※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【黄金】キャプテン平凡2【十二球編】
[452]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 18:56:32 ID:??? > ★ジャミアン ブラックウイングシャフト ( クラブ5 ) 47 +( 4 + 4 )= 55 →55×10=550のダメージを生命力に喰らいます。 ジャミアンが両手を広げると辺り一面に黒い鴉の羽根が舞う! 一輝「むっ、なんだこの羽根は?」 そして、羽根は一輝の身体にまとわりついてゆく。 一輝「鬱陶しいな……」 一輝は身体に付いた羽根を手で払うが、その払った手にも羽根はへばりつき居てしまう。 一輝「くっ……こ、これは一体!?」 全身にまとわりつく羽根に、徐々に体の自由を奪われ、一輝の声に焦りの色が混じった。 ジャミアン「クロウの羽根は絶対に剥がれん!白銀差聖闘士を侮った罪!その身にしっかりと刻み込め!」 一輝「くそっ……まさか白銀の実力がこれほどとは!?」 もはや全身を黒い羽根で覆われ、指一つ動かすこともままならない状態になってから、一輝はようやく自分の不明を悔いた。 ジャミアン「今更悔いても遅いぜ!喰らえ!ブラックウイングシャフト!」 ガガッ! ジャミアンは動けない一輝に必殺のブラックウイングシャフトをたたき込む!
[453]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 18:57:54 ID:??? ジャミアン「ふんっ……口程にもない!しょせん青銅は青銅か!」 げしっ! 勝ち誇るジャミアンは倒れた一輝の身体を蹴る付ける。 が、その時、倒したはずの一輝の身体がむくむくと起きあがった。 ジャミアン「むっ!?こいつまだ……!」 それを見てジャミアンは慌てて飛びすさり、一輝に向かい体勢を構え直す。そして……。 バッ…… 一輝の身体を包む黒い羽根がはじけ飛んだ! ジャミアン「お、お前は……!?」 だが、そこに現れたのは、ジャミアンの予想に反した奇妙な生物! 鳥人「君は良い子だね!僕は鳥人だよ!」 ジャミアン「な、なんだお前は!?」 それはタキシードを着た人間の身体に鳥の頭が乗った奇怪な生物! 聖闘士のジャミアンも、こんな奇妙な生物は今までに見たことがない。 鳥人「僕は鳥人だよ!」 鳥人はそう言ってジャミアンの方へ近づいてくる!
[454]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 18:59:05 ID:??? ジャミアン「よ、寄るな!ブラックウイングシャフトぉ!!」 ガガアッ! 奇妙な生物の接近に恐怖を感じたジャミアンは咄嗟にブラックウイングシャフトを放った! ジャミアン「!?」 が、何の手応えもない。しかしジャミアンの一撃が当たったのか、奇妙な生物はその姿を消す。 ジャミアン「はぁはぁ……な、何だったんだあいつは……フェニックスは……?」 当惑し、辺りを見回すジャミアン。 鳥人「君は鳥が好きなんだろう!?」 そのジャミアンの背後から再び鳥人の声が! ジャミアン「!?うわぁぁぁぁぁぁ!?」 慌てて飛びすさるジャミアン! 鳥人「見てごらん!?人間の身体に鳥の頭が着いているだろう!?」 そして、鳥人はタキシードの胸元を開け、ジャミアンに人間と鳥の境目の部分を見せつける。 ジャミアン「き、気持ち悪い!フライングクロウ!」 ドガァ!!
[455]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 19:01:12 ID:??? 怖気を振るいながら、ジャミアンは再び鳥人を攻撃した。 だが、今回も手応えはなく、しかしまた鳥人は姿を消す。 ジャミアン「な、なんだ!?何が起こって居るんだ!?」 訳の分からない状況に、聖闘士たるジャミアンもパニックに陥る。 鳥人「友達になろう!」 そして、三度現れる鳥人! ジャミアン「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」 どごぉぉぉぉぉぉん! 背後から聞こえたその声に、ジャミアンは振り返ると同時に全力で小宇宙を叩き付けた。 その攻撃で吹き飛んだのか、そこに鳥人の姿はない。 ジャミアン「どうなってるんだ……なんなんだあの化け物は!?」 鳥人「焼き鳥のネギマ美味しいねぇ」 そして、焼き鳥を食べながら鳥人が四度現れた。 ジャミアン「また……!」 鳥人「君にこの、残ったネギをあげよう!」 ジャミアン「いらん!」 ドゴォォォォォ!!
[456]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 19:02:19 ID:??? 再び小宇宙を全開するジャミアン。 鳥人「鳥人だね!」 ジャミアン「間髪入れずに出た!?」 鳥人「ご存じだね!」 ジャミアン「しらんわ!」 ドゴォォォォォ!! 鳥人「先日僕が畑で無花果の実を突いていると、僕を気付いた愚かな人間達は僕の嘴を縄で縛ったんだよ!」 ジャミアン「捕まっとけ化け物!」 ドゴォォォォォ!! 鳥人「僕はその縄を手で取ったんだよ!手有るからね!余裕だよね!すぽんすぽんだよね!」 ジャミアン「どうでもいい情報!」 ドゴォォォォォ!!
[457]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 19:03:27 ID:??? 鳥人「君は本当に鳥が好きだね……」 ジャミアン「また……うおっ!?」 再び間髪入れず聞こえた声に、うんざりしながら振り向いたジャミアンの視線の先には。 鳥人「「「「「「「「「「「「「鳥人だよ……」」」」」」」」」」」」 数え切れない程の鳥人の集団が! ジャミアン「うわっ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 その異様な光景にジャミアンは腰を抜かす。 ジャミアン「だ、誰か!?ミスティ!バベル!カペラ!誰でもいい……!」 恐怖に駆られたジャミアンは狂ったように仲間の名を叫ぶ。 が、追い打ちをかけるように。 鳥人「「「「「「「「「「「「「仲間を呼んでも来やしないよ」」」」」」」」」」」」 鳥人の声が響く。そして一歩一歩……ジャミアンの元へ。 ジャミアン「あぁ……あぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ!?」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ジャミアンの生命力 650-550=100
[458]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 19:04:28 ID:??? 沙織「……どうしたのでしょうかジャミアンは?腕を大きく広げたきり動かなくなってしまいましたが……」 沙織は凍り付いたように硬直するジャミアンの姿を見ながら言う。 一輝「さあな……だが、奴はこの一瞬で、恐ろしく長い夢を見ているのだろうよ」 先程からジャミアンに背を向けたまま微動だしていない一輝は、沙織の疑問にそう答える。 沙織「夢を……」 一輝「そんなことより、ちょっと脚を見せてみろ」 沙織「あ、脚!?一輝、貴方はいつからそんなハレンチな人間になったのですか!?」 沙織はそう言い、脚をスカートの中に引っ込めて一輝の手を避ける。 一輝「……それはこっちの台詞だ。お嬢さん、ちょっと会わない内に随分変わったようだな」 沙織「変わってなどいません!」 一輝「変わったことに気づかないのが人間というもの……おっと、アテナだったか。 まあどっちでもいい、脚を見せろと言ったのは怪我の具合を見る為だ。とっととしてくれ」 沙織「でも……」 そう言われても、沙織はまだやや恥ずかしがっている。
[459]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 19:05:45 ID:??? 一輝「……安心しろ。城戸光政の孫娘に欲情するぐらいなら、死んだ方がましだ」. そう言うと一輝は半ば強引に沙織の足を取る。 沙織「っ……!」 痛めた所を強く引かれ、小さな声を上げる沙織。 一輝「……折れてはいないようだな」 沙織「一輝、貴方はまだ……」 一輝「……」 しかし、一輝は沙織の言葉には反応せず、痛めている部分のに添え木を当て、ドレスの一部を裂いて脚を補綴する。 沙織「やはり、まだお爺さまのことを……ですが一輝、知っての通り、貴方もお爺さまの……」 ギュッ! 沙織「痛ッ……!」 その言葉を遮るように、一輝は沙織の脚を縛る布を強く引いた。 一輝「その先は言わぬ事だ……言えばお嬢さん、俺は折角助けたあんたを殺したくなっちまう」
[460]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 19:08:23 ID:??? 沙織「一輝……」 一輝「誤解して貰っては困るから言うが、お嬢さん。あんたを助けたのはあんたの下に付く気になったからじゃない。 お嬢さんを助けたのは、あんたを助けようとした男の心意気に免じてのことだ」 沙織「私を……助けようとした男」 はっと、沙織は気付く。 沙織「それは凡太さんですか!?凡太さんは今どこに!?」 身体の痛みも忘れ、沙織は勢い込んで一輝に問いただす。 沙織「いっ……くふっ……!」 一輝「慌てるな……凡太とか言うその男なら、一応の治療をしてそこの……」 と言って、一輝は茂みの方を指さす。 一輝「茂みの奥に寝かせてある。見たところ重症だが、取りあえず命に別状はない。 ……もっとも、このまま放置すれば死ぬかもしれんがな」 沙織「無事だったのですね! 良かった……」 一輝の言葉に、沙織はほっと息を吐く。 一輝「追々星矢達も来るだろう、早く病院に運んでやるんだな……」 そう言うと、沙織の治療を終えた一輝はすっと立ち上がる。
[461]キャプテン平凡 ◆Dk7Hmjukqo :2011/04/21(木) 19:09:30 ID:??? 沙織「一輝……ここにいてはくれないのですか?」 一輝「星矢達ならともかく、お嬢さんに付き合う義理はない……」 沙織「行ってしまうのでね……でもどこへ?貴方は……」 最早、一輝には帰る場所など無い。それを知りながら、沙織はあえてそう質問する。 一輝「さあな、だが……」 言葉に」詰まったか、それとも何かを言いよどんだのか、一輝の口が僅かに止まった瞬間。 ミスティ「貴様!何をやっている!」 バベル「そこにいるのは城戸沙織だな!」 カペラ「その聖衣は……貴様まさかフェニックス!?」 一輝「少しのんびりしすぎたか……うるさいのが来ちまったようだ」 ジャミアンと待ち合わせしていた白銀聖闘士達。 彼らはジャミアンの姿が見えないことを不審に思い、辺りを探していた所、崖の下の騒音に気づきここまで降りてきたのだ。 一輝「いちいち相手にするのも面倒だ……」 怠そうに言う一輝の小宇宙が、危険な程攻撃的に高まる!
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24