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【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】
[572]森崎名無しさん:2011/04/19(火) 13:21:02 ID:??? J 控え室でのアンザーニ監督の話について
[573]森崎名無しさん:2011/04/19(火) 13:22:29 ID:UPEbrics J 控え室でのアンザーニ監督の話について ごめんなさい、またsageにチェックいれちゃいました。
[574]森崎名無しさん:2011/04/19(火) 14:03:59 ID:15Ei+XuM J 控え室でのアンザーニ監督の話について
[575]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/19(火) 16:03:01 ID:??? > J ラムカーネ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― その相手はラムカーネであった。 基本原理として周囲に対して興味を示さず沈黙を貫く少年・・・ 先程の監督の言葉に対して彼がどう感じているのかが三杉は気になった。 三杉「ラムカーネ、少しいいかな?」 ラムカーネ「・・・・・・」コクン 言葉では肯定も否定も口にせず、こちらへ顔を向けて小さく頷いた事に三杉は気付く。 未だ謎に包まれた存在であるラムカーネだが、付き合いの長さの賜物かコミュニケーションを 取るコツ(彼の僅かな反応に気付くかどうかだが)については三杉もようやく解ってきていた。 三杉「さっきの監督の言葉について、君はどう思っている?」 ラムカーネ「・・・・・・どうとは・・・?」 三杉「プロになって何を成したいと思っているか、さ。」 ラムカーネ「・・・何も・・・・・・。」 問いに対するラムカーネの返答は簡潔だった。 『何も無い』ただそれだけである。
[576]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/19(火) 16:04:35 ID:??? 三杉(未来へのハッキリとした展望が無い・・・つまり、僕と同様だという事・・・・・・) 言葉を受け取ると、そういう事を意味していると判断が出来る。 しかし三杉には、ラムカーネと自分が同じでなく異なっているように思えた。 ハッキリと理由や証拠があるわけでなく、そう感じさせる何かがラムカーネにはあった。 三杉(・・・・・・) A 何のためにサッカーをしているのかをラムカーネに問う B プロになれなかった場合、その後どうするつもりかをラムカーネに問う C 自分の思うところをラムカーネに話す D ラムカーネとの話は切り上げ、他のメンバーに話しかける E そ の 他 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[577]森崎名無しさん:2011/04/19(火) 16:41:36 ID:15Ei+XuM A
[578]森崎名無しさん:2011/04/19(火) 17:06:16 ID:A13SCRtg A
[579]森崎名無しさん:2011/04/19(火) 18:10:59 ID:??? どこまでガンダムWネタを盛り込んでくるのか、怖くもあり楽しみでもあり……。
[580]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/19(火) 20:14:47 ID:??? >>579 期待外れかも知れませんがお許しを〜 ============================================= > A 何のためにサッカーをしているのかをラムカーネに問う ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉はもう一つだけラムカーネに問う事にした。 三杉「ラムカーネ、君は・・・・・・」 ラムカーネ「・・・・・・」 三杉「何のためにサッカーをしている?」 それはユヴェントス戦でミハエルが自分に問い掛けてきたのと同じ物。 あの時・・・この問いに対して、三杉は自分の“今”を答えとして返している。 ラムカーネも同じように、“今”を答えるかも知れなかった。 未来を探す問いとしては適切ではないかも知れないが・・・ それでも三杉はこの答えを問わずにいられなかった。 そして・・・ ラムカーネはこの問いに対しても眉一つ動かす事がなく、ゆっくりと言葉を紡ぎだした。
[581]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/19(火) 20:15:51 ID:??? ラムカーネ「オレは戦いの中に身を置いているだけだ・・・ジョアンとドクターJに求められた任務として。」 三杉(・・・戦い・・・・・・ ・・・任務・・・・・・?) ラムカーネ「かつてオレは別の戦いの中にいた・・・それは虚しさしか生むことのない戦いだった。 その中でオレは心を殺し続け、中身はとっくの昔に空っぽになった。」 三杉「・・・・・・・・・」 ラムカーネ「戦いが終わり、オレは一度この時代に必要がなくなった。 心が空になり、身体もボロボロになったオレは必要のない人間だった。 しかしドクターJはオレを生かし、ジョアンはオレを求めた。」 ラムカーネの語る言葉を聞く事で、三杉は彼の過去に触れている気がしていた。 どのような受け取り方をするのが正しいか、その判断は三杉には出来ない。 だがら彼は次のように噛み砕いて問い直した。 三杉「君の話が何を意味しているのか・・・それは判らないし、ここでは聞かないが・・・ つまりジョアンコーチと、その・・・ドクターに要請された結果、サッカーをしていると?」 ラムカーネ「それが問いに対する答えであるのは事実だ。」
[582]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/19(火) 20:17:44 ID:??? ラムカーネは他者の要請としてここに居ると断定した。 任務という先程の言葉から、つまりは仕事としてサッカーをしているという理解に繋がる。 しかし仕事だとしても、達成すべき目標は存在する筈だ。 それこそが、監督の言う『何を成すのか』という問いに当たる筈である。 ゆえに三杉はラムカーネの返答に得心がいかない。 三杉はもう一度ラムカーネの目を見据えた。 初めて見た時と変わらず、彼はプルシアンブルーの瞳の中に深い深い闇をたたえていた。 その闇を通し、空っぽになったと言う彼の心に向けて問い掛けるよう、三杉は見据えた。 ラムカーネは三杉の視線を受け止めると、再び口を開き出した。 ラムカーネ「・・・半面、オレは自身の感情のままに行動している。」 三杉「感情のままに行動している・・・それは確か。」 バンビーノに向けてラムカーネが放った言葉だった。 許せぬ親友の事で苦しむバンビーノに、他人の事情は関わりの無い事と言いながらも彼は助言した。 「迷いがあるならば感情のままに行動しろ、それは人間として正しい生き方だ」と。 その事を三杉は思い出した。
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0ch BBS 2007-01-24