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銀河シュナイダー伝説5 ~求道篇~
[953]森崎名無しさん:2011/08/05(金) 00:07:18 ID:??? 銀河シュナイダー伝説6 ~大海篇~ 銀河シュナイダー伝説6 ~結実篇~
[954]外伝~銀河森崎伝説~@スレタイ募集中:2011/08/05(金) 01:24:36 ID:V4j9FCa+ >>942 スレタイ案感謝です。 本当に珍しいですねw…ていうか、1対1のトーナメント方式で雑魚以外の名ありに 勝ったのって初めてじゃないでしょうか? >>948 そうですね。 このゲームでモリサキは当分スレ最後のチョイ役ですので、特徴づけの意味でもいいかもしれません。 因みに、シュナイダーに最も有利なのはごにょごにょ… >>951 スレタイ案感謝です! >>953 スレタイ案感謝!!
[955]外伝~銀河森崎伝説~@スレタイ募集中:2011/08/05(金) 01:25:38 ID:V4j9FCa+ E.別に何もしない。 ぴこーん! もしここに霊感の強いものがいたのならばモリサキのおしりに黒い尖った尻尾が見えたかもしれない。 もしここに未来を読めるものがいたとしたらモリサキの口を一足先に封じたかもしれない。 しかし、残念な事にこの場にいる20人超の人物の中に上記に当てはまるものはおらず、モリサキの 小悪魔的な言動を遮れるものはいなかった。 モリサキ「やっぱいいや。」 まるで黄色い子猫のように目を細め、年齢にふさわしくないいたずらっ子のような表情でそう答える。 ワカバヤシ「…はぁ?」 もちろん、その言葉にいち早く反応するのは当の本人ワカバヤシ。彼としては組織の解体はもちろんの事、 最悪の場合、この士官学校には居続けられられないであろうことを予感していたからだ。 イザワ「な、何を言っているんだ!?今までの試合は…抗争はなんだったんだ!?」 続けて言葉に出すのは一応ワカバヤシ派閥のNO.2と語ることを許されたイケメンな男。
[956]外伝~銀河森崎伝説~@スレタイ募集中:2011/08/05(金) 01:26:40 ID:V4j9FCa+ モリサキ「だってさ、別にいーじゃん。たかが試合の一つでさ。俺は楽しかった。…辛さや苦しさも あったけどな。お前達だって少し位は楽しくやってたんじゃねーのか?」 タカスギ「ふざけんな!俺たちはな!そんな軟弱な思想で戦ってきたんじゃねーんだよ。 そのたかが試合で勝者と敗者に別れちまうんだ。お前に敗者の気持ちなんてわかんねーだろ!」 モリサキ「ああ、わからんね。知りたいとも思わん。だが、勝利の味は知っている。…それ以上に 何を望もうというんだ?……あ、わかった。お前Mだろ!それもまじりっけなしのドMだ!」 完璧に茶化すモリサキ。皆より一回り大きいタカスギはその言葉に耳まで真っ赤にさせ、今にも 怒髪天を突きそうな勢いになっていた。 いっぽう、モリサキチームの面々といえば、 ソウダ(またモリサキの悪い癖が始まったかよ。ほんま、この性格…大好きなんね) ナカヤマ(これこそがモリサキの強さだ。強い相手にはそれを上回る強さをもって。…だが、 本当の強さは勝負の後の後腐れという陰の気を吹き飛ばす破天荒さ。だからこそ俺たちはモリサキの元へ 集まったんだ)
[957]外伝~銀河森崎伝説~@スレタイ募集中:2011/08/05(金) 01:27:42 ID:V4j9FCa+ マツヤマ(そうだ。俺は…勝負は勝負だとしてもその後はみんながこうして笑って(?)過ごせる チームにしたかったんだ。それを、理屈や感情ではなくて…感覚で成し遂げる男…それが このモリサキなんだ) 全く別々の方面からモリサキの行動を評価していた。 ~~~ モリサキ「あ~、あ~、わかったよ。それじゃ、……そうだなぁ。明日のランチ奢れ。本当は それもいらんのだが、それじゃそっちの独活の大木が黙っていないだろう」 あまりにも大音量で叫ぶタカスギの言葉に観念したのか、耳を小指で穿りながらそんな折衷案を だすモリサキ。考えてみれば、勝者が敗者のいう言葉をきいているのだ。これほどおかしいことも無い。 だが、そんな事にこれっぽっちも気付いていない単純馬鹿は タカスギ「おー、おー、奢ってやるよ。モリサキだけじゃなく全員分のランチをおごってやらぁ」 キスギ「お、いいのか?俺も食べちゃうぜ?」 ワカバヤシチームの自称エースストライカーはこの試合完全に0封されたにも関わらず 全く我関せずを貫いていたのだが、タカスギの『全員』という言葉に反応し、そんな軽口を叩く。
[958]外伝~銀河森崎伝説~@スレタイ募集中:2011/08/05(金) 01:28:43 ID:V4j9FCa+ タカスギ「フザケルな!お前も払う側だよ!ね、ワカバヤシさん」 完全に話がすり替わっている事に全く気付かない単細胞は自分が主と仰ぐ男に話しかける。 ワカバヤシ「………ふっ!ふ、はっはっはっは!!」 先ほど剥がれた闇の一部から感情が溢れ零れたかのように突如笑い出す。 タキ「ワ、ワカバヤシさんが…壊れた…」 士官学校に入って以来、ずっと配下だったタキすらその表情を知らずあっけにとられ本気で心配していると、 ワカバヤシ「いいだろう。皆はモリサキのチームにランチを奢ってやれ。皆の分は俺がおごってやる。」 まるで今まで鬱積していた何かを吹き飛ばしたように笑う彼は、年相応の表情の元、彼の普段の言動とは 逸脱した言葉を発する。 キスギ「やった!!おい、タカスギ!お前から言い出したんだから一番値の張るのはお前が出すんだぞ!」 タカスギ「う、うるさい!わかっとるわ!…だけど、今月ピンチなんだよな…」
[959]外伝~銀河森崎伝説~@スレタイ募集中:2011/08/05(金) 01:29:51 ID:V4j9FCa+ ルー「ピンチ?それだったらワタシのおじちゃんの店を紹介するネ。なに、お金足りなくっても、 ちょ~っと体で払ってもらえればダイジョウブネ」 まるで大昔の華僑のような耳ざとさで忍び寄るルー。既に、チームの垣根など下草程度の高さしか なくなっていた。 タカスギ「か、体!?……そういう役目はイザワにたの…って、なんで逃げるんだ!?」 イザワ「当たり前だろ!俺の体は女の子のものだ!おじちゃんって、一体なにものだよ!?」 そういいながら一目散に駆け出すイザワ。 モリサキ「なにがちょ~っとだ。俺なんて3ヶ月も無賃労働を強制されたんだぜ(3スレ目外伝)」 ソウダ「アレはお前が悪い。アレからランカちゃんからの視線は冷たいし、いい事なしだぜ」 うんうんと、頷きながら逃げたイザワを追いかける一団に加わるソウダ。 ワカバヤシ「だがな、あくまで今回だけだ。次、もしまた抗争が激化したら…今度こそ勝つ。 そして……」 モリサキ「わかっているさ、俺たちに必要なのは融和じゃない。だがな、次も叩きのめしてやるよ。 そんで、そのときは…そうだな、そのときはそのときさ!」 まるで今までのいさかいを吹き飛ばすような豪快な口調で言い放つと、夏の青空に向けサッカーボールを 大きく蹴りだすのだった。 ~~~
[960]外伝~銀河森崎伝説~@スレタイ募集中:2011/08/05(金) 01:30:53 ID:V4j9FCa+ ~~~ アッテンボロー「聞いたぞモリサキ。サッカーに勝ったのに何も求めなかったんだってな」 ここは中央士官学校の一角、一般的に第3図書館とよばれる場所だった。 去年までここの主兼番人だったヤン・ウェンリーが卒業して既に4ヶ月。もうモリサキがここに来る 理由など全くないのだが、何故かここに来る事はいまだ多く、そして腐れ縁であるダスティ・アッテンボロー もまたこの場を好んでいるようだった。 モリサキ「そんなことはねーよ。きっちりタカスギの財布がオケラになるまでランチ食いまくったし、 なによりワカバヤシの素っ頓狂な顔を見れただけで俺は愉快だ」 アッテンボロー「…なるほどね。まったくそんなことはないと思っていたが、どうやらお前さんも どんな形であれ、ヤン先輩の言葉が心に刻み込まれているようだな」 そういえばと思い出す。確か初めてモリサキがヤンという奇人に出会ったとき、ヤンは 『戦争において最も効率的な勝利法は敵を殲滅することでも講和することでもない。 敵を味方につけてしまうことだ。』 と口にし、実際にアッテンボローとの仲立ちをしたことがあった。
[961]外伝~銀河森崎伝説~@スレタイ募集中:2011/08/05(金) 01:31:54 ID:V4j9FCa+ モリサキ「…偶然だ。確かにヤン先輩は凄い。それは認めるがそれは考え方やその才覚に関してだ。 思想そのものを全て認めているわけじゃない。第一、先輩は軍人としての意欲が決定的に欠如している」 成り上がり思考が非常に強いモリサキにとってそれは認めてはいけない最大の…そして今となっては ほぼ唯一の障害である。 アッテンボロー「ま、俺だってわざわざお前さんを洗脳しようなんておもわんよ。生きたい様に 生きていればいずれはその凝り固まった思考も柔軟になっていくさ」 ある意味ヤンの初めての生徒であるこの学生は、師匠とは異なり言葉によって論ずる事を得手と していないのか、それとも単純にめんどくさいだけなのかモリサキの言葉に可も不可も決める事無く 昼寝のために書架の一角へと消え去るのだった。 モリサキ「……なんなんだよ。あいつは…」 取り残されたモリサキはそんな事を思いつつも、なぜ、あの時、あの場で、怨敵であったはずの ワカバヤシを赦したのか、自分でも、その正体になんとなく気付いてはいるのだった。 ~~~
[962]外伝~銀河森崎伝説~@スレタイ募集中:2011/08/05(金) 01:32:56 ID:V4j9FCa+ ~~~ モリサキ「…暇だ」 実は同盟軍の士官学校には夏休みがある。…その分帝国には12月の一大サッカー大会があるため 実質的な拘束時間はあまりかわらないのだが。 そして今はその夏休み。普段ならサッカーなり自習なりしているのだが、とりあえずの目標であった ワカバヤシをけちょんけちょんにする!という目標を達成してしまったため、一時的な燃え尽き 症候群になっていたのだ。 モリサキ「大体俺は素行不良学生なんだよ。真面目に自習なんてしてられるか」 遅刻常習犯、サボり魔、ボイコット、モリサキの祖母は既に5人は死んでいることになっていたりと 悪い話は後を絶たない彼にとって、暇こそ友人であってもいいはずなのだが、実は彼は目的を持って 自主的休校を選択しているため受動的休校には慣れていないのだ。
[963]外伝~銀河森崎伝説~@スレタイ募集中:2011/08/05(金) 01:33:56 ID:V4j9FCa+ モリサキ「…何をしようか?」 アイスクリームを片手にそんな事を思うモリサキ。 どうしますか? A.偶には学生らしく勉学に勤しむか。 B.俺のサッカー魂はまだこんなものではない!もっと練習する。 C.偶には学校内をぶらぶらしてみるか。 D.適当にチームメイトと遊びに行くか。 E.こんなときにはナンパにかぎるぜ! F.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。
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0ch BBS 2007-01-24