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【楽な戦い】Another-C_4【なんて無い】
[945]森崎名無しさん:2011/05/12(木) 17:59:21 ID:??? 【その人の名前は】Another-C_5【シニョーリ!】 【序章】Another-C_5【クライマックス】
[946]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/12(木) 20:51:36 ID:??? >>941、>>943-945 ひゃっほう、スレタイ案ありがとうございます! 燃えるスレタイが多くてとても嬉しいのです。 >>942 乙感謝ですー 助言の通り、やり易い方法を考えてするようにしますね。
[947]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/12(木) 20:52:51 ID:??? > B アンザーニ監督に言われた事・・・自分なりに考えを纏めてみるか。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (アンザーニ「どうでしょうかミスギくん、キミが今日まで走り続けてきた道・・・ その道が何処へ向かっていたのか今一度考えてみては?」) 三杉の脳裏には、ローマ戦後のミーティングでの監督の言葉が思い出されていた。 決勝戦を終えた後・・・更にその先のビジョン、プロになってから為すべき目標・・・。 三杉(・・・・・・) 三杉は今まで走り続けてきた道を振り返っていた。 両親を安心させる為、普通の子供と変わらない事を示す為に始めたサッカー。 最初の目的はとうの昔に果たされ、彼は既に両親の手の中を飛び出している。 心臓の成長が限界を迎えながらも・・・大空翼、森崎有三らとの闘いによって知った、 真剣勝負による充実感を追い求め続けた中学時代。 その先にはピエール、ディアス、シュナイダーら世界の強豪が居た。 伝聞でしか知らなかった欧州のサッカー環境、日本サッカーとの大きな隔たりを知る事が出来たのもこの頃だ。 三杉(心臓により定められし限界・・・この身体ではトッププロを目指す彼等とは闘えなくなると解った。 そのため この心臓を完治させる方法を探し、形振り構わず奔走もしたっけ・・・。)
[948]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/12(木) 20:54:18 ID:??? これまでも三杉は目的を持って無数の選択と行動を繰り返してきた。 しかしそれらは全て過去のこと、達成してきたこと・・・ もはや三杉がこれから歩んでいく為の目標にはなり得ない。 三杉(・・・・・・・・・) 以前から三杉淳には『これだけは不可能だ』と思っている事があった。 それは何も知らない一般の人々が感覚的に不可能だと思うのとは訳が違った。 あまりに達成まで距離が遠すぎて、夢物語だとして諦めているのとも違った。 三杉は幼少の頃、身体を動かせない分 頭と目を使い、サッカーの見る目を誰よりも肥やしてきた。 小学生時代に一選手でありながらオフサイドトラップを使いこなすほど戦術への関心も理解も深かった。 その土台ゆえか、いつの間にか彼にはサッカー新時代の潮流を見抜く視野が備わっていた。 それはこの時代、日本人の誰もが・・・サッカー協会の人間でさえ持ち得なかった眼力であった。 即ち彼の思う不可能は、達成までの距離を精緻に測り、その為の最大限の努力を実施して・・・ それでも尚、達成する事は無いだろうと判断した物である。 三杉(ワールドカップ・・・優勝か・・・・・・・・・)
[949]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/12(木) 20:55:42 ID:??? 三杉はモニカと交わしたあの夜の会話を思い出していた。 (モニカ「そうですか…でもそれだと日本は世界基準の潮流から取り残されるかも知れないんですね…。 日本もW杯に出られそうか聞こうと思っていたんですけれど…。 ほら、ミスギさん達Jrユースで優勝してますし、日本が大舞台に出てきそうかなって。 もしかして次のアメリカ大会でミスギさんの活躍が観られるかなぁ…なんて思ってました。」) (三杉「うん…次の大会に間に合うかは判らないけれど、W杯“出場”は決して夢じゃないと思う。 僕の世代は奇跡的にタレントが揃っているからね、ハッキリ言って個の力ならばイタリアにも ドイツにも劣らないと言える。 だからアジアを相手に予選を勝ち抜くのは可能だ。 でも本戦ではそうはいかない、個の力だけでは本当に強いチームに太刀打ちする事はできない… ミランがナポリを倒してセリエAの盟主になった時から、それはもう決定事項だ。」) (モニカ(……)) (三杉「だから日本が……僕たちが世界を相手にジャイアントキリングが出来るとしたら、 来年のワールドトーナメントが最後になってしまう可能性が大きい…。」) そこから先、モニカには言う事の無かった自身の思い・・・三杉は今、向き合っていた。
[950]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/12(木) 21:03:02 ID:??? ・・・時のFIFA会長により、日本でのワールドカップ開催が打診されて数年・・・。 日本は昨今に至りようやくサッカーが注目され、プレイ人口が増えてきていた。 その影響はマラドーナやプラティニ、10番をつける選手への憧れからと言って良かった。 つまりファンタジスタの時代が日本サッカーの追い風となっていたのである。 絶望的と言われてきた日本サッカーのプロ化もこの頃急速に進められていた。 森崎有三、大空翼といった少年達の登場も希望を与えていた。 黄金期の彼等は小学生、中学生の全国大会でそのポテンシャルを見せ付け・・・ また規模は大きいとは言えないが、Jrユースの世界大会で優勝するという偉業も成した。 サッカーにそれほど詳しく無い人間ですら、この黄金世代に期待を抱いている。 彼等が成長したら、日本をワールドカップで優勝させてくれるのではないか、と・・・。 三杉「だが・・・無理なんだ・・・・・・・・・」
[951]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/12(木) 21:05:33 ID:??? 三杉(日本サッカーへの追い風はマラドーナやプラティニ、10番をつけるMFへの憧れからだ。 実際、翼くんも才能あるFWだったが、中学時代にはMFにコンバートしている。 マスコミは司令塔である10番を過度に称賛し、子供達はそれだけ目指すようになる。 サイドを軽視し、司令塔と・・・有り得て守護神(GK)だけを重要視する潮流となる。 守護神がゴールを守り、司令塔が中盤を支配すれば勝てるという愚かな夢を見るんだ。 事実、今のサッカー協会はその方向で進んでいる・・・翼くんと森崎の事からもそれは判る。 これでは個の力が世界に追いついても、システムで大きく開けられ・・・勝てない。 そして僕達の後の世代はシステムが定まらない日本、決定力不足の日本となっていくんだ。) 日本のマスコミが作り上げつつあるのは日本だけの潮流…世界の最新の潮流とは真逆を行く物・・・ それによって日本のサッカーは最低20年は世界に遅れを取るであろう。 三杉は彼自身が世界のトップクラスを相手に闘う自信も気概もあったが、 日本というチームがW杯などで世界トップチームを相手に出来る事は半ば諦めている事に気付いたのだ。 聡明すぎるゆえ…そして大好きなサッカーをプレイ出来ない期間、研究に使える期間が長過ぎたゆえ。 三杉には、この時代の日本人に見える筈がなかった世界が見えてしまっていたのだ。 三杉(そうか…片桐さんから全日本ユースに召集された時、受け入れられなかったのはこういう事なのか。 僕は日本のサッカーが世界に通用しないという未来が薄々見えてたんだな…。 嫌味のように口から出た言葉も・・・無意識に協会の方針を否定していたからなのか・・・。)
[952]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/12(木) 21:07:23 ID:??? 相変わらず中途半端ですが一旦ここまでです。 ではまたー。
[953]森崎名無しさん:2011/05/13(金) 11:02:30 ID:??? 乙です。 シュスター路線、まっしぐら………。 この三杉は、扱いづらい選手だろうなー。 安西せんせ………ゲフンゲフン、アンザーニ監督クラスなら「頭が良い、可愛い少年」となるんだろうけど…。 『ジョアンの芸術作品』よりは、『アンザーニの秘蔵っ子』というほうが、適当な気がしてきた…。 こんな選手が、三上さんや、賀茂の手に負えるかなぁ…。むしろ、真っ向から対立しそうだ。
[954]森崎名無しさん:2011/05/13(金) 13:48:49 ID:??? ジャパニーズゾーンプレス!とか自信満々で言われたら絶望しそうではあるw イタリアで名将の指導や歴史上の戦術のエッセンスを身をもって経験してるとどうしてもなぁ。 協会も賀茂を派遣したりと何もしてないわけじゃないんだろうけどピントがずれてるし。 とはいえ三杉も何ができるかは見えてても自身が何を求めるかが定まってないし、どうなるか。
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0ch BBS 2007-01-24