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【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】
[738]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:09:43 ID:??? 三杉(着こなされた個性的なファッション、端整な顔立ち、手馴れた女性の扱い・・・ 若い頃はさぞ浮き名を流した事だろうが、流石に年甲斐という物を考えて欲しいものだ。) みっともないと思ってしまうのは三杉が若いからだろうか、それとも日本人だからであろうか? ともかく、老人一歩手前の男が女性に纏わり着いて口説く様は、三杉の嫌悪感を少なからず刺激した。 ・・・しかし歯の浮くような会話は途切れる事なく続く。 男「美しい貴女・・・だけど一つだけ不完全なところがある。」 女「・・・なあに?」 男「そのネックレス・・・キミにはちっとも似合ってない。 キミに似合うのこんな色のネックレスさ。」 そう言って男は、高そうではないが造型の美しいネックレスを取り出した。 そのネックレスは、確かに女性の服装とは色といい雰囲気といいコーディネイトが完璧と言える。 女「わぁ・・・確かにこのネックレスよりも全然素敵ね・・・。」 そう言って思わず伸びた女性の手を男が制した。 男「まあ待って、ネックレスにおまじないをするよ。 君に愛の魔法がかかるように・・・。」 男はネックレスのポイントに口づけて、女性の後ろに回ると・・・ 髪を撫でる様に手を這わせてから、女性のネックレスを付け替えてやったのだ。
[739]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:11:12 ID:??? そしてドサクサで相手の耳に何事かを呟くと、男が紙切れを女性の手に持たせるのが見えた。 そのまま流れるような動きで女性から離れ、男はスタンドの方へと去って行った。 女はと言うと、その男の去っていった方向をボーっと見つめている。 それを見て、三杉は何とも言えぬ気持ち悪さを覚えていた。 三杉(はぁ・・・胸焼けがする・・・ リラックスしに来て、まさかこんな気分になるとは。 しかも最後まで見てしまって・・・これじゃあまるで出歯亀みたいだ。) 他人のやる事だし、別に乱暴も無い・・・文句をつける筋合いも何もない。 だが不愉快な気分になってしまったのは事実である。 とんだ公害に遭遇してしまったものだと、三杉は自身の運の悪さを呪った。 だが、この出来事は意外にも三杉にとって旨く回った。 彼の思考はこのナンパシーンによって僅かな時間で置換されきってしまったのだ。 ナンパオヤジを見て内心軽蔑する事で、頭が物凄く冷め切って冷静になれた。 これならば、少なくとも戦術を考えるくらいは出来そうなのである。 三杉(なんだかなぁ・・・)
[740]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 19:12:16 ID:??? 溜め息を深々と吐きながら、三杉は自分の席へと歩き出した。 トボトボと歩くその帰路の中、不運にも先程のナンパオヤジの姿がまたも目に留まってしまった。 嬉しくない偶然に三杉は内心もう一度溜め息を吐き、そして・・・ 三杉「・・・・・・」 A 知らん振りして通り過ぎよう・・・ B 遠回りして席に戻ろう・・・ C 何となく・・・声をかけてみようかな D そ の 他 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[741]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 19:16:47 ID:5TtJc8Os C
[742]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 19:33:24 ID:pCR1puRc C どう展開するんだw
[743]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 20:02:54 ID:??? > C 何となく・・・声をかけてみようかな ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 何故そんな事を思ったか? そんな事は三杉自身にも判らない。 だが三杉はこのナンパオヤジに声をかける気になってしまった。 三杉(・・・って、何て話しかければいいんだ? まさかさっきのナンパ見てましたとか言うのか?) 先程のストレスもあり、なんだかヤケクソな気分になってきた三杉・・・ どうせ行きずり、もう二度と会う事のないヤツだろうと考え始めた。 そして冷静とヤケクソの間で彼が弾き出した声かけ文句は、こーんな感じになってしまった。 A パンチを効かせるぜ!「もしもーし。 ボクの名はジュン・ミスギ、トウキョウから来た! 初対面でぶしつけだけどねェ〜〜〜 オッサン、1分以内に年金持ってこい! いいなッ!」 B 養豚場のブタを見るような目つきで言ってやろうか! 「気持ち悪かったぜ、色気づいたオッサン」 C 経験値の高さは間違いない! 「僕にひとつナンパをご指導願えませんか?」 D 穏便に話しかけるかな・・・嫌だけど 「へいミスター、サッカー楽しんでるかい? E 因縁を吹っかけてみるか 「こっち見んな!」 F ここだ、ここだ聖職者だ! 「ヘイユー! アナタは10点です! 神を信じてますか!?」 G そ の 他 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[744]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:04:33 ID:wbIiKJUc D
[745]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:04:53 ID:qE6HdHTg D はっちゃけすぎw
[746]森崎名無しさん:2011/04/25(月) 20:23:25 ID:??? そりゃあ人気投票でポストがトップなんだぜ……はっちゃけたくもなるわw
[747]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/04/25(月) 20:41:19 ID:??? >D 穏便に話しかけるかな・・・嫌だけど 「へいミスター、サッカー楽しんでるかい?」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉(ま・・・貴公子たる者、行きずりの下卑たナンパオヤジでもそれなりの対応をしなければならないか。) どれほどハッチャケてやろうかと考えていた三杉だが、そこはギリギリで思い留まった。 貴公子を目指す人種としては言ってはいけない言葉というのがあるのだ。 彼はメンタルをなるべくニュートラルにし、陽気な感じで声をかける。 三杉「へいミスター、サッカー楽しんでるかい?」 男「ん・・・?」 三杉の声に反応し、男がこちらを振り向いた。 マジマジと見ると、元々の端整な容姿に熟年の魅力が顔に刻まれているのが判る。 男「ああ、サッカーの事はよく判らないがそれなりに楽しんでるぜ。」 三杉(意外にも魅力的な雰囲気を持っているじゃないか。 少なくとも下心以外に何も持ち合わせていない下衆な人間ではないように思える。) 三杉の声に対し、男は陽気な笑顔で返してきた。 そのニカッとした笑顔には一定の気品と野性味が感じられる。 また紳士的と奇抜の狭間にありそうなファッションは、ミラノでは良い趣味なのかも知れない。
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0ch BBS 2007-01-24