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【ボクは】キャプテン平凡【翼太郎】
[377]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 23:38:00 ID:??? アイオリア「ヒ、ヒカル……あのさ、彼は聖闘士ではないし、掟とか……」 そのヒカルにアイオリアが恐る恐る話しかける。 ヒカル「ふっ……あたしを卑怯者にする気かい、アイオリア?」 アイオリア「し、しかし……」 凡太「どうしたんですアイオリアさん?そんなに慌てて……」 不思議そうに訊ねる凡太。 アイオリア「お、女セイントが素顔を見せると言うことは……それは……それは……ああっ!」 凡太「ちょ、ほんとにどうしたんですか!?」 いきなり頭を抱えて転げ回るアイオリアに、凡太はおろおろと慌てる。 若林「……なんだ、ありゃあ?」 その様子をあきれたように見つめる若林。 ヒカル「……さあね、とにかく、勝負は私の負けだよ」 若林「お、おう……」 急にしおらしくなるヒカル。その様子に、さっきまで頭に血が昇っていた若林もちょっと不意を突か れ狼狽する。
[378]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 23:39:04 ID:??? すっ ヒカル「済まなかったな、突然の事態に混乱している君にさっきの言葉は言い過ぎた……」 そしてヒカルは若林に土下座しようと、膝を折る。 若林「あっ、いやっ……」 殊勝なその様子に、若林はなんだかばつが悪いような気持ちになり、思わず手を伸ばしてヒカルの腕を取る。 若林「あー……いや、俺も言い過ぎたよ。土下座とかいいわ」 ヒカル「少年……」 若林「ちょっと混乱しちまってよ……スマン、悪かったな」 ばつの悪そうな若林の顔。 ヒカル「ふっ……」 その顔を見て、ヒカルも小さく笑う。 若林「ほら、立てよ」 ヒカル「ああ……」 若林の手に捕まり、ヒカルは素直に立ち上がる。 ヒカル「やさしいな、少年」 若林「……若林だ。若林源三。憶えといてくれ」 ヒカル「若林源三……ああ、憶えるよ」 若林「あんたの名は?」 ヒカル「ヒカルだ。名乗らなかったかな?」 若林「聞いてなかった。あんたのシュート、なかなかのもんだったぜ」 ヒカル「源三には通用しなかったがな」 そして、二人は同時に小さな声で笑う。 凡太「……良かった、仲良くなれたみたいだ」 その様子を見て、ほっと衣胸をなで下ろす凡太。 アイオリア「あああ?ラブコメ的なことならよそでやってくれないかなぁぁぁぁぁ!」 凡太「ど、どうしたんですかアイオリアさん?さっきから様子が変ですよ!?」
[379]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 23:41:31 ID:??? ヒカル「そういえば……」 若林「んっ?」 ヒカル「もう一つの約束、まだ果たしてなかったな……」 若林「もう一つ……?」 ヒカル「仮面を……」 若林「ああ、そのことか、それももういいよ、俺も悪かったしさ」 ヒカル「いや……それでは私の気がすまん……」 若林「そんなもんか?まあ、土下座とかじゃないからいいけど……」 ヒカル「ふっ……大したものじゃないが、私の顔を見ておくれるかい?」 若林「ああ、いいよ」 アイオリア「ああ!?ちょっ……まっ……!?」 凡太「ア、アイオリアさん!?どうしたんですか!?」 ヒカル「凡太!ちょっとアイオリアと一緒に向こうへ行っててくれないか?」 凡太「えっ?何でですか?」 ヒカル「いいから、頼むよ!」 凡太「まあそう言われれば……行きましょうアイオリアさん……」 アイオリア「あっ!?やっ……ヒカルッ……ヒカルゥゥゥゥゥゥ!!!」 ずるずるずる
[380]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 23:42:35 ID:??? 凡太はヒカルに言われた通り、アイオリアを引きずってヒカルの家の方へ帰っていった。 若林「なんだ?そんなに見られたくないのか?そんならむりに取らなくても……」 ヒカルの行動に戸惑い、若林は気を回してそう言う。 ヒカル「いいんだよ……」 そう言うとヒカルは徐に仮面に手を掛け、ゆっくりとそれを外す。長い髪が揺れ、仮面を外したヒカ ルの頬を直に撫でた。 若林「おおっ?」 思わず感歎の声を上げる若林。 若林「む、無茶苦茶美人じゃないか……」 仮面の下から現れたヒカルの素顔は、およそ若林が知る女性の誰よりも美しかった。 雪のように白い肌、薄紅を引いたような赤い唇、大きな目は、黒曜石の様に深く静かに輝いている。 若林「そんな美人のに……何で仮面なんか?」 ヒカル「ふっ……女聖闘士に掟があるんだよ」 若林「掟?」 ヒカル「そう……女聖闘士は素顔を曝してはならない。もし異性に素顔を見られたら……」 若林「見られたら?」 ヒカル「その相手を殺すか……」 ヒカルの目がぎらりと輝き、その脚を一歩若林の方へ踏み出す。 若林「殺すって……お、おい、ちょっと待て!」 その迫力に、思わず後ずさる若林。 刹那、ヒカルの腕が若林に向かって突き出される! 若林「どわぁ!!」 瞬間、死を覚悟し目を瞑る若林。だが、ヒカルの手は若林の身体を傷付けたりはしなかった。 若林「えっ……?」 細く、しかししなやかなで引き締まった両腕が若林の背に回される。 若林「ヒ、ヒカル……さん?」 突然の事態に狼狽する若林。その胸には、仮面を取ったヒカルの柔らかな頬の感触があった。 ヒカル「愛するしかないのだよ……」 若林「……えっ?」
[381]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/23(水) 23:49:30 ID:??? 若林が幸せのかけらか不幸の種かを手に入れた所で、いったんここまで。 >>372 墓場になるかはこれから次第……どっちにしても墓場かもしれませんが。 >>373 幸せを掴めるよう祈ってあげて下さい。 >>374 そーなんですよ。結構気付かれなかったのかなぁ? 世界は少し変なので、これから先もひょこっとこういうキャラが紛れています。 >>375 はい。シナリオ都合のレベルアップの場合、凡太と同じようにレベルアップします。
[382]森崎名無しさん:2011/03/23(水) 23:53:25 ID:??? 乙 獅子座の人ちょっと変だけど若林さんお幸せにw
[383]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/24(木) 21:54:13 ID:??? アイオリア「待ってくれヒカルゥゥゥゥ!早まるなぁぁぁぁぁ!!!」 凡太「も〜、何なんですか?アイオリアさんさっきからちょっと変すぎますよ」 さて、こちらはヒカルに追っ払われたアイオリアと凡太。 アイオリア「落ち着いていられるか!あのな、女聖闘士が仮面を取るってのは……!」 凡太「仮面を取るのが……どうしたって言うんですか?」 アイオリア「仮面を取るってのは……っ!?」 勢い込んで言おうとするアイオリア。 しかし、その言葉は最後間で言うことは出来なかった。 ???「マーブルトリパー!」 アイオリア「伏せろ!」 凡太「えっ……」 ちゅどーーーーん!! 突然起こる爆発。凡太は咄嗟に気付いたアイオリアに庇われ地面に倒れ込んだ。 凡太「な、なんだぁ!?」 突然の爆発に目を白黒させる凡太。 ???「ちっ……外したか」 と、爆煙の向こうから男の声が聞こえた。 凡太「誰だ!?」 見ると、徐々に薄らいでいく土埃の向こうに、白銀の鎧のような物、聖衣を纏った男が立っている。 アイオリア「お前は確か……」 ???「ふっ……黄金聖闘士にも私の美しさは広まっているようですね」 ちょっと得意そうに鼻を鳴らす。 が、アイオリアはその先が出てこない。 アイオリア「えーっと確か……ナルシストの……ミス・珍……だっけ?」 ???「違いますよ!リザドですリザド!リザドのミスティ!」 アイオリア「むっ……すまん。うろ覚えで……」 ミスティ「それにしたってミス・珍は無いでしょう!何人ですか!?」 アイオリア「何となく……響きが似てるじゃないか……」 ミスティ「どこが!? というか星座に到っては一文字も合ってませんよ!?あなたそれでも黄金聖 闘士ですか!?」
[384]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/24(木) 21:56:24 ID:??? アイオリアの勘違いに激昂するミスティ。 その後ろからもう一人、白銀の聖衣を纏った男が現れる。 ???「その辺にしておけミスティ。遊びに来た訳じゃないんだ」 ミスティ「モーゼス……そうでした。私としたことが……」 モーゼスと呼ばれた片目の男の言葉に従い、ミスティはアイオリアに食って掛かるのを止めた。 アイオリア「それはどういう意味だ、白銀聖闘士のモーゼスよ」 アイオリアの方も表情を引き締めモーゼスを睨み付ける。 モーゼス「知れたこと……反逆者アイオリア。お前を捕らえに来た」 アイオリア「俺を……捕らえるだと?」 その言葉にアイオリアの小宇宙は一気に増大する。 凡太「ア、アイオリアさん?」 先程までの妙な様子とは一変したアイオリア。その迫力は聖闘士でも何でもない凡太にも伝わる。 アイオリア「たった2人の白銀聖闘士が、黄金聖闘士の俺を捕らえるられると思っているのか?」 ガン付けでモーゼスとミスティを威嚇しつつ、アイオリアはゆっくりと前に進む。 が、その足が不意に止まる。モーゼスとミスティの向こうに更にもう一人の姿を見たからだ。 ???「二人ではない」 凡太「あ、新手……?」 ???「ペルセウス座のアルゴル。黄金聖闘士アイオリア、お前を捕らえに来た」 アイオリア「二人が三人になったとて同じ事……白銀聖闘士が何人束になろうが黄金聖闘士に敵うと思うか」 凡太「ア、アイオリアさん、大丈夫なんですか?」 アイオリア「心配ないするな。おまえら……今日の俺は機嫌が悪い。消し炭にしてやるからそう思え……」 人殺しの顔で三人の白銀聖闘士を睨み付けるアイオリア。 凡太「違う意味で大丈夫ですかアイオリアさん!?無茶苦茶怖いんですけど!?」 その表情に、今度は逆の意味で心配になる凡太。 モーゼス「おい、そこの小僧!お前凡太とか言う名前か?」 その凡太に、白銀三人の内モーゼスが初めて声を掛けた。 凡太「えっ、ぼ、僕ですか?」 聖闘士同士で交わされる会話の中、いきなり自分の名前を呼ばれ焦る凡太。 モーゼス「そうだ。お前もアイオリアと一緒に連れてくるように言われている」 凡太「ぼ、僕も?」
[385]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/24(木) 21:57:26 ID:??? アルゴル「そうだ、何度も言わせるな」 凡太「な、何でですか?僕は聖闘士……とかじゃないですよ。ここに来たのも偶然だし……」 なにやら自分も巻き込まれそうな気配に、凡太は慌てて無関係を主張する。 ミスティ「ごまかすな、お前教皇の間でシャカ様にシュートぶち込んだろう」 モーゼス「そういうの全部ばれてるんだよ」 凡太「あわわ……で、でもアレは謎の声にそそのかされて……」 白銀達から告げられる事実。それでも何とか言い訳しようとする凡太。だが。 ???「いけないなぁ、謎の声などと言い訳をしては……」 遙か頭上、空の上から聞こえる声。 凡太「だ、誰?」 アイオリア「……なんだ、まだ居たのか?」 凡太とアイオリアはその声に上を見上げる。 それに応えるかのように、上空から黒い影が舞い降りる! 凡太「な、なんだアレは?」
[386]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/24(木) 22:01:01 ID:KGNF9hyI ???「悪!」バッ!「裂!」ババッ!「ウイングマン!!」 ピシャァァァァン!! 空を飛び、地上に舞い降りたのは、大きな羽を持った全身タイツの男だった。 アイオリア「全身真っ黒……暗黒聖闘士か?」 それは、黄金聖闘士であるアイオリアも見たことのない珍妙な姿だった。 凡太「お、お前は何者だ?」 ???「僕は正義のヒーローウイングマン!」 凡太「ウ、ウイングマン?なにそれこわい!」 ウイングマン「世界を破壊する悪魔平山凡太!貴様はこのウィングマンが成敗する!」 ★突然現れた全身タイツに…… A:何がウイングマンだ!この変態が! B:僕が世界を破壊する悪魔って……どういう事だ? C:この声とか雰囲気……どっかで会ったことがあるような? 先に2票入った選択肢に決定します。
[387]森崎名無しさん:2011/03/24(木) 22:04:31 ID:Xn8Bj8++ C うわー懐かしいなぁ あおいさん好きだったよ
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0ch BBS 2007-01-24