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【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】
[455]森崎名無しさん:2011/04/14(木) 11:06:41 ID:??? イスラスとフィッツウォルタのインパクトが凄かったからパルマはどう盛り上げるのか…… シニョーリの味付けが楽しみです。あとマルコの可愛さも。
[456]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/14(木) 15:58:40 ID:??? >>455 どうもありがとうございます。 そうですねー、色々な事を経た結果ローマは強くなりすぎ、 それを演出したフィッツウォルタもお陰様でキャラが立ちました。 でもそれは逆を言えば決勝戦のハードルが上がったことを意味してますしw 期待を裏切らないような試合を作れるよう頑張りますね。 ============================================= > B マルコと話し終わった後にフィッツウォルタと話そうか、 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉(フィッツウォルタと話をするのもいいだろう…。) 何を話すか・・・とか、そんな事は思い当たらない。 ただ何となく、試合が終わった今だからこそ言葉を交わしてみたい・・・それだけである。 しかしいま彼はマルコと話しており、旧知の2人の会話に割って入るのも野暮と思った。 彼等の会話が終わった後、改めて話しかける事に三杉は決めた。 フィッツウォルタ「やあ、マルコ。」 マルコ「フィッツウォルタ・・・。」 フィッツウォルタ「負けてしまったね・・・まさかこれほど見事にやられるとは考えもしなかった。」 マルコ「はは、負けるパターンは一つも考えていなかったくせに。」 フィッツウォルタをよく知るマルコは、見透かしたように答えて軽く笑った。 正解、と全く堪えずにフィッツウォルタも明け透けな笑顔を返す。
[457]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/14(木) 16:02:30 ID:??? ・・・今日マルコは、このフィッツウォルタに聞きたい事があった。 初めて闘った時よりも自身が本当に強くなったのか。 彼の口からどうしても聞いてみたいと思ったのだ。 マルコ「フィッツウォルタ、あの・・・」 フィッツウォルタ「ん・・・?」 マルコ「キミが作っている、選手を分析したあの表・・・今のボクだったらどうなっているのかな・・・。 前はメンタル以外はB、Cばかりだった筈だけど・・・今は? ボクはキミに追いついた? もし良かったら教えて欲しいんだ。」 フィッツウォルタ「そうだね・・・うん、メンタルは以前と同じAだと思ったよ。 ローマ(ボク達)がペースを握り続けた時間帯でも、キミの行動はぶれなかった。 それから戦略性もAかな。 ・・・キミの仕業だろ? 後半に守備が堅くなったのは。」 マルコ「あー・・・全部が全部ボクの力じゃないけど、確かに後半はデータでやり返させて貰ったよ。」 フィッツウォルタ「もしあれを前半に使っていたら、試合の結果は逆だったかも知れない。」 マルコ「うん、きっとそうだったと思うよ。」 フィッツウォルタ「不利と有利、メンタル、GK、全てを考えたキミの仕掛けの影響は小さくなかった。 逆に、キミのこの罠を考慮しなかったボクの戦略性はB以下だね。」 マルコ「フィッツウォルタ・・・」
[458]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/14(木) 16:03:57 ID:??? マルコはこのフィッツウォルタの言葉を聞き、嬉しさで背筋が震えた。 ずっとずっと・・・長い間目標として追い続けてきた相手が、自分の事を彼より上と評したのだ。 たった1回の試合で足元を掬っただけなのかも知れないが、それでもこの喜びは初めて感じる物だった。 フィッツウォルタ「個人技は・・・まだまだかもね。 キックコントロールは間違いなくAだけど、 その他の分野はまだBが多くて、不得意な物はCだと思うよ。」 マルコ「ああ・・・はは、まだまだかー。(やっぱりね・・・)」 フィッツウォルタ「でもボクだってそれは同じさ、オールAの選手がどれほど遠いか実感したよ。 それに・・・ううん、その意味でも今後に向かっていい勉強をさせて貰ったかな。」 マルコ「そっか・・・」 少しだけ口篭もるような言い方をしたが、それも一瞬。 フィッツウォルタは言葉を続けると、最後にマルコへ手を差し出した。 フィッツウォルタ「マルコとはまた戦う事になりそうだからね。 もっと成長してくるキミに負けないよう、今日から改めて頑張るつもりさ。」 マルコ「うん、ボクだって負けないよ!」 フィッツウォルタの差し出した手は、ライバルとしてマルコを認めたという証なのだろう。 マルコはこの手を取り、力強く握った。 次に戦う時までの目標を新たに、今日マルコは充実した試合を終えたのである。
[459]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/14(木) 16:06:48 ID:??? 三杉(ん・・・・・・終わったのかな?) 遠目でその様子を見ていた三杉は、どうやら2人の話が終わったと判断した。 フィッツウォルタがマルコに背を向けるとスクッと立ち上がり、彼の方へ歩み寄る。 三杉「やあ。」 フィッツウォルタ「おや。」 2人は互いにとぼけた様な一言だけの挨拶を交わした。 試合前と変わらず演技ぶった自分の態度に内心苦笑しつつ、三杉は話しかける。 三杉「今日は君の本気を出させる事が出来たかな?」 フィッツウォルタ「ふふ、いい性格してるね。」 三杉「君ほどじゃないさ。」 「そうかもね」と悪びれず、フィッツウォルタは人を食ったような笑顔を返してきた。 なんと言うか、三杉はこの男に対しては本性的に似ているような感覚を得ていた。 周囲に向けた笑顔とは別の、黒いものを抱えた腹。 イタリアに来てから、こういう棘の刺し合いのような会話をする事が無かっただけに、 三杉は然程不愉快ではなく、むしろ変わった意味合いで懐かしいような気分になっていた。
[460]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/14(木) 16:08:06 ID:??? フィッツウォルタ「まあ掛け値なしに言えば・・・キミは良くも悪くもボクの想定から外れていたかな。 タクティクスは想定の遥か下・・・でも、それはマルコに補われた。」 三杉(見抜かれていた・・・まあ当然か、何度も修正する姿を見せたし。) これを言われると三杉はバツが悪かった。 その点は確かに、この試合での最大の失敗と言える事を自分自身で理解していた。 フィッツウォルタ「けれど、試合中で判断力、対応力は桁外れだったね。 要所で最適な手を打ってきたし、何より途中からパスが変わった。」 三杉「・・・・・・」 フィッツウォルタ「あれでフィオレンティーナのパス受けてからの動作スピードは0.5〜1秒は上がった。 ノータイムでベストな判断を取られ続たらボク達だって対応しきれないよ。 ボクが本気を出す事や、キミのパフォーマンスがどうだったか言う話よりも・・・ フィオレンティーナのチーム力がAだった、それが結果として現れたって事かな。」 三杉「ありがとう、その言葉は素直に喜んでおくよ。」 彼の本心かどうかは判らなかったが、三杉はその言葉に満足を得た。 フィッツウォルタの言葉は三杉の思いでもあったのだ。 三杉(さてと・・・もう話すことはないかな?)
[461]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/14(木) 16:09:30 ID:??? A ジョアンについて話す B レッチェとパルマの試合予想について話す C フィッツウォルタの知っているデータを教えて貰えないかと尋ねる。(さらに分岐) ※教えてくれるかどうか、内容によって判定になる可能性があります。 D そ の 他 E これ以上話す事はない。 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[462]森崎名無しさん:2011/04/14(木) 16:10:07 ID:8AYaeaBI A
[463]森崎名無しさん:2011/04/14(木) 16:14:26 ID:LeWDiAKc C
[464]森崎名無しさん:2011/04/14(木) 16:17:13 ID:S2Z2k43Y C
[465]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/14(木) 16:54:15 ID:??? > C フィッツウォルタの知っているデータを教えて貰えないかと尋ねる。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉(なんとか退ける事が出来たものの、フィッツウォルタのデータの力は確かだった・・・ 僕やマルコの分析力よりも遥か上なのは間違いない。) 三杉も頭を使って戦うタイプゆえに、フィッツウォルタの力は手放しで認めていた。 彼が分析しまとめたデータはちょっとした財産ほどの価値があるとも思っている。 それゆえ、そのデータの一端にでも触れてみたいという欲求は、生まれて然るべきと言えた。 三杉「ところで・・・図々しいお願いをするが、もし良かったら君のデータを少し教えてくれないかな。」 フィッツウォルタ「はっ・・・?」 三杉(おお、呆(ほう)けてる呆(ほう)けてる。) フィッツウォルタ「ふーん、意外と図太い神経をしているんだね? そんな事を頼んでくる人はコーチ以外では始めてだよ。」 三杉「(コーチ・・・? ああ、ジョアンコーチか。)ふふ、ダメ元は承知の上だよ?」 明け透けに言い放つ三杉が相当意外だったらしく、フィッツウォルタは苦笑を浮かべた。 まあ普通に考えれば無理だろうと三杉も思ったが、意外にも彼の答えは即Noという訳ではなかった。
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0ch BBS 2007-01-24