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【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】
[890]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/06(金) 19:31:52 ID:??? >>888-889 ブルノとポストさんは別の場所(投票所)で頑張っていますよ! ========================================= > 《ダイヤ》 レッチェが意地で1点を返した > 最後の判定→ ダイヤ4 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ビッッピッッピィィィィィィィィィッッ!!! 審判が3度続けて笛を鳴らし、試合終了の刻を告げた。 その甲高い音色を聞きながらイスラスは目を閉じた。 イスラス(負けた・・・か・・・・・・。 だが悔いはない、オレ達は最後まで抗った・・・・・・ そうだろう、ディッテンベルガよ。) ディッテンベルガ(ああ・・・そうだなイスラス。 オレ達は全力を出して、そして負けた。 オレ達はこの敗北を糧に進もう、次のステージで勝つために・・・。) 実況「試合終ーー了! パルマがレッチェを下して決勝進出を決めました!! 決勝のカードは古豪フィオレンティーナと新進気鋭のパルマです! 残念ながら南イタリアの雄、レッチェは準決勝で敗れましたが・・・ しかし試合終了間際まで喰らいつく戦い振りは、人々の心に残るものでした・・・! まだまだ経済格差や選手層で劣りますが、レッチェの躍進はきっと南に勇気を与えるでしょう!」
[891]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/06(金) 19:33:03 ID:??? ワアアアアアアアアアアア パチパチパチパチパチ 観客「ようやったぞレッチェ!!」「ベスト4なんて夢みたいだぜ!!」「トップに上がって来いよ!!」 「決勝も勝てよパルマー!」「いやあ今夜の酒は美味いな、こりゃあ。」 実況が興奮気味にパルマの勝利を告げた後、レッチェの敢闘を評したように・・・ 観客もトップチームが強豪の仲間入りをして間もないパルマの決勝進出を喜び、 そして最後まで試合を捨てる事なく戦い抜いたレッチェを温かく賛美したのだった。 シューマッハ「2失点か・・・フン、折角の勝ちに埃がついちまったな。」 クスタ「勝負とはこういう物です、何が起こるか判らない・・・だから全て最善を尽くす。 最後の1点も、怖れず果敢に止めに行ったのだと考えれば悪くありません。 怖れ、足を出すのを躊躇しての失点よりはずっと・・・ねえ、ファビオ?」 カステッリーニ「うぐぐ・・・すみませんでした・・・・・・。」 シューマッハ「いいさファビオ、クスタの言う通りお前の思い切りの良さは悪くない。 だから決勝でこれを引き摺るなよ、頼むぜ。」 カステッリーニ「は、はいぃっ!!(あーもーマジ怖ぇよ・・・下手なマフィアよりヤバイってこの圧力・・・)」
[892]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/06(金) 19:34:23 ID:??? 三杉「レッチェが負けたか・・・」 中山「ああ・・・負けたけど、でもあいつら最後まで諦めなかったよな。」 三杉「そうだね、最後の1点は間違いなくレッチェの気迫がパルマを圧倒した結果だよ。 全員が何がなんでもゴールに押し込もうっていう攻撃的な姿勢が、DFを焦らせたんだ。」 中山「流石にクスタもシューマッハもPKじゃあ遣り様がないって事か・・・」 三杉「うん。(結局パルマの最終ラインに弱点は何も見つけられなかったか・・・。 まあ、CBとGKの圧倒的な個に依る強さだからね、目に見える弱点など期待出来なくて当然か。)」 試合を観戦していた三杉達は次戦を見据えて兜の緒を締め直していた。 予選で激戦を繰り広げ、戦友のような感覚が芽生えていたレッチェの敗退を惜しむ彼等だったが・・・ まだフィオレンティーナの大会は終わっていない、明後日にはあの強敵パルマを倒さなければならないのだ。 三杉「さあ皆、ホテルに戻ってミーティングだ。」 フィオ選手「「「おう!」」」 三杉達は席を立ち、次の戦いに向けて歩みを進めたのだった。 そしてレッチェの健闘を讃える意外な人物は他にも居た・・・・・・ジョアンである。
[893]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/06(金) 19:36:34 ID:??? ジョアン(・・・見事だったぞイスラス、ディッテンベルガ。 負けるべくしてレッチェは負けた・・・だがお前達もレッチェも恥じる所は何処にも無い。 よくぞ最後まで心を折らずに戦い抜いた、その精神があればレッチェはまた強くなる。) 口にこそ出しはしなかったが、ジョアンは小さく拍手を送り、口許には満足気な笑みが零れていた。 だが彼の隣に座る少年・・・アルシオンは冷めた目でグラウンドの敗者の顔を観ていた。 そしてジョアンに向けてこのように口にしたのだった。 アルシオン「3−2か・・・スコアこそ競っているように見えますが、ワンサイドゲームでしたね。」 ジョアン「むっ・・・・・・アルシオン・・・?」 アルシオン「パルマはまだ他に出来る事があった・・・だが決勝を見据えて全てを出し切らずに終えた。 対してレッチェは全てを出し切り、その得点はPKと偶然性の高いゴール・・・ 結局、ポゼッションサッカーと言ってもこの程度という事ですね。 中盤を制しても個の力が足りなければゴールは奪えず、最後には逆に奪われる・・・」 ジョアン「・・・・・・そうだな、個の力が足りている事はある意味前提だ。 個の力が足りなければ工夫するしかないが、まずそこを満足させるのがプロの選手だ。 だが個の力が満たされた時、そこで初めて戦術が輝く。 チームの強さは個の力と戦術の融合だ、レッチェはイスラスとディッテンベルガ以外の 選手の差・・・特に最終ラインの大きな差で負けたと言うべきだな。」 アルシオン「・・・・・・」 ジョアン「どうした、アルシオン?」 アルシオン「・・・・・・・・・いいえ、なにも・・・」
[894]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/06(金) 19:37:42 ID:??? ジョアン「そうか・・・ではそろそろ行こうか。」 アルシオン「はい・・・。 この後の予定は変わらず・・・?」 ジョアン「ああ、これから会ってくる。 先にホテルへ戻っていると良い。 遅くなるだろうから、夕食も好きに済ませてしまって構わん。」 アルシオン「了解、では先に休ませて頂きます。」 2人は席を立ち、スタンドから姿を後にした。 別れ際、ジョアンは今しがた別れたばかりの少年がこちらに振り返り、 自分の背中に何事か目で語りかけていた事には気付かなかった。 それよりもジョアンはこれから会う相手との事に頭を痛めていた。 ジョアン(・・・あ奴もアルシオンに会いたがっていたが、付き合う事もあるまい。 商戦は下らぬ面倒事・・・私ひとりで十分だ。) ジョアンは足早にスタジアムを抜け、タクシーを拾い・・・そして運転手に告げたのだった。 ミラノ・マルペンサ国際空港に向かってくれ、と・・・。
[895]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/06(金) 19:38:49 ID:??? <PM6:30 ミラノ市・ブレラ地区> ジョアンと別れたアルシオンは、人気の少ない通りを一人で歩いていた。 地下鉄で一駅とやや辺鄙な場所に在るホテルへの帰路だ、タクシーを拾っても良かった。 しかしアルシオンは気分が乗らず、時間をかけて歩きたかった。 今日は少し天候が優れない。 いつもならばまだ太陽が出ている時間帯だが、今日は雲がかかり普段よりも暗がりが早く訪れた。 暗がり・・・夜道・・・真っ暗闇・・・少なからず治安の悪い部分もあるイタリアでは、 人通りの少ない道を暗くなってから歩こうとする人間は少ない。 自然、アルシオンの行く道にも人の姿はほとんど見えなかった。 進む道の端っこ・・・ドリンクの自動販売機がちょこんと置かれているのにアルシオンは気付いた。 それと同時に、彼は自分の喉がカラカラに乾いている事を思い出した。 アルシオン(・・・水でも買っておくか・・・・・・。) 帰るための歩みを止め、ノロノロと思い動作で自動販売機へと向かう。 ガスの入ったミネラルウォーターとコーク、それからオレンジジュース以外は売り切れていた。 アルシオン(炭酸の入った水しかないのか・・・好きではないが、無いよりはマシか。) 何でもないような下らない事をわざわざ考えながら、アルシオンは買う物を選んだ。 余計な事を考えていなければ、出所のよく判らない苛々が襲ってくるからである。
[896]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/06(金) 19:40:05 ID:??? アルシオン(あれ以来か・・・。) 5日前、女性と食事をしている時に聞こえてきたラジオ・・・アナウンサーが告げた言葉。 これを耳にした瞬間、アルシオンは異様な不安と悲しみと・・・そして怒りに襲われた。 思わず店を飛び出した彼だが、その後も気分が落ち着くことはほとんどなかった。 それなのに、何故自分がこのような状態に陥ったのか、アルシオン自身は何も分からなかった。 ホテルに戻ってからずっとラジオを聞いた。 毎日時間が許せるだけ夜が更けた後もずっと聞き続けた。 しかし原因はわからなかった。 感情を揺さぶったニュース、それが一体何だったのかを知る事が出来ずにいた。 ヒヤリ・・・ アルシオン(・・・?) 自販機の前で考え込んでしまっていたアルシオンは、ふと背中に冷たい感覚を覚えた。 何事か頭では理解が届かなかったが、直後に彼の防衛本能は生命の危機を感じ取った。 だがアルシオンは無闇に動く事はしなかった。 アルシオン(殺意があるならば、既にオレは死んでいる筈・・・強盗の類か・・・・・・) 金銭・・・財布やカードを要求される事を想像し、アルシオンはゆっくりと両手を挙げた。
[897]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/06(金) 19:41:58 ID:??? 金で済むならば良い、命に換えられる物ではないと考えた結果である。 ・・・しかし直後に起こった出来事はアルシオンの想像を大きく逸脱していた。 バンッ!!! 人通りの見えない路地に1発の銃声が鳴り響いた。 周りに響き共鳴する事の無い、一瞬で弾ける火薬の鈍い爆発音。 アルシオンにとって初めて聞く銃声の筈だが、何故だか聞き覚えがあったような気がした。
[898]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/06(金) 19:43:22 ID:??? またまた分岐やカードの無いところで中断致します、すみません。 次回は明日以降になると思います。
[899]森崎名無しさん:2011/05/06(金) 20:03:05 ID:??? シリアスなアルシオンパート乙
[900]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/06(金) 20:04:23 ID:??? 第三回キャプテン霧雨キャラクター人気投票 http://capmori.net/vote/vote2n/bbs.cgi 第二回ラインライダー滝キャラクター人気投票 http://capmori.net/vote/vote2o/bbs.cgi 第二回ファイアーモリブレムキャラクター人気投票 http://capmori.net/vote/vote2q/bbs.cgi アナザーカンピオーネキャラクター人気投票 http://capmori.net/vote/vote2p/bbs.cgi レントゥルス「やっほう、みんな〜 春の人気投票祭も大詰めだね〜」 ダラピッコラ「オレ達にも結構な票数入れてくれてありがとさん、感謝してるぜ。」 カルバリョ「あー、でもオレの票がちぃと少ないんちゃう? もうちょっと頼むわぁ〜」 ダラピッコラ「…と、まあコメントが一つも無い悲惨なエセ関西弁は気にしないでくれよな。 さて、オレ達の所じゃあ何故かポストとザルという無機物が人気だが、他のスレはどうだ?」 レントゥルス「うんっと…魔理沙のところは名無しさんと不憫さんがラブラブワンツーを決めようとしてるよ。 それから滝さんは…地獄兄貴と主人公がデッドヒートかなぁ〜。 それから可愛いデビルニャンコは三位で安定か〜、残念〜。」 ダラピッコラ「そういやお前ネコ好きだもんな。」 レントゥルス「まーねー、スレ主もネコ好きだしね。 あとあと、モリブレムさんのとこは…おっぱい大きな可愛こちゃんが一位取りそうー!」 ダラピッコラ「本能丸出しは止めとけ、それに一位を取りそうなのは主役もだ。」 カルバリョ「…っつー訳で、人気投票祭は今夜11時59分までや! 心残りないようジャンジャンバリバリ投票しときぃっ!?」
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0ch BBS 2007-01-24