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【ボクは】キャプテン平凡【翼太郎】
[384]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/24(木) 21:56:24 ID:??? アイオリアの勘違いに激昂するミスティ。 その後ろからもう一人、白銀の聖衣を纏った男が現れる。 ???「その辺にしておけミスティ。遊びに来た訳じゃないんだ」 ミスティ「モーゼス……そうでした。私としたことが……」 モーゼスと呼ばれた片目の男の言葉に従い、ミスティはアイオリアに食って掛かるのを止めた。 アイオリア「それはどういう意味だ、白銀聖闘士のモーゼスよ」 アイオリアの方も表情を引き締めモーゼスを睨み付ける。 モーゼス「知れたこと……反逆者アイオリア。お前を捕らえに来た」 アイオリア「俺を……捕らえるだと?」 その言葉にアイオリアの小宇宙は一気に増大する。 凡太「ア、アイオリアさん?」 先程までの妙な様子とは一変したアイオリア。その迫力は聖闘士でも何でもない凡太にも伝わる。 アイオリア「たった2人の白銀聖闘士が、黄金聖闘士の俺を捕らえるられると思っているのか?」 ガン付けでモーゼスとミスティを威嚇しつつ、アイオリアはゆっくりと前に進む。 が、その足が不意に止まる。モーゼスとミスティの向こうに更にもう一人の姿を見たからだ。 ???「二人ではない」 凡太「あ、新手……?」 ???「ペルセウス座のアルゴル。黄金聖闘士アイオリア、お前を捕らえに来た」 アイオリア「二人が三人になったとて同じ事……白銀聖闘士が何人束になろうが黄金聖闘士に敵うと思うか」 凡太「ア、アイオリアさん、大丈夫なんですか?」 アイオリア「心配ないするな。おまえら……今日の俺は機嫌が悪い。消し炭にしてやるからそう思え……」 人殺しの顔で三人の白銀聖闘士を睨み付けるアイオリア。 凡太「違う意味で大丈夫ですかアイオリアさん!?無茶苦茶怖いんですけど!?」 その表情に、今度は逆の意味で心配になる凡太。 モーゼス「おい、そこの小僧!お前凡太とか言う名前か?」 その凡太に、白銀三人の内モーゼスが初めて声を掛けた。 凡太「えっ、ぼ、僕ですか?」 聖闘士同士で交わされる会話の中、いきなり自分の名前を呼ばれ焦る凡太。 モーゼス「そうだ。お前もアイオリアと一緒に連れてくるように言われている」 凡太「ぼ、僕も?」
[385]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/24(木) 21:57:26 ID:??? アルゴル「そうだ、何度も言わせるな」 凡太「な、何でですか?僕は聖闘士……とかじゃないですよ。ここに来たのも偶然だし……」 なにやら自分も巻き込まれそうな気配に、凡太は慌てて無関係を主張する。 ミスティ「ごまかすな、お前教皇の間でシャカ様にシュートぶち込んだろう」 モーゼス「そういうの全部ばれてるんだよ」 凡太「あわわ……で、でもアレは謎の声にそそのかされて……」 白銀達から告げられる事実。それでも何とか言い訳しようとする凡太。だが。 ???「いけないなぁ、謎の声などと言い訳をしては……」 遙か頭上、空の上から聞こえる声。 凡太「だ、誰?」 アイオリア「……なんだ、まだ居たのか?」 凡太とアイオリアはその声に上を見上げる。 それに応えるかのように、上空から黒い影が舞い降りる! 凡太「な、なんだアレは?」
[386]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/24(木) 22:01:01 ID:KGNF9hyI ???「悪!」バッ!「裂!」ババッ!「ウイングマン!!」 ピシャァァァァン!! 空を飛び、地上に舞い降りたのは、大きな羽を持った全身タイツの男だった。 アイオリア「全身真っ黒……暗黒聖闘士か?」 それは、黄金聖闘士であるアイオリアも見たことのない珍妙な姿だった。 凡太「お、お前は何者だ?」 ???「僕は正義のヒーローウイングマン!」 凡太「ウ、ウイングマン?なにそれこわい!」 ウイングマン「世界を破壊する悪魔平山凡太!貴様はこのウィングマンが成敗する!」 ★突然現れた全身タイツに…… A:何がウイングマンだ!この変態が! B:僕が世界を破壊する悪魔って……どういう事だ? C:この声とか雰囲気……どっかで会ったことがあるような? 先に2票入った選択肢に決定します。
[387]森崎名無しさん:2011/03/24(木) 22:04:31 ID:Xn8Bj8++ C うわー懐かしいなぁ あおいさん好きだったよ
[388]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/24(木) 22:04:58 ID:??? 無茶が過ぎる気もしますが……翼が悪いんです。翼が。
[389]森崎名無しさん:2011/03/24(木) 22:05:13 ID:8VUIWK9E C おのれ翼
[390]森崎名無しさん:2011/03/24(木) 22:07:55 ID:??? 太郎君なにしてんのw
[391]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/24(木) 22:58:43 ID:??? > C:この声とか雰囲気……どっかで会ったことがあるような? いきなり現れた全身タイツの変態を前に、しかし凡太はあることに気付いた。 凡太「この声とか雰囲気……どっかで会ったことがあるような?」 ぽつりと呟く凡太。 ウイングマン「ギクゥ……あ、会ったことなんか無いよ!ほんとだよ!」 凡太の呟きに、あからさまに動揺するウイングマン。 凡太「そうかなぁ……ごく最近誰か似た人に会った気が……」 首をひねり、記憶を掘り返す凡太。 凡太「消えてる記憶の方じゃなければ、この世界で会った人か……」 ウイングマン「あわわ……」 凡太「でもこの世界に来てからあった人は、アイオリアさん、ヒカルさん、マントの教皇、シャカ…… 後は目の前の人たちだけで……となると、前の世界の……」
[392]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/24(木) 22:59:50 ID:??? ウイングマン「チェイング!!!」 凡太「おわぁ!?」 考え込んでいた凡太の耳元で、突然ウイングマンが大声で叫んだ。 凡太「び、びっくりしたぁ!なんだよ、いきなり耳元で大声出すなよ!」 ウイングマン「過去なんかどうでもいいだろう!?今君は僕に狙われてるんだから、緊張感持てよ!」 凡太「そ、そうだ!何故僕を狙う!?」 ウイングマン「それを貴様が知る必要はない!」 凡太「それぐらい教えてくれたって良いだろう!?」 ウイングマン「そんなに知りたければ、自分の胸に手を当てて考えろ!」 凡太「胸に手だと?」 言われて、素直な凡太は一応それを試してみる。 凡太「……ああ、そんなに長い間じゃないけど、今までのことが思い起こされる…… そう言えば、翼君や石崎君はどうしてるんだろう?特に翼君は試合で退場になって…… ん?今何か引っかかったな、えーっと翼君の事を考えていた所で……」 ウイングマン「チェイング!!!!!」 凡太「おわぁ!?」 またも耳元で大声を出すウイングマン。 ウイングマン「下らないことを考えるな!」 凡太「お前がやれったんだろうが!いちいち耳元で大声出すなよ!」 ウイングマン「と、とにかくお前とアイオリアを連行することを僕は教皇と約束してるんだ。 大人しく付いてこい!」
[393]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/24(木) 23:01:45 ID:??? ウイングマンは妙に慌てたそぶりでそう言う。 凡太「いやだ!絶対ろくな目に遭わない!」 ウイングマン「ならば……」 アイオリア「……まて、要するにお前も教皇の手先という認識でいいんだな?」 些か蚊帳の外に置かれた感のあったアイオリアがここで口を挟む。 ウイングマン「手先じゃない。僕は正義の為に動いているんだ」 アイオリア「……どっちでも良い。要するにこのアイオリアの敵だろう」 ウイングマン「まあ、そうです……」 アイオリアの威圧で妙に弱気になるウイングマン。 アイオリア「だったらさっさと……」 そう言って、アイオリアはウイングマンの方へ一歩脚を踏み出す。 モーゼス「おっとまった。アイオリア、お前も聖闘士なら聖闘士らしくアテナの定めた戦いで決着を 付けようじゃないか」 しかし、こちらも些か蚊帳の外に置かれた感のある白銀三人が口を挟む。 アイオリア「あん?」 ミスティ「サッカーですよ。決まってるでしょう」 さも当然のようにミスティがそう言う。 アイオリア「むぅ……アテナの名を出されては仕方ない……よかろう」 凡太「えっ、ここまで来てサッカーなんですか?今にも殺し合いそうなのに?マジで?」 疑問を声を上げる凡太を無視し、白銀3人はアイオリアと話を進める。 アルゴル「4対1だが……」 アイオロス「それでもかまわんが……グラウンドにヒカルがいる。 お前らの姿を見ればアイツも大人しくはしておらんだろう」 ウイングマン「ちょっとまった。そこの凡太も参加させろ」 凡太「えっ、僕?」 アイオリア「凡太は聖域の内紛とは関係ないだろう」 ウイングマン「そうはいかないよ。僕はむしろ彼の方がメインなんだから。まあ負けたら自動的に付 いてきてくれるというならいいけど……」 凡太「勝手な事言うなぁ……」 シャカのシュートを喰らった記憶が蘇る凡太。あんな殺人まがいのサッカーに参加するのは出来れば遠慮したい。 凡太(とはいえ他人任せというのも……)
[394]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/24(木) 23:02:48 ID:KGNF9hyI ★白銀&ウイングマンとの試合に…… A:参加する。 B:アイオリア達に任せる。 先に2票入った選択肢に決定します。
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0ch BBS 2007-01-24