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【ボクは】キャプテン平凡【翼太郎】
[545]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 16:20:39 ID:??? 凡太「あ、あれ?」 見ると、美穂の身体は何者かの足で床に押し付けられていた。 美穂「きゅう……」 凡太「だ、誰だ!?」 凡太は驚いてその足の主を見る。足の主は、純白のドレスに長い髪。女神のように整った顔立ちの美 しい女性だ。ついでに言うと胸が大きい。 瞬「あ、沙織さん、早かったですね」 なれているのか、瞬はこの事態にも全く動揺していない。 沙織「あら、ゴメンなさい。こんな所に人がいるなんて思わなかったから、敷物と間違えてしまったわ」 グリグリ
[546]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 16:21:41 ID:Ew8uZzG6 言いながらも女性は足をどかそうとせず、美穂の背中をグリグリと践んだ。 凡太「な、何ですかあなた!?」 思わず声を上げる凡太。 沙織「……人に名前を尋ねる時は、自分から名乗るものじゃない?」 凡太の言葉に漸くその女性は美穂から足を離す。 凡太「ぼ、僕は平山凡太。アイオリアさんの紹介でここに……」 沙織「ああ……アイオリアの言っていた」 アイオリアの名を聞くと、沙織は鷹揚に頷く。 凡太「あの……あなたは?」 沙織「私は城戸沙織。グラード財団の総帥であり、そしてアテナ化身よ」 凡太「ア……テナ?」 沙織「アイオリアから聞いていないの?」 当惑した表情の凡太に首をかしげる沙織。 凡太「えーっと……一応沙織さんのことは聞いてますけど……」 ★アテナ沙織に会って…… A:こんな凶暴な人だとは思わなかったので……。 B:いえ……何でもないです。平山凡太です、よろしくお願いします。 C:いやぁ、こんな美しい人だとは思わなかったので。 先に2票入った選択肢に決定します。
[547]森崎名無しさん:2011/03/27(日) 16:22:15 ID:5oCKx6WY C
[548]森崎名無しさん:2011/03/27(日) 16:27:29 ID:hjVVt5ZQ A
[549]森崎名無しさん:2011/03/27(日) 16:28:23 ID:gYEbRrd6 C
[550]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 16:57:38 ID:??? > C:いやぁ、こんな美しい人だとは思わなかったので。 凡太「いやぁ、こんな美しい人だとは思わなかったので」 凡太は取りあえずおべんちゃらを言ってみた。もっとも、実際美しいということなら、沙織は十分す ぎる程美しい。 沙織「私が美しいのは当たり前でしょう」 だから褒められなれているのかだろう、凡太のおべんちゃらはあまり効果を発揮しなかった。 すっ 凡太「あっ……」 沙織は凡太の横をすり抜け、星矢のベッドに近づく。
[551]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 17:00:08 ID:??? 沙織「具合はどう、星矢?」 星矢「えっ、あ、ああ、いいよ。もうほとんど治ってるから、いつでも戦えるぜ」 シャイナ「……星矢の看病はあたしがしてますから、アテナはそうちょくちょく見に来なくていいですよ」 沙織「あら、誰かと思えば聖域の犬だったシャイナさんじゃない。まだ日本にいたの?」 シャイナ「ぐっ……居ますよ。それに、聖域にはもう戻る気はありません」 沙織「そう……それは良い心がけね。でも、星矢の看病はグラード財団の医師と看護士がしますから、 シャイナさんこそここにいる必要はないのよ?」 美穂「そうそう!そうなんですよ沙織お嬢様!私もさっきそう言ったんですけど、この仮面のおばさ んは帰ってくれなくてぇ……」 シャイナ「おばっ……!?あたしはまだ16だよ!」 沙織「美穂さん、あなたまだ居たの?あなたももう帰っていいのよ。ちなみに、私は13歳だけれども……」 美穂「帰りません!私も13歳です!」 シャイナ「ぐぬぬ……たった三つの違いじゃない……」 美穂「この年齢の三歳差って大きいですよね……星矢ちゃんも13歳だから、幼なじみの私とはピッタリ」 沙織「あら、私もある意味幼なじみよ」 美穂「沙織さんは星矢ちゃん虐めてたじゃないですか!」 シャイナ「3歳位なんて事ない差よ!」 星矢「ちょっ……なんか知らないけど喧嘩なら余所でやれよ!」 凡太「えーっと……僕はどうしたら……」 言い争う三人の女性を眺めつつ、凡太は困ったように呟く。 瞬「まあ、もうしばらく落ち着くのを待つしかないね……」
[552]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 17:01:31 ID:??? いったんここまでで。 次は20時位に出来ればと。
[553]森崎名無しさん:2011/03/27(日) 17:06:12 ID:??? 聖闘士星矢の年齢設定は何度見ても笑うしかないw
[554]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 20:37:30 ID:??? ひとしきり騒いで気が済んだのか、沙織を初めとした女性三人も落ち着く。 そこで、これから話をするのに星矢の部屋ではなんだということになり、一同は城戸邸の会議室に移動した。 沙織「さて……落ち着いた所で本題に移りましょうか」 星矢「騒いでたのはお嬢さん達だろ……」 瞬「まあまあ、改めてこちら、平山凡太君です」 凡太「あっ、凡太です」 改めて瞬から紹介され、もう一度ぺこりと挨拶をする凡太。 沙織「アイオリアから話は聞いているわ……別の世界から来たとか?」 凡太「はい、信じられないでしょうが……」 シャイナ「まあ、ねぇ……いきなりそんな事言われても」 美穂「別の世界って具体的にはどういう所なんですか?」 沙織「……美穂さん、まだ居たんですか?これから先は聖域と聖闘士に関わる話。もうお帰りなさい」 シャイナ「そうだ。とっとと帰れ」 美穂「嫌です!妻として夫の心配をするのは当然でしょう!」 沙織「……夫って言うのは誰の事かしら?」 美穂「それは当然星矢ちゃんです!」 星矢「な!?なんでだよ!そんな事実はない!」 美穂「ひ、酷い!子供の頃、お嫁さんにしてくれるって言ったじゃない!」 星矢「七つの時の話だろ!?」 シャイナ「みっともないねぇ、大昔の約束ぐらいしか縋るものがないんだね」 美穂「年増は黙っててください!」 瞬「……いい加減にして下さい!全然話が進まないでしょう!」 ちっとも進まない話に、流石に温厚な瞬がキレた。 シャイナ「わ、分かったわよ、そう怒らないでよ……」 美穂「瞬さんこわーい……」 沙織「全く仕方ない人たちね。瞬が怒るのも無理ないわ」 瞬「……沙織さんもですよ」
[555]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/03/27(日) 20:38:44 ID:??? 沙織「さ、話を戻しましょう」 凡太「漸くですね……」 話が始まる前にすっかり疲れてしまったが、凡太はそれでもほっとして話し出す。 凡太「まあ、そう言うわけで、何故か僕も聖域……教皇に狙われてるみたいなんですよ」 星矢「なるほど……それで自分の身を守る為に聖衣が欲しいと」 シャイナ「聖衣無しで聖闘士と戦うのは自殺行為だものね」 瞬「でも……例え聖衣があっても意味がないと思うけど……」 凡太「えっ、それはどういう……?」 瞬「そうだね……百聞は一見に如かず……ちょっと待っててね」 凡太「はい?」 瞬はそう言い残して足早に部屋を出た。 瞬「お待たせ」 ごとっ そして戻ってくると、大きな箱のを机の上に置き、その箱を開けて中から鎖に絡まれた女の人の形を した奇妙なオブジェを出した。 凡太「これは……?」 瞬「これが聖衣だよ。身につける時は分解するけど、普段はこんな形でしまってある」 凡太「へぇ、あの鎧がこんな形に……すごいなぁ」 その造形美に凡太は素直に感心する。 瞬「さて、ちょっと持ってみて」 凡太「いいんですか?」 瞬「うん、そうだね腕のパーツが良いかな。はい」 凡太「では……」 凡太は手を伸ばし、瞬の手からパーツを受け取る。 ズシッ
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0ch BBS 2007-01-24