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【黄金】キャプテン平凡2【十二球編】
[436]森崎名無しさん:2011/04/19(火) 22:30:53 ID:??? まあ生きていただけめっけもんか・・・ ランドクロスを失った上に重傷だけどしかたあるまい
[437]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/19(火) 23:27:05 ID:??? 少しの間スレ一覧が出ませんでしたね。 もう治ったようなので再開いたします。
[438]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/19(火) 23:28:49 ID:??? > ★落下の衝撃 ダイヤ5 + (ランドクロスの残り耐久度 −3)+(沙織の重量 + 3 )= 5 ≦12〜4→怪我レベル悪化。凡太重症! ドォォォォォォォォォォン!!!! 凡太「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 沙織「うっ!」 地表に叩き付けられた凡太の腕の中から、沙織の身体がはじき飛ばされるように投げ出される。 沙織「ううっ……」 だがむしろそれが幸いしたのだろう、沙織の身体は派手に飛びこそしたが、凡太の身体がクッションとなり 致命的なダメージを避けることが出来た。 だが、凡太の方はそうはいかない。 ただ落下しただけではなく沙織を庇っての墜落は、身に着けていたランドクロスさえ粉々に破壊してしまう程の 衝撃を凡太に与えた。 凡太「ぐふっ……」 だが、それでもまだ凡太には息があった。 粉々になりはしたが、高い防御力を持つランドクロスがその最後の勤めを果たし、落下の衝撃から凡太の命を髪 の毛一本の所でつなぎ止めたのだ。
[439]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/19(火) 23:30:04 ID:??? 凡太「うっ……ううっ……」 しかし、それも所詮は髪の毛一本。凡太は全身を強打の重傷を負っている。 今直ぐにでも治療を開始しなければ、その細い髪はぷつりと切れてしまうだろう。 そして、今凡太の周りには不幸にも誰もいない。沙織さえも、遠くにはじき飛ばされ、離ればなれになってしまっている。 ズシャッ…… が、誰もいないはずのその場所に、居るはずのない男の足音が響く。 ???「……この男、あの崖の上から自分で飛び降りたのか?」 男は崖の上を見上げる。百メートルはある断崖。
[440]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/19(火) 23:31:26 ID:??? 死から最も縁遠いその男でさえ、無防備な状態で落下すればただで済むとは思えなかった。 ???「それを、聖闘士でもないこの男が、紛い物の聖衣を身に着け、しかも女を庇いながら……?」 男は再び凡太に目を移す。 ボロボロに砕けた鋼鉄聖衣。戦い慣れ、傷つき慣れているとは思えない身体に付いた無数の傷と血。 それでも凡太は、傷つくことを躊躇わなかった。 ???「……」 男は凡太の側にかがみ、横たわる凡太の身体を両手で抱き上げる。 ザッ…… 凡太「ううっ……」 ???「……死なせるには、惜しい男のようだな」 男はそう呟き、凡太を連れてその場を立ち去った……。
[441]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/19(火) 23:33:33 ID:??? という所で、今日はこの辺で……。 なんだかラブコメのような展開の後、いきなり命の聞きでした。 ランドクロスは壊れてしまいましたが、凡太が死ななくて一安心です。
[442]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 00:21:13 ID:??? ……場面は戻って、再び沙織の方へ。 沙織「凡太さんどうして、私なんかを……」 凡太が衝撃から立ち直りきれない沙織は、動く気力も無く、その呟きを何度も繰り返している。 ……が、その呟きをかき消すように、足音が響く。 沙織「!?……凡太さん!?」 沙織は凡太の姿を期待し、足音の方を振り返った。 が、そこに期待した姿はなく……。、 ジャミアン「……城戸の小娘一人か」 沙織「ジャミアン!」 ザッ! そこにいるのが凡太ではなく、白銀聖闘士ジャミアンのであることを姿を認めると、沙織はようやく魂が戻った ように慌てて身を構える。 ジャミアン「凡太はどうした?お前と一緒に落ちたはずだが……」 沙織「……」 ジャミアンの問いに、沙織は無言の返答を返す。 ジャミアン「死んだか?それにしては死体もないが……」 沙織「死んでなど……!」
[443]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 00:22:15 ID:??? 重ねて問うジャミアンの言葉に、今度は沙織も沈黙を守ることが出来なかった。 だが、その答えは、ジャミアンに対する返答というよりも、自分の願望を述べたものであるに過ぎない。 ジャミアン「ふむ……まあいい。あの高さから落ちたのだ、生きていたとしても長くはあるまい」 沙織「……」 再び沈黙する沙織。 ジャミアン「さて、城戸沙織よ……最早お前を守る聖闘士も、どこの馬の骨かわからん男も居ない。 いよいよ年貢の納め時だな」 沙織「……」 沙織は無言のままジャミアンを睨み付ける。 だが、その気丈な精神とは裏腹に、落下のダメージが残った身体は思うように動いてくれそうになかった。 ジャミアン「さあ、とっとと来て貰おうか……それとも、今ここで凡太と同じ所に送ってやろうか?」 沙織「……私の命は凡太が身を以て救ってくれたもの。 ……ジャミアン、貴方のような誇りの欠片もない者に差し上げる訳には参りません」 ジャミアン「……言ってくれるね。だが、参るも参らないもねーのさ……。 大人しく来ないのなら、この場で……」 じゃっ…… そう言うと、ジャミアンは一つ、沙織の方へ歩を進める。
[444]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 00:23:17 ID:??? 沙織「……っ!」 沙織は何とか体を動かそうと力を入れるが、凡太に庇われたとはいえ落下の衝撃は思いの外大きかったらしく、 やはり思うように動くことは出来ない。 そして、そうしている間にも、ジャミアンはゆっくりと沙織に近づいてゆく。 ジャミアン「それにしてもあの凡太という男、女一人の為に崖から飛び降りるとは……愚かな奴だぜ」 小さく笑うジャミアン、しかし……。 ???「ほう……あの男は凡太というのか」 ジャミアンの背後から突然見知らぬ男の声が聞こえた。 ジャミアン「!?だ、誰だ!?」 ジャミアンは慌てて背後を振り返る。 ピシィッ! と、同時に、鋭い拳圧と、超攻撃的な小宇宙がジャミアンを襲った!
[445]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 00:24:24 ID:??? ジャミアン「う、うわぁ!?」 ダッ! ジャミアンは間一髪の所でその拳をかわし、大きく後ろに飛びすさって謎の男から距離を取った。 ジャミアン「だ、誰だ貴様!?」 ???「ふっ、燕雀いずくんぞ鴻鵠の志をしらん……ジャミアン、まさに貴様のことだな」 男はジャミアンの問いには答えず、白銀聖闘士であるジャミアン見下すようにそう言い放ち、ジャミアンと沙織 の前にすっと姿を現す。 ジャミアン「貴様ぁ……言葉の意味はよくわからんが、俺のことを馬鹿にしているな!」 見覚えのない顔にいきなりディスられ憤るジャミアン、しかし、沙織はその男に見覚えがあった。 沙織「あ、貴方は……フェニックス!」 ジャミアン「なに!フェニックスだと!?」 沙織の言葉を、ジャミアンは思わず繰り返す。 沙織「一輝、生きていたのですね……」 一輝「……生憎、地獄の方が俺を嫌っていてな」 フェニックス一輝……その名はジャミアンにも聞き覚えがあった。
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0ch BBS 2007-01-24