さんが、僕を助けてくれたんですか?」 ヒカル「ん?いや、お前を助けたのは私じゃないよ」 凡太「じゃあ……」 と、凡太が口を開き掛けた時、小屋の入り口の木戸が開いた。 アイオリア「ヒカルー、買ってきたぞ〜」 ヒカル「お帰りアイオリア」 凡太「あなたはあの時の……」 アイオリア「おっ、坊主目が覚めたのか。どうだ具合は?」 見ると、凡太が気を失う前、謎の声から狙撃しろと言われた、鎧を着た二人の内一人だ。 今は鎧を着ていないが、精悍な顔つきと引き締まった筋肉は間違いようもない。 凡太「あっ、体中痛いですが、何とか……」 アイオリア「そりゃあよかっ。正直、死んだと思ったからなぁ……ははっ!」 凡太「死……」 あっけらかんと言うアイオリアに唖然とする凡太。 ヒカル「それよりアイオリア、頼んだものちゃんと買ってきたかい?」 アイオリア「ああ、えーっと……傷薬と包帯と……パンとチーズ……だっけ?」 ヒカル「……消毒薬とミネラルウォーターは?」 アイオリア「あっ……」 ヒカル「忘れたんだね……」 慌てるアイオリアを見て、溜息を吐くヒカル。 ヒカル「まあいいさ、この坊やの傷の具合ならもう治療も要らないだろう」 アイオリア「そ、そうか その様子を見てあからさまにほっとするアイオリア。 アイオリア「な、よかったな坊主」 凡太「はっ? え、ええ……おかげさまで」 急に話を振られ、慌てる凡太。
[357]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 18:59:46 ID:??? アイオリア「おお、そう言えばまだ名乗っていなかったな。 俺はアイオリア。聖域を守る12の黄金聖闘士の一人獅子座のアイオリアだ」 凡太「獅子座のアイオリアさん……えーっと、僕は平山凡太です、南葛の……まあその辺りは後で良いか…… あの、アイオリアさんが僕を助けてくれたんですか?」 アイオリア「ん、ヒカルから聞いてないのか?」 ヒカル「まだ坊やは起きたばかりだからね」 アイオリア「そうか。まあ、助けたというか、一緒に逃げてたようなもんだな。あの時、坊主がシャ カにシュートをぶち込んでくれなかったら、俺は教皇にやられていたかもしれん。まあおあいこだ」 凡太「教皇……また新単語……正直理解が追いつきません……」 耳慣れない単語の氾濫に頭を抱える凡太。 凡太(これがあの声の言っていた「世界」の違いか?翼君の所ではこんな違和感は無かったのに……) ヒカル「ところで……」 凡太「はい?」 頭の中の混乱を整理しようと必死になっている凡太に、ヒカルが問いかける。 ヒカル「さっきも話に出たけど、あんたあのシャカにシュートぶち込んだんだって?」 凡太「シャカ?」 アイオリア「お前がシュートをぶち込んだ奴だ。知らなかったのか?」 凡太「ああ、あの長髪の……あの人シャカって言うんだ」 アイオリア「おいおい……何も知らずに黄金聖闘士にシュートぶち込んだのかよ……」 ヒカル「しかもあのシャカに……お前何で生きてるの?」 凡太「そんな事言われても……生きててすいません……」 ヒカル「そう言う意味で言ったんじゃないが……聞けば急に教皇の間に現れたって言うし、その辺の 所、詳しく話してくれないかい? 凡太「……そうですね。話せば複雑怪奇な事情なんですが……」
[358]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 19:00:49 ID:??? 凡太アイオリアとヒカルに今までに起きたことを、南葛のグラウンドに現れてから現在まで、全ての ことを洗いざらい話した。 凡太「……と、言うわけで今に至る訳なんです」 アイオリア「……にわかには信じがたいな」 全ての話を聞き、難しい顔で考え込むアイオリア。 凡太「ええまあ……僕自身信じがたいんですが……」 ヒカル「嘘は言ってないだろうね?」 半信半疑のヒカル。 凡太「嘘だったらいいんですが……」 自信の状況に今更ながら困惑するヒカル。 アイオリア「……確かに信じがたいが、坊主のシュートが一瞬とは言えあのシャカの注意を引き、常 人なら即死するはずの天魔降伏を受けて軽傷で済んでいるのも事実だ」 ヒカル「……じゃあ?」 アイオリア「やはり、異常な何かがあるということだろうな……」 ヒカル「邪悪ななにか?」 アイオリア「いや、それは解らないが……」 アイオリアとヒカルも同じように困惑する。彼らの常識から言えば、凡太の存在の方が非常識なのだ。
[359]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 19:04:59 ID:0a7pY182 ヒカル「何か……その話の証拠になるような物はないかい?」 考えあぐねたヒカルが凡太に言う。 凡太「証拠といわれても……あっ、そうだ。スート・スロット・ボールは……」 いつも突然現れたり消えたりするボールだが、証拠といえばこれこそが唯一の証拠だろう。 アイオリア「お前がシャカにけりつけたボールか?」 凡太「はい、あれがあれば……」 周りを見渡す凡太。 ヒカル「そのボールかどうかは解らないけど、アイオリアがお前を運んできた後、いつの間にか側に 落ちてたボールなら……」 そう言ってヒカルは部屋の隅からボールを持ってくる。 凡太「あっ、それです」 ボールを受け取る凡太。シャカに蹴り返されたせいか、それとも他の要因か、カードは一枚も入っていない。 凡太「カードは……よかった、あった」 アイオリア「そのボールがさっきの話に出てきた……?」 凡太「そうです、このボールで……」 ★SSBで…… A:そうだ、若林を出してやらないと。 B:適当なカードを入れてみるか。 先に2票入った選択肢に決定します。
[360]森崎名無しさん:2011/03/23(水) 19:12:03 ID:frTNaHjM A
[361]森崎名無しさん:2011/03/23(水) 19:17:16 ID:ZF3AwRq+ A
[362]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 20:12:16 ID:??? > A:そうだ、若林を出してやらないと。 凡太(そうだ!若林出してやらないと……) ヒカル「そのボールで、どうするんだい?」 凡太「あっ、はい。えーっと、アイツの言うことにゃ、このカードをジョーカーのスロットに……」 凡太は若林の召還カードを取り出し、ジョーカーのスロット入れた。 ピカッ! アイオリア「おおっ?」 ヒカル「なに?」 ボールが一瞬強い光を放ち、アイオリアとヒカルは目を細める。そして……。 若林「おっ……おおっ!?」 凡太「若林!」 光が消えると、そこには以前と変わらぬ若林の姿があった。 若林「凡太……? な、なんだここは?」 状況が掴めない若林。 ヒカル「人がいきなり現れた……」 アイオリア「転移でもないようだが……これは一体?」 説明を聞いたいてアイオリア達も、実際見るその現象に驚きを隠せない。 若林「……俺はたしか、妙な所で妙な声に……そうだ、身体が消えかけて……!」 若林は慌てて自分の脚を見る。 若林「あ、ある!助かったのか!?」 凡太「ああ……あの声の言う事はいまいち信用出来なかったけど、本当だったようだ」 若林「しかし何だ?ここはどこだ?何が起こってるんだ?修哲の連中は?今俺はどうなってるんだ?」 若林は矢継ぎ早に凡太に質問する。 凡太「落ち着いてくれ若林君。僕も完全に状況を把握してる訳じゃないんだが……」 そして、凡太は若林が消えてから今までのことを若林に説明しする。
[363]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 20:16:26 ID:0a7pY182 若林「……信じられん」 全てを聞き終えた若林は呆然の体でやっとそう呟く。 凡太「僕も信じられないが……今ここにこうしているのは事実だ」 若林「事実だって……こんな事実認められるか!!」 理解を超えた事態に若林の理性が限界を超えたのか、突然凡太の胸ぐらを掴み掛む。 凡太「わ、若林君……!」 若林「どうすんだよ全国大会は!?学校は!?それに俺の家族……ああっ!?アキちゃん!? アキちゃんはどうなるんだよ!?俺折角勝ったのに!? 狼狽して世迷い言を抜かす若林。 凡太「わ、若林君、まだアキちゃんのこと諦めてなかったのか……」 ★喚く若林に…… A:大丈夫だ……とは言えないけど、元の世界に戻れるはずだ。 B:すまない……多分僕が君を巻き込んでしまったんだ。 C:お、落ち着いてくれ、どうせもう振られてたじゃないか……。 先に2票入った選択肢に決定します。
[364]森崎名無しさん:2011/03/23(水) 20:23:09 ID:obLYtmB+ A
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0ch BBS 2007-01-24