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銀河シュナイダー伝説5 〜求道篇〜
[498]森崎名無しさん:2011/06/21(火) 16:33:22 ID:??? ベルンハルトのお沙汰→ スペード6
[499]森崎名無しさん:2011/06/21(火) 16:35:10 ID:??? 引きがどうにも悪いなあ… ぎりぎり生き残ったはいいが、それはそれでいつか来た道というか。
[500]森崎名無しさん:2011/06/21(火) 18:01:43 ID:??? この日七回の判定すべて黒スート32分の1の確率か、赤スートが見たいです… 散々な結果だったけど今回のことは兄上のキャラが深まったし、自分の態度を省みる契機にもなると前向きに考えよう…
[501]森崎名無しさん:2011/06/21(火) 18:17:09 ID:??? 流石レイガルド帝国皇帝、苦労させられてるアルテミュラーさんが羨ましがりそうな兄貴だw しかし兄上が人格者で助かったな、これもルディの教育の賜物だろうか。
[502]銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 18:44:15 ID:awmgoVNE >>499 死ななければ挽回のチャンスはいくらでもある(超意訳)…BYオーベルさん 一度の敗戦は一度の勝利で償えばいい。…BY金髪さん >>500 兄上は結構いろんな役回りをしてもらう役です。特に今回のルートでは伯爵位が重要なファクターに なりますし、彼も貴族である以上、権力欲は人並み以上にもってますし。 (基本的に群像劇なので、主役がアクションをしなくても脇役は脇役で裏に表に行動を起こしてます) >>501 実はベルンハルトという名前にも意味があって… ベルンハルトのお沙汰→スペード6 ベルンハルト「貴様は既に寄宿舎という籠の中ゆえに減給とする。」 名であるカールへではなく、姓であるシュナイダーに対して命ずるという事は上級貴族である シューマッハ家からの命令という事である。つまりシューマッハ、クライネルト、シュナイダーの三家名の 現盟主ともいえる存在からの命令であればその拒否権は発動する事は出来ない。
[503]銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 18:45:32 ID:awmgoVNE シュナイダー「…はい。」 こんなはずではなかったと思いながらも了承するしかなく、しぶしぶと受け入れるシュナイダー。 ベルンハルト「わかればよろしい。両名とも下がれ」 本来、シェリルの控え室なのでいなくなるべきはベルンハルトであるはずだが、その雰囲気に抗う事は 出来ずにそのまま立ち去るシュナイダー。 こうして、シェリルの初コンサートはシュナイダーにとって苦い思い出ばかりが残る出来事となるのだった。 〜〜〜 ベルンハルト「…コレでよかったのかな?グレース女史」 2人とも退室し、あたりが急に静かになった後、ゆったりとしたソファーに座り込んだ彼がそう言葉を 発すると、まるでその言葉を待ち構えていたかのように物影から人物が1人現れる。それは蒼い長髪と 知的な眼鏡、そして温和そうな瞳が特徴的であり、その女性はどこか満足そうな笑みを浮かべていた。
[504]銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 18:46:32 ID:awmgoVNE グレース「気付いていたのですか伯爵」 こっそり聞いていた事がばれていながらも悪びれる事の無いその表情は、最低でも シェリルの知るそれではなく、どこか謀略策略を得手としている邪悪さや陰惨さを秘めていた。 ベルンハルト「当然。私より速く出てくるものだと思っていたのだが…まだ悪者に なるつもりは無いという事かな?」 グレース「そうですね。まだ、彼女との信頼関係は完璧には程遠いものです。今であれば私の言葉よりも 既に権力を掌中に収めている人物の言葉の方が円滑に進むかとおもいまして」 きらりとめがねの淵を輝かせながら不敵にそう返事をする。 ベルンハルト「なるほどね、流石は百戦錬磨のプロデューサー様だ。今回の仕事が終わったら私の 秘書にならないかい?君のその類稀なる能力は一介の芸能プロデューサーに推し留めるには実に惜しい」 本来はシェリルの成功祝いのためにとっておいたシャンパンをメイドのエレメンツィアから受け取ると コルクをぴんと抜き、グラスに注ぎながら更に話しかける。
[505]銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 18:48:10 ID:awmgoVNE グレース「…どうでしょう?彼女次第ですね。彼女は磨けばどこまでも輝く最高の素材です。 もしかしたら彼女が世間で今起きている最大の問題を解決する糸口になりえるほどに」 ベルンハルト「だからこそ今は色恋沙汰にうつつをぬかしている場合ではない…か。 ならば今回の失敗劇は計画的だったと?」 二つのグラスに薄い琥珀の炭酸液を注ぐと、そのうちの片方を手に取りながら不穏な話をはじめる。 グレース「まさか。彼がきちんと彼女を導いていれば今回のコンサートは成功できる未来もありました。 そして、それならそれで彼女を成長させる因子としては合格点を与えてもよかったと」 臣下の礼…というよりもその部下であるグレースは下座で立ったままそのグラスを受け取りながらそう 静かに答える。 ベルンハルト「だが私が彼女に会いに行くカールを引きとめたのも今回の要因の一つだ。 …どこまでも意地が悪いな私は。私でもこんな事をされれば罠に落ちる」 自身に目的があるが故に自責の念は無いのだが、罠というにはあまりに稚拙なもの…しかし それに抗うには地位というものが邪魔をしてしまい回避のしようの無い罠に掛けてしまった 弟に僅かに苦い思いをする。
[506]銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 18:49:43 ID:awmgoVNE グレース「ですが、コレで彼と彼女の頸木は解き離れました。彼女は彼に依存する事無く成長する事 ができ、同時に彼は彼女に心を痛める必要はなくなった。結果論ですが、成果は上々といえます」 本当に満足かといえばそうでもないのだが、上を見すぎていれば足元がお留守になる事を知る 敏腕マネージャーは今回の結果に対しそう結論付ける。 ベルンハルト「結果…か。私としてはシスコンの弟が他の女性に興味が湧いたという点において 応援してやりたかった気持ちもあるんだが。大事の前の小事ということか」 グレース「はい。この計画の全ての栄誉はシューマッハ家…引いては三族全てのもの。 悪い話では無いはずですよ」 ベルンハルト「文化による支配は最も効率的で紳士的な方法…か。私に言わせれば最も残虐で 非道な方法にも思えるけどね。たった一人の存在が数百年という歴史を刻んだものを全てを食い尽くすんだ。 しかもその文化を消すのはその恩恵を受けていたもの自身。こわいこわい」 意味深に不思議な言葉を発するベルンハルト。
[507]銀河シュナイダー伝説:2011/06/21(火) 18:51:02 ID:awmgoVNE グレース「ですがその計画を知りつつも貴方達は私を解雇しない。それは、私の計画に興味があるから… と思ってよろしいのでしょう?」 大きなソファーの手すりに腰をかけるとしなを作るようにベルンハルトに顔を近づける。 ベルンハルト「…私もまた歴史の犠牲者だという事だよ。……さてっと、あまりマリーとローゼを 待たせては悪いな。すまないがシェリル嬢のアフターケアは頼むよ。傷ついた小鳥を飼いならすのは 獰猛な猛禽や気位の高い白鳥を飼うよりも簡単だろう?」 グレースの近づく顔から逃げるように立ち上がるとそう言葉にしながら元自家のメイドと共に 楽屋を後にするのだった。 〜〜〜 そして最後に残ったのは彼女1人。 グレース(さて…まずは歯車は動き始めた。その歯車の先は如何なる終焉を示す時計の針に 繋がっているのか…同盟?帝国?……それとも……) グラスに残ったシャンパンを一息にあおるといつもの優しい表情に戻り、 自らの『仕事して』シェリルを慰めに行くために部屋をでるのだった。 〜〜〜
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0ch BBS 2007-01-24