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【八雲と八坂と】森崎が幻想入り13【八意と八重】
[562]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2016/03/23(水) 21:30:48 ID:L6US0P5Y 登場人物一口メモ 森崎……主人公。本スレほどの外道成分は薄めか。 中山……中山さん。頼りになる。凄い。あと人格者。 中里……こっちも頼りになる仲間。このスレが停滞する前に忍殺ネタとか無かったから、凄く綺麗な忍者。 メリー……頼れるディフェンダー系一般人。穏やかな性格だが、誰にでもはっきりと物を言う。ある意味最強。 蓮子……鬱になった来生。最近復調した。元々は気風の良いお姉さん。覗きも許してくれるしね。 ミスティア……夜雀。勧誘で仲間になった最初の仲間。頼もしいなあミスティアのイルスタードオーバー。 レティ……堅実なディフェンダー兼、年少組の保護者。チームの離脱がほぼ確定。 幽香……サディスティックモンスター。森崎の事は、多少苛々しながらも概ね気に入っている模様。 リグル……なんだかんだで1スレ目から居る。最初は敵対していたものの、無事和解。今では頼れるFW。 小町……最近フォーレスツに加入した、元幽霊チームのDF。よくサボるが、実力は高い。 十六夜咲夜……レミリアへの忠義心溢れるメイド長。感情的になりやすい一面も。異変解決の方向性の不一致により、離脱。 アリス……フォーレスツの司令塔だった。現在、博霊連合に居るらしい。 Mさん……アリスによく似た人。 レミリア……ライバル。シュート森崎をふっ飛ばしたり、JOKERでデレたりした。 パチュリー……レミリアの友人。なんだかんだで森崎を見返す機会を伺っている。 美鈴……フォーレスツのメンバーだった。離脱後、なんかとんでもない覚醒が起こった。 鈴仙……フォーレスツのメンバーだった。ドリブルは通るがシュートは入らない。 六花……技の一号。名無しメイド達の出世頭。高い水準のタックル値とパス値を持つ。 七花……力の二号。シュート値がやや高い。妖夢相手に無刀取りを決めた為、現在狙われている。 朔夜……ぱっとしない妖精メイド隊のリーダー……だった。敗北をバネに、美鈴と共に謎の超覚醒を遂げる。 八重……長い下積みの末覚醒した、メイド隊期待の新人。森崎になついている。
[563]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2016/03/23(水) 21:32:25 ID:L6US0P5Y とりあえず、メインどころはこんなもんですかね。 設定違う! とか、こんなん居た、とかの指摘や、 逆にこれってどうなってたっけ? という質問などあれば、是非この機会にお願いします。
[564]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2016/03/23(水) 23:22:17 ID:L6US0P5Y B 「例の異変だが、この試合でも起こると思うか?」 異変について話す 小町「そりゃあ、起こるだろうねえ」 森崎「ほう、随分と言い切るじゃないか。どうしてだ?」 森崎が問いかけに、小町はよっこいしょ、と身を起こしながら続ける。 小町「今まで欠かさず起きてたんだから、今回だけ起きないって考える方が不自然だろ。 今回だけ何も起きなかったとしたら、そりゃもう誰かに解決されちまったって事だろうね」 森崎「確かにそれは道理だな。 ……で、仮に解決されてたってんなら、もう少し騒ぎになっててもおかしくはない、か」 森崎が頷く。特に、力を入れているであろう守谷が解決したのならば、信仰を得る絶好の機会だ。 黒幕を倒した瞬間に、自らの功績を派手に宣伝することだろう。 他の有力候補は霊夢とレミリアだが、あまりやる気の感じられない霊夢や行動範囲が限られるレミリアが、 この短時間で異変の原因を突き止めることが出来ているとは、森崎には到底思えなかった。 小町「その通り。まあ、今回も何かアクシデントがあると踏んだほうが良いだろうねえ。 とはいえ、判ってることは天気が崩れるってこと位だから、対策も立てようがないかもしれないけど」 森崎「プレイ続行不可能なほどの悪天候ってのはまだ発生してないらしいから、それだけが救いだな。 ……ただやられっぱなしってのが、どうにも癪だが」 小町「どの道、試合中に下手人を探すのは難しいだろうさ。スタジアムに居るんなら流石に誰かが感づく。 大方、遠距離から干渉できる能力を持ってるんだろう」
[565]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2016/03/23(水) 23:24:03 ID:L6US0P5Y 言いながら、小町が欠伸を噛み殺す。異変の原因にもその解決にも、さほど興味が無い、といった風体だ。 尤も、この死神が何か……特に、異変の解決などという「仕事」に関してやる気を出している所など、 森崎にはあまり想像が出来ないことではあったが。 森崎「(しかし、目の前でこうもやる気なさげにされるとムカつくな……。 こいつの上司の気分がちょっと判った気がする)」 再びごろん、と横になった小町を、森崎はげんなりとした目つきで見やる。 そんな死神のマイペースさに歩調を合わせることなく、戦いの時は刻一刻と近づいてきていた。
[566]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2016/03/23(水) 23:27:08 ID:L6US0P5Y ……… …… … 実況「さあ、いよいよやってきました、守谷杯第2試合! 今回のカードは森崎くん率いるがんばりフォーレスツ対、フランドールくんを擁する破壊と歴史と信頼と! フランドールくんは言わずと知れた幻想郷屈指のストライカー。 しかし、がんばりフォーレスツもまた、練習試合ではありますが、フランドールくんの姉である 『あの』レミリア・スカーレット率いる紅魔スカーレットムーンズを、そして1回戦では魔界チームを破った実力十分のチーム! 果たして、フランドールくんが姉の雪辱を果たすのか? それとも、森崎くんが姉妹もろとも蹴散らしてしまうのか! 注目の一戦ですッ!」 観客「よっ、森崎! 待ってましたッ!」 「ぶっ壊せー! フランドールー!」 「あれ、咲夜はフォーレスツじゃなかったのか?」 「フランドールと幽香の中盤対決……周りの選手、大丈夫か?」 「今回も大荒れの試合、頼むぜ!」 満員のスタジアムに、観客たちの怒号が鳴り響く。 どんな異変が起ころうとも、客足が途絶えることはない。いや、その異変すら楽しんでしまうのが、幻想郷の住民なのだった。 早苗「あ、森崎くん出てきましたよ。頑張れー!」 文「(ふむ。レミリア・スカーレットの姿は観客席には無し……ですか) いやいや、偵察に来たんでしょう。他人のチーム応援してどうするんですか。 それにしても、随分と試合開始に時間がかかりましたねえ」 突っ込みながらも、ファインダー越しに周囲の様子を伺う文。 一方、フィールド上の森崎達は…… フランドール「遅かったわね、モリサキ!」
[567]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2016/03/23(水) 23:29:10 ID:L6US0P5Y 森崎「あー……」 中山「うわ……」 整列の際、顔を合わせた途端に噛み付いてきたフランドールの敵意に対して絶句していた……訳ではなく。 フランドールH「覚悟しなさい、モリサキ!」 フランドールF「ぶち壊してあげるわ、モリサキ!」 フランドール@「モリサキ!」 中里「(ほ、本当に同じ顔が四つ並んでいるでゴザル……。どうやら、忍術や幻覚の類では無いようでゴザルが)」 半信半疑であった森崎達現世組だが、 事ここに至り、「選手一人がが4人に分身してプレイする」という現実を受け入れざるを得なくなっていた。 森崎「……審判。一応聞いておくが、ルール上問題は?」 審判「無いですね」 森崎「……だろうな」 諦め顔で引き下がる。 慧音「そちら程頭数が揃っている訳では無いのでな。 まあ、そちらがどうしても、というのならば再編成も考えるが」 幽香「冗談。吹っ飛ばす的が増えただけよ」 笑う慧音に真っ先に噛み付いたのは幽香。 幽香は平常運転だが、わざわざ挑発的な物言いをする慧音も、穏やかな外見に似合わず中々曲者である。
[568]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2016/03/23(水) 23:32:09 ID:L6US0P5Y 審判「……さて、そろそろ宜しいですか? フォーレスツは表、破壊と歴史と信頼とは裏になります」 割って入った審判が手のひらでコインを転がし、裏表を確認する。 森崎「ああ、判った」 フラン「オッケー。早くはじめましょ!」 審判「では……」 高い金属音と共に、コインが宙に舞い上がる。 そして…… ------------------------------------------------------------------------- 審判のコイントス→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードのマークで分岐します ダイヤ・ハート→フォーレスツの先攻 スペード・クラブ→破壊と歴史と信頼との先攻 JOKER→審判「……曲者ッ!」 審判が、突如として控室への通路の影に向かってコインを投げる。
[569]森崎名無しさん:2016/03/23(水) 23:33:35 ID:??? 審判のコイントス→ ダイヤ7
[570]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2016/03/24(木) 00:21:41 ID:4TwDVP2I 審判のコイントス→ ダイヤ7 ダイヤ・ハート→フォーレスツの先攻 実況「さあ、たった今コイントスが終わり、各選手がポジションに付きます。 先行を取ったのはがんばりフォーレスツの模様。各チームのオーダーは以下の通りです」 破壊と歴史と信頼と −−@−− @フランドール BACED B妖精三 A妖精ニ C慧音 E妖精六 D妖精五 −−−−− −−G−− G咲夜 F−I−J Fフランドール I妹紅 Jフランドール −−−−− −−H−− Hフランドール がんばりフォーレスツ −J−H− Jメルラン Hミスティア −−I−− I幽香 E−−−F E蓮子 F中里 −G−D− G六花 D八重 −−−−− C−A−B C中山 Aレティ B小町 −−@−−
[571]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2016/03/24(木) 00:23:40 ID:4TwDVP2I 実況「破壊と歴史と信頼とは、中盤にフランドールくん、妹紅くん、咲夜くんと主力を集めています。 特に、百戦錬磨のディフェンダー陣から成る中央のラインは中々強固。正面から抜ける選手はそう多くないでしょう! 一方のフォーレスツは、脱退した咲夜くんに変わり、新たに小町くんがメンバーに加わっています。 2人とも幻想郷屈指のディフェンダーとはいえ、まるきりタイプの違う選手。 果たして、このメンバーチェンジががんばりフォーレスツにどのような結果をもたらすのか?!」 文「十六夜咲夜が脱退したと思えば、いきなり敵対ですか。……これはスクープの匂いがしますよ!」 妖夢「(あの妖精メイドは……どうやら出ていないみたいですね)」 観客「小町ー! サッカーでは仕事しろよー!」 「フォーレスツの守備が弱体化してるぞ! フランドールなら……!」 森崎「(守備が薄いだと? クソ、咲夜が抜けた程度で好き勝手言ってくれるぜ)」 観客の勝手な野次に内心で悪態をつきながら定位置に付き、森崎はセンターサークルに視線を向ける。 ボールの前に立つのは、メルランとミスティア。 センターラインを挟み、敵陣で待ち構えるのは、幻想郷最凶のストライカーと恐れられる、フランドール・スカーレット。 或いはレミリアすら手を焼くと言われている強敵との勝負が、今まさに始まろうとしていた。 ……… …… …
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0ch BBS 2007-01-24